5月1日

大人というのはどうしてこうも大切な事を
先延ばしにしてしまうのだろう?

やりたいことをやれば好い。

行きたいところへ行けばよい。

会いたい人には会えばよい。

忙しさで
ごまかすには、少々歳を取って来たのだから。

そう、そして行ってみると…







おいおい…(汗)



limitedさん宅
訪問。ああ久しぶり。

うーん、師匠。機材が
マンハッタン状態ですぜぃ。

呆けても仕方ない。まずは
スピーカータワーである。

下から
DS-505。真ん中にMONITOR500。そして4301
とどめに”しょぼ〜ん”
(´・ω・`)…いや、これは関係ない。

まずDS-505。ダイヤ(比較的)コンパクト
4Wayの締めくくりの様な一台。
スタートは、もちろん
DS-301だ。
ただ、密閉4Wayという以外に共通点はほぼ無いと思ってよい。



1980年の発売当時、一本19万円というからこれは高級機だ。

32センチウーファーと16センチミッドバスはアラミドハニカムコーン。
ポリイニドフィルムボイスコイルを採用。
ミッドハイとツイーターには
ボロン化振動板、
大型ストロンチウムマグネットを採用。

こう書くと簡単だが、その時点での持てる
近代兵器を全部投入という感じ。

大げさでなく夢のハイテクスピーカーである。

ポイントは色々あり過ぎて書ききれないのだが、まずは
4Way

2Wayより3Way、3Wayより4Way…と思うほど僕らも初心では無くなってしまったが、
これを聴くと改めて4Wayって良いな、と感じてしまう。

逆にいうと3Wayの難しさを感じる。
ダイヤもこの後DS-
50350173Dなど3Wayも
熱心にリリース。

一方で4Wayも続くが、比較的民主的なサイズは505までで、
後は
500030009000と頂点を極めていくばかりとなる。

しかし、なかなかそこまで行けないというのも(主にスペースの関係)現実で、
505の様な物が1980年で終わっているのは残念なお話し。

さて、音だが、
さすが4Way。

…とまとめては簡単すぎるか?しかし各ユニットが
余裕を持って各々の仕事に専念出来ているのが良く分かる。
ゼネラリストも結構だがスペシャリストもやっぱり良いと痛感させる鳴り方。

ただ、当然だが
統合が肝心で、ユニット四つのスピーカーを作るだけなら極端に言えば誰でも出来る。

ご尊顔を拝んでいて思うのは
ミッドバスの位置
僕だったらツイーターとミッドハイを並べてその下にミッドバス、
そしてウーファーと配置すること間違いなしだが
505では面白い位置にミッドバスが来ている。

訊けば
モーダル解析と試聴の繰り返しで決定されているという事で、
さもありなん。

会話が出来る程度の音で鳴らしていても良いし、
逆にパワーをぶち込むのも
幾らでもどうぞという感じ。

ここで駆動系に目をやると、プリは
P-308でメインはM-508またはA5と余裕綽々。
プリメインでも、物によっては充分鳴った様だがセパレートが使えるならそれに越したことは無い?


さあ、何しろ具が多い。次は
MONITOR500

コンパクト…というかビミョーなサイズ。NS-10Mよりは明らかに大きく
NS-100よりは確かに小さい。

1984年発売。当時一本9万円。
安くない。しかしサイズは幅257×高さ452×奥行308mm。
598一族よりは明らかに小さい。ユニットはたった?二つ。しかし高い。



要するに
金の掛かったスピーカーということ。

ウーファーは
23センチ。クロスカーボン二層構造、というのもただ物でないが、
なにより
直径160mmのマグネットを背負っている。
これはユニットの実効振動板面積と
じ。ボイスコイルも76mmと大口径。

ツイーターは
2.5センチハードドーム。エンクロージャーはパーティクルボードの上層に
レジンコンクリート
を取り付けている。

そのせいで、このサイズで重量
17kg
持たせてもらったがずっしり重いというか
みっしり重い。

そしてルックスが良い。バッフル
ギリギリまで使ってユニットが取り付けられているのだが
実に絶妙な感じで
ラウンドが掛かっている。
見ているだけで欲しくなるという人が多いのも頷ける。

そして
が出るが…

実に
鮮烈で、だが重量感も伴った音だ。

やるなぁ〜、と思わず感心してしまう。

強力な
磁器回路。小さい容積。強靭無比のエンクロージャー。
一歩間違うと低音不足ハイ上がり間違いなしなのだが、
全くもってそんな事は無い。
こんなもん、どうやったら作れるの?

圧倒する押し出しの凄さでは
DS-505だが、どこまでも爽やかな感じはMONITOR500か。


5月2日
…と、ここまで書いて
注釈だが、これらの個体(実は氷山の一角)は
limited師匠の手によって
修復がされている物達。

想像は付くと思うがウーファー類はエッジ
固着を改善。
無くなっている物は
張り替え
断線も自己修理とある程度テクがあって出来るオペを受けている。

そういった技が使える人には、ちょっとくたびれてしまった
往年の名器スピーカーは
お宝間違いなし。

また、何でもそうなのだが、中まで覗いてみて本当の意味で理解できる事も多数ある。

理解できると、オリジナル500の良さも理解しつつ、
後継の
500Xに施された変更の意味も良く分かり、
これも
また欲しくなるという悪?循環?

