1月3日
今年初めてのおつかい。
1月7日
今さらながらMDプレーヤー新規購入。
嘘。
嘘です。
一瞬でも信じた方が居たらごめんなさい。
でも、ポータブルMDプレーヤーに見えないこともない。
これはシェーバー。髭剃りです。
旅行用と呼ばれるタイプで1.580円だったかな。
一緒に売り場に行ったよっしーの妻は、
そんな事言わないでもっと高級なのを買おうよ、と言っていたが
よっしーの決意は固かった。
シェーバーというのは消耗品だ。
最初は良いが、内刃、外刃共ダメになる。
もう一つ、充電池もいかれる。
もちろん手を入れていけば良いのだが
部品代、修理代は馬鹿にならない。
そう考えると、不調になったら捨てるという感覚の物の方が気楽でよろしい。
その考えにのっとると、必然的に携帯用みたいな物に落ち着く。
ここ数年、だましだまし使ってきたのもそーゆータイプだ。
まあ電池が単三電池二本使用というのは大変結構。
充電池がダウンするくらい悲しいことはない。
と言うことで、不信がる妻を尻目に、よっしーは嬉々として
このシェーバーをレジに持って行ったのだった。
ま、もちろんケチだからに違いないのだが…
1月8日
しばらくオーディオネタは無理だと思う。
理由はというと、とにかく寒いのである。
よっしーの部屋は今大変寒い。
石油ファンヒーターのお世話になるのだが
これをガンガン付けっぱなしというのも趣味ではない。
とにかく機能不全に陥っている。
解決策を模索中だ。
1月13日
嫌消費という言葉を知った。
反対は好消費。
要するに消費行動を馬鹿らしいと思うことを意味する。
世代的にいうと、今時の世代。
これは非常によくわかる。ある意味よっしーなんか嫌消費の先駆者である。
よっしーはさておき、若者はなぜ消費を嫌う、あるいは馬鹿にするのか?
これについては以前の日記で“復讐”説を挙げたことがある。
今、嫌消費に関する本も出ている様だがそちらは未読なのでどんな事が書いてあるかわからない。
復讐説は書かれているのだろうか?
まあ何でも良いが、笛吹けど踊らずで、これから益々消費を促すのは難しくなる。
僕はむやみに若者の味方をするような甘ちゃんではないが、嫌消費については共感を覚える。
消費?しても良いですよ。ええ、お金さえあれば。ってニヤニヤ笑って財布の紐をさっぱり緩めないのは
なかなか楽しいものだ。
それでは社会が回らないと言えば回らないが、仕事にありつくのも難しく、将来の負担増は必至となれば
そんな嫌味の一つ二つは言ってやろうかという気持ちになっても不思議じゃない。
悪いことに(良いことに?)、今の世の中無料で楽しめるものは増えるばかりだ。
これも嫌消費を後押しする。
まあ、それではアカンというのも確かだが、ひねくれ者としては買い物はお金のある人がやれば良いのだと
心の中で舌を出して、買い物拒絶も楽しいもんだと思う。
道楽の世界ではそれはいけないのかもしれないが、馬鹿っ高い“世界の名器”も、もう売れないというか
欲しがって貰えない時代だろう。
そこへ行くとPCオーディオなんて本当にリーズナブルだ。
パソコンやスマホから音や映像を引っ張り出して、高効率のデジアンで増幅。
エコだし、掛かる費用は絶対的に安い。
カートリッジ一本うん十万円とは酷い違いである。
これは大変現実的で良い話しだと素直に思いたい。
それでは困るといっても、時代の歯車は逆には回せない。
嫌消費世代がオーディオをやるとしたら、やっぱりその路線なのだろう。
さて、ここまで書いて思ったが嫌消費=貧乏とは限らない。
クレバーに稼いで、尚かつ消費は嫌いなんて若者も密かに増えて居ないか??
そんなのが居たら、さすがにそれはタチが悪いですゾ!
