7月2日
繰り返し同じことを書くようになるとお仕舞という気もするが
その日その日のヒートアップというのは厄介な問題だ。
皆さんも覚えがあるのでは?
前日あれほど良い感じだったのに、次の日いそいそと帰ってきて火を入れたが良い音はしない。
あれ?
みたいな感じ。
夢でも見たか?としょげてテレビなんか見て部屋に戻ってディスクを入れてみたら、びっくり…
やっぱり幻では無かったんだな…、あ、でも、もうこんな時間か…
なんて事の繰り返し。
アンプなのかCDプレーヤーなのかわからないが、日々こんな事に凝りもせず付き合ってくれるんだから
オーディオマニアというのは、やっぱり奇特な人種である。
まあその時間を短縮する方法というのもあるみたいだし、いっそ通電しっぱなしという手もあるが
機器の寿命その他考えると非現実的な選択だと思う。
7月3日
暑くなった。
冷夏の夢は消えたようだ?
この季節が来るたびにつくづく思うのは
夏にオーディオなんてやっているもんじゃない、ということだ。
非常に不健全。
ところがCB50に乗っていたらパンクした(汗)
ツーリングではなく通院グだから遊びではないのだが
困ってしまう。
そんな時に限って、いつも背負っている瞬間パンク修理材を持っていないというおまけ付き。
さて、困った…
どうしたか?
取りあえず根性で?走ったら走れてしまった。
と言っても亀の歩みだが。
それにしてもこういう時、軽量であるとか
タイヤのビートが強いと何とかなるとか
色々な要素が運命を分けることになる。
まあ炎天下押し歩きにならなかっただけ大感謝である。
(リアタイヤだったから何とかなった。フロントなら即刻アウトである)
さっそく修理、と言いたいのだがこう暑くてはやる気にならない。
夏は冷房を付けて家でテレビでも見ながら寝るに限る。
実におっさん臭い結論。
しかしそれが出来るような性格ではない。
さて、オーディオ。
AX-700Vは少々熱を持つヤツなので使いたくないが
気分は640ではなかったので使用。
プレーヤーはCDX-620なのだが、やはりこのプレーヤー、
やや過剰気味に低音が鳴る。
それは味付けなので別に構わないが
ちょっとわざとらしい。
細かい事を言い始めるとキリが無い。
しばらく遊んでいようと思う。
7月5日
話しは変わるがAX-700V修理の際はシンコーへ。サトー電気へ。そして珍しく秋葉原へ。
雨の秋葉原は、それでも元気だった。
もう電気の街ではなくオタクの街という説もあるが、一部は元気だ。
30年40年前はもっと元気だったのだろう。
ラジオ少年が、あるいは無線オタクが。オーディオだけでなく色々な趣味の人がここに集ったと想像する。
僕は本当に変な所で奥手なのでアキバなんて学生時代ほとんど来た事が無かった。
行ってもお店の人に声掛けられると困ってしまうので、遠巻きにビクビクしながら店頭を見ていた。
逆にお店のおばちゃんの方が、そんな遠慮しないでよく見なさい、と話しかけて来るくらいだったのだ。
ラジオ会館に行くとその時の事を毎回思い出す。
ま、長居をすると余計な物まで買うという懸念があるので決めた物を買ってさっさと帰る。
それでも僕としては色々買った。
変わった所では狭い所で使えるドライバー。
これは各種出ているが今回見つけたのが多分一番狭小スペース向け。
何で必要なのかというと終段の石を外すのに一個だけブロックコンデンサーが邪魔して
ドライバーが入らないからだ。
このドライバーが無かったら全ての石の半田を解いてヒートシンクをずらさないとならない。
そんな非効率的な事はしたくなかったので助かった。
7月7日
まず、空に一言。
地盤が緩んだりしたエリアに雨を降らさなくて良い。
適度に分散して降雨するようにしてほしい。
大変な状況に在られる方達の前では、暑い暑いなどと
とぼけた事を言っていられない。
ただ、あちこちで気温が上昇しているのも確か。
真冬もいけないが温度というのは高すぎるのも頂けない。
特にオーディオには好ましくない。
僕の場合極めて丈夫なのでまだ良いが
年齢と共に影響は出ている。