まあ何でも良いがダイヤにオンキョー、今が駄目ではないが時代が良かったこともあり
本当に
凄い物を乱発?していた。
過去形になるのがちょっと寂しい。

更にここでタワー
三階のアメリカン登場。
もちろん三階に置いたままでは喫茶店のBGMスピーカーみたいになってしまうので適切な高さに移動。



実に反発力が強いワンタッチ端子にケーブルを繋いで、いざ
JBL4301の登板だ。

さっと爽快
軽快に音が出てきて、おお、これはアメリカン…

…というのは半分冗談で半分本当。

どちらかというとDS-505やMONITOR500の方が
ステーキの趣きがあって、
4301の方が
お刺身定食風。

シャラシャラと軽妙な…

なんて思って聴いていると暫くして(そんなに長時間は要らない)
鳴り始めたらこれがい。

オーナー曰く”エレキベースの動きが見える様な鳴り方が秀逸”との事だったが、
なるほどなるほど。

ここで、”なるほどJBL、どっかんばっこん”…と想像したアナタ。
残念ながら外れである。


とにかく
ウルトラナチュラル。さりげなく何も気づかないふりをして
全部お見通しとはこういう人を言う。
あるいはオーディオ界の
メンタリストか。

こういった体験をすると、本当に
お国柄とか
人種の違いとかを感じざるを得ない。

4301なんか見ていると、モーダル解析なんて事をしている様は
全然思い浮かばない。
(していたらご免)



特に重くもなく(18kg程度)、そんなに分厚く思えないキャビネット。
なんの
変哲もないユニットたち。

しかし実は全てもちろん
計算づく
…なのに、無意味に
反発力が強すぎるターミナルなど、アメリカという国はやはり
一部に天才的な技術、発想、感性を持った人が存在し、
ブルーカラーワーカーたちがそれを支えるのかな?と思わせる。

他方、日本では実に真面目に物は作られ、たかがオーディオ製品にそこまでやりますか??
という真剣勝負を感じさせる。

しかしてその結果は…というと、これが一概にどちらかに軍配を上げられないから興味深い。

さてここで隠し玉。いや別に隠していないが、の登場でとどめを刺される。




5月3日

さてここで
隠し玉。いや別に隠していないが、の登場でとどめを刺される。

なにかというと
DAC
それも今となっては
古の、と付けても間違いではないDAC。CDA-94だ。

マランツが1
986年。プレーヤーのCD-94と同時にリリースした。
当時まだ珍しい存在だった
単体DAC。



CD-94が
15万円。CDA-94も15万円で併せて30万円。
その頃そこまで出来た人は、かなりの
お大尽だ。CD-94だけだって垂涎の的。

今回のトランスポート役はアキュの
DP-55C-N7050
そして
D-500であり元々の音も十二分に優秀なのだが
CDA-94を通すとあら不思議。
当社比二割増しで密度が上がり、
個々の音がより一層落ち着くではありませんか。

良いですねー、とニコニコしながら聴いていたが、
考えてみると時代的には逆行である。

しかし音が良い。

ここから先はDACの深みに嵌るとさあ大変、なので掘らないようにしておきたいが、
OPアンプがどうとか
そこにぶら下がるなんとかどうとかとなると
帰らない人になる事間違いなし。

それにしてもデジタルの世界では過去の名器というジャンルは成立しない筈だったのだが…

CD登場から
35年。この世界もいよいよ正しく検証がされてきたという事でしょう。

おかしいのはCDA-94のルックスが、上に載るプリ、P-308と
純正組み合わせのごとく揃っていること。
こりゃ一体どうしたことか?



とにかく快適快適。
上の写真は聴いたソフトの
一部

最後には
アナログももちろん聴くがSP-25EPA-B500+EPA-A250も健在。
今回カートリッジは
DL-109
密かにそれが嬉しかったりする。



かくして
オーディオ三昧の一日は終わる。

駆動する側もされる側も山の様だが
見事に結線され、裏面に手を伸ばしてゴチョゴチョ、
なんて事はしなくて済むのがlimited流。
快適さ、三昧の楽しさをしっかり追及するのダ。



エライいっぱい機器があると驚かれた方。まだ甘い。これでも
氷山の一角なのである。

参考画像を貼り付けておくので、後はそれで判断して欲しい。もう説明が追い付かないからだ。











またお邪魔しないと、全面クリアーは無理なのでした…


5月7日

良い歳をして
言うのもなんだが、新幹線とか飛行機とかは未だに驚異の世界だ。

ほんのわずかの時間でとんでもなく遠い所についてしまう。

これは昔々、
下道ばかりをバイクで走っていた経験が移動の記憶の礎になってしまっているからだろう。

出張その他で乗りなれている人には面白くもなんともない話だろうが、僕にとっては新幹線に乗ることは
一大事なのだ。



さて!そんな事を言っていても始まらない。
一年ぶりの
関西オーディオツアー。またの名をジャンク漁りの旅?

