2月3日
夢のオーディオルーム??
いえいえ、そーはいかない。
先に台所ほかの刷新である。こりゃ当然。
ただ、実はオーディオにも影響は出て来る。(はず)
それより何より、今日もよっしーの妻がSNSで人さまの素敵なオーディオルームを見て
(本日はよりによって?和田博己さんの部屋の様子なんかみちゃったもんで)
「とうさんのオーディオも、こーゆー風にお洒落にすれば良いのに〜」と
のたまわっていた。
最近この呟きが増えている。
どーせ俺はお洒落じゃありませんよ!と内心腹を立てるのだが
さすがにこの2020年は多少格好良く行きたい物だと思うのであった。
さてや…
2月4日
大きいスピーカーも好きだけどコンパクトなのも好き。
大抵のオーディオマニアがそんな感じじゃないだろうか?
考えてみると拙宅にも大小さまざまなスピーカーがある。
しかし、改めて、コンパクトスピーカーというのは扱いが難しい。
本当の意味でブックシェルフとして本棚などに納めて使えると良いのだが
現実にはそう都合の良いところに本棚は無い。
で、スタンドにに載せるとなるとこれが厄介。
なぜスピーカースタンドに載ったスピーカーというのは
ああも不安定な感じなのだろう?と悩んでこの歳になった感がある。
で、スリムなトールボーイがどうして普及しないのか?と長岡先生も嘆いて
(嘆いていないが)おられた。
ここで一昨年末降臨のLS-9070なのだが一般的にはこれ以上スリムにするのは
難しいほどのスリムタワー。
これがやっぱり扱い易い。
なるほど、こういった物が普及しないのはオーディオ界
七不思議のひとつだろう。
音も良い。
本気で聴いても良い音だし、もう一つ、適当に流しておくにも良い音だ。
これは全体の音のプロポーションが良いスピーカーで無いとこうならない。
2月6日
いかん、いかん。
なにがいかんって突然本気で寒い。
おまけにリフォーム中なのでいつものところに熱が無い。
故にもっと寒い。
こうなると我が家ではオーディオどころじゃ無くなっちゃうのです。
で、無精してスマホでYOUTUBEとなるのだが
面白いもので、音質というものから解き放たれるといきなり本性が出ると
自分でも思う。
普段オーディオ装置で掛ける物とは全然違う物を聴きまくる。
なにをどう聴いているのか?というのは内緒だが
ひとつだけお伝えすると、今まさに聴いているのは
西岡たかしさんの「うろこ雲の絵」だったりする。
何度聴いても泣けてきてしまうのだ。
2月7日
いや、こりゃ寒いわ。
リフォーム中の家の一角なんて本当に寒い。
だったらやめときゃ良いんだが、よりによってアナログを掛けたくなる。
はっきり言って機器も冷え切って、こんなんじゃロクな音はしない。
…はずなのだが、案外まとも?
素晴らしく珍しくこんな物を聴いているのだが、随分しっかりしているじゃないか。
あるいはエンパイア2000tの力か?
41年前の盤としては状態も良好と言えよう。
もちろん過去に何度かクリーニングは掛けているが。
2月9日
考えてみたら一週間しかたっていない。
いや、リフォームのお話しである。
いつもとちょっと違った生活は、まだたったの七日間しjかしていないのか。
この、いつもとちょっと違う、が疲れを倍増させるのか?
結構この一週間は長かった。
ってことでオーディオどころじゃないのが本当のところ。
それでもなにかしないと気が済まない性分なので
地味にレコードをガラススプレーでクリーニングして
エンパイア2000Tで再生しては悦に入って?いる。
この2000Tについては某コミュニティに書き込んでも
それ知っている。持っているという人が一向に現れず。
よっしーはレア物を好む人では無いので
あまりに皆が知らないというと寂しくなってしまう。
とにかく2000Tは大変真面目な音のするカートリッジだ。
あまりに正統派なのでビックリしてしまう程。
エンパイアのカートリッジはみんなこんな風なのか?
それはちょっとわからない。
2月10日
このような物が舞い込んだ。
令夫人のお友達の物らしい。
いつだったか、お仲間の家の壊れた何かをお直し申し上げた際、
「お宅のご主人、好物とかないの?」とお礼でもされるつもりでお聞き頂いたのだろうが、
「好物?うーん…壊れた荷電」と答えたのが運の尽き?
ま、頼られて新たなネタが舞い込むのは満更ではない。
しかしこれも凄いというか、CD五連奏チェンジヤー内蔵。
MDにも対応。カセットも付いている。
このカセットだけ音が変、ということで覗いてみたらこんな感じ。
正直カセットでサビというのは初めて見た。
ただ、調べてみるとこの機種なんかでは珍しくないみたい。
クリーニングして、さてどうか?
お、良いじゃん?と思ったがリバースすると駄目駄目だ。
どうも片方向がおかしいみたいだ。
そもそもリバースなんかしなくて良い(笑)
これは深追いすると大変なので、片側機として使ってもらうことにして
返却しよう。
一応型番だが、パナソニックのSA-PM77MDで、この個体は2003年製。
良くもっているものだ。
2月11日
変わり映えのしない写真でごめんなさい?
