1月1日
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
本年もよろしくお願いいたします。
写真は昨日の物と寸分違わず…のはず。
撮影時刻が違うから部屋の明るさは違うかな?
犬の散歩して、息子夫婦+孫2人で元旦のお祝いをするということは
呑んでしまう訳で、うつらうつらする以外出来ることも無し。
珍しくラジコでFMなんか掛けたりして…
46年前になりますが初めてのバイク=原付=CB50JXを手に入れた直後は
意味も無くその辺をちょい乗りしていた記憶。
寒いのによくやるよ、と今なら思いますが、
それくらいしかやることも無い?
後は寒い部屋でFM聴いていた感じですね。
そう考えると今も昔もやることはそう変わっていないかも。
あの頃よりは少しだけ良い音が聴けるようになりましたが
だからどうした?って思ってしまう。
ちなみにAST-A10+AST-S1で聴いていますが、
スケール感など38センチ3Wayと遜色なし。
'88低音革命は嘘ではなかった。
1月2日
ところでいつまでも38センチ38センチとそれだけ書いていると読んでいる方が飽きるのは明白。
ここで簡単に2024年という年を振り返ってみたい。
(年末のうちにやっておけ?(;^ω^))
ただし拙宅に来てくれたオーディオパーツのインプレッションに限定してのお話だ。
(お借りした物は除外)
順番その他適当であることをご了承いただきたい。
まずカートリッジ。当然だが?これが一番数が多い。
DENON DL-32はkoyamaさん宅で以前聴いて気になっていたらkoyamaさんが
京都の名門、BBGオーディオで発見して送って来てくれた。
DL-301をプレーヤー付属にするためにコストダウンした物と思うが
存在を知る人が少ない分お買い得になる。
ただ、球数は少ないというか、よくこんな物が残っていたな、というのが
偽らざる心境。それだけで感激してしまう。
初期型DL-103。
これも昔koyamaさん宅で拝聴してからずっと気になっていた一本。
針折れ品を手に入れて業者さんでかけつぎをしてもらった。
だから純然たる初期型103とは言えないのだが要は結果である。
音は豪快というか痛快というか一方の雄と感じた。
後に通常の103も手に入れた(昔持っていたが断線した)のだが
こうした定番中の定番カートリッジである程度の世界が描けることは大事だな、と改めて思った。
あるいはようやく思えたのかもしれない。
アントレーのEC-15WX。
これは勝手に描いていた印象とあまりに違って驚いた。
実に明瞭でわかりやすい良さに満ちている。
アントレーはいわゆるマニア向けからスタートして、段々と一般大衆にも受ける路線にシフトしていった?
テクニカのAT-ML170には参った。
シェルを交換しようとしたら断線…
なんと端子板のところが見事に外れていた。
念のためだが恐ろしく気を使ってリード線を外していたので、これはもう防ぎようが無かったと思う。
接着剤が完全に乾いていたのだろう。
教訓だが古いカートリッジはシェルから外そうなどと思わないこと。
もう諦めようとこの時は思ったのだが後に180の針折れを案外安く落とせた。
針はML140の物だが音は十分なもの。
この時の教訓もあり、この後VMS-20MK2のボディを一つエポキシ固めしてみた。
VMSシリーズも接着剤が効かなくなるカートリッジの代表格みたいな物で、ほぼ確実に駄目になる。
だからVMSの場合、特に端子板の所をエポキシ等で固める事は意味があるというか必然と思いたい。
このエポキシ固めカートリッジだが少なくとも音が悪くなるという事は無かった。
もっと全面的に固めてしまうと明瞭な効果が出ると思う。
ただ、当然全体の重量も増えてくるので、その辺は加減を考えないといけない。
ビクター4MD-1Xのデッドストック品に出会えたのは凄いことだった。
半世紀の眠りを破って良いのか躊躇ったほどだが開封。
音はアップライトな感じはあるが実に立体的で立派なもの。
長い間気になっていたカートリッジなだけに巡り合えてよかった。
FRのカートリッジもご縁が無かったのだが旅行中にMMのFR-5Eと遭遇。
このカートリッジも長い間気になっていた物の一つだったがMMらしくないというか
FRが作るとMMもこうなるのか、という一本。
ただしMMがMCに化けるわけではないので、その辺微妙な立ち位置だ。
テクニクスEPC-250MK3も同じく旅行中に捕獲。
針折れだったから207の針を挿して音出ししている。
折れていなくてもTTDDのせいでダメになっていただろう。
互換針も存在するようだが高すぎて手が出ない。
1月3日
プレーヤーは、まずSL-1300。
初期のフルオートプレーヤーであり、音を楽しむというより修理を楽しんだプレーヤー。
この時学んだのは、この手のオートプレーヤーで誤作動があった場合、古いグリスは
徹底的に除去しなければならないということ。
いやいや、何度裏ブタを開けたり閉めたりしたことか。
出力ケーブルも半殺しになっていた。こういうケースは多い。
SONY PS-FL77はリニアのコンパクトプレーヤーだが不思議とテクニクスのリニアとは
違う世界観を見せてくれた。
何故なのか?もしかするとバイオトレースの成果なのか?
