3月1日
やったぞ!親父、俺はやったぞ!!
…久しぶりに使うこのセリフ。
なにが親父なのか、なにがやったぞなのかさっぱり意味が分からない?
しかしよっしーの部屋を昔から覗いてくださっている人が居たとしたら
理解してくれるだろう。
そう、これは難物と思えた修理を奇跡的に成し遂げた時に
出て来るお約束の言葉なのである。
そう、なんとなんと、AIWAのDAT XD-S260が直ってしまったのだ(!)
直した、ではなく直ってしまった、という辺りが我ながら謙虚である。
しかし正に直ってしまった、のであって直した、のではない。
だって、アナタ、見てごらんなさい。
これだって全パーツの一部なんですぜ。
ごちゃごちゃと、凄いじゃああーりませんか。
ビデオデッキみたいですねー、改めて。
DATも本当に精緻の極み。
こんなもの手に負える筈がない。
その通り。
ま、オープンクローズ出来ないのはゴムベルトが
加水分解して無くなっていたからで、これは
適当なCD用パーツで置き換えオーケー。
ところが再生出来ないのは理由すらわからない。
こちらに出来る事と言えばパーツの固着とかそーゆー事が起きていないかどうか
見るくらいのものだ。
しかし、どうもそれも見当たらない。
固着とゴムパーツの劣化以外の原因だったらお手上げだから
諦めるしかない。
いじいじといろんなパーツを爪楊枝で突いてみる。
爪楊枝という所が大切で、相手はほとんど樹脂パーツだから
それより硬いものでやってはいけない(と思う)。
そうこうする内に二つだけ、「もう少し軽く動いて良いんじゃないの?」
というのが見つかった。
↑赤線で囲んだ、ちょっと顔色の悪い?ギアーがそれだ。
特に写真で見て上方の物は駆動モーターの動きをリールに伝える
大切な部分と思うので(想像です)爪楊枝とパーツクリーナーで
喝を入れる(入ったか?)。
それが良かったのかどうかわからないが
何と!ちゃんとテープを読み込んだのだ。
これが驚かずに居られようか?
一般人のまぐれ当たり。
この勢いで宝くじを買うべきだと
真剣に思っている。
3月2日
音が出た(^^♪
もうそれだけで良いのである。
良いのであるがもうちょっと語ってしまうと音が良い(笑)
いや、DATだから、というより音源が良かった。生録である。
ピアノ教室の発表会の公式録音。
公式といっても要するにワンポイントマイクを立ててDATにダイレクトインで
流し録りしたものなのだ。
これは良い。
照明を落としたホールの暗さが見えて来るような録音だ。
やはり録音機というのは生録をさせるのが一番良い。
ただし、果たして全ての人が好いというかどうか?
そこは引っかかった。
人によっては、「何が良いんだ?これ?」と思う事もあるだろう。
善悪の問題ではなく、やはり整理したりお化粧したり加工したりをした音の方が
まとまりも良く聴きごたえもするという意見が一般的だろうと思う。
何をもって良い音とするのかは事程左様に難しいことなのだ。
3月3日
さて置いてDATのお話し。
今回の個体はAIWA XD-S260。実に珍しいミニコンサイズの据え置き型。
なのだが考えてみると世界一号機のDATは、そのAIWAのブランド、エクセリアの
XD-001ではないか。
同時期発売のSONYの一号機DTC-1000ESはこれとほぼ一緒なのは知られるところ。
…は良いがDATのデビューは1987年春。
その数か月後出そろったのが以下の機種
ケンウッドDX-2200SR 178,000円
エクセリア XD-001 188,000円
Lo-D DAT-9000 189,000円
オーレックス XC-1000DT 198,000円
テクニクス SV-D1000 198,000円
ビクターXD-Z1100 198,000円
シャープ RX-X100 199,000円
ソニー DTC-1000ES 200,000円
アルパイン/ラックスマン KD-117 230,000円
オンキョー DT-2001 250,000円
パイオニア D-1000 250,000円
なんと、この時点ではLo-Dもオーレックスもブランドはあったのだ!
