11月1日
ところで先月後半の日記は二重窓について書くつもりだった気がするのだが
すっかり抜け落ちていた気もする。
騒音計を持ち出して何かするとかしたら日記的には面白いのかもしれないが
イマイチ気がのらない。
ひとつ言えるのは隣家の音とかが全然聞こえなくなってしまったということ。
それで良いのだろうがふと心配にもなる。
隣は何をする人ぞ。
これで良いのだろうか?
(良いのだろうけど)
話し変わって、ふとXL-1550。
久しぶりに聴いてみるがpro-ject DEBUT3なんかと随分音が違う。
時々プレーヤーではそんなに音は変わらないんじゃないか?
なんて思ったりもするのだが、やはりそうでもないようだ。
さて、11月。きっと今月もあっという間の予感…
11月2日
11月3日
TOAというブランドは音響機器としてみると古くから親しまれたものだが
いわゆるオーディオという括りでは見かけないと思う。
僕もミキサー的な物などは手に取った記憶があるが、つまりそういう世界で知られるメーカーなのだ。
それが今回突然レコードプレーヤーとして登場。
なぜ?
勘のいいマニアの方は一発でお見通しだろうがその前にちょっと解説。
TOA DD-100。
型番が示す通りダイレクトドライブプレーヤーだ。
クオーツロックではない。左手にストロボがあり、その手前にピッチコントロールがある。
右手にスタートストップがあって33/45の回転数切り替えがある。
どうせならスタートストップスイッチと回転数切り替えスイッチは大きさを変えるなどしてくれると
間違いがないのだがコスト的にはこれが正解なのだろう。
持ってみれば軽いしインシュレーターなどもただの脚?と言いたくなるような(音のためには悪くない)
作りなのだが黒の魔力か、遠目に見ると案外高級感?がある。
ブラック&シルバー。そこにスモークのダストカバーだから往年の名器、サンスイSR-929を思い出させる。
(実際の高級感は段違いだが…)
そんなプレーヤー(失礼!)に手を出したのはなぜ?
11月4日
実はこのプレーヤーのアーム、なぜかワンポイント支持なのである。(まだ分解して確認はしていない)
垂直軸はピボットサポートなのだが水平軸がワンポイントという作り。
どうもJELCOのSA-200(250という説もある)に作りがそっくりで、アームの製造元は同じなのではないかという、
これぞ疑惑のアーム搭載。
となるとアームフェチのよっしーが黙っているわけにはいかず捕獲である。
例えばSA-200はCECのST-930にも搭載されていた名器なのだ。
まあSA-200などは当時10万円くらいしたアームなので同一の物が付いているとは思わないが
あまりに似ている。また、そうした事を抜きにして、このアームは昭和チックな格好良さを持っている。
ワンポイントサポートの何が優れているのか?というのは過去にも話題にしているから
今回はさすがに省略させていただきたい。
また、アームの性能は単純にサポート形式が何であるか、で決まるものでは勿論無い。
ワンポイントも純然たるワンポイントだとオイルダンプ必須などとなってしまうので
そこを避けているのは堅実というか賢明であろう。
音だが…
11月5日
最初はpioneerのPC-330で聴いた。
悪くは無いが当方の気分で、もう少しパリッとした音が聴きたくなった。
そこでAT-33E(初代の奴だ)。
俄然賑やかになる。
それでよいのである。カートリッジごとのキャラクターは一発で出ないとだめだ。
ただ、シェル込み重量でこのアームに対しては過積載ということもあり早々にチェンジ。
今度はサテンM117。
シビアなサテンに対して健闘する。
ただ、33EもM117もベストではない。というのは使えるのだが本当は重量オーバー。
ダストカバーを閉めるとウエイトのお尻がつっかえてしまう。
音としては33EもM117もOkなわけだからウエイトに何か巻くなどして針圧は針圧計で読むという手もあるが
さて、どうしたものか?
だがしかしM117の相手を立派に出来ているのでしばらくそのままとする。
カートリッジばかり入れ替えるのも能が無いのでシート交換。
純正のシートは、いかにも、という感じで音質に対する配慮はどこまでしたかな?というフィーリング。
そこで毎度おなじみ過ぎてごめんなさい、のpioneerJP-501に交換。
これは効果が感じられた。全体に品位向上。とどめにディスクスタビライザーオン。
どんどん良くなったがダストカバーを閉めたらアームのお尻が当たってしまうというのはやっぱり気に入らない。
11月6日
反対に思いっきり軽い組み合わせを…と思って手に当たったのがpioneerのPC41MC。
これをダイヤトーンのシェルに付けた物は
軽すぎて日頃困るほど。
今回は、”出番ですよ”という感じ。
結果を言うとこれが嵌った。
音のおさまりが良いのである。
やっぱりアームは適正範囲で使うのが良いのか?
そりゃそーだろうな。
文句なしのジャストフィットで交換する気になれない。
よく見てみれば色合いもTOA DD-100にぴったり?
稀にこういう事が起きる。
11月8日
pro-ject DEBUT3からTOA DD-100へ。
振り返ればその前にはkenwood KP-07があった。
価格を言えばどれも高価ではない。
そしてコンパクト。重さもそこそこ。
だが、どれも心から好いと言える。
それで良いのか?省みてもしまうが
自分に嘘は言えない。
では、でっかいターンテーブルや長〜くて丈夫なアームはこの世に要らないのか
というとそんなことは無い。
そういう事を言っているのではない。
別の観点でいうとDD-100にPC-41MCが。
pro-jectに2M REDが。
そしてKP-07にAT-E30が。
上手く嵌っているとも言える(のかもしれない)。
上記三台の内でpro-jectとKP-07はとりわけ小さいので
この二つを並べて小粋なシステムだけが置いてある部屋なんかを
作ってみたいものだ。
いつのことになるかわからないが…
11月9日
ここのところやたらめったら色々なプレーヤーを引っ張り出して来ては
繋いで聴いている。
アナログ馬鹿と言って良いはずの当方だが、案外プレーヤーによる音の違いというのには鈍感だ。
いや、鈍感になろうとしていたのかもしれない。
ここの所は妙にプレーヤーによる音の違いがハッキリわかる。
それは気持ち悪いくらいに、だ。
アンプはサンスイ907MOS なのだがフォノも一級なのが
改めてわかる。
写真に映るはKP-800。
pro-ject DEBUT3やTOA DD-100に比べると大変クッキリとした
世界観で驚いてしまった。
カートリッジは幾つか差し替えて、ただ今EMPIRE2000T。
もう少しマイルドなくらいでも良い気がしている。
11月10日
今日はとても良い事があった。
しばらくご無沙汰していたオーディオの(人生の)先輩から
思いがけずお電話を頂戴した。
お互いちょっとづつ歳を取っていますね、なんて会話をした。
今度は押しかけるしかない。そう思った。
そしてたまには、ということでここではオーディオ以外のお話し。
友人のRD50を引き渡す時が迫ってきている。
それで、ということでシートの張替えに臨んだらとんでもない。
シートベースはグザグザで一部は欠落状態だ。
エポキシパテを持ち出してみたが、さて…
僕の身の回りには要修理品が多いというか
順番待ちをしている。
心底好きだから仕方ないが、そうでない人は
身の回りに厄介な物は置かない方が良いのは申すまでも無い。
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