4月1日




4月2日



DSアームについては昔散々触れたのでもう説明はしたくない。

ダイナミックスタビリティアーム。

カートリッジに引っ張られることでアームの支点が動く(と言ってもミクロレベルの話)
のを
横置きのナイフエッジで防ぐという発想は秀逸のひとこと。

このアームが搭載されたケンウッド最後の(本当は最後ではないが)プレーヤー
KP-1100および9010は今日もなお人気を博しているのだが、最初にDSアームを積んだのは
トリオ時代のKP-
880D及びケンウッドにブランドが変わっての880DUである。

880の時代は
ストレートアーム。1100、9010はJ字アームという違いがある。



どちらが良いなんてのは一概に言えない。
880の泣き所は
専用シェルを使わないとならないこと。

対して1100以降は
普通のヘッドシェルが使える。

渾身のユニファイドX字フレームなどの支えもあり、
一番人気は1100、9010で固定の感はある。

ただ、単純にDSアーム単体で考えると果たして880とそれ以降で
どちらが優位なのだろう?

多分、なのだがアームの
剛体ということで考えるとJ字よりストレートの方が優れている気がする。

下手に曲げない方が良いものも世の中にはたくさんあるんだ、というケンウッド技術陣の声が聞こえてきそうだ。

ただ、
J字でユニバーサルヘッドシェル使える方がどうしたって利便性に勝り人気も出る。

1100でJ字にしたのは
英断だったと思う。またJ字カーブは素直にしい。

しかしどこかで880のストレートDSアームを活かしてみたいという
気持ちも残る。

そこで、というか超単純に
実験機を作ってみたのが4/1の写真の図。

あまりにもいい加減だが
いはどこに?



4月3日


狙いは
880のストレートDSアームをピュアストレートアームとして使うべく、
つまりスピンドルセンターに対して
アンダーハングになる位置にアームを置いてみることだ。

実はこのやり方、
既に実現している方が何人も居る。KPの会のメンバーにもいらっしゃる。

ただ、僕のやり方が一番
いい加減でスピーディーに出来るやり方だ。

…と、変なところを
自慢しておこう。



モーターは見ておわかりと思うがパイオニア
MU-1800

これをポンと置いて、任意の位置(アンダーハング10〜15ミリ)に880のアームを
配備

こんなんで音はどうなる?


音はどうなる?と
ぶまれて、やはり怪しいところはあるのだが、これはなかなかビックリの音が出る。

パリッと鳴る。まるでSY-88がPRA-2000に
変身したかの様な、である。

細かい音をよく拾い、見通しが良い。

物を
ハッキリ言い、淀みがない。何故だか音圧まで上がってっ聴こえる。

音の好みは人それぞれだから一概なことは言わないが、
ハイファイ基調は間違いなし。

これだけいい加減なつくり(配置しただけ)のプレーヤーでこれだけの音が出たら
文句は言えない。
アームの
確かさがはっきり出た一例だろう。

こうなるともっとちゃんとした使い方をしたくなるのだが、もう従来通りのプレーヤー作りは
きてきた。

アイディアは何年も前からあるのだが、いよいよやるか?