しかも今回は更にパワーアップ。大阪を起点に
北陸まで足を延ばす弾丸ツアー。
果たしてどんな出会いがあるか。

とにかく旅は始まったのだ。


さてしかし、ドフ巡りをする前に盟友
koyamaさん宅へ。
あれから一年。koyamaさんの装置はまたしても
変化変化
そしてそんな中でちょっとした
みもあるとか無いとか…

一体なんでございましょう、と懐かしい扉を開いたのであった。



まずは
スピーカー達。
メインのオーディオルームに
3セット。

主役はもちろん、不動のパイオニア
S-1EX。スリムなトールボーイ。と言いたいが本当にトールなので
威圧感ももちろんある。

そして脇に控えしはパナソニックの
SB-PS800
昨年はこの位置に
SB-PF800が居た。PS-800はその時のリアスピーカーだったのだが
PF800は消えてPS-800が
へ。

そして妙に愛くるしいフェイスのスピーカーはベテランマニアなら必ず知っている、Lo-Dの
HS-40F。平面コーンの名器だ。



主にS-1EXを駆動するのはアキュフェーズ
C-2120。昨年は2110だったが主役交代。パワーは変わらず。
デジタルプレーヤーは昨年が
BDP-LX88だったがDV-AX10に交代。
一見逆進化だが、どうしてもAX-10にLX88が及ばないという事で再び三度AX-10をゲット。
執念である。



AVレシーバーは
TX-NR717TX-NR3030からチェンジ。これも耳で選んでの結果。koyamaさん流だ。

まず
PS800から拝聴。

これはもう昨年のPF800同様、立派の一言。冗談抜きに8割方のマニアはこれで納得する。
隠れ名器の代表。
この様に誰も気づかない(正確には気づいている方が少しいるようだが)物を発掘してくるのも
koyamaさんの
流儀。いつもながら見事としか言いようがない。

しかして
S-1EXが鳴ると、これは一聴して超ワイドレンジ。1年経過して更にこなれているのがわかる。
それくらい良い感じだ。



…で、これで一体
何をお悩み??

そう。問題は次に控えし
HS-40F
これが鳴り始めると、なるほど
信じられない良い音がする。
シャープ、明瞭、ダイナミック。koyamaさんの嗜好にもぴったりな感じ。

…なのだがkoyamaさんの顔は
って?いる。

ここでピンと来た。
つまりHS-40FにしてもPS-800にしても
良く鳴り過ぎということ。
フラッグシップのS-1EXに
肉薄している。これが悩みに繋がるわけだ。

誠に贅沢な悩みと言えばその通りなのだが、マニアというのはそういう物で、脇役が健闘してくれるのはうれしいが、
主役を食いかねないのは面白くない。

それにしても40Fなんか大健闘で、これはいったい何が起きたかと思うと
アンプである。

koyamaさん最近SONYの
TA-E9000ESを入手。
戯れに…という感じでゲットして、これにテクニクスの
A7を組み合わせて40Fを鳴らしてみたら、さあビックリポン

果たしてアキュもS-1EXも
ホンマに必要なのかいな?という気持ちにさえなってしまったと。これが悩みの正体だった。



TA-9000ES。20世紀の末に登場したAVプリ。
よっしーの弟も永らく愛用していたので素性は僕もわかっているつもりだ。

AVアンプというとどうしてもピュアオーディオ機器よりも低く見られるが、そんな事は無い。

というかAV機器というのはピュアオーディオ族よりもたくさん売れる事が見込めるから値付けも低い。
要するに
実力十分なお買い得品がそもそも多いのだ。
第一
TA-E9000ESなんか当時から評価が高かった。

だがしかし、なるほどこれでは困ったしまうだろう。
これからどうしたらよいのか?

本当にアキュもS-1EXも放り出してしまうのか?

いやいや、さすがにその判断は
いだろう。ハイエンド機というのはとかく手間と時間を要求する。
辛抱強く付き合ってみるに限るとよっしーは思うのだが、さてkoyamaさんはどう考えるか?

取りあえずTA-9000ESでS-1EXを鳴らしてみるところから始めてみようかな?と相成ったが
到底この日に結論が出るお話しではなかった。


5月8日

以上は以上として
その他の装置も拝見。

これが又大幅に変わっているので何がどう変わったかという書き方は出来ない。

例えばこちら、左半分は
オンキョーRadian
所謂
バブルコンポというヤツだ。



当時はこんな物が大量に売れたのだから凄いものだ。
しかし、いわゆるマニアのオーディオとは違うので
生存率は高くない。

きちんと動作する物を揃えるのは、なかなか困難。
熱意あっての成果である。


(このような物までしっかり確保されている…)

右半分は主にパイオニア
プライベート。好物の?フロントローディングプレーヤーも健在。

リビングにもお邪魔すると、こちらも踊り子さんが大分変っている。
目立つのはスピーカーで
サンヨーSX-Z1000
SX-Z3000は有名だが1000はその
姉妹機。
ただ、資料はほとんど見つからない。



ウーファーを
プッシュプルドライブ。2発のウーファーを対抗させるのではなく
振動板1枚をプッシュプルというところが凄い。
そのため
3000のウーファーは単体で13.2kg。アルミハニカムの平面振動板だ。

スピーカー単体では
51kg。正気の沙汰ではない。当時168.000円(1本)。

音はやはり
低音の押し出しが素晴らしいという事で中古市場でも人気。
値付けも高くなるが、これは当時評価の割には出回らなかったことが遠因だろう。

カバーを付けたとしても
凄いルックスで、リビングに置こうとしたら奥様方から右の頬、左の頬のプッシュプルびんた
…いや、往復びんた必至。

マニアのリスニングルームでも異様だろう。
ついでにサンヨーという
ブランドイメージもプラスには働かなかった?

