6月16日
6月17日
LUXKIT、である。
LUXというだけで縁遠いが、KITが付くと更に遠い。
なにがKITよ、というと組み立てて初めて完成ということでKITな訳だな、きっと。
…いや、洒落たつもりは無いのだ。本当によー知らんのだよ。
検索してもこの機種なども情報が極めて少ない。
恐らく実際に買って組んだ人などごく少数なのだと思う。
ただ、実はこのプリアンプ(という言い方をLUXKITではしてないが)、とんでもなく金の掛かった構成だ。
アナログ全盛時代の製品だからフォノに力が入っているのはわかるのだが、なんとMMとMCで独立の基板を持っている。
DCサーボ。フォノストレート機能搭載。充実したトーンコントロール機能。
…と、驚くべき内容でお値段なんと59,800円!
ただし組み立てをするスキルを持っていれば…ではあるのだが…
さてしかしどんな音がするのか…
6月18日
アンプの試聴というのは結構楽しい。
何故だろう?と考えたらアンプはアンプごとに色々な音がして然るべき存在と思えるからだ。
もちろんそれはカートリッジだろうがCDプレーヤーだろうがなんでもそうなのだが、やっぱり色々な音があっても許される度合いが
違うというか、プリアンプより前段は個性というよりソースに対する忠実度みたいなのが問われるステージだ。
アンプ以降はその辺の堅苦しさが緩和される気がする。
さあ、理屈はさておいて音を聴きたいではないか。
シンプルに徹してフォノのみ。まずはMCということでGT-2000XにDL-103初期型を取り付けて聴く。
すると…
するととっても良い音だ。
書き忘れたけどメインアンプはDCP-5500×2台左右セパレート使いでスピーカーがロジャースLS5/9。
つまりいつもプリの位置にSY88が居るシステムの、そのプリだけ差し替えて聴いている。
のだが全然遜色がないというか違和感が無いというか十分十二分というか…
ここで自分という人間の浅ましさというか度量の限界に気づいてしまう。
そう、つまり6万円足らずのプリでは大した音がしないだろう、と負のバイアスが掛かっていたのだな、情けないことに。
とんでもございません。これはズバリ20万円クラスのプリの音だ。キットだから価格が抑えられている。
それを忘れてはならない。
実に立派な音がする。威風堂々。ど真ん中ストレート勝負の世界である。
ここでMMを…ということでGT-2000にEPC-202でボロンカンチレバーなんていうのを久しぶりに聴いてみる。
するとこれが更にマッチする。3リッター4ドアセダンから2,5リッタースポーツカーへ、という感じで俊敏さ3割増し。
いや、マイリマシタ。
しかしこれを手にして自分で組み立てて今なお本調子で使えている人って全国に何人…
そう考えると希少性も大変高い。
6月19日
リーン、リーン♪
「はい、もしもし」
「よっしー君かな?わしじゃ、わしじゃよ」
「あ、limited師匠。先日はどうも…」
「ばっかもーん!」
「ひ、ひえっっ…」
「先日はどうももクソもあるか。アンプの持ち主がわしじゃって事がこれじゃわからんじゃないか!」
「あ、そ、その辺はちょうどこれから…」
「調子のいい事を抜かすなあ〜っっ」
「い、いや、ほら、師匠アンプの天板開けて中撮影して良いって仰っていたじゃないですか。
それがどうもネジが空回りして上手く行きませんでして…」
「ええーい、それよりお前の頭のネジを締める方が先じゃ!」
「は、はい。ってことで師匠のブログにリンク貼らせていただきますんでよろしくお願いします。
がっちゃん!」
…っていう会話は99%嘘ですがリンクの許可を頂きましたので
以下お読みください。
LUXKIT A502 @ - 羽田電器産業 ステレオ事業部
ちなみに師匠のページは世界で一番A502について詳しいと思いますんで
つぶさに拾って読まれることをお勧めします♪