7月21日
夏だ!
美味しいコーヒーだ!

JBLだ!
ミニスピーカーだ!?
7月22日
pippinさん宅。ここのところ立て続けにお邪魔している。
申し訳ない。
実は軽いオファーを頂いていた。
テーマの一つが小型スピーカー。
おっと、いつの間にpippinさん自作派に?
いや、全くやらない訳では無いだろうが
今回の物はとあるマニア、Mさんの手による物。
それでまあ、それが一つ二つではない。
ずらっといっぱいある。
しかも仕上げが凄い。
素人の手作りとはとても思えない。
唖然とするが、ぼーっとしている暇は無い。
音を聴かせて頂くことになる。
さて…
7月23日
あ、その前にユニット。
こちらvifa NE95というユニット。
デンマークのブランドらしい。
口径9センチくらい?
フルレンジだ。
ネオジウムマグネット採用。
なによりの特長はインピーダンスが4Ωということ。
よっしーの専門外だが、どうやらカーオーディオの分野で人気がある?
確証は持てないが、ここで4Ωユニットの存在意義だ。
簡単に言ってしまうとアンプのパワーが弱くても
(駆動電圧が低くても)、十分なパワーを引っ張り出せる。
故にカーオーディオの世界ではスピーカーユニットは4Ωを標準としている。
もちろん良い事ばかりでは無く、アンプの負担は大きくなる。
ま、アンプが大変と言っても一部2Ωに近い…なんて特殊なスピーカーとは
全然違うのだから、あまり神経質になるものじゃない。
…ということで今度こそ音なのだが…
7月24日
音だが出た瞬間に思わず笑ってしまった。
実に立派な音である。
美しい音…を出せるミニスピーカーは数多あるが、
低域がちゃんと出てスケール感が感じられる物はあまり無い。
そして音が活き活きしている。
この生命感はフルレンジ一発でアンプからの信号を
ネットワークなど介さずダイレクトに音へと変換しているからなのだろう。
しかし、当然ながら小口径フルレンジをコンパクトな
エンクロージャーに単純に納めたら、こうは行かない。
そこでダブルバスレフである。
念のためだがダブルバスレフを使うと常に良い感じで
低音が出て来るなんて簡単なものじゃない。
やはりそこには設計。それは経験に裏打ちされた物が必要なのだ。
こちらの写真はpippinさんご提供。
というか今回の日記にはpippinさんの手によるお写真も
沢山使わせて頂くと思う。
さあ、どんどん行こう。
次はこちら。あるいは最新作?
ユニットはPeerlessでPLS
P830985というもの。
こちらは更にユニット径が小さくなって62o(2,5インチ)。
やはり4Ωユニットである。
ユニットが小さくなった分。という訳でもないのだろうが
エンクロージャーもまた一回り小さくなって正にミニスピーカー。
先の物が縦長のプロポーションだったのに対して
ややスクエアな雰囲気。
ポートも丸型で可愛らしい物が見えている。
さてこちらの音は?
想像はしたが帯域が広く、スピーカーのサイズが信じられない音だ。
先ほどの物と比較すると、ややスケールは小さくなる。
当社比(当社ではないが)90%の感じ。
その代わりと言ってはなんだが、独特の可愛らしさというか
チャーミングに感じるところがある。
悪戯っぽい、とでもいうのだろうか?
これはユニットの個性なのだろうが大変な持ち味だ。
あるいはオヤジキラー?
7月25日
そしてユニット同じでエンクロージャーがより小さいタイプ。
確かこの日一番コンパクトな物だったと思う。
音の傾向としては一つ前の物と似通っている。
ユニットが同一ならば当然か。
しかし全く同じではない所が興味深い。
あるいは完成度と言う意味ではひとつ前の物の方が高いのかもしれない。
(おそらく最新型)
それでもこのコンパクトタイプには、これでないと得られないであろう魅力がある。
思わずキュン!としてしまう魔力?
なんとなく心を見透かされるような凄さがある。
続いて四番目。

少しまた大きくなる。
ユニットはvifa NE85。
ダブルバスレフでバッフルはマホガニー材。
大まかにいうと一番目の物と傾向は似る。
ユニットの関係で当然か?
しかし、どこか違うから面白い。形式はもちろんダブルバスレフで変わらないのだが。
音の肉付きとかが異なるというか、いわゆる本格派の音に感じる。
そのまま板材だけ異なる物が五番目に登場。
チーク材だ。
そんなに音は変わらないと思ったら予想よりも違いが出る。
エンクロージャーの材質だけで?と思ったらひとつ前のマホガニーの方は
自動車のホイールなどに使うバランスウエイトを巧みに使って防振を行っていた。
対してチーク材の方は作りっぱなし。
その為なのか木材の違いなのか、付帯音的な物がついて回る。
この時点ではウエイトで防振を行った四番目の方が良さげとなる。
ただし、スピーカーというのは特に時間の経過で音が変わるので
半年後一年後も様相が変わらないとは思えない。というか変わるだろうから
おいそれと優劣なんてのは付けられないのだ。
以上、利き酒みたいな部分もあるので駆け足でザックリとした聴き比べとなっている事は
お許しいただきたい。
とにかく驚くのは仕上げの見事さ。こんなものがポンポン出来て来るとはなんてこと?
と思ったら製作者の方は設計と最後のチューンはするが組み立ては業者さんに任せているとのこと。
それで正解と思う。全部自分で、とやっていたら仕事が前に進まない。
改めて内部画像に目を向けると第一室と第二室を隔てる板の厚さに目が行くし、
対して最後のバスレフダクト部分の板の薄さも気になる。
吸音材であるとか内部配線とか言い始めるとキリが無いのが自作スピーカーだが
その前に大枠としてはユニットとエンクロージャーだ。まあ世の中には恐ろしい腕の持ち主がいるものだ。
以上、Mさん作のスピーカー群の拝聴記はここまで。