ショープやオンキョーからもDATが出ていたとは、改めて驚き(失礼)。
いずれも横並びの外観で一斉に出そろう所がいかにも往年の日本らしいといえばらしい。
CDから5年。次の売りの山を築くためにDATは期待の星だったのかもしれない。
ただ、一体何を録るのか?
CDを録っても仕方ない。
となると生録?
1987年頃生録が流行っていたという話は聞かない。
FMエアチェックにはオーバークオリティな気がするがこの時点でCSはない。
BSのBモード云々というのは話としてはあったがやって人はいたのか?
ただ、FMエアチェックでもDATならテープをひっくり返さず長時間高音質録音が可能ではあった。
ま、そんな事は今更どうでも良い。誰がどう使うんだよりも期日までに出すんだ、が
先行していた。それはそういうものなのだ。
その後の流れは皆さんならご存知の通り。
やはりDATは普及せず、消えるかと思われたアナログカセットが盛り返す。
その後はMDとDCCが登場。ゼネラルオーディオとしてはMDが主導権を握る。
DATは業務用プロ用として生きながらえた感じ。
そんなDATを2021年の今生き返らせてどうする?
どうもしません。ただ嬉しいだけ。
3月7日
今日の日記は私信みたいなものです。
すみません、日程の件定まらない内に
掃除を始めたらなんだか模様替えみたいな事もしたくなり
なんだかわけがわからん事になってしまいました(汗)
いえいえ近くご連絡申し上げますのでご容赦くださいませ。
掃除…というのもあったがちょっと気分転換みたいなのもあった。
オーマニに掃除に音は禁物。
というか結線も全部解いてのレベルになるのだから
音はスマホで…
しかし日がな一日やっていると。
まして本来音を出す部屋に居て装置に灯をともさないわけだから
夕方には禁断症状が出て来る?
取りあえずということでデジタル系チェック。
スピーカーはSX-3をどかしてG7へ。
この状態でSD-9500をDACにして聴くのは初めて。
SX-3の時より大きく音が劣ったらどうしようか?と心配もしたが
杞憂に終わった。
やはりSD-9500経由の音はとっても繊細で
パワーアンプでいえばHMA-9500相当だ。
パワフルに行くならDV-AX10のアウトそのままで行けばよいし
チャーミングに行くならSD-9500経由にすればよい。
…それは良いが場所を取るのは確か。
これだけは何とかならんもんか。
TA-NR1に灯を入れるのはいつ以来か?
恐れ多くてなかなか使えないが全く使わないのも
もちろんよろしくない。
手始めに…とナカミチSP-4Sを繋ぐが、これが偉く腰の据わった
どすの効いた音がしてビックリ。
ペア100万円のモノラルパワーアンプは伊達じゃないのだ。
次にG7を繋ぐがお茶の子さいさいで鳴らしてしまう。
さすが、なのである。
3月8日
とんでもない状態になってしまっているから写真は無しだが
いや、大変。
オーディオ機器というのは重い。そして繊細な部分も多い。
そして動かすだけで厳密には音が変わる位だから
配置を変えたり組み合わせを弄ったりすると
こりゃ大変である。
いや、まあ大変もクソも無い。自分で勝手に沼に入ったのだから。
その過程で得られる気づきもあるのだから文句は言わないが
真にややこしく面倒くさいもの。それがオーディオである。
3月9日
ちょっとづつまとまっては来たが。
つくづく、オーディオ機器というのは休ませ過ぎてはいけない。
かと言って酷使し過ぎも当然よろしくないのだが。
写真ではアナログプレーヤーが大きく写っているから
「そうか、アナログプレーヤーは休ませてはいけないのか…」とか
思うかもしれないが、実は案外アナログプレーヤーは丈夫だし
立ち直りも早い。
やはり多くの接点をもつプリアンプ。
これは要注意だ。
デジタル系は丈夫…な筈だが大して多くも無い接点が
案外トラブルメーカーだったりする。
色々なことに気づくここ数日なのだ。
3月10日
MU-31Dのキャビネットまでは間に合いそうもない。
当然だ。
あとは日程。日程…
3月12日
生存確認の一種だろうか。
3月13日
なにかに一心不乱になれるなんて、これに勝る幸せは無いんじゃないかな?
