9月25日
一休み。
9月26日
オンキヨーOM-OF101その後。
ぱっと作ったエンクロージャー。
それはそれはスゴイものだった。
突貫工事の賜物?
ま、一応自分ではSHINANOというペットネームを付けていた。
そう、最終的な検査も仕上げもすっ飛ばして海に出て
あっという間に沈没の憂き目にあった悲劇の空母。
大和型三号艦の”信濃”から頂戴してみたのでした。
ただ、スゴイ物でした、とは言っても酷い物でした、
とは一概に言えない所がオーディオの面白いところだ。
ペナッペナのエンクロージャー即ちダメと決まったもんじゃない。
で、この上はこれを色々弄り倒して…も良いのだが
それはそれで面倒臭い。
…なんて、例によって我儘な気持ちで迎えたある日のこと。
その日よっしーは久しぶりに電動チャリンコに乗って某オフへサイクリング。
これぞ正に趣味と健康を兼ねた、ナイスエクササイズである?
なんだかエライ暑い日で、しっかり日焼けしながらたどり着いたその店で、
それは待っていた。
そう、昨日付の日記でアップした、ザ・ラワン、という感じの
エンクロージャーである。
どこかで何となく見かけた気はしていたのだが、
そーか、オマエハここに隠れていたのか、とひっつかんで
無理やりかごに入れて買って帰ったのだった。
(思ったより長くなったので続く)
9月27日
このエンクロージャーだが、サイズは180W×260H×250Dということで
正面から見るとA4サイズよりほんの僅かに小さい程度。
これが二つだとママチャリのカゴに簡単には納まらない。
だいぶ飛び出すが、それでも一応なんとかなったのは良かった。
最悪ハンドルの左右にぶら下げて…と思ったが
そんなことしたら危ないに決まっている。
重さもそこそこあったので、フロントはリジッドに近づき
路面の凸凹には敏感に反応。
ハンドリングはかなりシビアになり、
家に着いたら脚では無く二の腕の後ろ側辺りに痛みが来た。
よい歳をしてやることじゃない?
だがしかし、今回の物は今の自分に取っては
超出物。
まず、どう見ても10cmフルレンジ用の作例。
しかもユニット抜き穴径は95mmでOM-OF1用かよ?と
突っ込みを入れたくなるくらい。
ターミナル、配線、ファストん端子、吸音材と全部揃っていて
欠けているのはユニットだけ、なのだからうってつけとは
このことだ?
自宅について改めてしげしげと見てみるとこの大きさで板厚15mm使用だから
強度はバッチリ。
当たり前なのだがエンクロージャーというのはサイズが大きくなるほど
強度的には不利になる。
で、取りあえずOM-OF1を取り付けてみると…
9月28日
さて音は…
最初はピンと来なかったのだが暫くして気づいた。
このエンクロージャーにこのユニットだと出過ぎるくらい低音が出るのだ。
それもアンプ側で変な細工をしなくても、である。
お見事、というかこの作例、長岡先生に例えればBS-89あたりに似ている
10cmユニットに対して応用力ある標準的設計なのだ。
シンプルなフロントバスレフ。スリット型でその幅は150mmで高さ12mm。
奥行き150mm。
大まかに上手く鳴る設定なのだろう。
そして漠然と思っていたが今回改めてよくわかったのは、このOM-OF1の低域の充実っぷり。
良い意味での重量感ある低音が出せるタイプと見た。
ただ、これだけ下が充実してしまうと相対的な問題として高い方にもアクセントが欲しくもなる。
ま、フルレンジもそれぞれ。
OM-OF1はOM-OF1らしい音色を楽しむのが吉なのだろう。
と、ここで…
9月29日
さてとここでアンプ交代。
ここまでは907モスリミだったが、AIWA S-A60降臨。
それはもう、クオリティという観点では後退するのだが
これはこれで悪くないのもわかる。
特に非優秀?録音盤で成果が出るというか妙にあじわいが出る。
恐らく、だがダンピングファクターの面で緩めであるとかその辺が
スピーカーを適度に自由にさせるとか、そんなこんなで結構楽しい感じの音を
演出してくれるのではないかと想像する。
ただ、S-A60の必殺技。DSLの出番などなくなってしまっているわけで、
その意味においては登板しがいの無い話しという事になる。
さて、フルレンジ一発で…のつもりで居たが、こうなってくるとやっぱりツイーター載せてみたくなる。
9月30日
ヤマ勘でRITのツイーターをチョイス。
コンデンサーはちょうど載っていたフォステクスのUΣ0,047を使用。
一応逆相接続で。
ま、これはあった方が華やぎが感じられる。
と言って耳をRITに近づけた時あからさまに鳴っている風でも無い。
偶然だがうまい事納まったようだ。
低音のソリッド感も少しだけど上昇。STが効いている証拠でもある。
ここで、もしかして…と思ってS-A60のDSLをONにしてみたら…
おお!良いあんばいに効くではないか。
*註 夜中でもクレームが来ない程度の極小音量でのお話しです
これはツイーター無しだと低音寄りのバランスで、そこにDSLだといかにも過剰だったのが
全体のバランスが取れた故に低音を煽っても程よい味付けみたいな感じに変化したのだな、と
理解できる。
いやー、オーディオって本当に面白いものですねー♪