5月8日
”まぼろしに似た青春に 再び逢える日が来れば
もう一度だってこの道を 進んで行くに違ない
電車がレールを鳴らすたび 僕らは旅をしたくなる
もう一度だってこの道を 進んで行くに違いない”
メイトなら驚かないのだがバーディーとなると話しは別だ。
この色は純正色なのか?
とても良い色だ。
そして始まった…!
5月9日
久しぶりの関西遠征。
全国ハードオフ漫遊記。
「今年は行かないのですか?」との問い合わせが入るくらい
(と言っても2〜3件だが。(笑))の人気企画である。
コロナ禍の影響もあり前回は2020年8月であった。
ほぼ3年ぶりで復活祭となる。
…だが、3年の隔たりがあるとなにか変化というものがある。
あって当たり前で、変わらないのはよっしーの頭の中味くらいなものだ。
koyamaさんのオーディオには大きな変化があって
それは事前に聞いていた。
だが、実際に目の当たりにするとやはり驚く。
何がというと、超シンプル化である。
アンプだが、セパレートアンプ類は退去。
代わりに納まったのはパイオニアSC-LX901。
AVアンプである。
スピーカーはテクニクスのSB-90G。
もちろん、ここに色々な機器が繋がる訳だが主たるソースは
NASに納められたハイレゾでありリッピングされたCDソースであり、
あるいは大変な手間を掛けて取り込まれたアナログディスクだ。
今更ではあるが、”自分はオーディオマニアである以上に
音楽ファンであることに気が付いた”とkoyamaさんは仰るのだが
さて、その音は…?
5月10日
その音は…
なのだが幕開けはアナログ。
あるいはkoyamaさん本当にレコードプレーヤーまで追放してしまったのでは?
と心配したが、それは杞憂に終わった。
何台かプレーヤーは置かれていたが当日のメインは
Lo-D HT-500MK2。
フルオートで音の良いプレーヤーの一つである。
そこにカートリッジはDENON DL-32とマニアックな?選択。
振り返ればkoyamaさんと僕の縁結びはパイオニアの高出力MCカートリッジ
PC-41MC、同31MCであった。
このDL-32も高出力。
高出力だから、という訳ではないが、パリッと鳴る。
この音には正直驚かされたのだが
koyamaさんも一緒になって驚いていた?(笑)
いや、koyamaさん、本当にオーディオの方はペースダウンをしていて、
音を出す頻度も少なくなり、ましてアナログとなると
”そういえば鳴らしたの久しぶり”、みたいな感じだった。
それが大変な鳴りっぷりを示したので
オーナー自ら驚くことになった訳。
プレーヤーは他にもPL-88FとPS-FL1が鎮座。
いずれもオートプレーヤーであり、積み重ねも容易な
フロントローディングタイプなのが面白い。
さてしかし驚いたのはフォノイコ。
正しくはフォノイコ搭載USB-DACというべき、
ADL(FURUTECH)のGT-40a。
よっしーが最も疎い分野だが、要するにこれを介して
大量のアナログをデジタル化した時以来のお付き合いとのこと。
(その時はKP-9010+AT-33PTGを使用)
いや、これが音が良いから笑ってしまう。
大変コンパクトなのだが、本来フォノイコというのは
そんなに莫大なスペースを必要としない筈なのだ。
これが正解、と機器が話しかけてくるようであった。
5月11日
カートリッジを交換しながら色々聴かせていただく。
そしてとどめはやはりこれになる。
AT-UL5。
もちろん、同3だって良い。
この両雄は、やっぱりkoyamaさん宅のエースだ。
DL-32は高出力型だったがこちらは一般的な出力のMC。
懐の深さで、32とはまた一味違う印象を受ける。
カートリッジだけではないが、koyamaさんはあらゆるジャンルで
ハイエンドと言ってよい機器たちを迎え入れては
自分のお城を作って来た。
作って来た、のだが行きつく所まで行って、
今はそこからターンして別の道を歩く感じ。
頂点は頂点で良いのだが、さて、では山の中腹や裾野には
どんな華が咲いていたっけ?
そんな気分で悠々と散歩をする。
そんな気分なのではないか?