…と、以上に関係ない話しが続きますが…
寒くて機能不全が続いて、上の様な能書きを書いているようでは仕方ない。
下手の室内にいるよりも日差しがあるのならおんもへ出ようということで
久々のバイク弄り。
これは現用のタンクではなく、元々バイクに搭載されていたタンク。
しっかり穴が開いている。
写真で見ると大穴だが、これは処理をする前にドライバーでほじって
わざと広げたからで、元々はピンホール程度だった。
タンクの穴を塞ぐ場合、板金ハンダが一般的。
ところが、これが不器用なよっしーには難しかった。
これまで何度か挑戦したのだが、穴が塞がったためしがない。
そこで今回はエポキシ系の充填材を使う。
GMー8300というヤツだ。
実はこれも過去に使って失敗と成功を経験している。
ポイントはアテ板をするところ。
当たり前なのだがある程度の面積を塞ぐためには
板が必要なのだ。
板と言っても何_四方の物なのだが
今回はアルミ缶から切り出した。
イメージとしては、この板をGM-8300で接着して
尚かつ周囲に盛って埋め込んでしまう感じ。
これが盛り込んだ図。
ケチらずに多めに盛る。
タンク後方にも不安な所があったので
こちらは板は用いず、パテでそのまま埋め込む。
事前に水で洩れテストはしたが、実際にはガソリンでテストしないとダメだ。
バイクから修理中のタンクに、ガソリンを移す。
緊張の時だ。
ガソリンを入れて、しばらく放置しながら、修理箇所を下から撮影した図。
どうやら大丈夫。
コック付近もチェック。
どうやら問題ない。
一旦ガソリンを抜いて、あらためて目を近づけて確認。
滲み程度でもあったらダメなのだが、どうやら今回は成功?
1月14日
父の机。
物を書くのが趣味の割に貧相な机だが、テレビに向かい安楽椅子に座り
という条件に合わせるとあんな物になる。
しかしいささか小さすぎると嘆いていたのでこの度リニューアル。
といっても天板を大きい物にするだけ。
足は再利用なので汚い。
時間があればペーパーを掛けるのだが今回は時間切れ。
材料費は天板が1.800円くらい。
足は2×4材で一本が350_くらいだから全部でも500円くらい?
それでも金を掛けすぎと怒る父って…
さて、工作だがおおまかに二つの取り組み方があると思う。
一つは精緻なやり方。
ミリ単位以下の精度に拘り、カットしてくれるお店まで選ぶ。
板圧厚の誤差にも注意を払い、事前に細かく図面を書き
設計図を造り行程を考えておくという物。
スピーカーの工作なんかはそれに該当する。
テキトーが許されない事が多い。
それに対するのが大雑把なやり方。
材料は現物合わせ。場合によっては手持ちの端材を使う。
造りながら誤差や使える材料に合わせて設計を変える事もある。
コストとスピード命。くどくど細かい事は考えない。
どちらが難しいか?
おわかりだと思うが後者の方が難しいというか
経験が必要。
よっしーの工作も、昔は前者のケースが多かったが
数年前から後者のパターンが多くなった。
人間がいい加減になったから、と言えばそれまでなのだが
時間やコストを考えると後者の方が自作の意味があると思う。
金と時間をふんだんに使って、というのは
趣味としては面白いが、採算を考えると市販の物を買う方がマシという事にもなりかねない。
まあ、はっきり言って自作している事自体が不経済なのだが
理想的なサイズとか低コストの割に強度がある物をなどと考えると
ついつい工作に走ってしまうから始末に負えない。
可愛くない事を書いているが
これも長い経験の上で言っている事なのでご容赦を。
特にコストなどの点で無駄を省くというのは、ある程度キャリアがないと出来ない。
ホームセンターでいかにお金と時間の無駄を省いて行動するか
という所から勝負は始まっている。
ついでにさび止めを買ってきてCB50のタンクに塗布。
白いさび止めがあったのでそれを買った。
もちろん最小サイズかつ最低価格。
ただ、タンク裏はこのままで良いが見える箇所は
この上から塗装をしないといけない。
上手く行くだろうか?
最後にオーディオについて。
寒い部屋を暖房で暖めて音楽を聴くと言うのは趣味じゃないので
本当に遠ざかるのだが、微かでも音は流している。
そうしないと本当に酷い音になるのが見えているからだ。
この日も深夜になってやっと聴こうかなと思える音になった。
室温を上げないから馴らしも進まないのだ。
まあこれも仕方ない。
1月19日
家に居るよりも外でバイクに乗る方がマシとはどういうことか?