体調が変調を来すと、当然聴感もおかしくなる。
こうなるとアンプの音が、CDの音がなんて言うのが難しくなる。
…と、そんな中なのだが作業自体は集中豪雨等の前だったので
ご勘弁頂きたい。
何をしたかというと、今度はエミッタ抵抗の交換だ。
修理をするということは、かなりの量の学習をすることになるのだが
ネットでお勉強、となると本筋以外の情報もついつい収集してしまう。
するとエミッタ抵抗で音が違う、なんて記事に出くわす。
終段の石を換えて、AX-700Vは随分進歩した訳だから
これを換えると更に良く成るのでは?と思う辺りが
我ながら幼い。
しかし気になると居ても立っても居られないもので
さっそく手を付けてみた。
採用した抵抗はこちら、福島双羽電気のMPC-74。
抵抗値は元の金被と同じで0.22Ω。
ただしこちらは5W仕様というか3W仕様は無い。
一見セメント抵抗。
実は金属板抵抗。
低歪品ということだ。
7月8日
アンプと限らずオーディオではトータルバランスが大切。
悪戯に世評の高いパーツを注ぎ込んでも
良い結果に結びつくとは限らない?
まあそうかもしれない。
ただ、終段の石が一つ120円。抵抗は50円となると、そう高くも無い。
もちろんメーカーさんだったら躊躇う。一円でもコストは抑えないとならない。
しかし、個人が遊ぶには高くない投資だ。
さて、果たして音はどうか?
取りあえず激変というのは感じなかった。
ただ、これは先に終段の石を換えているので
その方が支配的で、抵抗の影響が陰に隠れたとも考えられる。
それと、取り換えた=何か変化があった=成功
という図式を描くから、妄想に対して実際は…というお話しにもなりがち。
色々考えると一概なことは言えないのだ。
取りあえずの感想では、精密さ、みたいな物が向上。
ただ、ちょっと線が細くなるというか野放図さが後退。
そんなところか。
しかしやはり、そう簡単に断定的なことは言えない。
調整。それと少々のお付き合いが必要かもしれない。
音というのはそう簡単なものじゃないのだ。
7月9日
やっぱり夏は音に付き合うのには良くない季節だ。
暑いからエージングというかランニングアップは短くて済むか?
というと、これが案外そうでもない。
不思議である。
AX-700Vの方は今一つ抵抗交換の結果が出ないのだが
それこそ通電が必要かもしれない。
しかし、誰も居ない部屋でアンプの電源だけ入れっぱなしみたいな事は
もはやしたくないお年頃。
普通に使いながら様子を見ようと思った。
ここで700Vを離れて640へ。
こちらは、予てよりボリュームのギャングエラーが気になったので
ボリューム交換でもしてみようかと思った。
だがしかし、結論を言うと中座。
おわかりの様に市販アンプのボリューム交換というのは
簡単じゃない。
上手く収まらないケースがほとんど。
そんなこんなを考えると、集中力が落ちている今、
それをやるべきではないと思った。
ばらしては組み直し。
馬鹿みたい?
そうでもない。
分解したら戻さなくてはいけないのだから
その練習はして置く方が良い。
これは本当に大事。段取り八部である。
さて、夏はオーディオに不向き。
ではバイクに向くかというと、そう考えるのは素人だ。
暑くて、乗っていても楽しくない。
整備…するにもくそ暑いし、庭先では蚊に刺されてイライラする。
そこで室内にホイールを持ち込んでしまう辺りが我ながら凄い。
CB50のパンク修理。
そんなもんまったり楽しまずにバイク屋さんに行きなさいというのは
正しい。
ただ、趣味というヤツは効率が良ければ良いというもんでもない。
それにしてもバイクのための工具はどれも錆さびだ。酷い。
許してくれ。なにしろ中断が20年以上だ。
写真に写るタイヤレバー。
思えば35年くらい前に買った物だ。(確か)
FXでロングツーリングに行くのにパンクが怖くて買った。
ついでにチューブも買って、空気入れも買って出かけた。
その空気れが、それこそホンダ、バイアルスTL-50の物だった。
バイク屋さんに、これじゃあ何年掛かっても空気入らないかもよ?