ただ、サンヨーはOTTOの頃より
時々トンデモナイ傑作機を作ることでも有名SX-P1なんかも悲劇の名器である。

Z1000は価格も一本39.800円と民主的。その代わり重量も12kgとヘビー級からストロー級に変身。
果たしてこれはどんな音が…

というと
実にフツーである。
フツーというのは決してけなして使う言葉ではない。人間でいえば極めて
常識的ということだ。

ただ、この外観の割に…と見られるから
をする?

もっとエキセントリックな音がして然るべきと思われる
宿命にあるあたりが悲劇である。

それを除けば極めて
ノーマルでニュートラル。非の打ち所がないスピーカーとなるのだが
人間というのは勝手なものだ。

そこで…というわけでは無いのだが満を持して
D-77FRX登板。
(エッジの張り替えなどkoyamaさん自ら手を入れている。立派だ)

言わずと知れた77シリーズ、…なのだがこれは登場が割と後半。
1996年だ。
一本
65.000円だが88年頃の598相当とみて間違いなし。



重量は
25kgと30kg級からは少しダイエット。
しかし96年当時は既に大型(中型?)3Wayというのは死滅に近かったので希少な存在として知られた。

Z1000と交換して、どうよ?というと、これは
さすがに77FRXに分がある。
多くの要素で圧倒。しかしこれはやむを得ない。そもそもの
定価からして違うのだ。

しかし、
いずれにしても良く鳴る。
これがリビングのサブシステムとは恐れ入る。

もう一つ、koyamaさんを見て
いと思うのは
どの部屋でも
ハイレゾからレコードまでちゃんと鳴らせる環境を構築しているところだ。
手抜かり手加減
一切なし

オーディオが好きだという
情熱が家じゅうに充満している。
同じことを出来る人は、そうそう居ないと思う。


さて、本日の仕上げということでメインルームに戻る。



5月9日

さて、本日の
仕上げということでメインルームに戻る。

こちらで
新顔とご対面。といってもただのルーキーではない。

なんとオーディオテクニカ
AT-ART1000である。

ビクターMC-L1000以来の
ダイレクトカップルMCカートリッジ。

L1000を超えたか?ということで各界で話題になるが実際の音はなかなか聴けない。何しろ定価60万円である。

マグネットをカートリッジの先頭に持っていき、針先チップの真上にコイルを置くという方式はデッカの昔からあり
MCの
理想形の一つなのは間違いないのだがるのも難しく、うのも難しい形式。

L-1000ではマイクロプリントコイルを採用して理想を実現したが、
こんな物が針の真上にあって、更に狭いギャップの強力マグネットの間で
動き回るとなると
断線は避けられない。

ART-1000ではプリントコイルは採用しなかった。賢明であろう。



消耗した場合は交換ではなく修理を
239.200円で実施。クリーニングも有償だが行うという徹底ぶり。
なにせ60万円の高級機だ。それくらいの事はして欲しいし、なにより
永久対応くらいして欲しい。

チタン削り出しボディで自重11g。細かい事はメーカーサイトがあるのでご参照頂きたいが空芯である。

見ただけで
神々しいばかりの輝きを放つし、針を落とすだけで一々神経を使うが音を出さずになんのオーディオか?となるので拝聴。

一聴して実に
クリアーで素晴らしい世界が広がる。
同時比較はかなわぬ夢だが記憶にあるL1000との対比では、
より自然でフラット&ナチュラル。
つまりわざとらしさが無い。
L1000はこれぞダイレクトといわんばかりのエキセントリックさを持つが
ART1000は
さり気ない感じだ。

しかし無味無臭ではない。これぞ本物だろう。

僕の頭の中には
アートの3文字が浮かぶ。
そう、ART。なんというかテクニカの
美学を感じる音だと思った。

これは作られた音という意味ではない。それを言ったらどこのメーカーも自社の音を持っている。
テクニカは
世界一のカートリッジメーカーと言ってよく、ラインアップも凄いし過去の製品を全部並べたら凄まじいい数になる。

そこには同じメーカーでも様々な音があるのだが、採算他
色々な壁を取っ払ってやりたい事をやり切ったテクニカ悲願のカートリッジ。
それがART1000なのだと感じた。
正に
頂点の一本

価格を考えると一年中このカートリッジ一本でというのは止めた方が良いが、幸いkoyamaさんの手元には無数とも言えるカートリッジがある。
余所行きの一番。あるいは盆暮れ正月ゴールデンウイーク限定のカートリッジとして
神坐に置いて良い一本だろう。



余談だがメインプレーヤーはとうとう
KP-9010一台になっていた。
数々の名器を経験したkoyamaさんがたどり着いた
終着駅?がKPというのはよくわかる。
音、使い勝手と突き詰めていくとKPに落ち着いたという人はたくさん居る。

以上、どうしてもやや駆け足になるがkoyamaさん宅でのオフは
わりを迎える。

現状で
人も羨む音が出ているのだから、もう良いと思うのだが
koyamaさんは、やっぱり思案顔。

どうしてもメインシステムに手を入れないと
まらない感じだ。

これはもう仕方ない。他人になんと言われようと
肝心なのは家主がどう考えるかなのだから。

きっとkoyamaさんは何らかの手を下してしまう…

そんな事を感じながら腰を上げる。

そろそろ
出発の時刻なのだ。

なごりは尽きないがここで
弾丸ツアーの始まり!