それは良いのだが踊り子さん総出演というか
連合艦隊の総力戦というか、わけが分からなくなってきた?
でも、それもまた楽しいんですけどね♪
3月14日
やっぱりこの山(セット)が一番安定しているのは
間違いないところ。
そりゃそーだ。ずっと鳴らしていた一式なんだから。
3月15日
いや〜、ここ数日の日記の中身の薄さ?と来たら
大変なものだ…
いや、いつも薄い?だからいつにも増して薄い?
しかし考えてみるとこれ位で良いのではないか。
オーディオという趣味の切り口も多種多様なのだが
書いていないで他の事をすれば?と言われたらその通り。
久しぶりにワンセットはラックを縦に積んでみている。
するとアナログプレーヤー達は床から75cmくらいの所に鎮座する。
本当にしばらくぶりにこの高さにしたのだが
色々な意味で扱い易くて感動する。
音という観点では床に近い方が良いみたいで、
しかし床置きはなかなか危険なので高さ30〜35cmくらいの
ラックに載せる事が多いのだが(妥協点だ)
やっぱり調整には不向きな高さだ、それも。
F1000も健在。
なによりだ。
ただし全てのソースがF1000向きではないと感じる。
L1000からF1000へと生まれ変わり
それでも幅広いソースに対応できるようになった方だが…
レコードにF1000を合わせるのではなく
F1000に合うレコードを捜す。
僕の場合それが正解みたいだ。
3月16日
全体像がなかなか伝わらないということで
芸の無い?ショット。
ロングショットでわかりにくいが
手前にHMA-9500MK1の初期型が鎮座している。
たまには使わないと…というのもあるし
HMA-9500MK2(ラックに入っている)の方が
何となくそろそろメンテ時な気もしたので
ご登板頂いた。
良くも悪くもこの写真にある物達の組み合わせは
品が良いというか美音系。
ちょっと優し過ぎるのはISODAのスピーカーケーブルのため?
とキャプタイヤに換えてみたが極端には変わらない。
恐らくプリ、SY-88無印のトーンなのだろう。
3月17日
これが自分のベストだとかなんとか言っても
所詮限られた出会いの中での選択なのは
みんな同じだろう。
そんなものである。
音が良いとかなんとか言っても
あるところから先は好みの問題。
他の要素としてルックスだとかコンストラクションとかいう物が出て来る。
パワーアンプでいったらメーターがあるかどうか
なんてのも大きな分かれ目だったりする。
メーター大好き派からしたら9500なんてただの黒い塊で
ちっとも良いと思えないだろう。
スピーカーも二系統繋げた方が便利だし
レベルコントロールも利便性からしたら
あった方が良い。
ただ、音質とか何十年レベルでのメンテナンスの
し易さとか考えると全部無い方が良い。
サイズも大きすぎず小さすぎず。
重さも重すぎず軽すぎず。
縦横比とかその辺も大事。
ん?なんだこりゃ?
単なるのろけの様になっている。
3月18日
模様替えにて現在センター付近にパワーアンプが集まり
正面、そして左右にコントロール系がいるという
オーディオ馬鹿ここに極まれりみたいな運びとなっている。
こちら↑は左席のご一同さま。
やっぱりGT-2000Xは木目のGTラックの上に載せるのが
一番美しいと実感する。
プリはC-2X。その下にONKYO T-4070が。
更に下にSD-9500が。これはDACとして存在する。
CD-10からはアナログアウトがC-2XのDAD端子に。
SD-9500経由の音がAUX端子に来ているので
二通りの音が楽しめるとは
こいつは春から縁起が良い。
YOP-1も二基あるが、これが無いとブレーキが効かないので
プラッターは果てしなく回り続けてしまう。
ちなみに左のXにはYGT-1砲金プラッターが。
右のXにはステンレス一品物のプラッターが載っているので
生半可なことでは停止しないのだ。
現在左のXにはMCをということでDL-103Dが。
そして右のXにはMMをということでEPC-270に
EPS-440針を付けた物が装着されているのだが
(WE-407GTでは容易にバランスしないので
ウエイトをシェルに付加している)
これがなかなか塩梅が良い。
最近人気急上昇の'80s CITY POPに最適?