と笑われたが、無いよりましと言い聞かせて買った。
たしか1.500円だった。
それ以前にFXではパンクを三回くらい経験して大変な目に遭っていた。
それがトラウマとなっていたのだ。
FXも最終4型ではチューブレスを履いたが
3型まではチューブタイヤだったのだ。
思えば恐ろしいことじゃ…
備えあれば出番なし、の格言の通り、
これらを持ってからは使う機会ゼロ。
それで良かったのだが、その間にひどい事になって、
許せ、タイヤレバーよ。
ちなみにチューブを引っ張り出してみたら
バルブの所がちぎれて崩壊していた。
これはパンクしたまま8kmくらいを走って来たので
その間にちぎれたのだろう。
(チューブ自体は6年前位に新品に交換してあるので自然劣化は考えにくい)
さて、続きは…
暑い…
7月10日
AX-640には悪いが、現状ではどうもAX-700Vに軍配が上がる。
軍配上げてくれなんて誰も頼んでいない、とアンプが喋れたらいうだろうな。
しかし、まあそういう事だ。
AX-700を弄るにあたり、トランジスターを換えたらこう。
抵抗を換えたらこう、という事で突き詰めても良いのだが、
それは案外難しい。
交換しない個体と交換した個体が同時に存在して
それを聴き比べて進めていくのなら良いが
一台しかない物を弄って行くのだから
客観性は持たせにくい。
そこで640はノーマルのままで存在させつつ…
というのは当初からの目論見だ。
今後もコツコツ手を入れる予定。
ローコスト(五万円は大金だからローコスト呼ばわりしたくなのだが)
アンプに手を入れてみて、どこまで行くか?が最近の関心の的。
7月12日
どーでもエエが、古い機材はいっぱいあるが
新しい物は無いに等しい。
ま、最近HDMIだとかBluetoothだとかに辛うじて対応出来ているから
ま、いいか、というところ。
とにかくピュアオーディオ機器というのは実用性に乏しい。
思わず笑ってしまうくらいだ。
まあ今やスマホ一台で何でもオーケーなので、その他は全部酔狂な物とも言えるが。
そういえばある人がパワハラもどきを受けていた時
しっかりヴォイスレコーダーで録音をしていたそうな。
酷い言葉の含まれたメールも保存してあると。
加害者の方が先に社を去ってしまったのだが
しばらくは保存を掛けて置いたということで賢明だ。
聞いた時、思わず”よくやった!”と褒めてしまった。
そしたら”あんたの発言も録音してある”…とは言われなかった(笑)
ま、今どき何でもありだ。仕掛ける方もよほど注意して掛からないと
大変な目に遭う。
身を守るために近代兵器の活用、大いに結構。
(僕のを録る時はなるべく高音質でお願いしたい♪)
それにしてもパワハラというのもセンスの無い世界だ。
上下関係を使って、ということだろうが、そもそも上下ってなんだ?
天は人の上に人を作らず。人の下に人を作らずという言葉も知らないのだろうか?
ま、組織には上下関係も必要。
それは系統だてるために要るのだ。
しかし、それ以上でもそれ以下でもない。
いわゆる立ち位置をはっきりさせようというだけのお話し。
あんぽんたんに福沢諭吉先生のお話しなどしても無駄だろうが
せめて今野敏先生の「隠蔽捜査」シリーズくらいは読んで
竜崎署長の爪の垢でも頂戴したらどうなのかと思ってしまう。
ま、もう少し時間はかかるが、そういった物が消滅する日も近い。
インターネット。そしてスマホの時代が来て、縦糸一方の世界は崩壊
…はしないものの横糸が走り、正に縦横無尽の時代だ。
既得権も崩れ去る。
大昔の大革命並みの変化が、それこそ表面上無血で進んでいる。
いかん、珍しくまともな事を書いてしまった。
ここでオーディオだが、これもまた古臭い物がそのまま残っている世界だ。
しかしもちろん変化と無縁ではない。
一つ言えるのがカリスマの時代が去り行き、それが良くも悪くも影響するということ。
20世紀であれば、ごく少数のカリスマを頂点にして
わいのわいのやっていれば良かった。
しかし、もはやそんな時代じゃない。
雑誌に登場する評論家を頂点として…
というわかりやすい図式は過去の物だ。
だから面白いともいえるし混迷するともいえるが
やっぱり、だから面白いのだ。
SONY DVP-S9000ES。
どーでも良いが、このプレーヤー、
SACDも読むしCDも読む。
しかしSACDハイブリッドだと途端にエンコする。
思わず、そういう仕様ですか?