5月10日

そして僕らは
大阪を後にする。北陸へ向けてオーディオジャンク漁り?弾丸ツアーの始まりだ。




しかし、しかし、しかしkoyamaさんのハードオフ把握度は相変わらず超素晴らしい。
ほとんど
吸い寄せられる様にお店へと車は走っていく。



このツアーで回ったのは福井、石川、富山の
全ハードオフ(!)
プラス石川ではコンプオフも三軒回った。

開店から閉店までというのは嘘ではない。あるお店では
蛍の光が流れ始めてから入店した。
(そこでもあるブツを入手したが詳しくは後日報告)



成果は別途ご報告するが例によって車を停めたら
猛ダッシュ
鵜の目鷹の目というと聞こえは良いが、目を
血走らせて店内を駆け回る男二人。
周りの人の目にはどう映ったか?

一応ジャンク廻りという事にしてあるが、純粋なゴミばかり見ていたわけでは無い。保証付き中古も含めて全部見る。

オーディオは音が全てで、そんなにあれこれ買い込んでも仕方ないという説もあるが、
お買い物も趣味の一部
まあ何でもありだ。

僕なんか、
このツアー以外では買い物をしないと決めているので(たまに買い物してしまうが)、可愛いもの。

それにしてもkoyamaさんの
企画力とサービス精神。ホスピタリティには感服するばかり。

宿泊から食事まで全てお任せのよっしーは大名気分?なんとも申し訳ない。

天候にも出物にも恵まれ、無事故でもあり
素敵なツアーとなった。



ツアー。そう、今回は前回以上に行動半径が広いこともあるが、
風光明媚な所にもお連れ頂いて
旅行としても素晴らしい物になっていることをご報告申し上げる。







家を空けるから奥さん孝行にもなる?し、
北陸新幹線にも乗れた(真っ暗で何も見えなかったが。汗)

そして道々で、あるいは寝床で?koyamaさんとも
色々なお話が出来た。



思えば不思議なものだ。
もう17年来のお付き合いを頂いているが、どこでどう交差したのか。

同じ趣味の人がネットを通じて知り合った、とまとめてしまえばそれまでだが、
こんな面白い付き合いも他にない。






という事でここでオーディオショーのお話を少し。

なんと偶然にもこの日程で
北陸オーディオショーが富山で開催されるということで最終日は立ち寄る。



全てを事細かに見ることはかなわないので
雑感となるのでそのつもりで。

印象的だったのは
音源
ハイレゾはもちろん。そして当たり前の様にアナログが共存している。
これも時代だろう。



35年くらい経って、やっとデジタルだとかアナログだとかの
区分けが無くなりつつある。
当たり前だが好きに楽しめばよいのである。
というか、デジタルが
本当の意味で当たり前になったからなのかもしれない。

次に驚いたのが
女性若い人が結構見受けられたこと。



彼氏の付き添いとかそんな風でもない。これは明るい未来につながる。
カメラ女子がいるのだから、
オーディオ女子が居ても不思議でない。ハイレゾ女子でもなんでも良い。
どんどんやって欲しい。

逆木一氏の講演もあり、ほんの少しだけだが聞けた。
当たり前なのだがハイレゾの
本質を掴んだ面白いお話しだった。

個人的にはハイレゾ時代が来て、別の意味でCDに熱心になれる気がした。
こうなると44KHz、16bitに肩入れしたくなるのだから
我ながら大したひねくれ者だ。

出品されていた物で印象的だったのは
ヤマハNS-5000
どこか1000Mの影を残すが、中身は現代のスピーカー。
素晴らしい出来だが値段も立派。
雲の上の存在だがメーカーに言わせると赤字必至らしい。わかる気がした。







さて、いよいよこの旅も大詰め。
実は会場で
Kchanさんと待ち合わせていた。


5月11日

Kchanさんには
拙宅にも幾度か足をお運び頂いているのにこちらからはさっぱり。
ずっと
負い目を感じていたのがやっと恩返しが出来る。

Kchanさんの先導でたどり付いたお家は
良い意味で年季を感じさせるもので、悪い意味で年季の入ったよっしーの家とは大違い?

さりげなく頑強な作りは雪に負けないようにか。こうなると音にも良いに違いない。

専用オーディオルームに通されるとそこは
パラダイスだ。
約十畳という広さももちろんだが、散らかし放題でも大丈夫(ではない?)のマイルーム。
専念できるというのは何より重要。恨めしい…、いやウラヤマシイ。

装置だが、まずスピーカーから。



PENAUDIOのSERENADEという物で普段はなかなかお目に掛かれないブランドだ。
なんだか
オーディオショーからそのまま運んできてしまったような一品。

トールボーイで正面にツイーターとスコーカー。ウーファーは
サイドにあるという形。
故に正面から見れば大変
スリム

使いこなしの一環としてウーファーのグリルは
されている。
相当音が変わったそうだ。

このウーファーを外へ向けるか、内へ向けるか。
スピーカーそのものを並行設置とするか、内振りとするか、
試行錯誤がそこにはある。

よく見るとスーパーツイーターが載っているが、これはビクターの(型番失念)
スピーカーからの取り外し品。
それがまるで市販品の様に
美しくケーシングされているのがKchanさん流。



