6月20日
6月21日
カウンターポイントである。
流星の様に現れては去っていった感がある。
もう会社も無いのである。
創業は1978年。
'90年代は存続が確認されていたがその後はマイケルエリオット氏の
名前は聞くが、会社の方は…ということだ。
曰く真空管をちょっと奇抜な使い方をしたとか
音には見るところがあったが素人みたいなことしていたとか色々あるが
回路を読む才などない私がとやかくいう事ではない。
ただ、縁はあって2000年に入手した同社のSA3は永らくロジャースLS5/9の相棒として活躍してくれた。
その音は鮮烈というか血の気の多さはこれまで経験したどのプリにも勝るホットなもの。
ちょっと困るのはゲインが高すぎて、フォノはまだしもCDなど使う時はパワーの側に音量コントロールが無いと
使いにくい事この上ないこと。くらいかな?
さておいて今回はSA7である。
オーナーは、もうばれていると思うがlimited師匠である。
さあ、3より5、5より7が上位にあるのがオーディオの世界。するとこの7は…なんて思いつつ調べるが…
6月23日
調べるがほぼ何も出てこない(;^ω^)
これは大変である。どうもこの7は日本に正規輸入はされていないのではないか?
しかし仮にも同社のSA3ユーザーである。頑張って検証してみよう。
まず見た目はSA3や5属と相通じる薄型。幅は19インチラック対応でGTラック等だと上手く収まらないのも共通。
取り扱い関連を見るとパワースイッチの他にミュートスイッチがある。これも3等と共通。
温まらない内はこれをオンにしてはいけない。
入力は整理されていてフォノ(riaaと表記)の他にはtuner、CD/LINE。あとはTAPE一系統。
フロントパネルに見えるのはボリュームにバランスと、このシンプルさは音に効くのではと期待させる。
そしてうたい文句の一つがDUAL CHANNEL TUBE PRE AMPであり、中を見ると僕のSA3より真空管が一本多い。
3ではフォノは球二本だがライン系は球一本なのだ。
7ではライン系も球二本で左右独立回路なのだろう。
さあ、前置きは良い。問題は音なのだ。いつだって。
6月24日
ということでフォノにGT-2000+EPC-202ボロンを接続して音出し。
…なのだがこれがなかなか落ち着きを欠く。
やはりカウンターポイントのボリュームやバランスコントロールは扱いが難しいというか
こんなにシビアではいけないと思うのだが、という感じ。
それでもボリュームについてはSA3よりは扱い易い。
音は美点とそうでもない所が入り混じるというか見かたによっては最高だが全体で見るとどうなんだろう?という
不思議な世界を描き出す。
謎だがこういうアンプなのだろうと思わざるを得ない。
体調完全でないにしてもlimited師匠が一通り手を入れている個体だから恵まれた方だ。
個人的にもカウンターポイントは推しのブランドなので一層のご健闘をお祈りしたい。
したいがもう会社は無いのか…
残念である…