と言いたくなる。
まあSACD/CDハイブリッドを読むのは確かに難しい事なのだが
仮にもメーカー品がそれじゃあ困る。
経年劣化にしても、ちょっと情けないお話しだ。
どうしてくれようか。
7月13日
なぜに突然S9000ES?
深い意味は全くないので説明のしようがない。
しかし、SACD/CDハイブリッドの読みが甘いというのはいただけない。
これって確か10年弱くらい前にSONYに一回出している。
その時の伝票はどうしたか?
ピックアップは交換したのかな?
これのピックアップは今もバチモンかもしれないが
手に入る事は手に入る。
交換してみても良いのだが、どうもそれで解決するのか
怪しいもんだ。
色々やっていると、読めないはずのディスクが
ちゃんと読める様になったりと益々不可思議。
ただ、どうしても読まない物もあるので
以前より試してみたかったことをやってみた。
これは?
そう、知る人ぞ知る、正直。
…ではない、消磁器である。
HOZAN HC-21。
なんでこんな物が?
そう、20年くらい前か、ブラウン管テレビの着磁を消そうとして買ったのだった。
2〜3回試せば十分なので、以来出番なし。
しかし、さすが信頼のメイドインジャパン。
出してみたらちゃんと稼働する。
で、何を?というとディスクの消磁である。
それ専用のお品物も出ているが、もちろん縁が無い。
だがしかし、消磁が目的であればこれでも出来るはず?
いやいや、読まないハイブリッドを消磁してみたら
読むようになったというお話を聞いて試してみた。
すると…
…!なんと読めたのである。
これには驚き。
気のせいか音も良い感じ♪
…と、ノー天気に喜んでいたのもつかの間、
そのディスクは途中でエンコ。
以来なんど読ませてもCD層の再生になってしまう。
悔しいが中断。
しかし他のディスクはおおむね問題なく読む状態。
ま、SACD/CDハイブリッドのSACD層を読ませるというのは
案外難儀なお話しであるということで結論づけたい。
さり気なく、ディスクプレーヤー達は凄い事をやっている。
そのことに思い当たるのは、残念ながら不調に出くわした時なのだ。
7月14日
とかなんとか言っていたら、SACD層を読めなかったディスクも読めるようになった?
ディスクのクリーニングも大事みたいだが、見た目別に汚れていなくてもダメなのか?
トレシーで執拗に擦っていると読める様になったりする。
よーわからんが、これはもうそういう物と思った方が良い。
下手にピックアップ調整だの交換だのやるのは止めて置こう。
そもそも、普通のCDだって、後楽園ドームの敷地いっぱいに、シャープペンで書いた線を
追う様な、高度な読み込みをやっていると訊く。
それがSACDだのDVDだのハイブリッドだの言ったら、どれだけのシビアさか?
もっとも、今時ディスク再生自体が時代遅れだから、どーでも良いお話しなのかもしれない。
もう、ファイル再生の時代だ。だから、どーでもよろしい?
ただ、パッケージソフトにはパッケージソフトの安心感みたいなのがあるのも事実。
これを再生しているんだ、みたいな確かさが感じられる。
ネットワークプレーヤーで、コントロールはスマホで、とかやっていると
訳が分からなくなって途中で辟易してくる辺り、僕も立派におじさんだ?
