6月1日



僕のオーディオにおいて
お手入れは重要な項目の一つになっている。

だから絶えず何かをやっているのだが
目下一番重要視されるべきが
プリアンプだ。

PRA-2000一号機に異常あり、ということでチマチマ弄っていたのだが
取りあえず普通に使える状態には戻した。

しかし、このPRA-2000一号機もお手入れをしたのが
既に結構前になってしまっている。

なにせ生まれてからだと42年くらい経つアンプなのだから
いくらでも不安要素は出てくる。

そこでこの際に
二号機をフルメンテしてみようかという気になっている。

ま、気になるのは簡単だが、やるのはそう簡単ではない。

時間との
いなのである。


6月2日



またこんな日々が来た。

これで
2,000円強。

高くはないがこれから値が上がる予感。
そして品薄な予感。

そんな時代なのである。


6月3日



わあ〜っと一気にやってしまうというやり方もあるが
地味に進めるというやり方もある。

どうしても後者よりのやり方になるのは
よっしーの性格のなせる業か。

上の写真は
途中経過的な物。

半固定抵抗が
片方だけ新しくなっているから
わかる人はすぐわかるはず。

トランジスタも一回抜いて
グリス付けて…とか、
半田は本当に全部やり
すべきだよな、とか考え始めると
楽しいは楽しいが何日掛かるのか?

もっともかかっても問題はないのだ。

なにせ同じPRA-2000でも一号機は元気に活躍していて、
その音を聴きながら二号機のお手入れをしている。

随分
贅沢なお話しではある。


6月4日

いつも同じことを言うが
作るより直す方が
厄介だ。

外してつけて、で手間は二倍。

そしてこの、外す、が
しい。

パターンを破壊しないように注意を払うのだが
注意だけではどーにもならない。

そこで活躍するのが
こちら



limited師匠の強い押しもあって入手したが
これは
れモノだ。ほんと。

それでもそんなに仕事ははかどらない。

やっぱり休みの日にやれると良い。

で、休みって
いつよ?(-_-;)


6月6日



ああ、俺は素人だな、と思う瞬間が今回も訪れた

しかし、乗り越えるたくましさ?も少しづつ身に着けているようだ。

一瞬青くなるも
無事電源は入った。

それだけで音は激変…!

…と言いたいが、そうは問屋が卸さない

この二号機はメンテしないとけないところが
まだまだある。

さて、どうしてくれようか?

いや、
どうするもこうするもないoだ。
やる以外に道はない



6月7日



無事電源は入りました。

では、話しにならない。

二号機は最近
片肺ならぬ片チャンネルになる症状が出ていた。

リレーを交換したいと思っても手持ちが無いし
同じものを買ってくるのも案外面倒。

そこで一号機から
外してあった同リレーを付けてみたら
やっぱり正解でモノラルがステレオになった?

しかし今回はそんなことでは済ませない。

メカニカルな
接点を徹底的に分解清掃する。

一号機でやっているが久しぶりなのでちょっと緊張。

一号機でやった以上のことをやるつもり。



6月8日



こういったシリーズは、どうしても延々と同じような話が続くわけで
読んでいる方は面白くないかもしれない。

まあ仕方ないが…

↑は
バランスコントロール分解の図。

シャフトの留めが
カシメのため冒険禁止。

隙間から接点にアプローチ(スプレー、注射器など使用)するに
とどめておく。



アンプのメンテナンスというとひたすら電解コンデンサー交換
みたいな話しになるケースもあるが、実際には
接点のクリーニングが肝とも言える。

スイッチしかり、リレーの接点などしかり。

これらの不良は
明らかに音質劣化につながる。

しかし部品交換ならともかく、スイッチを分解して綺麗にしてまた元に戻すなんてのは
リスクばかり高く、仕事としたら割に合わないことの代表格だ。

やるなら自分でやりましょう。



まあ地味な作業である。

元に戻せるように
記録をちゃんと取っておくのがまず面倒。

次にひたすら接点清掃。
爪楊枝まで使ってしこしこやる。



最後は接点グリスを塗って終わり。

これ一個だけなら良いけどプリアンプには接点が多い。

いつ終わるんだろう?(-_-;)


6月9日



例えばこれなんかだって9枚外して
磨いては接点グリスを縫って…みたいなことの繰り返しで
物好きでなければ
やっていられない

ま、
稼働40年以上となればこれくらい一度はやってあげようかという心境
で行っている。

しかしあと何日掛かるんだ?


