6月25日
6月26日
ROTELである。(以下、ローテル)
これは大変である。
何が大変と言ってほとんど知らない。
海外ブランド?と思うとしっかり日本の会社なのである。
あまり知られていない(失礼!)のは何故かというと主たるマーケットが海外だからだ。
歴史は長く、よっしーと同じ歳である?
そして実力派というかローテル信者とでも言えそうなユーザーが存在する。
とにかくよっしーの部屋的にはローテルの製品は初であり色々な意味で興味深い。
さて、プリ、RC-880MK3。
これまた資料が少ないのだがMK1は1989年発売。当時おおよそ10万円。(MK3は148,000円設あり)
430W×317D×66Hとスリムなだけでなくコンパクト。
実にギュッと引き締まった感じの外観だ。
6月27日
フロントパネルには電源スイッチ、ボリューム、あとはセレクター三つということで
操作類の少なさも今回の三機種の内で一番。
しかしバランスコントロールまで省くとは思い切りが良すぎる…と思ったらなんとボリュームが
二連同軸だ。
これは良い。素晴らしい仕様である。
しかし入力セレクターのセンター位置がチューナーというのは珍しい。
海外で一番使うのはラジオなのだろうか?あり得ないとは言わないが。
リアに回るとずらり金メッキ。アース端子も金メッキ。
やる気満々で電源ケーブルも適度に太い。
ボンネットを剥いで中を拝むが、まずこの天板がしっかししている。立派なものだ。
そして中を見ると手間とお金がかかっている事はよっしーでもわかった。
それは写真を見て、皆さんもわかるわけだが、一番驚くのはボリューム脇の抵抗。
ボリュームに入る前の固定抵抗なのだがこれが理研のRMGだ。
理研の抵抗なんてのは大昔パッシブコントローラーを作る時買い求めた事があるが
抵抗としては異常な値段。
このアンプもMMとMCで別々の基板を持つが、各々がヘッドアンプを持っていて、その後にセレクターが来て、
次にイコライザー基板に入る(とlimite師匠が教えてくれた)。スゴイこだわりである。
電源トランスも全体の大きさを鑑みたら大変大きい。Rコア風にも見えるが詳細は不明。
銅箔スチコンも見えれば高級電解コンデンサーもお目見えする。
底板、フロント、リアとも銅メッキがきらり。
あ、基板はガラエポです。
さて音だが…
6月28日
それまでSA7があった位置にRC-880MK3を設置。つまりその他の装置は変えていない。
変わらずだからGT−2000にEPC-202ボロンでスタートしたのだが音が出た瞬間ビックリ。
これは立派な音がする。
今回の中でLUX KIT のA502と双璧。
精緻であるとか精密であるとかいう点でRC-808MK3は大変優れている。
お見事です!と頭を下げたくなった。
見通し、見晴らしの良さが特に印象的。
滲みが無いのだ。
これがA502になるともう少し大らかで奔放な感じになる。
ただ、それが悪い訳で無く、808MK3を聴きこんでいるとA502が恋しくなり、
A502を聴いていると808MK3だとこうなるよね、と回顧してしまうという
実に絶妙な関係である。
この二台の組み合わせに、更に異種キャラクターとしてのSA7を挟んでおいていかれる辺りが
さすがlimited師匠なのである。
で、ここだけの話しだけど氏のブログにも当然RC-880の事も書かれているわけで
最初からそちらの方をお読みいただければよかったと言ったら身もふたもないのでありあました。