扱いやすい事もあってラックの中に常駐となった。
pioneerのPA-100はプレーヤーではなくてトーンアームだがここへ入れておく。
ジャンクと言う事で何がジャンク?と思ったらメインのウエイトが無かった。
二重構造の外側のウエイトが失われているのでジャンクということか。
もちろん一応は使えている。
黒のカーボンアームと言うことで魅力もあるが名器かどうかはわからない。
KP-800はトリオ時代の後期のモデル。その後880辺りが出て人気は持って行かれた感じだが
しっかりした作りの音の好いプレーヤー。
オートアップも実に便利。
ただ、例によってダストカバーのヒンジがダメになっていて上げ切らないと落ちてくる。
これが結構怖い。
続いてKP-07。
これはミニチュアモデルと言うことで侮っていたらとんでもない。
ある意味メーカー純正スケルトン。あるいはネイキッドKP。
アームも良いし、とどめに付属のカートリッジも良い。
テクニカのAT-E30同等品と言われるもので、これはAT-MLと同時期の物。
相性とかそういう物もあるかもしれないが、こんなものが格安で売られていたというのは信じられない。
そしてpro-jectのDEBUT3。これには驚いた。
電源アダプター無し、動作未確認のジャンク扱いだったのだがこれは大丈夫だろうし、
万一の場合はDCモーターを取り付けて電池ドライブしてしまえ、と思ったが
DENON MARATZでアダプターを入手出来たので素直にそれを使っている。
実はこのDEBUT3。途中でDCモーターに仕様変更されていて、届いたアダプターがAC→DCタイプで
プレーヤー回らず。
変だな、と思って状況を伝えたら前述のマイナーチェンジのせいだと分かって交換に応じて貰ったのも
一つの思い出だ。
無事回ってカートリッジ、オルトフォン2Mを宛がったら、これが良い音。
イコライザーは内蔵の物で、それはスルーすることが出来ないのだが全く問題無い。
なんでこんな立派な音がするのか訳が分からないが白いボディーもお洒落で2024年一番のお気に入りかもしれない。
最後にTOAのDD-100。
これはGWのドフツアーで確保していた物だが半年くらい待機させてしまった。
アームがJELCOのOEMではないか、と噂されていたのを知っていたから捕獲したのだが
音を聴くとそのせいか、とっても良い。
2024年はKP-07とかpro-jectDEBUT3。そしてDD-100と、比較的価格を抑えたプレーヤー達に驚かされた年だった。
何がそうした結果をもたらしたのか?
わからないが大変好ましい事と思った。
1月4日
2024年振り返りも今日で終わり。
過去記事の焼き直しなんて意味無いじゃん?という考え方もあるのだが
例え月ごとにインデックスが振られていたって、たいていの人が読むのは最新の日記だけと思うと
たまにはまとめ記事もあって良いのかもしれない。
最後はアンプ類など。
STAXのSRA-12Sはもっと取り上げるべき一台なのにごめんなさい。
プリアンプとしても優秀なのは想像に難くない。
そしてこの一台はSTAXの達人より譲渡頂いていて、達人の手によってPROバイアスにも対応になっていたりする。
同時にイヤースピーカーSR-404も頂いていて、もっと使うべきだろう。反省。
ビクターJA-S41DC。JT-V41も懐かしいペア。
1977年に起きたDCアンプブーム。
何でもかんでもDC化してバランスを崩したとも聞くが、名器JA-S41はどうなってしまっていたか?
予想に反して?とても良い音だった。色気は無印41の方があるかもしれないが溌剌とした明るさ、
明瞭さは41DCの持ち味。
カセットデッキも二台登場。これは久しぶり。
ナカミチ480Zは比較的簡単に立ち直ったがTEAC C-3は難物。
いずれにしても音以前に見ていてうっとりする存在なのがカセットの名器なのだと実感。
年の瀬にサンスイEC-10エンクロージャーと出会ってしまったのが運の尽き?
いや、そもそもヤマハJA-3802なんていう38センチユニットを温存していたのがいけなかったか。
今も目の前に鎮座しているのだがデカい。
ただ、意外とジェントルに鳴っている。不思議だ。
あるいは一番の変化だったかもしれない二重窓の導入。
インナーサッシはペアガラスなのでガラスの枚数としては三枚。
いきなり外の音は聞こえなくなった。
夢の大音量再生?