謝る必要も無いが、しばらく大きなアクションは起こせないのだ。
細々とレコード鑑賞をしているのが
本当にエンパイア2000Tは面白いカートリッジだ。
面白いといっても変に個性的な所はまるでない。
大変な優等生である。
とにかく大変塩梅がよいのでこのところヘビーローテーション。
ただ、時々右チャンネルの音が出ないという事がおきてワクワクさせてくれる。
ワクワクは言い過ぎだが、結局トーンアームSONY PUA-1500Sの接点が今一つクリーンでないようだ。
コツコツ磨いているが、どうもスタントンとのシェルとの相性があと一つ?
ま、そんな事をつらつら思いながらやっているのが楽しいのだから
マニアというのは本当に仕方ない。
2月16日
ふっふっふ…
サイン頂戴してしまいました(^^♪
2月17日
諸般の事情で自分のオーディオに手を付けられない。
いや、普通に音は出せているのだが、それだけではオーディオをやれているとは
言わない。
事情と言ってもこちら側の都合でリフォームが少々延びていると、
ま、そんな理由なのだが…
こんな感じでキッチンは使い始めることが出来ているのだが…
少しやることが残って、床の養生を剥がせないでいる。
ついでに、というか、この時とばかりあっちこっち修繕指令が出るもんだから
対応に?追われている。
古い釘を漏らさず拾うには磁石の力を借りる、の図。
2月22日
て、て、てぇ〜へんだ、親分!
か、鎌倉方面で、せ、戦争。
おいおい、落ち着け八。
戦争たあ穏やかじゃねぇ。いったい何だってんだ?
こ、これが落ち着いていられるかい親分。
あ、アナログプレーヤー大戦争だぃ!
おっと、そいつは一大事だ。
てなわけで、いざ、鎌倉オフ!
2月23日
鎌倉は確かに遠い過去において
幕府があった土地でもあり、
戦禍とも無縁の場所ではない。
ただ、近代は文化の街であろう。
そこで戦争とは穏やかでないが、
どうも世界に名だたる名器プレーヤー達の棲む館に
新参者が殴り込みを掛けてきて、
これがまた優秀なものだから小競り合いが収まらないという
ことで仲裁に…
とは名ばかりで、高みの見物に?お邪魔した。
そーです、約10年振りに鎌倉OFF!の始まり〜
そもそもこんな方が居て…
こんな方も居るというのに…
こういう方を引き入れたらどうなるか?
わかっちゃいるけどやめられない(^^♪
まず、家主さまと思われるのはEMT-930さま。
説明不要の歴史的名器である。
オーディオ評論家の方達の中にも
終生EMTを愛用し続けたという人も多い。
そしてヤマハYP-1000。
世界初のDDにして、最もお金が掛かっているということで
過剰品質とさえ言われる伝説のSP-10初代のモーターを採用。
アームにスタックスUA-7を。
そしてカートリッジにはシュアーV-15 Type3を標準装備ということで
巨人大鵬卵焼き状態。
冷静に考えると、ヤマハさん、あなたは何をしていたの?という位の
プレーヤーだ。
そこへ忽然と現れた第三の男ならぬ第三のプレーヤーは?
ピンと来る人は上の写真を見ただけですぐわかる。
スピンドルが細くなっている。
つまり…
そーです。これはあのmilonさんが手がけられた、
パイオニアPL-31E改なのです(!)
2月24日
milonさんのプレーヤーについては昨年11月にも訪問記の中で
書かさせて頂いたし、なによりmilonさんご本人のブログを
ご精読頂くのが一番よい。
お邪魔して、その音に打ちのめされて、その際注文された個体が、
ここpippinさんのお宅に届いたとの知らせを受けて出動したよっしーだった。
そして噂を聞きつけてshuksさんも襲来。
ここに令和初の鎌倉オフが開催となった。
という事で僕なんかが説明を加えるのは気が引けるのだが
このプレーヤーの目指すところは手回しプレーヤーのような音。
いかにモーターの存在を消すか?が課題だったわけだ。
その為に、スピンドルは極限の低抵抗が必要。
まずスピンドルシャフトを細く削っていくことでの音質向上の確認からスタート。
やがては、良くあるシャフトの底にボールベアリングを置いて…
という形態を脱して、シャフトにベアリングを勘合させる形で
超低抵抗のスピンドルが完成している。
更にここにマグネフロートを加えたことで究極の域に達した。
今回戯れに、ベルトを外した状態で、ほんの僅かの力を加えて
プラッターを空転させたところ、おおよそ8分回り続けるという
事が確認された。
これはもう驚異の世界というか、超常現象の域に達している。
これを回すモーターも、大変効率の良い働きをする
コンパクトな。しかも制御系もすっきりした物が使われている。
DCモーターということでバッテリードライブが可能。
要するに乾電池で回せる。
これで商用電源と手が切れるのは大きなメリットとなる。
次いでピュアストレートアーム。
…と書くとどうしてもパイプが真っすぐである点ばかりに
話題が集まるが、軸受も重要なポイント。
支点の明確化ということでワンポイントアーム。
ただ、そのままだと横方向に傾きやすくなるので
もう一つ支点を設けて2ポイント。
このアームがmilonさんの自作なのだから腰を抜かす。
他にも細かい部分があるのだがここでは省略して音の話し。
音、だがキレッキレッで伸びやかなもの。
なんというか頭を押さえるものが無く、フレームというか枠が無くなってしまうのだ。
PL-31E改だけでは…ということでEMT-930st及びYP-1000にも
登場頂くのだが、やはりその点において大きく差を付けてくる。
究極のアナログプレーヤーの降臨でEMT様にも退去命令発令?