limited師匠。もう少しだけ貸しておいてね♪
3月19日
しかし予想外のことって起きるもんで、
真に申し訳ありません。
(私信)
命に別状ないと思いますがしばし様子見…
(意味不明)
せめて日記の方は継続。
こちら右席の方々。
プリはPRA-2000。
かなりお手入れの進んだ個体。
下にHMA-9500MK1後期。
デジタルにDV-AX10。
フォノイコにHX-10000。
王座に鎮座するのはGT-2000無印黒(アームはWE-407/23)。
そしてパイオニアMU-1800+EPA-100のプレーヤー。
現在GTにAT-33MLが。右のプレーヤーにはM44(針は多分N44-5)
が付いている。
今、一番落ち着いている組み合わせと思う。
3月20日
そして正面のシステム。
ラックに入っているのはプリSY-88。
CDはCDX-2200。
メインMA-9500MK2改
SONY TA-NR1ペア。
王座の部分の拡大。
観察眼の鋭い人だとすぐに気づくかも?
MU-31D/TS+WE-308Nのキャビネットが
2×4材の試験用から変化。
これ、SP-10MK2用の自作キャビなのだが
もしかして、とMU-31Dを載せてみたらうまく行きそう。
まだちゃんと固定出来ていないが、収まりは良さそうだ。
長岡式積層合板スライド式アームベースの
合理性は素晴らしく、大抵の場合一発で
オーバーハングなんてきまってしまうのだ。
右席にはリニアトラックのPX-2。
オート部分含めて完動作品は多分珍しい。
色々な方のヘルプで成り立っている一台だ。
写真では伝わりにくいデザインの良さ。
リニアだけどユニバーサルヘッドシェルが使えるトーンアーム。
そしてオート機構。
色々な意味で持っている喜びにあふれている
一台だ。
現在MU-31D/TSの方にMC-F1000を、
PX-2の方にはType3を付けているが
どちらも好い音だ。
HX-10000は別にするとC-2X、PRA-2000、SY-88共に
MCは一系統しか繋げない。
後はMMポジションだ。
だからという訳では無いが片方にMC、もう一台にMMを
配備、みたいな感じになっている。
3月22日
全く本当だったら今日は…と考えても仕方ないのだろうが…
気を取り直してバイクネタ。
CB50。
ミニマムなコミューターとして最高の規格?
あるいはスクーターの方が良いかもしれないが、
それは言わない約束ということで。
美点のひとつは構造のシンプルさ。
8mm〜19mmのスパナと貫通ドライバーがあれば
大抵の整備は出来てしまう。
要するに隅々まで意識を届かせられるということ。
この単純明快さが好きなのだ。
言っておくがそれだって若い頃からの経験が無ければ
多分手に負えない。
物と言うのはそういうものなのだ。
車もオーディオも既にブラックボックス。
なにがどうなっているか知る必要は無いし、
知っても手に負えない可能性が大きい。
それで一向に構わないという人がほとんどだろうが
僕の場合は引っかかってしまう。
プレーヤーからアンプ。スピーカー迄。
自身で把握を仕切れないものは
好きになれないのかもしれない。
3月23日
野暮用で陸事にCB50で出かけた。
陸事というのはなかなか楽しい乗り物が見られるという点で
大変素晴らしいのだが今日はCBX-1000の初期型が印象的だった。
これから車検なのかどうか知らないが一台に三人掛かりの付き添いと
さすがCBX-1000なのだった。
こちらが用事を終えて帰る時、なんとなく目が合ったので会釈したら
手を振ってこたえてくれた。
排気量差20倍だが同じホンダ。
ほぼ同じ時期の単者同士なのだから関係ないのだ。
こっちも「珍しい〜」と思っていたが
向こうも「おおー珍しい〜」と思っていたに違いない。
CB50も年間で数えるくらいしか乗らないが
齢45歳くらいの原付としては絶好調と言って良いはずだ。
エンジンのよく回ることは怖いくらいで
簡単に1万2千は回ってしまう。
凄い臨場感。
しかしスピードメーターは、と見れば…
(笑)
それで良いのだ。
話しは唐突に変わり、なぜかM-22が降臨。
よっしーの初恋の?パワーアンプであり、
この個体は25年位前に。アンプ年齢ほぼ二十歳の時、
よっしーに拉致されて来た物だ。
案外出番は少ない。
数年前にはかなり大幅に手を入れた癖に
ほぼそれっきり冬眠させていた。
掃除がてら表に出して、垢を取り去り
接続してみると、え?こんなイイ音でしたっけ?
