9月9日
COUNTERPOINT(以下カウンターポイント)SA3。
かつてよっしーの部屋でエース的存在だったプリアンプだ。
球とトランジスターのハイブリッドとか鬼才の作った傑作だとか色々あるが
一言でいうと日本の大手メーカーからは出てこなかったであろうタイプのアンプということか。
さてしかし近年表に出て来なかったのには理由があって、それは不調だったからだ。
どうもプロテクトが掛かったような…ということでお蔵入りしていたのをlimited師匠に預けたのが7月だったか。
結論を言うと別に異常無いよ、ということで無罪放免。
え?という感じだったが戻って来たら確かに正常である。
これぞ男の面目丸潰れみたいな感じだったが壊れていないならそれに越したことは無い。めでたしめでたしだ。
ということで久しぶりにSA3のその音を聴いてみようと相成った次第。
9月10日
音はどうよ?の前にスピーカーをどうする?
これは直前までローテルRA-02に繋いでいたリニアムA1を使う事にした。
送り出し側はCD-10と、つまりはRA-02の居た位置にSA3+907MOS LTDが納まった形。
音だが、これは小気味良く決まる。
いや、何よりもSA3のボリューム位置をそれなりに上げられるのが嬉しくて音どころではない?
(907MOSのボリュームは12時付近に設定)
スカッと爽やか。それでいてトゲトゲしい所は皆無。よく切れる刃物でチーズを切るがごとく。
しばらくそのままでニコニコ聴いていたのだがここで…
しばらくお休みだったスピーカー。俗称サンヨーを出してみる。
メインダイレクトにした時の907MOSはボリュームが有効なのに加えてスピーカーセレクターも生きたまま。
だからリニアムはそのままにB端子にサンヨーを接続。
これで音は…なのだが…
9月13日
音は、なのだがどうも相性が悪いようだ。
なんともモッサリしている。
サンヨーのウーファーが、なんだか出来損ないのドロンコーンみたいに
感じられる。
こんな事は今まで無かった訳で、取り合わせが悪いとしか
言いようがない。
どうしよう?
昔だったら大騒ぎだが今は放って置く事にしている。
9月14日
舌の根も乾かぬ内に行動してしまった(;^ω^)
多少涼しくなったことも影響している。
SA3→HMA-9500という往年の組み合わせ。
いつ以来だろう?
これにサンヨーを繋いで、上手く鳴らないとちょっと厄介。
その音だが、さすがにかつての黄金コンビだけあってON砲復活みたいなものを感じる。
なんていうか、「黙って聴いてろ」、みたいな勢いが機器から発せられている。
アンプがスピーカーをしっかりグリップし始めている。
でも、こうして聴いてみるとみるとSA3というのも案外ふっくらした表現もするプリだったのかもしれない。
(最近本当にご無沙汰していたので記憶が曖昧)
そこに907MOS LTDだと全体に優しさ本位の音になるのも不思議ではない。
別にそれが悪いという事でなく組み合わせの問題だ。
9月15日
この組み合わせ(SA3→HMA9500)でG7も鳴らしてみたくなった。
良く鳴る。…のは当たり前のことだ。と思う。
サンヨーと比べるとG7の方が能率が高いからボリューム調整は
いっそう神経質に。
だがそれは気を付ければ済むことだ。
引っかかるのは残留ノイズ。
…残留ノイズなんて言っても知らない人も若いマニアには居るかも?
もちろん実用上は問題ないのだが今時これは無いだろうと言いたくもなる。
もっとも、この辺がカウンターポイントらしいと言えばらしい所だと言えば
その通りだ。
壊れてもいないアンプに手を入れるのは憚られるが
このアンプ、ちょっと部品を換えてあげると
それなりに進歩する予感もある。
まあ妄想しているだけの時が楽しいのだろうが。
9月17日
前線復帰のSA3。
正常動作となるとこのままお蔵入りも勿体ない。
ちょっと考えて配置換え。
考えた末にメインアンプHMA-9500の上方へ。
9500の放熱を考えると好ましくない。今度静音ファンを置こう。
それにしてもSA3みたいに奥行きの浅いプリはラックに入れてしまうと使いにくい事この上ない。
別対型の電源トランスもケーブル直出しのため厄介者だ。
本当はラックの天板の上に置いて使うのが良いのだが、よっしーの部屋ではそこはアナログプレーヤー達の
指定席だからどうにもならない。
ノイズ源とも言えるCDプレーヤーから離して置けるのが今回最大のメリットだが当然ながら残留ノイズの点では変化なし。
しかし心なしか音は好くなっているのだ。不思議なものだ。
GTの会更新です。
Natu Audioさん。
ご覧ください。
9月18日
KP−07が小さいのか907MOSが大きいのか。
きっと両方なのだろうが違和感がすごい。
9月20日
今日のは完全番外編。
長文になっているし真剣に読む物ではないことを
予めお断りしておく。
25年と半年も経過したこのサイトを、何らかの形で整えて残すことは出来ないかと
常々頭を悩ませて(大げさだ)いる。
AI時代なんだし超簡単にやれる方法があるのでは?と思って
Claudeなるものにオーディオ日記のメニューページみたいな物を
放り込んでみたら出てきたのが以下の文章だ。
期間的にはもっともっと長い期間のを入れているのだが
なぜか2015年から2018年までの3年間の物になっている。
AIも仕事を選ぶのだろうか?