繰り返しになるが家が本当に寒い。
何もやる気にならないのはとても困る。
ところが基本的に外出嫌いだから始末に負えない。
1月20日
片岡さんについては折に触れたびたび取り上げさせていただいている。
「ドライマティーニが口をきく」なんていうのはベストセラーだろうし
今さら何をと思われそうだ。
今回は帯に惹かれて手に取った。
”'83秋 愛のコレクション”なんてコピーを
恥ずかしげもなく付けられたあたりに時代とか、この頃の角川文庫さんの
勢いを感じる。
前にも書いたかもしれないが、僕は一時期角川文庫ばかり読んでいた時期があった。
この、1983年とか1984年というのは僕個人に取って、割と重要な時期だったのか、
83とか84とかいう数字を見るとそれだけで注目してしまうところがある。
D7のワルツ/煙が目にしみる/ドライ・マティーニが口をきく
ホテル・ルーム1/ホテル・ルーム2
501 W28 L34が収録されているが一気に読んでしまった。
驚くことに、どうも僕はこの短編集を読むのは初めてだったみたいなのだ。
ドライ・マティーニ…は読んだ記憶があるので、
あるいはそれだけを別のコンピレーションで拝読したのかもしれない。
書評なんて書ける柄じゃないし、僕に書かせれば”どれも傑作です”
で終わってしまう。
特にこの本は傑作だろう。
トータル40分くらいで一気読みしてしまった。
つくづく片岡さんというのは雨や風を描くのが上手いなーと思うし
出て来る女性達は(どれも主役は女性だ)素敵の一言だ。
男性も魅力的な人物が多いが、時々間抜けな役を負うことになる。
それがまた男の目から見ても痛快だったりする。
こんな物を書ける人は片岡さんしかいない。
ただ、それを気に入るか気に入らないかはその人次第。
片岡義男というファンタジーに馴染めるか馴染めないかは
人によるのだ。
考えてみたらオーディオも同じだ。
その人が由とする世界に来客が馴染めるかどうかは
わからないというかコントロール不能なものだ。
そこが面白いし、困ると言えば困る点だ。
1月22日
二階の和室の照明器具が以前より壊れかけていたため
買い換えた。
LEDである。
これが異常に明るい。
明るいのは良いが俄然他の部屋が暗く感じられ始めた。
良かったのか悪かったのか??
次によっしーの妻のピアノ教室のエアコンが壊れて入れ替えた。
これは痛い出費だが、備品だからそんな事は言っていられない。
で、結果なのだがもの凄く暖かい。
ちょうど丸10年で壊れた勘定だから以前のも良く保った訳だが
入れ替えてびっくり。
何が言いたいのかというと、世の中は進歩しているということ。
振り返ってオーディオはどうだ?
…実は進歩しているに違いないという事に思い当たる。
そう考えると何十年も前の機器ばかり並べている自分が滑稽にも思えてきた。
もちろん、やけくそになって卑下ばかりするわけではない。
白物家電と趣味の機器は意味が違うし、全盛期のオーディオ機器に
存在意義がないとは言わない。
だが…
もうちょっと疑ってみて良い気がするのは確か。
そういえばバイクも車も進歩が激しい。
CB50なんかも未だに”一番早い原付”と言ってくれる人はいるが
それは延々直線が続けば最高速は…という話しで
フツーに走る分にはスクーターの方が遙かに速い。
いつまでも古い物にしがみつくのはいかがなものか…
大いに反省するところはある。
1月26日
こんな物を書いておきながら何だが、
CDを最後に買ったのはいつだろうか?と言うくらい買っていない。
これは問題あり、なのだがその代わり本は良く買う。
(最近は少し控えているのだが)
オーディオマニアと同じように書評マニアみたいな方も存在する。
だが、それはよっしーの手に負えない世界だ。
さて、こちらは新刊なのでご覧になった方も多いだろう。
「嫌な取引先は切ってよい」
その通りである。
著者は某スモール企業というか、町工場の社長さん。
しかしこの会社、痛快なまでに嫌な取引先は切り捨てている。
嫌な、というのは正しく言うと心の通い合えない相手という意味だ。
この姿勢、実に大切である。
…なんて書くとよっしーのヤツは日頃嫌な目にばかり遭っているのかと思われるだろうから
説明しておくが、そんな事は98%無い。
まず、僕はお客さんには恵まれている。
その上更に、そもそも価値観の合わない方は近づけない様にしている。
もちろんタカピーという訳ではない。
心が通い合わないだろうと判断(っていうか、会った途端にそんなもんはわかる)
した方とはすれ違うように自然にしているだけだ。
それは別に保身のためと言うことでなく、相手のためでもあるからだ。
マッチしない者同士が関わりあっても互いの時間を無駄にするだけである。
そして良い仕事には絶対ならない。
しかし面白いものだ。そもそも人と人とは、付き合う相手を選ぶ事が出来るはずなのだ。
それなのにマッチしない関係を続けたりする。
いや、避けられるものなら避けるけど、そーは行かない事もいっぱいあるだろう
と言われるとその通りだ。
取引先なんてのは未だ良い方かもしれなくて、
これがご近所や親戚、家族となると悩みは深い。
それでも、避けられるものは避けられるだけ避けるしかない。
究極は天職、引っ越し、家出に離婚となんでもありだ。
逃げても本当の解決にならないという意見もあるが、
取り敢えずは良いのではなかろーか?
