9月1日
某月某日
リーンリーン♪
ガチャっ
「もしもし、よっしーです」
「よっしーくん、わしじゃわしじゃよ」
「あ、limited師匠。お元気ですか♪」
「馬鹿もん!なにがお元気じゃ。この暑さはなんだ。なんとかせんか!」
「い、いや〜、気候を変えるなんてそんな大それたこと、小市民よっしーに出来るわけないじゃないですか(;^ω^)」
「チミ、最近ワシに隠れてマルチアンプかなんかやっていないか?どうだ、白状せい
そのせいで熱いんじゃないか?」
「マルチアンプってあのパワーアンプの電源たくさん入れるヤツですか?
やりませんよー、不経済じゃないですか」
「まあチミの場合は音質より電気代だものな、哀れなもんじゃ」
「ところで師匠、今日はどんなご用件…」
「用件?用件もクソもあるか!今行くから首を洗って待ってろ!」
ブーン…
「い、いや、師匠相変わらずせっかちな…」
キ、キキーっ!
ピンポーン〜♪
「し、師匠、これはお早いお着きで。後ろにパンダ君とか引き連れていません?」
「いいから早く中に入れんかい。暑くてかなわん!」
…ということでlimited師匠登場なのだが…

9月2日
ROTEL(以下ローテルと記す)RA-02登場。
プリメインアンプだ。
2004年発売。一部の人間的には最新鋭機種である。
当時79,800円。
435Wx72H×342Dmmと薄型コンパクト。重さ5,9s。
40W+40W。ワイヤレスリモコン付き。
要するに小粋なプリメインという所なのだが単にそれだけならlimited師匠が持ち込むはずもない。
このコンパクトプリメインの可能性に目を付けた?師匠が的確なチューンナップを施した個体。
それが今回ご来訪の物。
何がどうしてどうなっている、というような事は師匠のページに飛んで確認していただくの良い。
自室では成果が確認されたが、さてそれは本当か?という対外試合的意味でのご来訪。
さて、どんなものなのだろう?
9月3日
深く考えずにG7に接続。
送り出しソースはCDで良いという事だったのでCD-10。
本当に考えず、だったのだが音は立派なものだ。
往年の798アンプ達も立派だが2000年代に軽快な外観を伴って登場したこのアンプも大したものだ。
しばらくそのまま聴くのだが、ここでよっしーにちょっとインスピレーションが…
それは…
それは、更にマッチするスピーカーがそこにあるんじゃないか?という漠然とした思いだった。

ナカミチSP-4S。
過去にも紹介しているから詳しくは述べないが大変コンパクトな。しかしはっきりした特色を持っているスピーカーだ。
G7からこれに取り換えて、さて、どうよ?
9月4日

結論をいうとこれは良かった。思い付きでやったにしては効果抜群だった。
まず、このSP-4Sだがサイズを無視した低音再現性を持っている。
数多くの小型スピーカーをお迎えしてきたが、全くローブーストをせずに聴ける小型スピーカーというのは
滅多にあるもんじゃない。(念のためだが30Hz台を十分に鳴らしたかったら別途スーパーウーファーを用意した方が良い)
そこにRA-02が見事に嵌った感じ。
G7でも良いのだがSP-4Sの方が、まとまりが際立つ。
それでいて雄大な鳴り方だから一般の人だったらG7が鳴っていると勘違いもあり得る。
いや、漂うような雰囲気ではRA-02+SP-4Sの方が上回るかな?
実はSP-4Sがここまで朗らかに鳴ったのはよっしーとしても初めての事だったのである。
この辺がオーディオの面白いところで、例えばサンスイの907MOS LTDで鳴らすよりRA-02で鳴らす方が
SP-4Sの場合は上手く行くのだ。
理屈ではない。この辺は結果で語るしかない。
そんな展開で本来の目的であったRA-02改造の成果を探るという趣旨からはズレてしまったかもしれないが
出てきた音に、limited師匠もよっしーも納得だった訳だから、その事実がアンプの優位性も十分語っていると思う。
9月5日
その後のRA-02+SP-4SだがSP-4Sの下に100円玉を片側三つ挟んだらこれは効いた。
高い方の質感が一歩とは言わなくても半歩向上。
より、バラエティに富んだ鳴り方となった。
そして…と思ってRA-02の上にCD-10を持って来てみたら冴えない音になった?
これは元に戻した。

*CDデッキの方がアンプより大きい…
念のためだが普段はこんな事しても何も感じないこともある。これもオーディオの不思議だ。
この組み合わせはRA-02が効くのかSP-4Sが効くのか不明だが、ずっと聴いていたくなる魔物的。
いや、麻薬的要素を持っている。
パジェットハイファイの一種と言えるのだろう。
9月6日
もうこれで出来上がり、みたいなRA-02+SP4sだったが
そこはそれ。その他にも挑戦?
多少試して、もう一方の雄的組み合わせとしてリニアムA-1が
浮上してきたので一応記す。

大型スピーカーと間違えそうな雄大さは
相変わらずSP-4sの独壇場だがA-1には
その代わりと言わんばかりに高い方の爽快感と
ち密さがある。
実はリニアムA-1が、ここまでその特色を露わにしてくれたのは
今回が初めて。
誠オーディオは不可思議だ。

RA-02にはトーンコントロールもあるからそれでブーストも悪くない。
ただ、SP-4sに対抗するなら、何か適切なサブウーファーを
用意すると更に良いと思われたのでした。
以上!
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