2月1日







目の前にあるとどうしても弄ってしまうので
(弄るの好きなもんで。笑)
DH-710S一旦しまう。

では何を?

これが実に
色々あるのだが、書くのもどうかな?

取りあえず
は降る。
明日の朝が楽しみ…

ではないな…


2月2日



なんとなく、
ずっと気になっているものと言うのは誰にもあるだろう。

僕も場合は普通の人が気にならない物ほど気になる。

月刊オートバイには”
俺のマシンを見ておくれ”というページがあった。
(今もあるのかな?)

有体に言ってしまえば読者の
改造車をどんどん掲載するページという事で
ほぼセンスゼロの物も時にあるが、僕にはもう垂涎みたいな物のオンパレードだった。

上の画像は
1978年11月号の同覧から。

これはこの号の中でも特選というか、素晴らしい一台だと高校生の頃から
思い続けている。

ドカティ450デスモ風なのだがベース車がなんとCB90

オーナーのセンスには
脱帽である。

しかもタンク、シート、シートカウル、フロントフェンダーまで
鉄板で自作?
どうやって作るの?

オーナーは多分その筋の仕事の人だ、きっと。

CB50はどノーマルが
最も美しいと信じて疑わない僕なのだが
この仕様だけは洒落でやってみたいと思わせる。

アルミを溶接してタンクカバーでも作って被せて…とか
思うのは簡単だがやるとなったら
半端なく大変だろう。

現実的な所では初期型CB50のタンクを載せて(後期型の物より多少ロングタンクだ)
シートとテールカウルはなんとか自作。

セパハン、バックステップは必須となるが、こりゃしょうがない。

ドカティの黄色に塗ってロゴももちろん入れる。

ばっちり作れば
絶対に受けを取れると思うのだが…

あ、それよりFX…

はい、わかりました。


2月5日



何でもそうだが、やっぱり上手く行くと
せっせとアップもする気になる。

その
反対だと…

ってことです。

最近
負けが込んでいる。かな。


2月6日



マンネリ打破を目指して…

とうわけでは無いが音楽を聴くのも悪くないと、ふと思った。

まあ実は某所で
100円台のレコードを見かけただけなのだが…

適当に(失礼)買って帰る。

で、上記のディスクは
CDで持っているのだが100円なら買ってみて
聴き比べでもしてみるのも良いだろうとゲット。

しっかり
え切った部屋と装置。
それでいてアナログディスクということで期待にも何も無い。
あるいみ無我。

ところがところが、第一音が出た瞬間
ギョッとした。

あまりにもCDの時と印象が
うのだ。

僕は特にアナログ信仰者でもデジタル信仰者でもない。
はっきり言って
どーでもよろしい、というタイプ。

ただ、
いた。

このディスクは
1987年の物だからアナログ、CD同時発売の晩年期の物だろう。

どちらを
基準にマスタリングしたのかな?

なんて想像するのも面白い。

そして何より、
小山卓司さんのこの時のこのディスクを
わざわざアナログ盤で買った人ってどんな人?(笑)

プレスされた枚数も少ないだろうから
レア度は高い。

しかし残念ながらプレミアがつくようなアーティストではない(失礼!)

そこが良くてわざわざ買ってくる僕も
大層
ひねくれ者である。


2月15日

ん?更新されていないぞ、と思ったらその筈だ。

更新していなかった(汗)

この馬鹿が
何もしないで過ごすなどと言うことは無い。
断じてない(←馬鹿)

ただ、さすがに書くほどの物かいな?と
自粛スイッチが入ったのだろう。

何をやっていたのかというと
ビデオテープカビ落としの研究である。

このテーマ、過去にもやっているのだが通算
三回目くらいか。

何をやっているのですか?今更、という声が聞こえて来そうだが
これ、
実はオープンリールテープを弄り始めた時から
なんとなくやりたい気持ちがもたげていた物。

昔は
派か派か、なんて言われた。
僕はどちらかというと皿が好きだ。

紐と言うのはなんとも不安定な感じがある。

しかし紐には散々
世話になった世代でもある。

カセットテープにビデオテープ。
その頃の記憶媒体は圧倒的に紐だったのである。

まあしかしそんな事はどうでもよろしい。

理由なき反抗ならぬ理由なき清掃。

カビの生えたビデオテープはどこまで綺麗にすることが出来るのか?
改めてやってみている。

結果はまだ出ていないのだが
その前に再生装置の問題がある。

隠匿してあるビデオデッキが二つ。
これは以前と変わらないのだが、果たして
動くのか?