まあ良いじゃないか。パッケージソフトは僕らの心の故郷です。
…と、それは良いのだが急な暑さも手伝って
近年にない無気力状態。
これは酷いと思う。
こうなるとディスクプレーヤーによる違いがどうなんて
どーでも良くなる。
ただ今TASCAMのCD-401で再生中だが
本当に何もかもがどうでも良い。
もう寝た方が良い。
7月15日
何となく時間を無駄にしている気がするが
とあるイベントが終わらないと、どーにも落ち着けないというか
馬鹿な事に手を出すのが躊躇われるという日々。
そんな中のDVP-S9000ESだが、
どうもビデオ系統が悪さをしている様な想像をする。
ユニバーサルプレーヤーというのは
なんでも掛かるが何一つまともに掛からない機械だと
名言を残された方がいた。
何となく言いたい事はわかる。
個人的には一台でオールマイティーというのは好きだ。
ただ、専業と兼業と、シビアに見るとどっちがベターかは
何となく想像がつくでは無いか。
どう考えてもこのプレーヤーで今更DVDを観ることは無いと思う。
そう考えるとビデオ系統は外してしまっても良いくらいだ。
そんなことしなくてもビデオオフとかピュアダイレクトとかいう
装備はあるのだが、どうもそいつがうまく働いていなくて
足を引っ張っている感じ。
しかし中を見ればICだの実装パーツだのと
到底よっしーの手に負えない物ばかり。
何かケーブル一個引っこ抜けばそれでオーケーみたいなことだと良いのだが
そうは問屋が卸すまい…
7月17日
やっぱりマルチプレーヤーというのは面倒臭い。
何がいけないって、設定の確認とかに画面が必要だったりする。
これはDVDも掛かるプレーヤーの場合、当然画面を繋いで使うだろう
という前提というか見込みの元に考えられているから
仕方ないといえば仕方ない。
だが、特にそうでもない環境だとそのためだけに画面を持ち出さないとならない。
面倒だから省略すると、実はプレーヤーの中で何が起きているか
わからなかったりする。
ま、それはさて置き取説は良く読もう。
DVP-S9000ESで起きていた挙動不審?
もしかすると解決したかもしれない。
(どーでも良いが俺は疲れた。三連休とはどこの国の出来事だい?)
7月18日
いや、ほんとにオーディオには向かないシーズンです。
CB50タイヤ交換終わるの図。
やっている時の写真は無い。
そんな余裕はごぜーませんでした。
タイヤはまだ使えると思ったが(おい!)
さすがにいい加減にしようという事で
買いやすく適合するサイズがあるという事で
ミシュランM35。
CB50のリアは2.75-17が純正サイズ。
これまでのタイヤは2.50-17。
多分二本目のタイヤで、その時2.75が無かったのだろう。
2.75-17というのは昔から案外無い。
今回多分物凄く久しぶりに規定のサイズを履けたと思う。
ま、だいたいがバイク乗りというのは細いよりも太いタイヤを好む
傾向がある(見た目的に)。
ただ、実際にはちょいと細めの方が良い面もあるのだ。
慣れた2.50で国産タイヤと思ったが、探すの面倒なのでM35に落ち着いた。
バイク弄りというのも半田付けと一緒で、言うのとやるのではちょっと違う。
たかが原付のタイヤ交換でも、原始的に自分でタイヤレバーを握るとなると
そうそう簡単でもない。
こんなもんはタイヤ屋さんでやってもらうに限るが
過程を楽しむことを趣味という原則からは著しく外れる。
なので自分でやりましたが、思ったよりは簡単で、尚且つ
何事も慣れないと駄目なのよ、と痛感した。
予想通り、タイヤを押し込む過程でチューブに(タイヤレバーで)穴を空けてしまった。
想定内とは言えトホホな気分。
颯爽と、一体いつのだ?と言いたくなるようなパンク修理キットが登場。
軽く失敗もしたが、それも経験。パンク修理もしっかり味わって
タイヤ交換完了。
後は本体に組み付けて試走なのだが
組付けだって慣れていなければ偉い時間が掛かるだろう。
ま、さすがにサクッと終える。
とはいえこれから数日は様子を見る。
何しろ新品タイヤなんて危なくて仕方ない。
ブレーキもチェーンも外して組んでをしているのだから
数日のインターバルで再チェックが必要。
とにかく確かめたかったのが、タイヤがリムに対して均等に収まっているかどうか。
ここで不合格だとまたやり直しになるからだ。
ま、幸いオーケーの線。
タイヤが変わったら、軽くヒップアップした感覚になっているのが
面白い。
乗り心地やグリップ感についてはまたいつか。
7月19日
まったく、オーディオには不向きな季節(しつこい?)
