8月21日
8月22日
フィリップスは大企業である。というか大グループ企業である、と言った方が正しいのだろう。
そんなフィリップスだからオーディオ装置も当然?
出しているのだが会社規模からしたらごくわずかなのかもしれない。
それはかつての日立、東芝がオーディオを出していたのと感覚的には似ている気がする。
さておいて、よっしーの部屋にフィリップスの機器が登場した例というのもこれまた少ない。
パッと思い出せるものというとkoyamaさんからお借りしたCD-950くらいか。
あれは良い音がしていた。
だがしかし今回恐らく通算で二つ目となるフィリップスのコンポーネント登場。
それがこちらである。
カートリッジ。表には400としかないがGP-400が正しい。それのMK2モデルがこのGP-400/2である。
しかしGP-400っていつの時代のカートリッジよ?
一説によれば1973年頃というのが本当か?
色々ひっくり返してみると同じフィリップスのGP-412/2が1977年の発売で同時期の広告に400/2も掲載されているので
これは1977年頃説を提唱してみたいと思う。
MM型 出力電圧5.1mV 針圧1.5?3.0g 再生周波数帯域20-20,000Hz 針先0,6mil丸針 自重6g
…、みたいだが本当のところはわからないとしておいた方が良い。ただ、針圧だけは2gくらいで適正の様で
そこだけは大事に思う。
しかし…
8月23日
しかしこの子、パッと見るとどこかで見た感じはする。
まあカートリッジなんていうのはどこかで見た感じがして当たり前と言えば当たり前なのだが
フィリップスの400番の場合、良く言われるところでテクニクスの270に似ているというのがある。
一部にOEM説まで流れたが、出力ピン端子の配置まで違うということで独自設計と見るのが自然だ。
さて、拙宅としては珍しいフィリップスのカートリッジ。
音はどうだ?
直前までビクターX-1を聴いていたので、ぐっとノーマル感を感じる。
…などというとX-1が酷くエキセントリックなカートリッジなのかと思われそうだがそれは違う。
ただ、X-1には隠し切れないというより隠そうとしても見え隠れしてしまう特異性みたいなのがあるのは確か。
それからするとGT-400/2はどこまでも普通の家庭のお嬢さん。
昭和時代でいえばお父さんは勤め人。スーツではなく背広、という言い方が合う服を着て日々出かけていく。
お母さんは限りなく専業主婦に近いのだがこの頃ちょっとだけパートに出ている。
戸建てで木造二階建て。兄弟、あるいは姉妹は二人。
遊びに行っても滅茶苦茶安心できる感じ。
全体にベース領域の安定感に優れていて、安心して音楽に浸れる。
幾つかのカートリッジにあるような、盤上でオリンピック、みたいな気配は無くてそこが良い。
8月24日
それにしても一体何本目のカートリッジになるのかというか
なったのか?
今回のは北海道のドフで求めている。
出かけた先のドフとなると、どうも手ぶらで帰りづらいという
気持ちになり、すると持ち運び易い物の一つとして
カートリッジに手が伸びてしまうという。
一種のペナント買いみたいな感じだ。
しかし度が過ぎているというか、そろそろ整理をしなくては、と
思う今日この頃なのだ。