そこからして問題であった。

まずビクター
HR-S5000
なんと
30年選手である。

よっこいしょ、と電源を入れると電源は入るが起動せず。

よくある話しで、しばらく待つ。
そして底板を外してモーターのプーリー辺りを手で補助して
回転を促す。

これで
復活するから昔の機械は凄い。

ビデオデッキはその後良い意味でも悪い意味でも
簡略化がなされたので、この時代の物は正に
重厚長大と言える作り込み。

多分それが功を奏しているのだろう。でなければとっくに死んでいるはずだ。



色々書く事はあるが、次に行く。

もう一台は三菱の
S11

これも
バブルデッキだ。

ほとんど未使用の物を預かっている形だが
出してみると見事に動かない。

電源は入るがその先に進めず電源が落ちる。

あるいはモードスイッチの不良かと思ったが
モーター脇の電解が
思いっきり吹いていた。



これも同機種お約束の故障だが、盛大に吹いているから
処理が大変だった。



オリジナルは10μF 25Vだったが手持ちの50Vに交換。

他にも問題は抱えているようだが無事再生は出来たので
今はこれ以上やらない。





この話し、続くかどうかわからないが、
取りあえず本日はここまで。


2月16日



デッキの
天板が汚れているとかいうお話は後にして
まあ
面白い。

何が面白いのかわからない?

そりゃそうだ。

んだテープ。満身創痍のデッキ。それの織り成すドラマというのか。

一見ダメっぽいテープが案外行けたり、
念には念を入れたつもりのテープがイマイチだったり。
不可思議である。

クリーニングテープの偉大さに改めて
くこともあるし
テープのバックテンションとは、と
学習する機会にもなる。
この辺はオープンデッキの延長だ。
(カセットでも同様だが)

わかっている人には面白くもないのだろうが
この歳になって学習している当方にとっては
新鮮なことだらけ。

程度が
くてせになれる事もあれば
程度が
すぎて不幸になることもある。
人生いろいろとはこのことか。



2月17日



まず、
はっきりお断りしておくがこれはネット上で見かけた
ある方がおつくりになった物をパクった?物である。

というか、それの劣化版の更に試作機である。

リンクを貼らせて頂いても良いのだが、無断リンクもいかがなものかと思うのと
”ビデオテープ カビ取り”みたいな検索を掛ければ
間違いなく見つかる物なので
リンクは止めておきます。

とにかくよっしーの
琴線に触れたというか、一目見て
こりゃ
なんて素晴らしい物をおつくりになられるのかと
驚愕した。

見よう見まねで作ったのが上の画像の物である。

テープの
カビ取りでは、デッキが汚れるのを覚悟の上で早送り巻き戻しをして
振り落とすというのが一つある。

効果はそれなりにあるのだが、テープがケースに入ったままであることから
一部は
ケース内に残ったままとなる。

やはりテープはケースから取り出した方が良いのではあるまいか。

その取り出したテープをグルグル回してやる。

途中にテープが
れるような仕掛けを作ると
更にカビ落とし効果は高まる?