…実際にそうなる可能性は大きい。
ただ、念のため言っておくがEMTはEMTで一つの完成した世界を持っている。
カートリッジ、フォノイコまで合わせてコンプリートだ、という観点もあるが
それだけでもない説得力があるのだ。
実は途中で一枚だけだがCDをスチューダー様で掛けて頂いたのだが
その時も同様なことを感じた。
なんというか、これがブランド力というものではないだろうか?
近所に新しいお店が出来て人気が集まっているからと言って
老舗は味や方針をホイホイ変えるものじゃない。
それが信用に繋がるのだ。
2月25日
EMT様だけではない。
YP-1000も充分十二分な音を聴かせてくれる。
よく見れば希少なカーボンパイプに交換され
鬼門とも言えるプラッターの突起は取り除かれ
フラットな状態としてドライカーボンのシートを組み合わせている。
…と、オフ会が進む内に気づいたのだが、
この日はアイドラー、ダイレクト。そしてベルトと
アナログプレーヤー三大駆動方式のそろい踏みだったわけだ。
さて、ここで再びPL-31E改のお話し…
音はやっぱり猛烈に良い。
メーカーをも凌ぐ、ハイエンドアマチュアの凄さが
ここに炸裂している感がある。
逆にいうとメーカーは何故こういう物が作れないのか?と思うが
特に大きな会社になればなるほど、必ずしもオーディオ好きが
オーディオを作って居るとは限らない訳で
正に好きに勝る物は無い、の世界だ。
もうひとつ凄いのが利便性。
要するに使い勝手が良いのもPL-31E改milon specialの凄いところ。
全くもって市販品に遜色なし。
ピュアストレートアームなのにユニバーサルヘッドシェルが使えるのも
その一つ。
いくら音が良くても、気軽にカートリッジを交換出来ないと
そのプレーヤーはその内使われなくなるのが現実。
こんなのも…
こんなのも…
はい、こんなのも装着可能なんです。
SPUもサブウエイトを使えば快適に使える。
SPUをピュアストレートアームに取り付けて、音はどうよ??
…っていうか、極めて普通に鳴ってしまうのです。
もちろん、SPUらしく、鳴る。
という事で以降は快適なリスニングタイムへ…
レアな盤から有名な盤まで、なんだってご機嫌に鳴ってしまう。
駆動系からアンプ、スピーカーまで
細かい事は書かなくてもマニアの方であれば写真から判断して貰えると思う。
やっぱりpippinさんの所で
僕が一貫して感じるのは”ラグジュアリー”ということ。
恐らく、オーディオの音を聴いて最初に”ラグジュアリー”という単語を使わせて頂いたのが
pippinさんのおうちにお邪魔した時だったと記憶する。
その流れはずっと変わらず今日に至ったわけだ。
排気量5000CC。
6気筒あるいは8気筒か。
悠々とした走りが保証されている。
そしてガッチリしているけどガチガチではないサスペンション。
適度に硬くて腰に優しいシート。
そういう世界だ。
その中でPL-31E改も伸び伸びと活躍していた。
この日、春一番が吹き夕刻からは季節の変わり目を知らせる
暖かい雨が降っていた。
うららかな一日。本当にうららかなオフ会なのでした。
よっしーも上機嫌で、最後はスキップして…と思ったのですが
あいにく今は背中と腰がちょっとばかり痛いのでやめておいたのは内緒です(^^♪
*今回一部の画僧はpippinさんから頂戴しております
2月26日
そういえばリビングキッチンのリフォームはほぼ終わった。
まだ仮ぐらし的な所はあるが、一応の落ち着きは得た。
52インチはこの場所にジャストフィットで大変結構。
収納のやり直しをして、その際にこっそり?5.1を組む目論見。
機材は全部揃っているのだが、後は家人の反対が出ない様にスマートに収める事だろう。
構想もあるし取り掛かりたいのだが悲しい事にまだ
背中と腰が痛い。
とことん深刻な状態で無いばかりに、無理して動いてしまい
長引かせている。
故に今はじっと我慢。
キッチリ直してから取り掛かろう。
楽しみではあるが、間違うと撤去になる。
用心するに越したことは無い。