という位好い感じ。
もしかするとナカミチSP-4Sスピーカーには
HMAより合う?
プリがSY-88というのも良いのか?
ただし、猛烈に熱い。相変わらずだが。
オマエはエンジンか?と言いたくなるくらいの発熱だ。
3月24日
JFKの番組だったかでマフィアの話しになり
その報復戦などが取り上げられた時
たけし曰く「良かった、俺、フツーのペンキ屋の息子で」
という一幕があった。
何事もフツーが一番。
オーディオもまた真であろう。
特別な立派な人になんかならない方が良い。
圧倒的な、とか、凄いとか、
今の僕なんかは一切ご免被りたい世界だ。
大切なのは音がちゃんと出る事。
よっしーの場合はモノラルは縁がないので
とにかく左右から違う音がちゃんと出る事。
それを目指してそれ以上は目指したくない気分。
三方に駆動系。
正面というか中座にというかパワーアンプを配置。
これはなかなか塩梅が良い。
左右のスピーカーの間に背の高い(と言っても70cmも無いのだが)
ラックを設置して、いかがな物かな?と思って半月過ぎたが
すっかり見慣れてしまった。
音のためにどうか知らないが、
昭和オーディオ本舗としては視覚的に
ベストの感はある。
3月25日
このグダグダした感じの更新に
すっかり浸ってしまっている(笑)
もう今年の三月はこんなものと諦めてください。
プリ→メイン間を延ばせれば色々自由度が上がる。
素敵だ。
今宵はC-2X陣営からM22に引っ張っている。
そのM22だが好調。
ひとつ興味深いのが、こんなにすぐアッチッチになる
純A級アンプでも、いわゆるその日ごとのヒートアップには
案外時間が掛かるという事実。
オーディオってやっぱり面倒くさいワ。
3月26日
もうやめられない、このグダグダな世界。
しかし一般にはこれが普通か…
ひとつ言えるのはM22の調子が大変良いということ。
考えてみれば大掛かりなメンテナンス以降まともに使っていない?
大変失礼した。
今宵は戯れに木片を差し込んでみたりしている。
ああ、まるでマニアみたいじゃないか。
こんなささやかな事をして、ああ音が…とか言っているのが
最も平和であろう。
ちなみにM22は厚いとは言えない底板(放熱のこともあるから
パンチングが入っている)に直に丸い足がネジ止めされている仕様。
この時代はそんなものなのだ。
さて、こんな事して音は変わるのか?
ああ、まるでマニアみたいじゃないか、Part2。
別の観点からするとこのアンプはこんな風にして
浮かして下方に空間を作ってあげる方が
放熱のためには良い。
下から上への対流を起こすためには
そもそも下に空間があった方が好ましかろう。
3月27日
毒食らわば皿まで…ではないが
球も喰おうということでSA3。
さぞ酷い事になっているだろうと思ったら
そうでもない。
ただ、そろそろ接点くらいは総点検したいところだが。
とにかくゲインが高いプリで使いにくさも感じる。
特にメインアンプのゲインが高目でスピーカーの能率が高いと
やりにくい事この上ない。
今回はM22という、HMA-9500よりはちょっとゲイン控え目の
メインアンプが出ていたからSA3にも登板してもらおうかな?