いじめの問題なども良くあるが、取り合えず転校なんてのは大いにあり得る。
そーして良いことにしないと、いじめに遭っている方は救いがなくなる。
取引停止のためには学校を変わる位のことはして然るべきだ。
時間を無駄にしてはいけない。壊れている関係を続けても得るものはない。失うものは山ほどある。
止めておきましょうよ、と爽やかに言いたい。
ま、そー言われて、ああそうですね、と素直に言って貰えるくらいなら苦労はないが…
この辺で話しはコロッと変わるが、相変わらずオーディオをやる気は無い。
だからオーディオの話題を待っている方はここを覗かない方が良い。
だが、音を全く出していない訳ではない。
ちょっとだけオーディオネタを書こう。
たびたび言っているがよっしーはある時以降、自称超小音量派になっている。
大音量は大音量で難しいが、音が小さければ小さいで難しい。
超小音量となると、何よりボリュームそのものが問題になる。
例えばロジャースLS5/9なんてのは能率が低いとされているスピーカーだ。
だが、それでも深夜のひっそりリスニングとなれば結構な音量が出てしまうのだ。
そうなるとプリのボリュームは非常に低い位置で使うことになる。
だが、本当にギリギリ低い位置で使うと、左右の音量差がまず問題になる。
不便極まりない。
実用を考えるとプリのボリュームをもう少し上げた位置で使えた方が良い。
そうなると必然的にどこかで別途音量を絞る必要がある。
一つはプリの前。もう一つはパワーアンプの前だ。
可変ボリュームが付いている場合、全開で使う方が音は良いとされる。
それは理想である。だが現実を考えると上記のどちらかで絞るしかない。
プリの前で絞るのが良いか、後で絞るのが良いのかは一概に決められない。
残念ながらよっしーはボリューム付きのパワーアンプをあまり持っていない。
(一台も無い訳じゃあない)
そこで今回はチューナーの方で絞ってみた。
KT-1100には固定と可変二つのアウトがある。
音質優先なら固定、と思われる向きもあるが、実際は可変を可変ボリューム最大で使う方が音は良い。
理由はマニアならおわかりの通りだ。
で、それはさておきチューナーの方で絞ると、これは便利である。
つまらん事を書くな、と思われるかもしれないが、実際の生活の中で考えれば
この問題大変大きいのだ。
シンプルストレートが好ましいのはその通りだが、
こーゆー事を考えると音量調整機構だけはプリだけではなく
プリの前あるいは後にもう一つある方がよろしい。
だが、まあ例えばチューナーの後に一つ。CDプレーヤーの後に一つ。
フォノイコの後にも一つ、なんて用意していたら気が狂う。
となればプリとパワーの間に良質なボリュームを入れるのが現実的か。
ちょっとやろうかという気になっているが
果たして腰が上がるか?
いや、上げなくてはいけない。
1月30日
ロクな事を書かないままに一月が終わってしまう。
でも、まあ何かと忙しい1ヶ月ではあったのだった。
とはいえプリとパワーの間にボリュームを敢えて挟む話しなんかは
実用上は大切な話しだし、やってみたい事だ。
それとは別に、昨夜はピンケーブルの半田補正をしたし
今日はパワーアンプのスピーカー端子の所で
端子の増し締めをした。
今さらだが太いケーブルは扱い難い。
扱い難いだけなら良いが一歩間違うと接触不良を起こす。
この辺りは困った問題で、僕個人は良く馬鹿にされる
オマケの細いケーブルみたいなのが一番好きだ。
細くて取り回しが良くて音が好みに合うケーブルがあれば
それが一番と言うことになる。捜すかな?
スピーカーケーブルは大分前に端末に細いケーブルを半田付けしてあるのだが
これは便利だし実用性も高い。
それと、なにより接触不良を起こしにくいのが良い。
最後の問題は、やっぱり機器の背面にアクセスし易いように設置することで、
この望みを叶えると部屋の真ん中に機器が出しゃばってきて
いかにも部屋が狭く散らかった感じになる。
この問題に解決策は無いのだが、どーにかならんか?と思っている。