目下
お悩み中である。



4月4日


なかなか
有意義なDSアームとMU-1800の日々だが
いったん解体というか解散というかをしよう。

そうしないと工作も何も出来ない。

第一設置がいい加減で
ないし、MCを使うとなにか放送を拾っているみたいだ。

適当にもほどがある。

それでも(しつこいが)
大器の片鱗は感じる。

正直SY-88を使ってこれだけ明るい音が聴けたのは初めてだと思う。

MMを聴いても良い。
また、このアームはかなり
幅広い重さのカートリッジ(+シェル)に
対応可能なのも良い。

どんなプロポーションのプレーヤーを組もうか?
道を歩いていてもふと想像して
ニヤニヤしてしまう。



例えばアームの
位置なんかえてみたりしている。

やっぱりこの辺かな〜。だとすると…
なんて考えるのは
しいものだ。



4月5日

考えるのは楽しい。
だが実行に移すとなるとなかなか
面倒だ。

ちょっと前にも書いたけど、入手から修理その他までやって
さらにそれを取り上げて、というのを一人でやっているのは
実に
効率い。

弟子でも居ると楽になるが、
にもならない。

それに、仮にそんな事になってもちっとも嬉しく
ない

要するにここは
僕の領域であって独立王国みたいなものなのだ。

これが
仕事であればそんな狭い了見では話にならない。
どんどん手放していかないと発展は望めない。

趣味の世界だから
真逆を堂々とやっている。

僕の手が
八本
いや、せめて
四本になれば、と時々考える…

うむむ…



4月6日



うーん…
めんどくさい

市販プレーヤーのアームの活用というのは
いうのは簡単だが色々やっかい。

やはり単売アームは良く出来ている。
当たり前だけどね…

低いテーブルで
んでいたらに来た…

やばい…



4月7日




市販プレーヤーのアームを弄るのなんか
いだ〜、

…と叫んだ数時間後にこんなもの↑が
着弾しているのだから
始末に負えない。

まあ理由があって手に入れているのではあるが…



疲れてそれで…という訳ではないのだがこうした物を引っ張り出した。

SONY
PS-LX525P

昔熱く語ったことがあるから繰り返しはしないが
ミニコンポの一員で電源は
専用ケーブルでアンプ等から供給されるので
そのままでは使えない。

DCインプットを作って(プラグをつけただけ)
バッテリードライブもできるようになっている。

ただし
今回はACアダプターでの運行。

愛用のアダプターは電圧をスイッチで簡単に切り替えられるのだが
悪戯に下げていくと、なんと
4,5Vでも作動する。

下げた方が音が良いのか?

そこまで検証はしていないが、するまでもなく12Vの段階で
十分音が良い。

これは
ったな、と思う。

しかもフルオートなのだ。

こんな時とっても幸せを感じるボク…


さて、明日でいよいよ
25年目に突入。

続くもんだな、と思う。



4月8日

25年目
突入である。
ひとつの
節目だから何か気の利いたことを書こうと思うのだが、
そんなことを考えると途端に筆が進まなくなる。

いっぱい日記を書けますね、と言っていただくことも多いが
それが出来るのは、
好きなことについて書いているからなのだ。


見方を変えるとそれだけ好きなことに打ち込んで来られたわけだ。
そのことに本当に
感謝したい。

この先一体どれくらいの時間、こうしたことを続けられるのだろう。
それはわからない。

もちろん出来るだけ長く、と願うのだがこればかりは
神様の決めることであって
僕のリクエストが聞き入れられるか不明である。

いつかこの日記も
途絶える日が来る。それはたぶん突然に、だ。

その時は「ああ、あいつも
ついに…。よく続けた」と三秒くらいで良いから思って貰えたら嬉しい。

…なんか今日は地味なこと書いているな、オレ。





4月9日


もう一日くらい25周年の
余韻にひたろうかな?

いや、浸っている場合じゃないのかもしれない。

よっしーの部屋は
結局変わっていない。その証明をしてしまっているのかもしれない。

だが、今不幸せなのかというとそんなことは無いわけで
上を目指すのも大切だが足るを知るのも大切と、
極めて
詰まらないことを口走ってしまう。



ま、いいか。とりあえずはオーディオの話だ。

写真は
PX-E800

その後の
860へと繋がる、良い意味でのお手軽プレーヤーの
金字塔的一台である。

一度は経験しておかないと、と手にしてみたら
こんなにもPX-E8
60(及びその亜種)と違うのか、とびっくり。

それは
りの部分のお話なのだが、これの続きは多分少し先になると思うので
今日のところは予告みたいなもので…

気づいたら
DSアームから逃げている?

いや、それについても少し先で
登場予定。

今宵僕は先日来のSONY機を
バッテリードライブにして聴いている。

やっぱりこりゃ良いね♪



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