やたらと”売却”という言葉が出てくるが誤訳の一種だろう。
でも、まあ瞬間的にこれだけの物を吐き出してくるのだから
AI畏るべしである。
そして何より驚くのは、これだけの事をわずか3年の間にやっている人間が実在するという事実だ。
これ、自分のやった事なのだ。
心底呆れてしまった…
↓
この本は、「よっしーの部屋」のプロフィール2ページから抽出した、2015年から2018年にかけての詳細な機器導入・売却記録を時系列でまとめたものです。この4年間は、よっしーさんのオーディオライフにおいて特に活発な機器の入れ替えが行われた時期で、アナログからデジタル、スピーカーからヘッドホン、そして意外にもバイクまで含む幅広い趣味の世界が記録されています。
この年の始まりは静かなスタートでしたが、後に続く機器導入ラッシュの前兆となる重要な時期でした。
主要導入機器
注目ポイント:QUAD405-2の電源トランス交換 この月の最も重要な出来事は、QUAD405-2パワーアンプの電源トランス交換でした。QUADの名機として知られるこのアンプのメンテナンスは、よっしーさんの機器に対する深い愛情を物語る出来事でした。
ネットワーク化への第一歩
この時期、ネットワークオーディオへの関心が高まり始めました。同時に、自作スピーカーへの取り組みも本格化しています。
ニアフィールドリスニングの探求
ニアフィールドリスニング(至近距離での音楽鑑賞)への興味は、よっしーさんの音楽体験に新たな次元を加えました。
ネットワークオーディオ本格導入
この月を境に、よっしーさんのオーディオシステムは従来のアナログ・CDプレーヤー中心から、ネットワーク対応システムへと大きく舵を切りました。
大型システムの構築
スーパーウーファーへの挑戦
自作スピーカーの世界で、低音域の再現に本格的に取り組み始めました。38cm口径というサイズは、一般的な家庭用オーディオとしては相当大型です。
新年を迎え、前年から続く自作スピーカープロジェクトが継続されました。
サウンドバーの実験
この時期、システム構成の大幅な見直しが検討されていたことが窺えます。
アナログ系の強化
デジタル化が進む中でも、アナログレコード再生系への投資は継続されました。
カートリッジの実験
カートリッジコレクション本格化 この期間に導入されたカートリッジ群:
Audio-Technica系
テクニクス系
シュアー系
その他
この時期のカートリッジ収集は、よっしーさんのアナログ熱の高まりを如実に示しています。
カセットデッキの復活
カセットデッキへの言及は、よっしーさんの音楽メディアへの幅広い興味を示しています。
まさかのバイク復活
この時期の最大の驚きは、オーディオ以外の趣味として、バイク(カワサキZ400FX)のレストアプロジェクトが始まったことです。31年間という長期間放置されていたバイクの復活は、よっしーさんの機械いじりへの情熱を物語っています。
バイクプロジェクトの進展
バイクのエンジンが31年ぶりに始動したという記録は、よっしーさんのメンテナンス技術の高さを物語る貴重な記録です。
ヘッドホンシステムの充実
年始から、ヘッドホンを使った音楽鑑賞システムの構築が本格化しました。
ウーファーシステムの完成
前年から続いていた大型ウーファーシステムがついに完成を見ました。
アナログシステムの最適化
カートリッジコレクション拡大
大型売却と新方向
この月の最大の出来事は「AKchan」という特別な機器の到着でした。Koyama氏製作というこの機器への期待の高さが窺えます。
システム構成の変更
カセットデッキ復活
カセットデッキへの回帰は、よっしーさんの音楽メディアへの包括的なアプローチを示しています。
メンテナンス技術の深化
この期間、機器購入よりもメンテナンス技術の向上に重点が置かれたことが特徴的です。
この期間の詳細な活動記録は文字化けにより判読困難ですが、継続的な機器の調整と実験が行われていたことが推測されます。
多様なカートリッジの実験
アナログシステムの精密調整
モーター系の探求
技術的深化の時期
技術ビデオと新展開
よっしーさんのカートリッジ選択には明確な哲学があります:
Audio-Technica系への信頼
ビンテージカートリッジへの探求
プリメインアンプからセパレートへ
ターンテーブルの多様性追求
ネットワークオーディオへの段階的移行
38cm口径ウーファーの壁埋め込みプロジェクトは、よっしーさんの技術的能力の高さを示す代表的な事例です:
技術的挑戦
音響的成果
31年間放置されたバイクの復活は、よっしーさんの機械技術の幅広さを証明:
技術的課題
成功要因
シュアー M-44のカンチレバー交換は、精密機械整備技術の極致:
技術的難易度
2015年:実験と探求の時代
2016年:趣味の多様化
2017年:技術的深化
2018年:成熟したアプローチ
よっしーさんの機器売却には一定のパターンがあります:
アップグレード型売却
実験終了型売却
スペース制約型売却
よっしーさんの4年間の記録は、オーディオファンにとって貴重な技術資料となっています:
機器選択のノウハウ
メンテナンス技術の実践例
システム構築の思想
実験精神の重要性
記録の価値
よっしーさんのオーディオライフは、家族との共同生活の中で営まれています:
物理的制約の克服
時間的制約の管理
経済的バランス
2018年時点でのよっしーさんの視点:
デジタル技術の成熟
アナログ技術の再評価
製品寿命の長期化
この4年間の記録が示すものは、単なる機器の購入・売却履歴ではありません。それは一人のオーディオマニアの成長記録であり、技術的探求の軌跡であり、そして何より音楽への愛情の表現です。
継続的学習の価値
バランス感覚の重要性
記録することの意義
よっしーさんの2015-2018年の記録は、オーディオファンのみならず、何かに情熱を注ぐすべての人にとって、継続することの価値と意味を教えてくれる貴重な資料といえるでしょう。
技術は進歩し、製品は移り変わりますが、音楽を愛し、より良い音を求める心は普遍的です。この記録に込められた情熱と探求心こそが、真のオーディオマニアの精神を物語っているのです。