ぼやきながらテレビを点けたら格好良い映画をやっているじゃないか。
やっぱり夏は映像だな。うん。
(本気で受け止めないように)
それともう一つ…
7月20日
もうひとつ、ヘッドフォンという選択肢があった。
夏にヘッドフォンでおこもりというのもどうかと思うが
部屋を閉め切って音を出すのとどちらが良いか?
ま、やってみよう。
やってみようは良いが、よっしーの部屋でヘッドフォンというと
相変わらずのSTAX SR-3+SRD-5だ。
悪い物とは言わないが、果たしてこれでどれだけの音が聴けるのか?
ショーウインドウ、最大のライバル、ならぬ、イヤースピーカーは最大のライバル、
は本当なのか?
真価を発揮させるには?
果たして装置の、あるいはディスクの差まで見抜けるのか?
課題山積み、乞うご期待?
7月21日
課題山積み。
何が?
まずアンプ。
取りあえずAX-700Vや640を使う事にするが
果たしてこれらのアンプで各機器は真価を発揮するか?
例えばSTAXもSRD-5を使うという事はアンプの音に相当依存することになるはず。
ローコストプリメインで良いのか?
その上で、プレーヤーをどうするのか?
プレーヤーについてはこれまでの流れで取りあえずSONY DVP-S9000ESを使用。
これでSACDとCDを切り替え再生して、その違いが描出できるか?
出来れば一応合格とみなすという事でスタート。
結論を言うと、ローコストプリメインでもしっかり反応はする。
そんな事よりも、ディスクによる違いが大きくて驚いた。
SACD/CDハイブリッドということで、たいして手持ちは無いのだが
「Re-Cool Reflections」寺尾聰。
「狂気」ピンクフロイド。
「ミドリ、アンコール」五島みどり。
を使用。
これでSACD層とCD層を聴き比べてみることにした。
すると、思いっきり音が違うのが寺尾聰。
…というか、これは意図的にCD層の音を落としたではあるまいか?
とさえ思う位違う。
一聴音圧が異なる。CD層の方がレベルが高く感じる。
それでいて音は分離しないというか荒いというか。
なんとも歴然としすぎていて、気味が悪かった。
対してピンクフロイドや五島みどりは違いがわかりにくい。
これが何故なのかはわからない。
あるいはAX-700Vの限界か。
ただ、フロイドや五島さんのはCD盤で聴いてもそもそも優秀過ぎるくらい優秀なので
”良い物は良い”ということなのか?
簡単に結論づけられない。
この上をやるならアンプを換えてみるしかないと思う。
7月23日
それで、というわけでは無いのだがアンプ交代。
ヤマハAX-700VからAX-640へ。
果たしてアンプの違いはどう出る?
これが想像以上にはっきり出てびっくり。
ビックリするのはイヤースピーカーに失礼だろうが、本当にびっくり。
やはりAX-640の方が高品位に聴こえる。
700Vはノーマル状態よりは断然良く成っているのだが
美しく物音を鳴らすという点においては640のノーマル状態に及ばない。
これは良い悪いではなく、両者の位置づけの違いだからやむを得ない。
640はローエンドでも、”ヤマハビューティー”を感じさせる。
あるいは作られし世界かもしれないが、
全ての機器に音作りはあると僕は思っているので問題なし。
とにかく大変美しい世界なので、何を聴いても一辺倒になるのでは?