という気になった。
結論から先にいうとSA3とM22の組み合わせはなかなか好い。
ちょっと控え目なところがあるM22にSA3が喝を入れる感じでもあるし
突っ走ろうとするSA3をM22が、まあまあと引き留める感じもある。
更にもう一つ言ってしまうと、どのプリであっても
どこか一定のトーンで鳴っているのが今のよっしーの部屋だ。
メインアンプを色々替えても多分結果はそんなに変わらない気がする。
それはオマエがタコだからだ、と言われると面目ないが、
その方が気が楽なのでこの際タコという事にしておいて欲しい。
3月28日
前言撤回。
音が変わらないなんて事は無かった。
ただ、好ましい方ではなくその逆に転がったが…
QUAD44もあったな、と思い接続してみたが
イマイチ過ぎた。
使いこなし含め色々見直しが必要だろう。
それにしても44は難解な所がある。
調整機能が豊富なのは良いが英国流というか
他のアンプ類と比べるとわかりにくい。
入出力端子の問題もある。
それでも、いつかオペアンプの差し替えなどして
楽しみたいと思わせてくれる。
いや、その前にお手入れが必要か。
3月29日
そう言えばそろそろ…
何周年なのか、段々わからなくなってくる。
加齢である。
たしか22年とかその辺だと思う。
今思うと笑い話だが、最初にこのページを作る時は、
「私のお気に入り」みたいな物が作れたら良いな、なんて
思っていた。
「お気に入りのギンガムチェックのシャツ」、みたいな感じで
女性タレントとかが素敵な写真にキャプション付ける風の
エッセイというかなんというか。
それの自分版みたいなのを想定していたのだが
もちろんそんな風にはならなかった。
まあ、なっていたら一か月で詰んでいたと思う。
だがこの三月の中盤以降の日記はそんな感じに近い気がする。
20年以上掛かって、やっと自分のやりたい事がやれたのか。
気の長い話しである。
3月30日
久しぶりに聴いた。
思わず笑ってしまった。
Hifiとか女々しい事言ってんじゃねえよオマエら。
と言われた気がした。
男はブギーである。
プレーヤーがPX-2。これにV-15Type3。
で、SA3に行ってM22。
どうもこれはなかなかマッチする気がする。
嬉しいことである。
メラルグルッ イズッチュ♪
3月31日
しかしこの何十年で一番進化?したのは
アナログレコードのクリーニングかもしれない?
昔はレコードを水洗いするなんて発想は一般には無かった。
そうしても大丈夫、と知れたのはネットが普及した
2000年代以降と記憶する。
実は僕自身は1995年頃から強い関心を持っていたが
生来の不器用さが手伝って難儀していた。
2000年以降も難儀していたが、最近はOYAG+デンターシステマでゴシゴシ
→ふき取ってからすぐに針圧3〜3,5gのカートリッジで
一回針を通してしまうというのを定番化している。
これが嘘の様に塩梅が良くて助かる。
時々思い出したように行うのがかたっぱしから
レコードに針を通してみる、というヤツ。
思いもよらぬものが綺麗だったりその逆だったり…
↑のTOUCHのレコードは昔も取り上げたはずだが
実にマイナーな一枚。
クリーニングしてさっそく聞いたが良い作品だ。
歴史に埋もれたバンドの感がある。
逆にオーディオマニア必聴盤みたいな一枚だが
これが驚くほど?汚れていなかった。
大変結構。大切にしておきたい。
再生困難が売り物の一枚だったが後にCD化されているから
そっちで簡単再生も良いだろう。
ただ、そうするとなんとかくAIの差す将棋みたいな感じで
ちょっと面白く無いか?
勝って当たり前。再生出来て当たり前、
みたいなことになりそうだ。