やってみないとわからないのでやってみた。

ま、カビを
完全に除去するというのはこれだけでは
しいようだ。

ただ、ある程度の効果はある。

適当に作ったので回転数もトルクもあったもんじゃないが
柔柔と回る加減がちょうど良いみたいで
テープが切れてしまう心配もなく、
安定している。

ただ、当然ながら
オートストップとかそんなのは無いので
回しっぱなしで別室でテレビ…なんて訳にはいかない。

それでも、
これくらいはやらないと駄目でしょう、というのが今日的感想。

ここまでやらないにしても、ケースは開けて
中のポスト等
アルコールと綿棒でクリーニングしないと駄目なのがわかる。

馬鹿らしいと言えば馬鹿らしい。

しかし趣味と言うのは
馬鹿らしいから趣味なのであって、
まともな事をやりたいのなら、
それは仕事の世界でこそやるべきなのだ。


2月18日


テープを巻き取られた側のリール

カビ
が見えるだろうか。

一部は剥離して(回した後だから)周辺に飛んでいる。

もちろん、このカビは
ティッシュにアルコールを付けて清掃する。

段々慣れて来たためか、大体ひと回しでほとんど清掃出来る事がわかった。

ただ、非常に厳密に見れば影響ゼロに戻すのは困難至極。

そして二台のデッキの内、ビクター
HR-S5000の不具合が段々わかって来た。

当初はヘッドの汚れと思いクリーニングに励んだが、問題は
テープタッチにあるようだ。

俗にいう消耗部品が手に入れば修理出来そうだが、そこまでする必要があるかどうか。

大まかなチェックだけはS5000でやり、
HV-S11で本気の再生はやれば良いと思うと躊躇ってしまう。



このハンバーガー、なんと
1.000円もしたそうだ。

思わず写真を撮ってしまった。


2月19日

失礼ながらオープンリールデッキなんていう
ジャンルはよっぽどの
偏屈もの以外手を出していないと思っていた。

それが、自分が手にして調べてみると、時流に関係なく愛好している人がたくさんいて
ビックリした。

同様に、ビデオテープというのもとっくに終わったコンテンツと思いきや、
コアなマニアは存在すると知って驚くやら嬉しいやらである。

4Kだ8Kだという時代だからクオリティという面ではどうか?と思う反面
妙な味わいがあるのも確か。

故に愛好家が居てもおかしくないのである。

画質が全てではないようで、画は〇〇が良いが
メカは××が良いとか、直し易さは△△だとか
まあ色々な
切り口があって思わず微笑んでしまう。



それと、まあ
良くぞ高性能デッキを作って売ったな、と改めて思う。

三菱の
HV-S11なんか何が凄いって実にか。

動作しているのかどうかわからない位
サイレント

そんな事で驚いている僕が変なのか?

いや、まあ良く作った、こんなもん。

ビデオデッキというのは
バブルと共に成長し
バブル崩壊と共に簡略化され21世紀に入って没落した、
ある意味
とっても20世紀的な存在だ。

こうして眺めていると、何とも言えない郷愁に襲われるのである。


2月20日

とはいえ、
信頼出来ないテープ+信用置けないデッキでチェックをするというのは
神業に近い?

30年選手の
HR-S5000はもちろん、HV-S11も怪しかった。

どうも基板の
コンデンサが怪しい。

また電解かよ、と思うが、実は'80年代くらいまでのアンプの
電解は不良率が低い。

問題が多いのは
'90年代に入ってからの機材だ。

だからビデオデッキの修理事例を見ると、メカ関係を除くと
圧倒的に電解コンデンサーの不良が多い。

これは近々やらねばならぬ?ホントか?

余談だがビデオの修理をアップしているサイトは
やっぱり、ちょっと前のサイトが多い。

それが顕著にわかるのはスマホで見ている時だ。
スマホ最適化などされていないから
やたら見づらい。
ま、もちろん文句を言えた義理じゃないが。

そして話は更に変わってAVの話し。

今年こそ映画を観るぞ、と言ってさっぱり観ないよっしーだが
あるいは大変もったいない人生の過ごし方をしているのかもしれない。

音に専念。それは良いのだが、映像を切り捨てるのは
本当は馬鹿げたことかも。

長岡先生なんか
1978年頃の段階で、”これからはビデオだよ”と仰っていた。

方舟はオーディオルームじゃあなくてAVルームだった。

そしてその夢のホームシアターも、
実質LDの時代で終わっていた。

何とも言えない、時の流れを感じる今日この頃だ。


2月21日

昨日
の日記を書いた段階では本当にやる気はなかったのだが…



HV-S11
電源基板



いやいや、色々弄って来たが、これほど
電解液臭い基板も初めて。

これぞ良くない電解コンデンサーの
見本市みたいだった。

らむものもあるし、何よりお尻から電解液をいてしまっていて凄いもんだ。

道連れになったダイオードや抵抗もあって、とにかく大変。
悪い事にパーツリストもマニュアルも無い。

試行錯誤とはこのことだ。



しかも、
結果的にメカ不作動というおまけ付き。

動いていた物を動かなくした?

気持ちは暗い。外もとっくに暗い。

まさかと思って裏返してメカを観察するとベルトがい。

非純正品はこれだから困る?

幸い昨年以来カセットデッキの修理だなんだとやって来ていたから
ベルトの
たくわえが少々あったので又交換。

ちなみにこの図にたどり着くためには
37本のネジを外さないとならない(!)



