9月2日
とある所でワンコが失踪してしまったということで
捜索のお手伝いに。
久しぶりに夜を徹しての活動なんてしてしまった。
これは年寄りには堪える。
場所が都心とかではなく都下と呼ばれるような場所だったので
夜中はさすがに静かなのだが、一方で完全に眠るということも
さすがに無いのだな、と変なところに感心。
数日たつも発見の報は入らない。
どこかで気のいい人にすり寄って
そのまま保護されているのなら、それはそれで良いのだが…
一緒に引っ張り出されてお疲れの図。
しかしあんたらは幸せ者である。
こっちはこんな(どんな?)感じ。
やっぱりもうちょっと元気系が聴きたくなってMM。シュアーM-75を引っ張り出してみた。
他の箇所は全て変更なし。
うん、これくらい元気があってちょうど良い。
なによりG-940との付き合い方が分かって来た感じが嬉しい。
それとTTS-2500のロングランテストの意味もあるのだ。
9月3日
音楽の聴き方というのは人様々で色々なのだが
僕が考える一番好ましい聴き方は
例えばバンドなんかやっていて、曲をコピーして演奏するために
必死になって聴くというようなものだ。
「ここはどうやって弾いてるだろーなー?」とか
リズムを聴きとろうとして必死になったりする。
必要に応じて、慣れないながらも楽譜を起こそうとしたりなんかする。
ここは一発録りか?あるいはオーバダブか?なんて悩みに悩んだりする。
そんな風に、必死になって楽曲に向き合うなんてのが
僕流に考えると一番格好良い聴き方だ。
そしてセンスのあるヤツというのは四の五の言わなくても
きっちりと音やリズムを取ってしまうものなんだなー。
黙って楽器を手に取って、レコードに合わせて弾いてみせてくれたりする。
うーん…格好良い。
哀しいことに僕にはそんな真似は出来ないのだが
「ここはこんな感じで…」なんてやって見せてくれたりしたら
女の子だったらそっちの男に惚れるだろうって。
少なくとも、「うーん、オーバーハングが…」とか「アンチスケートが…」
なんて言っているより断然恰好良い。
所謂オーディオマニアというのは、大抵の場合かなり格好悪い。
そのことを自覚しておくことは大事だと、僕は思っている。
ん?恰好悪いのは私だけ?(汗)
9月7日
ほぼ一週間に渡った迷い犬捜索。
多くの方の協力を得て、なんとなんと無事捕獲できたとの
知らせが今朝舞い込んだ。
かみさんも僕も大喜び。
号泣する人間。素知らぬ顔のワンコ。
事故に遭わなくて本当に良かった。
今頃安心して爆睡しているだろうな。
良かった。
さて、オーディオだが体調が完全に戻らないこともあってお休み。
たまには耳と気持ちのリセットも良いだろう。
しばらく大人しくしている(つもり)。
9月8日
こんな風に出掛けたりするのが人として正しい道…
か、どうかは知らないが、そんな日もある。
さて、これから台風直撃?
誰の所にも被害など出ないで欲しい。
そして、つまらない事書いているなら寝ろと言われそうだが
下手に早く寝ると、今夜みたいな場合は特に
変な時間に目が覚めてしまう事があるので
ヒマつぶしにこれを書いているのであった。
9月10日
首都圏を台風が直撃するとどうなるか?
一部では未だに水が出ないとか
停電だとか困ったことが起きている。
都市生活というのも案外脆いものなのだが
それを言っていたら都市には住めない?
我が家の被害なんてのは被害に入らないので
報告するのも憚られる。
ただ、CB-750FがCB-50に圧し掛かってくれたおかげで
CB-50のミラーが破損。
頭に来たので?750Fのミラーをもぎ取って50に付けた。
注意しないといけないのはCB-50のミラーはM8ではなくM10であるということ。
変な話し、CB-50JXというのは結構本格派というか
おもちゃチックには作られていない。
原付だからとうっかりM8のミラーを買ってくると合いませんので
念のため。
9月11日
人の心は移ろい易いというかなんというか、
あの9.11から18年も経てば大して取り上げられもしない。
もちろん彼の国ではもう少し話題になるのだろうが。
しかし蒸し暑いというかなんというか、呆れてしまう。
それでも夕立のせいか気温はやや下がった…のかな?