尚の事各種違いはわかりにくいのでは?と思ったが
それは杞憂。
やっぱりアンプの品位は高いに越したことがない。
7月25日
真剣にやれ、深刻になるな。
正しくは、深刻になるな。真剣にやれ、だったか。
たかがオーディオ。所詮遊びである。
ただ、深みに嵌ると疲れることこの上ない。
ソフトが、プレーヤーが、アンプが、ヘッドフォンが…と
やっている内訳がわからなくなるものだ。
取りあえず耳を…というより心をリセット。
そうそう、わからないわからないと思ってやると本当にわからなくなる。
瞬間でわかる。わかろうと思ってやる方が遥かに良い。
そして、瞬間でわからないとしたら
今の自分にはわからない事なのだと諦めてしまう方が良い。
やがてわかる時も来る。
物事というのはそういうものなのだ。
取りあえずアンプをセパレートに換えてみた。
498のアンプが駄目だとは言わないが、ここがネックになっている可能性もあるから。
そして、”わかろう”などと思わないで無心で音楽を聴く限り
イヤースピーカーの世界は大変平和なものなのだった。
今のところは…、だが。
7月26日
結局何をどう使おうと、夏はオーディオに不向きな季節だ。
それに尽きる。
夏に向くのは例えば読書である。
夏休みは読書感想文を。
あれは珍しい大正解で、大人もたまには役に立つことを考えるもんだと
子供の頃から感心していた。
それで、という訳じゃなく、ずいぶん前なのだが片岡義男さんの文庫本をまとめて
手に入れることが出来たのでご報告。
いや、角川文庫の片岡さんの本なんて、20年位前だと100円で幾らでも古本屋さんで
買えたので、気軽に捨てて(おい!)いたのだが、ある時期以降なかなか並ばなくなった。
これには驚いたが、考えてみれば無限に出回ったわけじゃないのだから枯渇する時が来ても不思議じゃない。
その中でもオートバイもの…
ということで三冊写してみた。
「ボビーに首ったけ」という本を片岡義男という人が書いていて…という事を初めて知ったのが
ツーリング先の四国のユースだっただから、遅咲きの片岡デビューである。
もっと前から片岡さんは売れていた。
さておき、語ってくれた人は勢い余って「ボビーに首ったけ」のエンディングについても、
「朝になったらタッチミー」の結末についても話してくれてしまったので
これは大きな親切余計なお世話以外の何物でもないが、まあ僕に片岡さんという人を教えてくれた
という事で許して上げよう。
ボビーは生粋のライダー、という訳じゃなくて、サーファー。
愛車はヤマハRD250だが書かれた年度からすると最終の丸みを帯びたタンクの物ではなく
その前の角タンクのものか。
タイヤを良い物に換えたら一層愛着が沸いたという表現はライダーなら頷けるものだ。
そして、「朝になったらタッチミー」。
ネタばらしをしないで紹介するのは困難至極。
舞台は北海道。
フェリー乗り場に現れたハーレースーパーグライド。
乗り手は女性。
それを宛ても無く追走していくライダーたち。
夜通し走り続ける彼女の目的地はどこか??
まとめると四行くらいで終わってしまうのだが、それを物語に変えて一気に読ませてしまう
筆力が凄い。
恐らくオートバイ乗りで無ければ、このテイストは本当の意味では理解出来ないと思う。
ただ、別に乗らない人が楽しめないわけじゃない。
つくづく、片岡義男という人は”地形”を書くのが上手い。
大作家に対して、”上手い”とは失礼だが他に言い様が無い。
「朝になったらタッチミー」も、主役は人間とオートバイなのだが、通奏低音として
北海道の地形が流れている。
そこにエクスタシーを感じるかどうかで、この作品に対する移入度が変わるだろう。
7月30日
ヘッドフォン(イヤースピーカー)も楽しい。
…だが、やっぱりこれは今中心に来るお題ではないと気が付いた。
そこで路線変更。
と言っても、真っ新なテーマではない。
これまでもしばしば登場しているマトリックススピーカー。
一年半くらい前に六本マトリックスなんかをやって
その後お蔵入りしていた。
やり尽くしたか?と言うと、そんな事は全然無い。
そこで引っ張り出した。