上品そうなラックの中を覗くと、やはり日頃
見慣れない機器たちが収まっている。

まずプレーヤーだが
SA-7S1。マランツだ。
2006年発売。
70万円。SACDM-1メカを新開発して搭載。22.3Kg。

次にプリ。クラッセの
CP-700
全くもって不得意な分野なので細かい事がわからなくて申し訳ないがクラッセは
カナダのブランド。
もちろんハイエンド機ばかり作っているメーカーだ。

発売は2006年。お値段は、驚け、
140万円級だ。重量14Kg。
見慣れないと違和感ありありのルックスだが実に
しく、かつ機能的である。

メインはnakamichiの
PA-50CESTASIS方式を採用して余裕綽々の電源その他を持ちながら
150Wという所がにくいステレオパワーアンプ。
消費電力は最大650W。重量21.5Kg、
これを
二台BTL接続というところがミソ。1988年発売。


(あ、ビニールが映ってしまった。汗)

フォノイコはESOTERIC
E-03。2009年発売。40万円。重量約10Kg。
二台のプレーヤーを常時接続して切り替えて使用可能。この辺の使い勝手が悪いと実際問題お話にならない。


(スケルトンKPはベルトドライブ実験機)

アナログプレーヤーはLo-D
HT-500MK2KP-9010




KPは
Y31-ST1GMはもちろん、アルミ削り出しターンテーブルY31-KT1を採用。
これは
い。KT1まで搭載された物を見るのはこれでやっと二回目だ。

一通り眺めただけで
豪華絢爛さに目が点になるというか回るというか…

気を失わない内にとお願いして、
さて音出し…


5月12日

一発目の音が出た瞬間無言になる。

パーッと部屋中に音が
充満する。というか充填される感じか。
しかも実に柔らかく
気品に溢れている

スピーカーの音を聴くというよりも部屋の空気を聴く感じと言ったらわかってもらえるか?


こう書き出すと、ああ、やっぱり高額商品オンパレードで、だから音が良いのね、と思ったアナタ。
半分は当たっていると思う。ただ100点満点で
50点の回答だ。

いや、
やはり高級品は凄いなーと正直思った。
それと比較的
しい機器たちだ。

よっしーの場合は実写版オーディオ懐古録みたいなものなので世代がまるで違う。

オーディオは進歩したのか?とはよくある問いかけだが、この音を聴くと
進化しているのが良く分かる。

でも、やっぱり新しかろうが高級品だろうが、ただ並べただけではこの音は出ない。

これはもうKchanさんの
不断の努力の賜物としか言いようがない。

基本に忠実に、細かい使いこなしの検証を惜しまず繰り返す。そしてたどり着いた”
作品”がこの音だ。

アクセサリーと呼ばれるものも散見される。

アコリバの
仮想アース。SPECのリアルサウンドプロセッサー。高級ラックの足元を支えるスパイク(と呼ぶには凄すぎたが)。
あれこれと本当に手が入っているのだ。

本当に効いているの?なんて失礼なこと言ってSPECのプロセッサーなんか
したりいだりしてもらったが
困った事に、これがあった方が確かに良いのだ。
浸透力が違う。

アナログからSACD、普通のCDまで、何もかもが良く鳴っている。

オーディオマニアが喜ぶ盤からそうでない盤まで関係なく鳴る。
実に
ラグジュアリー

個人的に一番印象的だったのが音を
うんと絞った時も音量だけが変わって音質その他が変わらないこと。

これは素晴らしいと思ってKchanさんに尋ねたらプリのボリュームの影響もあるだろう、との見解。
この言い方は正しくないのだが
ゲイン可変みたいなもので、いわゆるオーソドックスなアッテネーターとは違うわけだ。
技術の進歩。そしてそれが音に反映されている所が素敵だ。

という事で素直に素敵な音の一言でよっしーもKoyamaさんも
白旗を立ててしまった。

この音は、お金と時間、手間の投資。それで成り立っているのだろうが、更に言うと
熱心に
ショップにも足を運ぶなどして絶えず新しい音。良い音を耳に入れているのも大きいと想像した。
オーディオは部屋でやるものだが、完全に引きこもってしまうと難しい。
その点KchanさんもKoyamaさんも
行動的活動的で、どちらもその成果が音に反映されている。
よっしーももう少し
おんもに出ないとと思うのだが…

そういえば
ルームチューンもしっかりされている。意味のない事をKchanさんがやるわけないので、どれも効いているのだろう。
ただ、ショップに行けば更に高価で効果のある物にも出会うそうで、やはり上を目指すとキリがないのだなーと想像した。

一つ付け加えると、Kchanさんは単なるハイエンダーではない。
もう一つ別の顔があるとすると、それは
ジャンカーだ。

電気にもメカにも精通しているので各種ジャンクも直し放題?
遠慮して写真は撮らなかったが、部屋の
一角にコレクションの山?が築かれている。

ナカミチLo-Dといった録音機系はKoyamaさんも滅茶苦茶強いので、二人の会話のむこと。
これはもう実際に足と手と頭を使って取り組んだ人でないと出来ないお話しなのだ。