SONY TTS-2500。
のんびり付き合っている。
エディカレントモーター。
…だから、なのかどうか知らないが、音はやはり
柔らかくしっとりとしたものだ。
エディカレントモーターについても、江川先生の記事を読まなければ
知ることは無かったかもしれない。
市場で主流にならなかったのは、トルクを稼ぎにくく
商品としてアピールしにくかったこともあるが
交流磁束洩れというのがいささか致命的だったのだろう。
固い事言わなければ特に問題に感じないのだが
気にする人はするのだろう。
それよりTTS-2500。
その丈夫さに感心する。
手を入れた方が良いのかな?なんて思っても居たが
下手な事はしない方が良い気がする。
もっとも、これとかSL-1200初代なんかは基板を整備しようと思ったら
簡単な部類だ。
操作性も極めて良い。ピアノキーも時代を感じさせるが
フィーリングは大変良い。
特にブレーキの類は付いていないので放っておくと
いつまでも回り続ける。これも好ましいことだ。
しかし今更ながら不思議なのが、DDとベルトというように
根本的な所で違うのならともかく
同じDDと言ってもモーターやら制御やらで音が違ってしまうこと。
考えてみると随分なお話しだ。
ただ、それだけ人間の耳というのは凄い性能を持っているのだな。
今さらながら感心。
9月12日
ああ、まったりとしていて大変よい。
もっとも、読む方からしたら実につまらないだろうが。
シュアーM75があまりにも嵌るので取り換えてみたくなった。
同じシュアーのM44へ。
ところがこれがさっぱり。
振り返るとG-940との組み合わせで良い音が出たことが無い。
これは今後検証が必要だろう。
とても付き合っていられないのでエンパイア2000Tへ。
さすが、どこの誰とでもうまくやれるキャラクター。
上手く行きました。
よりオーソドックスに、となるとM75だが
ちょっぴりスパイスを、となると2000Tかもしれない。
いずれも選んで間違いのないキャラクター。
共通しているのは次女の魅力というところか。
9月15日
三連休ってどこの国のお話しですかぁ〜♪
もういい加減にしたいのですが、そーもいかない。
オーディオには良い季節が近づいてきたが
さっぱり気分が乗りません。
一方で知り合いの中には変化も起きていて
ここへ来て活発な活動を始められている人も居る。
人生ってそんなもんです。
しないならしないで、徹底的になにもしなければよいのだが
虫干し代わりにレコードに針を通すと、知らぬ内に盤質が劣化している物があったりして
ついうっかりクリーニングなんかをやってしまうと
同じレコードに繰り返し再生する羽目になって…
何やってんでしょうね。
もう寝ます。
9月16日
ちなみに昨年同時期の日記を読み返したら
疲れた、やる気が出ないとぼやいていた。
進歩がない。退化がある。
正に加齢である?
読み返すと昨年の今頃はステレオ誌付録のスキャンピークス5cmユニットを使った
自作ダブルバスレフなんかを弄っていた。
それは良いのだが、実に適当な造りのそのスピーカーが
アンプによって実に音が違うという事に驚いている旨が書かれていた。
(書かれていたもクソも自分で書いているわけだが)
それがどうした?というわけでは無いのだが、
ある時以降の僕は、装置その他による音の違いというのを
歓迎しなくなっていた。
違いに興味が無いわけではない。
ただ、「どうでもよい」ではなく、
「どれも良い」、にしたいという潜在的な気持ちが働いているようなのだ。
ある意味大変寛容で結構な考え方なのだが
そうは問屋が卸さないのがオーディオの世界。
最近何を聴いてもストレスめいた物を感じていたので
プリ交換。
オーレックスSY-88からスタックスSRA-10Sへ。
予想は的中で、気持ちの霧が晴れたかのようだ。
一応補足だがSRA-10Sの方がSY-88より優れているとか
そういう事ではない。
多分SY-88の方は、もっと大きな音量で真価を発揮するのではないかと想像する。
この辺の問題というのはさり気なく深刻で、
いかなる装置も小音量での鳴り方というのは重視せざるを得ないのだ。
時速160キロ以上で本領発揮する車です、と言われても
日頃多用する速度域は60キロ前後だろう。
その辺で快感を得られないものは実用性が無いと言える。
その点において拙宅ではSY-88は不利な立場にあるのかもしれない。
更にそこにはメンテナンス不足の問題も残るのだが
(トランジスター未交換)、それをいえばSRA-10Sだって完璧ではないので
条件としては五分五分。
蚊の鳴くような音で聴いて違いなどわかるものかと言われても
違いは出てしまうものなのだ。
オーディオは面白い。
そして厄介である。
9月17日
何気ない毎日が風のように過ぎていく…
大変結構なことではないか。
しかし、特にこれと言って手荒い事をした覚えもないレコードが
引っ張り出してみたらプチプチいうというのは頭に来るなー。
多少プチプチいうのはアナログらしくて良いという解釈もあるのだが
どうにも腹立たしい。
アナログ盤のクリーニングというのは嵌ると大変なものだが
幸か不幸かそこまではいかない。
最近のマイブームはオヤッグあるいはガラスクリーナー。
そろそろ超音波美顔器でも導入するか?
