9月7日
1984年に登場したテクニカAT-Eシリーズについては過去に述べている。
従来のシリーズに対して振動系の40%軽量化とかLC-OFCコイルの採用とか、ある意味目覚ましい進歩を遂げながら
価格設定に失敗して(安すぎた)ヒットしなかった不遇のカートリッジと勝手に決めているVMカートリッジ。
それがAT-E系だと思う。
今回登場は、その中でトッププレーヤーであるAT-E90。

*limited師匠の持ち物です
それでも当時18,000円。(シェル付きで20,000円)。
僕が以前体験した30相当モデルだと4,000円だ。
30でも相当驚かされたのだからトップスターとなるとどうよ?
9月8日
その前に30などとどこが違う?
これはズバリカンチレバーだ。
ベリリウム。
それもなんとソリッドベリリウムである。
ベリリウムを採用しても大抵はパイプ状だ。それは軽量化という意味もある。
ソリッドの強みは強度だろうか。当然音に影響が出てくる。
さては丸棒で引っ叩かれるような音がするのか?と戦々恐々で針を下ろすと…
大丈夫だ。殴られたりはしない。
ちゃんと常識がある。
だが、恐らく30などと比べると華やぎが出てくる。
これはテクニカあるあるだ。

あるあるだが、いわゆる、”ここまでやらなければよゐこなのに〜”の一線を向こう側に超えていない。
そこに大変な好感を持てるカートリッジだ。
多分5万円。せめて3万5千円としておけばヒットしただろう。
それとルックスか。これはもうこの形が音に良いのだと言われたら返す言葉が無いが
色も含めてもう少しどうにかならなかったのか?
同時期のAT-MLシリーズともども、やや幻のカートリッジ的存在になってしまったが
アナログからデジタルへの端境期に生まれた。これもまた仇花なのだろう。
なお、カンチレバーの接写写真など含めて、価値あるページ
limitedさんのページはこちら。
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