と、話は尽きないが
解散の時間が来る。Koyamaさんは西へ。よっしーはへと大移動だ。

次はいつ会えるだろう?とセンチにもなる。

Koyamaさんの所では
爽快痛快な音が聴ける。機器の入れ替えも早いが単なる買い物マニアではない。
好奇心は素晴らしく、この世にあるオーディオの音は全部聴かないと済まないのではあるまいかという勢いを感じるし音にも
疾走感が出ていると思う。
判断が早いのも素晴らしい。気長に付き合うのも大事だが見切り千両というのもある。
Koyamaさんの場合は手放して、やっぱりあっちの方が良かったか、と思うとあっさり
買い直したりもする。
この行動力は何物にも
代えがたいと思った。

Kchanさんの場合はもう少し
じっくりと。着実に構築という感じ。
好奇心の方はメインの装置とは別の部分でしっかり埋めると言ったところで棲み分けをしている。

そうそう。多分、だがKchanさんは
音場を大切にする人だと思うのだが
音楽を聴くにあたっては大らかというか、拘らずに満遍なくという感じなのも印象に残った。
小説も読むが漫画も読むという風。



そんな、あれやこれやの思いを胸に、初の
北陸新幹線へ。
夜中と言ってよい時間だったが無事帰宅。



あれから
一週間があっという間だが空を見上げると、この空はちょっと遠いあの街にも繋がっているのだなーと
柄にもない回想をするのであった。

お二人に。そしてここには登場しない皆々様。
大変お世話になりました
僕は元気です♪


5月13日

さて、そろそろ
収穫物の報告をしなくてはいけない?

順不同。

まずはテクニカ
AT-100

言わずと知れた
低価格機だ。

しかし価格が低いのは(最近は値上がりしていますが)
量産が効いているからで
一から作ったら一体いくらになる?

これの
針無し品をゲット。

幾らなんでもそれでは音が出ないが、ここがテクニカの面白いところで、
AT-150Eaの針がちゃんと刺さるのである。

150Eaがあるなら素直にそれを聴いておけば良いのだがそこは
好奇心ということで。



150と100で何が
うのか?

150Eaは金蒸着ベリリウムカンチレバー。0.2×0.7mil楕円針。コイルの直流抵抗530Ω
インダクタンス
350mH。インピーダンス2.3KΩ。出力電圧:4.0mV

100アルミパイプカンチレバー。接合楕円針。直流抵抗800Ω
インダクタンスは
490mH。インピーダンス3.2KΩ。。出力電圧4.5mV

素晴らしく単純に言ってしまうと150Eaの方が
高域特性が良いはずだ。

例えば同じテクニカで僕が好きなカートリッジ
15Eaは直流抵抗750Ω
インダクタンス
625mH。インピーダンス4kΩ。出力電圧4.0mVだ。

ちなみに15Eaの全身ともいえる
15Eは直流抵抗1200Ω。インダクタンス935mH。インピーダンス6kΩ
15Saは直流抵抗470Ω。インダクタンス390mH。インピーダンス2.5kΩ

書き出しているだけで頭が痛くなってくるが、テクニカというメーカーは
器用というかなんというか、バリエーションが豊富
音作りを
しんでいるんじゃないかと思える。



ここに更にユーザーサイドで
交換針のスワッピングを始めると楽しいというか訳の分からない世界が広がってくる。

今回は100のボディに150Eaの針だが、150Eaのボディに100の針でも良い訳だ。

先月の体験から
、一概にアルミカンチレバーが劣る物でもないと感じているので、想像するとあれこれ楽しすぎる。

ボディなんかも大きなポイントになる。

これについては150Eaが
アルミダイキャストで100は樹脂。重さは前者が8g。後者は6.5g。

これだけ見ると150Eaの
圧勝だが本当にそうか?


5月14日

さてしかし今回は100の針は無いので試せるのは
100のボディ+150Eaの針
逆が試せないのは残念だが言っても始まらない。

これで音はどうか?

これが
なかなかに良い音なのだ。

プラシーボも入っているかもしれないが純正150Eaよりも
い音。
ちょっと
15Ea的な音と言っても良いかもしれない。

なかなかに良い音というのはご挨拶だが、これ以上的確な言い方が見つからないともいえる。



あるいは
これ一本でも十分やっていけるんじゃないか?とさえ思ってしまう。

僕の
耳が安上がりに出来ているのかもしれないが、テクニカ恐るべしだ。

ただ、安上がりといってもジャンクの100ボディと元から持っている150Eaの針でやっているからであって、
今から改めて同じ様な事をやろうとすると
案外コストが掛かる。逆に言うと今回のパターンは大変な
ハイコストパフォーマンスということか。


5月15日

さて、次に控えしは
日立である。
Lo-Dの
MT-23。ローコストMMカートリッジである。

これも当時のプレーヤーに
付属として大量に出回った物。

何を今更、の感があるが一年くらい前から始まった普及カートリッジ
びいきは自分の中でまだ続いているのだ。



数が出たから低価格なのであって、安物とは違う。

まずルックスだが
1970年代チック

デザインが、というより
使いがその頃っぽいのだ。

自重
5.5g。針圧2g

このカートリッジが
ミタチ。つまりグランツOEMであるとか、ビクターZ1系の異母兄弟?なのも今では知られている。

良い音がしそうなのはわかっているが、さて、Z1辺りとどう違うか?あるいは同じなのか??