9月18日
ユーミンのレコードというのは拙宅に割とある方なのだが
あいにく詳しくはない。
コバルトアワーは3rdアルバムなのかな?
そんな感じだ。
このディスクはコンディションが悪くない。
面白いものだ。
音はどうなのか?というと可もなく不可もないとしか
言い様が無い。
一応日本の標準機、EPC-270で聴いているのだ。
ま、全てのディスクを楽しく聴かせてくれるカートリッジというか
装置なんてものはこの世に無いと思っている。
9月19日
こんな天気の良い日に検診かよ。
…なんて文句をいってはいけません。はい。
しかし昔はバリウムなんて呑んでも大した事は無かったのに
最近はダメージが大きい?
ジェネシス「セコンドアウト」
高校生の時に買っていると思う。
二枚組だからそれなりの値段だと思うが、よく買えたな?
例によって外盤だから、当時から意味不明というか
ガイダンスめいた物が無い。
それにしても、なぜジェネシス?
悪いと言っているのではなく、当時は他にも
買いたいレコードがいっぱいあって買えなかった訳だから
かなりの取捨選択を潜り抜けての結果と思うと
ちょっと不思議な気がする。
ちなみにこの翌年位に来日していて、その公演を
中野サンプラザで観ている。
内容が「セコンドアウト」と似ていて(当たり前)
驚いた。
それと日本の観客が大人しいせいだろうが
しきりにバンドの側が挑発していた記憶がある。
さておいて、「セコンドアウト」
名盤の誉も高いし、ピーターガブリエルが脱退して
フィルコリンズが歌っているとか、
ドラムがツインドラムのツアーで、ビルブラッフォードも加わっているとか
色々ある。
まあ、ゴージャスなライブである。
しかし、こんな書き方はファンには失礼だろう。
検索してみると熱い思いや
詳しい解析をされている所に行き当たってびっくりする。
さて、音楽というのは、そのようにそのバンドやら
そのアルバムを大好きな人が聴くに限る。
音質やら音場やらも結構だが、一にも二にも、好きかどうか?だ。
好きでなければ聴かないで居てくれれば良い。
それがファンの心理だろう。
前にも書いたが、好きなアーティストの好きな音楽を
どうしたら自分にとっての好い音で聴けるかと追及するのは
とっても健全なオーディオの在り方だと思う。
その辺を抜きにして、ああでもない、こうでもないと
やっている我が身は哀れでさえある。
あと一つ言えるのは、このアルバムなどもそうだが
本当はある程度大きな音量と
集中できる環境で対峙するのが好ましい。
生活の中のオーディオも大変結構だが
それだけではいけないと、改めて感じる今日この頃なのだ。
9月21日
悩むのが好きな人っている。
オーディオ好きの半数は該当するんじゃないかと思う。
僕も悩み多きものなのだろう。
ただ、幸いなるかな加齢の影響であまり悩まなくなった。
悩むのにも体力が必要なのじゃ。
さてしかしワンポイントオイルダンプアームなんてのも
悩もうと思ったら随分悩める対象である。
もちろん新品時にグレースが付属で付けたオイルを規定量入れました。
なんて事なら話は簡単。
現用のG-940にはショップでオイルを入れてくれている。
しかしてその粘度などが合っているのか?
などはわからないものだ。
合っている合っていないにかかわらず、オイルで音は変わるだろうと思うと
やっぱり悩む。
ワンポイントアームは、ジンバルであるとかナイフエッジであるとかと比べて
パーツの劣化が少なく、初期性能を維持しやすいと言えばその通り。
ただ、オイルダンプ必須であるから、その部分の悩み(楽しみ)が
セットで付いて来る。
正解は、物凄く長い時間を掛けて付き合え、だろう。
しかしなかなか奥が深そうだ。
同じオイルダンプを、パイオニアはPLシリーズの一時期において
使ったが、あれはダイヤル式でオイルに入るフィンの量?を調整可能だった。
オイルダンプの可視化を可能にした、一つの見識である。
ただ、基本的にジンバルであるので、そのオイルが垂れたりすると
厄介ごとが起きる。
その点はやはりワンポイント+オイルダンプの方がシンプルでメンテし易い。
こんなことを考えている内に秋の夜は更けていく。
目出度いお話しである。
9月25日
レコードクリーニングなどしながら更けていく秋の夜かな。
もしかしたら何かを会得したのかもしれない。
9月26日
写真が下手で状態の酷さが伝わらないと良いな、と思う。
それくらい酷い。
これはかみさん持ち込みのレコードで、多分盤面に手が触れている。
そこからカビが発生した物と思われる。
あんまり針を通さなかったのも良く無かった。
さて、レコードクリーニング。
昨今うるさがたも増えているから下手なことは書けないが
ポイントの一つは乾燥と思っている。
よく乾かせ、というよりも、ある程度乾かしたらさっさと針を通した方が
成績は良い。
これは昔々から感じていたことで、水洗いでもなんでも
ある程度乾かしたら、とにかく針を通すに限ると思う。
下手に乾かしてから針を通すと、元の木阿弥というか
ちっともプチプチが取れない事になる。
汚れが軟化していた所を針先でクリーニング。
音溝の掃除には結局針がベスト?