そして困ったことに、現状でのkoyamaさん宅の音も、
以前に負けず劣らず良い音なのである。
ポイントはいくつもあるのだが、
やはりアンプとスピーカーはキッチリ押さえている。
ここは大きい。
アンプについてだがAVアンプでしょ?というのは素人さんだ。
よっしー自身も過去にAVアンプを使って、そのポテンシャルには
スゴイ物がある事は体感している。
最新のAVアンプとなると、それはそれは素晴らしいものなのである。
世の中は進化しているのである。
ましてAVの世界はピュアオーディオと違って
競争が厳しい。
各社鎬を削るという感じで競っているのである。
甘く見てはいけない。
さて、さておいてこの辺からデジタルソースへと駒を進め…
5月12日
さて、次に控えしはデータ再生。
ハイレゾはもちろん気持ちよく鳴るのだが
CDからリッピングした音源も同様に良い音で鳴る。
CDを回しながらの音を聴く時代は遠くなりにけり?
いや、音質中心で言ってもそうなるし、
データを一元管理してのコントロールのし易さを考えても
そこに落ち着くのが必然。
また、こうしたデジタル群の再生に、現在のリファレンススピーカー
テクニクスSB-90Gが嵌っていると感じる。
やはりオーディオも進化しているのだなぁーと、思い知るばかり。
そんなわけでkoyamaさんのオーディオは
大幅変更が図られていたのだが音の見事さは従前となんら変わらない。
では、ハイエンドの経験がない人がいきなり
同じAVアンプとSB-90Gを並べて同じ音が出るかというと
それは出ないがのオーディオの世界。趣味の世界だ。
途中をすっ飛ばして、味わいのある50代60代になれないのと同じである。
それにしても安心したというか、よっしーは
koyamaさんがオーディオ止めてしまうんじゃないかと危惧していたのだが
それは嬉しいことに外れのようだ。
そして僕らはハードオフ巡りの旅にでる…!
5月13日
koyamaさん宅の音を決する物の紹介がひとつ抜けていた。
キーパーツのひとつ。それがこのオーディオ用ブレーカーだ。
(写真のはよっし手持ちの物)
三年前の夏にもご紹介はしているが、
これを導入して音が激変してからkoyamaさんのオーディオシステムの
方向が変わったとも言えるので大変重要な部品となる。
オーディオと電源というのは切っても切れない仲であることを
改めて思う。
「物集女」でもずめ、とはなかなか読めるものではない。
古くは「物集」だったとか「毛都米」だったとか諸説ある。
これが「物集男」だとと僕らみたいなのを挿すので
分かりやすいのだが…
このルート。以前も通っている。
…なんて事がわかるくらいにはよっしーも
関西に詳しくなった。
西大津店。
たしかここで購入した物に売約済みの処理がきちんと
なされていなくて、後で寄ったお店でブザーが鳴ったのだった。
琵琶湖まで行って、京都へ引き返している。
ちょうどこんな日だった。
人出はすごいものがあった。
祇園にて…
京都と言えばBBGオーディオは外せない。
5月14日
閉店が迫っていたって駆け込むのさ。
牛かつです♪
開店を待ちわびる、の図。
遂に松坂牛なる物を食しました!
美味かった♪
このルートも二度目です。
(koyamaさんは巡回コース?)
以前一度来て、その時FR-5が破格の2,500円だったのを
買わなかったことで記憶していた店。
今回は別の物で出物あり。
リベンジなった。
暮れなずむ街。
よし、計画通り、今日の分達成
…と、僕は言うだけだがkoyamaさんは
ひとりハンドルを握るので大変である。
!
味噌カツ。
連休中だが渋滞は見事に回避。
天守から下界を見下ろす?
ラーメンたろう。
復興した神戸の街。
この都市が一度は完膚なきまでに破壊されたとは
誰も気づかないほどだが…
伊丹空港滑走路を眺める絶景ポイント。
あ、飛行機で帰ったわけではありません。
ということで今回のドフツアーも無事終わった。
原点に帰り大阪を起点にあっちにこっちにと近郊
(と言ってもかなりの移動距離だ)を制覇する作戦。
それが功を奏したのだろう、収穫物は例年以上に多かった。
面白いのはkoyamaさんと僕は狙うものがビミョーに違うので
あ!っと叫ぶ出物は常に違っていて
二人で取り合いの険悪な雰囲気になるなんてことは無い。
一度もないから面白いものだ。
koyamaさんの収穫物などはこちらからご覧いただける。
釣果も重要なのだが、なにより大切なのは無事に終わることだ。
とどめのとどめに、新大阪駅で45年来の旧友とも落ち合う。
あの時16歳の少年だった二人は、共に還暦も超えて白髪も増えた。
だが、こうして生きている。
そのことがなにより大切だ。
旅日記は以上で一区切り。
さて、何に出会ったか?
それについてはこれからです♪