6月10日



仮組してみたら、あら?片チャン出ない?

あかん、これはいったん落ち着かないと。

どこだ?

多分あそこ…

そうでないと根が深いことになる…


6月13日

修理ばかりしているオーディオってのもどうだろう?と思うのだが
こうしたことは一旦始めてしまうと、ある程度
キリの良いところまで
やらないと止められないものだ。

PRA-2000二号機。

片チャン音出ずの原因は…

あそこだと簡単で良いな、という予想は、それこそ予想どおり
裏切られ、しっかり
沼へと落ちた。

その沼から顔を出すところまではたどり着いたが、
今度は両チャン
出るが両チャンともむということになった。

なんともわかりにくいが、両方同時に…というところが味噌というか
救いである。

しかし、さあ、どこだ??





6月14日



いや、さすがに
れた。

疲れても問題解決すれば良いのだが
解決
しない

いささかくたびれてしまった。

ちょっと
一休み。

…って、ロジャースで
ハイレゾなんか鳴らすと
それはそれで充分良いのである。

ああ、
美空が心に沁みる歳になったか。
涙腺が緩んで仕方ない。

ごちゃごちゃ置きすぎと言えばその通りなのだが
そのロジャースの上にいるスピーカー群も
それぞれ持ち味があって、907MOSはそれを充分引き出してくれている。

そう考えると何を一台のプリにムキになっているのか?

いや、しかしそれはそれ、これはこれなのだ。

…取りあえず疲れた。
それも事実ではある。


6月15日

6月もあっという間に半ばじゃないか。

なんだか
ずっと半田ごてを握っていた気がする。

ちょっと
一休み。
今夜は久しぶりに工具を手にしていない。

その分
音に集中…なのだが、そうなったらそうなったで
気になることは出てくる出てくる…

まことに耳ばかり
欲深でどうする?と言いたくなる。

しかし音キチというのはそういうものなのだ。



6月16日



しかし酷い写真だな。

いかにも仕方なく撮った感じだ。


改めてロジャース
LS5/9って優れたスピーカーだと思う。

現状すごく適当な置き方をして鳴らしているのだが
それでも良い感じだ。

アンプは
C-2X→HMA-9500で鳴らしているのだがとても良い。

もちろんこれを別のアンプに換えたら換えたでまた楽しいのだろうが
今はこのままにしておきたい。

プレーヤーは
CDX-2200でCD。
T-4070ハイレゾ
GT-2000X+YGT1+WE-407GT他…となると、
まあそりゃ良くないと困るといえば困る。

もうひとつ、これも繰り返しで申し訳ないが
AU-α
907iMOS LTDで鳴らすPeerlessTA6FD00-04
これが良い。

なんというか音楽の
とでもいうべき部分をパリッ
描く。

実に不思議なスピーカーだ。

プレーヤーは
CD-10PX-2で、
PX-2にはM44に
44-5の針(と信じている)を付けているのだが
これがまた良いのだと勝手に信じている。

問題G7で、なんだか魅力のない鳴り方をしている。

どうした?

体調の悪い子は悪い子で気になるものだ。


6月17日

peerlessTA6FD00-04も実に不思議なユニットだ。

特にとりえもなさそうに見えるのだが、どこか無敵なのではないか?
とさえ思わせる。



こんなのとか…



ああ、こんなのも良いな、と思わせてくれるのだが、
きっと
何を掛けても良いのだろう。


この例のように何をどうしても普通に納得いく音が出てしまう場合もあるが
…というか実際に良い音というのはそんな風にして出てしまうのが
本当のところで、
四苦八苦の挙句たどり着きました、
なんてのは
どこかが間違っているんじゃないかと思う。

真理とか神髄というのはあっさりしているものだろう。

その意味では現在のヨッシーの部屋に置ける
G7なんかは
ちょっと道を踏み
外してしまっているとも言える。

まあ仕方ない。そんな時もある。
しょせんは遊び。
向きになっても仕方ない。

(実際にはかなりムキになっているのは
お察しの通り)


6月19日

いや、急に来ましたね。気温
上昇



日本の夏、
静音ファンの夏?

パワーアンプ二台を重ねて
BTLということで
ファン無しでは心が落ち着かないところだが
見事に
えている。

ただ、どちらのお宅も同じと思うが
やたら発熱する奴らが多いから、ファンももっと
たくさん
買わないといけない。


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