ある意味当たり前だ。レコードの溝を通るように針は作られている。
一種のラッセル車の役をカートリッジにさせる訳で、
けしからん!と言う向きも在られようが、そんな簡単に
針もレコードもダメにはならない。
気になるなら針先交換容易なMMでやれば済むことだ。
一発で解決とは限らないので、同じ面を数回繰り返しトレースすることになるが
それくらいは仕方ない。
針先には汚れがついて来るが、メラミンフォームの小片で
こすれば軽く落ちる。
外周からトレースしていくから、内周は必然的に不利。
途中で一二度針を上げて、針先をクリーニングしてからトレースさせるしかない。
結果に納得出来なければ、また洗ってトレースしてを繰り返す。
最近のお気に入りはOYAGとガラスクリーナー。
軽い汚れならOYAGが良いが、今回みたいに酷い盤面には
ガラスクリーナーを使う。
ガラスクリーナーは比較的乾燥が早いのもありがたい。
9月28日
小室等さんという人は、「小室等の音楽夜話」の人で、
いつも拓郎に絡まれてばかりいる、
何だか気の弱い、人格者だけどミュージシャンとしては
今一つつまらない、みたいな見方を、
若い頃はしていたものだ。
今回「23区コンサート」を改めて聴いてみて印象が変わっ…
…ったという事は無かった(笑)
ただ、その良さが、若い頃よりはわかるようになった気はした。
さて、手荒に扱った覚えは無いのだがこの盤もなかなかひどい。
しかたないか、40年位前のレコードで
ここ30年ロクな扱いをされていなかった。
そこでガラスクリーナーでクリーニング。
段々上手になって来た。
やっぱり残留時間が短いのが良いところだ。
スプレーする。システマで擦る。
オヤッグ・レコードクリーニングクロスでふき取る。
すぐ針を通す。
今のところ水洗いよいりも好きかもしれない。
9月29日
もう疲れているのだし、これと言って書く事でも無いのだが
なんというか晩酌をする人が、どうしてもその晩酌を欠かせないのと同じで
このページにつまらない事を書かないと一日が終わらない
みたいなところがあるのでご容赦を。
ガラスクリーナーなのだが、先日念願の?スプレーボトルタイプを手に入れたら
やっぱりこっちの方がぐんと作業効率が良い。
写真のように豪快にぶっかけて、デンターシステマでゴシゴシ。
OYAGレコードクリーニングクロスでふき取る。
そんでもって、ほとんどすぐに針を降ろす。
非常に快適にクリーニングが進む。
盤の汚れがひどいと針先に猛烈にゴミが付くが
さほどでもない盤では最後まで(ゴミは拾いながらも)ずっと行ける。
やっぱり自分にはとってもマッチしているやり方だ。
9月30日
久しぶりにCB50ネタ。
実はCBの話しは無いのですか?と言ってくれる方も
三名様くらい?居る。
いや、案外オーディオはどーでも良いがCB50の話しを聞きたいという
潜在需要は多いと思っている。
それで、というわけでは無いのだがクラッチワイヤー交換。
そもそも、ある方曰く「ウチの1200の方がクラッチ軽い」とまで
いう様な状態だったので早晩やるべしと思ってはいた。
台風一過のある日、握ってみたらグキッと言ってそのまま動かなくなった。
ああ、これは切れたな、と思ったが実は切れていなかった?
ま、どーでも良いが固着したのか伸びたのか、切れたのか?
とにかく交換である。
ありがたい時代でネットで入手が簡単にできる。
やっと時間も出来たので交換。
当たり前だが雲泥の差というか、これが新車の時の状態だろう。
原付だろうが大排気量車だろうがクラッチワイヤーの状態が悪いまま放っておくなんてのは論外。
デリケートな操作が出来るかどうかはワイヤーに掛かっている。
古い方はしっかり曲がり癖が付いている。当たり前だ。
本当は数年ごとに交換しておくべきものだろう。
たかが原付であっても本来の性能を維持するのは容易ではない。
オーディオも同じなのである。