これで
やっと動作確認出来た。

ディスプレーは拙宅に来て今回
めてきちんとった。

疲れも吹き飛ぶと言いたいが、やっぱり疲れた。

思う所は山ほどあるが、本日はここまで。


2月22日

それにしても電解コンデンサーの液漏れの悪影響を
まざまざと見た気がする。

本当に
い。

今回道連れになったのはダイオードが
本。
抵抗が
つだったが、これは運が良かった方だろう。

多層基板でパターンまで侵食となれば
立ち直れない事だってある。

しかしよっしーも
大胆になったというか、ダイオードは適当な物に交換。
これはまあ、よっぽど規格外れの物を使わない限りは大丈夫と見た。

しかし
抵抗は困った。どうして焦げたのかは知らないが
カラーコードが
読めなくなっていた。

どうしたら良いかネットで調べるが、”自分で回路図を起こそう”みたいな物ばかりで
”そんな事出来る腕があったら良いですけどね”と呟いてしまった。

それでもしつこく調べると、型は違うが三菱のビデオデッキの電源基板の修理で
似たような事に陥って対処した人の記事に行き当たった。

そこから推察するに、多少抵抗値が違っても
動作確認程度なら
何とかなる。

近くにあった別の抵抗が推定82〜100Ωくらいだったので
100Ω、50Ωと試して最後は
まで試した。

ところが動かない原因は昨日書いたようにベルトのテンション不足だったので
ここの数値はどれくらいが正しかったのか、今のところ何とも言えない。

ただ、最後に付けた2Ωでも
取りあえず動いている。

…というか、ほぼオープンだった抵抗や触ったらポロっと逝ってしまった
ダイオードを抱えた電源基板で、良くぞ
一応、このデッキは
動いていたものだ。

更に見て行けば実装コンデンサなんかにも怪しい物が見つかりそうだが
今は止めておこう。それが賢明。

さて、
テープ繋がりで手を付けてしまったビデオデッキだが、
修理点検をしていると素晴らしく
ハラハラする。

というのもテープはカセットに入ったままデッキに吸い込まれて行き、
テープのローディングは人の
目に見えないところで行われるからだ。

その間キチンと動いてくれているか、緊張してしまう。

その点においてはオープンリールテープの方が遥かに
安心できる。

もちろんビデオデッキだって遠い昔はオープンリールタイプがあったわけだが
そのままであったならば、その後の隆盛は当然
かっただろう。

誰がやっても楽に扱えるからこそ
VHSだろうがベータだろうが
普及したのだ。
カセットテープがオープンリールに取って替わった理由も同じだ。

しかし、それらも全て過去の”
芸当”だ。

今ならハードディスクレコーダーで一発で録画出来る。
なんの技も要らない。

やっぱりテープは
過去の遺産だ。

ただ、どうにも憎めないし気になる存在だ。

最後に真面目な事を一つ言うと
ビデオデッキしかない時代に録られた(各家庭にあるいは残っているであろう。
場合によっては捨てられたのだろうが)莫大なテープ
資産をアーカイブする目的を
持つ者達には、これらデッキの整備は欠かせまい。

もちろん、僕個人はそんな立派な目的意識は持っていない。
ただ
面白半分で弄っているだけである。


2月24日



わからない部分がある内がトキメクのかもしれないが、
時に疲れる。

昨夜また突然
不作動
テープを呑み込んだままウンともスンとも言わなくなった。

特に思い当たるところが無いから困ってしまう。

これはあの適当な抵抗が悪かったのか?
とか
電源基板を疑うが、どうも違うようだ。

モータープーリーを
指でくるくる回して弾みを付けてみるも
今回はこれでは乗ってもらえないご様子。

ところがデッキを
立てたり横にしたりしている内に
ふと電源が落ちる事がなくなる事に気づいた。

うーん…ということでいじましくプーリーを指で回している内に
メカが活気づく気配を感じた。

ん?と思っていたら段々
蘇生した?



取りあえず電源基板は
無罪と判定出来ただけでも収穫。

推察するに
ベルトはやはり純正並みの長さ、太さ、幅でないと
宜しく無いのだろうということ。

もう一つはメカニズムに
固着傾向があるのでは?
ということ。

色々楽し過ぎて、寒い冬を共に過ごすには
好適な素材を手に入れたとしか言いようがない。


2月25日

進歩しているのかどうか、イマイチわからないオーディオと違って
ヴィジュアルの分野は目に見えて向上している。

だから、もうVHSビデオなんて言っても誰も見向かない。

しかし、妙に
むのは何故だ?

世の中進歩、進化、発展の一途で、それは大変素晴らしいのだが
そればっかりだと
食傷気味になってしまうのも確か。

素晴らしい事は素晴らしい人たちだけが集う素晴らしい国でやって頂ければ結構ですと、
凡人よっしーなどは
くれて思ってしまうのです。

ウチのはこんなに素晴らしいです、という切り口もあるが
どうだ、ウチのはこんなに酷いゾというのもあって良い。

さて、何をどう書こうとも、誰にも突っ込まれないビデオデッキの世界。

かという点において圧巻のHV-S11だが、引き換えに一本のベルトに
責務が
集中している気がする。

もちろんS11だけでなく、ある時期以降のビデオデッキにはこのパターンが多い。

それはそれで良いのだが、
対照的に煩くても基礎体力はある、というのが
ビクターHD-
S5000の方。

こちらは何でもかんでも
歯車で動かす、の世界で
それだけに煩いがベルト一本のたるみで不作動の憂き目には遭わないみたいだ。

この辺はもう設計思想の
いだから良いも悪いも無いのだが
色々あって面白い。

ただ、そのS5000もさすがに
寿命を感じさせる。

消耗パーツを
交換すれば未だ行けそうだが、どうやって手に入れるのか?
入るとして、この上まだそんな馬鹿な事をやるのか?

さすがにね…

という心境の今日この頃。




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