残念ながらそれは趣味ではない。
ただ、精神安定上は大変良い。
実際部屋のSN比は一段と上がった。
1月5日
アンプに灯を入れしばらく暖機。
いそいそと針を下ろすもすぐに御用を言いつかるのがお正月というものだが
なんとか音出しに漕ぎつけたので改めて本年もよろしくお願いいたします。
これで完成なんて事はあり得ない38センチ3Wayなのだが
なんともチャーミングな音で鳴る。
こうなるとしばらくはこのままで…なんて思ってしまう。
1月12日
いや、参った。
何がというと咳である。
かれこれ一週間くらい止まらない。
ついでに鼻も詰まる。熱は出ない。
そんなこんなで、いわゆる、よっしーの部屋、の扉を開けるに至らず。
まだ治っていないのだがいい加減にしたい。
さて、画像は「風と共に去りぬ」。
たまたま今日テレビでやっていた。
しかし大変な力作であり、病んだ身体では到底ついていけない。
途中途中を拾い観していたが、まあ壮絶な人生である。
比較してわが人生の、なんと平凡なことよ…
だがしかし、それで良いのかな?とも思う。
戦火を潜り抜けて生きる、というのはドラマには良いかもしれないが
凡庸の人生にはふさわしくない。
凡人の凡人によるオーディオ日記復活まであと少し…
いや、疲れた…
1月13日
どうやらそう簡単には快癒しないと悟った。
また、いたずらに寝ていてもかえって咳は出やすいともわかった。
…なので庭くらいまでは出て過ごした。
その方が良かったみたいだ。
そしてやっとオーディオのある部屋へ。
確かもう一枚くらいあった…と思ったらやっぱりあった。
1988年2月発売の6thアルバム。
もしかしてアナログ最終か?なんて思ったらそんなことは無かった。
人気があるからどんどん出ていたのだな。
さてしかしこのアルバム。まずジャケットは個人的には「どうなの?」って感じ。
ま、余計なお世話だろうが。
そして録音。
これは久々に味わう壮絶録音。
よっしーの部屋は多くのソフトに寛大であるような方向に振っているが、
それでも顔が引きつるからスゴイ。
ま、それこそ大きなお世話というものだ。
多くの人が慶びを感じたのであろう。
その意味において中山美穂はよっしーの一億倍エライ。
あ、それからこの盤はレンタル落ちでした。
1988というと、まだアナログレンタルしてテープに落とすなんてことが
行われていたのかもしれない。
1月14日
オーディオというのは大雑把な人には向かないが
細か過ぎる人にも向いていない、と言ったのは長岡先生だっただろうか。
適当に組み上げたスピーカーの音なんか聴いていると
疑心暗鬼になって当然。ならない方がおかしい?
そうなるとあれこれ弄りたいというより、
弄らなくてはならないのではあるまいか?という
変な衝動に駆られる。
なのだが、そこが年齢の成せる業というか、昔みたいには
腰が上がらない。
目下気になるのは、耳の高さよりも少し上の方向に
音が定位しているような感覚があること。
いや、背筋を伸ばして聴けば済む程度なのだが
私は修行僧ではないのである。
一番良さそうなのは椅子(自作だ)の高さを少しだけ上げること。
しかしそんな事で本当に良いのだろうか?と悩むうちに
時は過ぎるのである。
1月15日
どうも1/15が成人式でないというのは
調子が狂う。
…って、改定されてから四半世紀くらい過ぎているのか…
話しは変わり、音の定位する位置が下がって来た。
良かった良かった…
何をした?
いや、実にくだらないのだがツイーター(コンプレッションドライバー)に
使うコンデンサーの数値を変えた。
これまでが3,3μFだったのを1μFへ。
これだけである。
3,3だと何ヘルツクロスになるのかは知らないが
1に変えると、それまでよりも高い周波数でのクロスになるくらいはわかる。
簡単に言ってしまうと、これまではツイーターが活躍し過ぎていた、ということだ。
活躍の場が高い方に限定されたことでウーファーに出番が出来た。
これによってツイーター群とウーファーの上端の中間くらいに
ボーカル等が定位するようになったとは
嘘の様だが本当だ。
そしてスピーカービルダーの方達なんかは
上記の説明を読んで失笑することだろう。
「コイツハ オーディオ歴ナン年だって?」と。
取り合えず計測器も何も使わず、聴感だけを頼りに何かやるとなると
こんなもんだと僕は思うが反論はもちろんしない。
使えるパーツなんてのも沢山あると出来る事は増えることだろう。
色々な数値のコンデンサー。あるいはコイルに抵抗。
アッテネーターだって含まれるか。
もしくはチャンデバがあった方がやり易いとか色々だ。
だが、少なくとも今は身の回りに落ちている物でやろうと決めている。
なぜって、キリがないし訳が分からなくなるのが落ちだからだ。
いよいよ行き詰ったら放り出すだけである。
そんな感じで良いと思っている。
さて、咳だが夜になると出てくる…
そのせいばかりではないが、お品物のご返却等に
影響が出ていたりとか他にも色々いある。
この場を借りてお詫び申し上げます…
ごめんなさい。
1月16日
いよいよ、という訳でもないが38センチウーファーそのものに
対峙する時が来たのか?
いや、まあずっと目をつぶっていたのだが…
あるいは最大の問題かもしれない。
それは低音不足である。
(続きはまた。疲れちゃった…)