Lo-Dの素敵なシェルについた状態なので、まずはそのまま聴く。
プラスティックのシェルなのだが、まるでアルミヘアラインという感じだし、なにより色が良い。



で、
試聴

ま、
悪くないというのが第一印象。

しかし、兄弟機のはずのZ1辺りと比べると
ちょっと差がある。

これではいけない、という事でさっそく収穫物
その三を出す事になる。


5月16日

何かというと
シェルグレースだ。HS-5と見る。
1970年代中頃の製品。アルミプレスで自重
12g。
シェルはこれくらいの重量が使いやすい。



それにしても立派な作り。
手が込んでいる。

ただ、年代相応の汚れがある。そこで僕にしては珍しくカートリッジを移行する前にシェル
クリーニング

まず出力
ピンだが、くすみ汚れは確かにある。

しかしコンパウンドは使いたくない。かといってアルコールくらいでは駄目と見る。

そこでごくごく少量の
プラスティッククリーナー(本当はヤマハのピアノキークリーナー)を使用。

これはコンパウンドよりははるかに
しいのでお勧めだ。

ついでにシリンダー部分のくすみも、これで取る。

次にシェル
リード線

これも金属部分の変色は明らか。

交換する相手はたくさんあるが、せっかく付属しているオリジナルに
敬意を表しますということでこれも上記クリーナーで磨く。

爪楊枝に少量付けてせこせこ磨く。

確認も楽じゃないが見事に甦る。もっとも、音のためなら新しいのに交換するのが正しいのだろう。
線材も劣化することはあっても
音が良くなっている事は考えられない。

でも、まあ
こういうのが楽しいじゃありませんか、という事で磨くのだ。

やっとカートリッジ装着。

これでどうよ??

だが明らかに進化。ちょっと品の無い鳴り方だったのが大幅に改善された。

明快だがウエットさも持ち合わせた味わい深いものとなる。

いや、進化しすぎである。なんだこの
美音は?

これはちょっと参った。おいおい、昔はこんなもんがプレーヤーの先っぽにフツーにぶら下がっていたのか??

これはAT-100+150Ea針でもそうなのだが
クラシックも十分行ける。ポピュラー専用カートリッジではない。

AT-100でも十分凄いと思うのだがMT-23が鳴り始めるとこっちの方が
更に好みと思ってしまう。

良い感じで
が乗るのだ。

あるいはそれは演出みたいなものでAT-100の方が本物かもしれないが
ライティングで美人がより美人に見えるならそれに越したことは無いというのが
よっしー的解釈。


さすが日立…ではなくて
グランツ、とこの場合はそちらを褒めるべきだろう。
いや、しかし
これは参った…


5月17日

カートリッジを語る上で
サテンについて語らない訳にはいかない?

という事も無いのだが
独創の世界という意味でサテンのカートリッジ位逝っているものもない。

故にスタックスのイヤースピーカーなどと同様、
熱狂的ファンも多い。素晴らしいことだ。

サテンのカートリッジというとMCなのに
針交換可能ということで知られるが、改めて調べてみると、針交換式を目指したというよりも
理想を追求したらその方式に
なってしまったというのが本当の気がした。

サテンのカートリッジの説明を文字だけでするのは難しいので例によって長岡先生のフルテストより転載(ごめんなさい)。



図はサテンカートリッジの
コイル及びサスペンションの部分。

カンチレバーの振動が、この
ひし形のサスペンションを通じて空芯コイルに伝わる。

つまり、コイルはカンチレバーの根本ではなく前方にある。ダイレクトカップルとまでは行かないが
セミダイレクトくらいは行く?

ゴムダンパーを
して、この独特のサスペンションで、その代わりをする。
そのためもあって、この部分には
シリコンオイルが塗布される。

この方式には危うさもあるのだがサテンはゴム嫌い。とにかく徹底していたのだ。



カンチレバーの部分の図がこちら。

V字型の板バネと直角板バネ(図ではテンションワイヤー)による
一点三次元支持。
支点の移動が全くない形でこれもすごい。

あいまいさの追放ということで一つの理想形だが、
室温の変化には敏感。真冬はきつい事もあるだろう。
埃も大敵。もっとも、これはビクターだろうがイケダだろうが同じだ。
気がかりなのはシリコンオイルを使っているが故に
が付着して剥がれない
傾向にあること。
無埃室で使いたいカートリッジということになる。


5月18日

…と、ひっぱいておいて登場するのはSATINのカートリッジではない。
なぜかSONYだ。

VC-20。見るからにSONYらしい形のシェル一体型。



だが、このカートリッジ、今では結構知られているが、
SONYとSATINのコラボレーション作品とされる一本なのだ。

単売はない。
1978年当時のSONYのミニコンポというか高級っぽいミニチュアコンポのFALCON GG-20Fのプレーヤーに使われていたカートリッジだ。

これが
何故かSATIN方式の一本という事が最近では周知の事実となっている。

というのは不思議なもので、たまたまよっしーはその事を最近知り、一度は聴いてみたいなと思ってオクでもウオッチに入れたりしていた。

ただ、希少まではいわないが現存する
数は少ない。何しろコンポ付属のみでしか出回らなかったカートリッジだ。

それが
ひょっこり今回のツアーの最中に現れた時の驚き。

因縁めいたものを感じたのは言うまでもない。

果たしてまともな動作をしてくるか一抹の不安もあったが、
ここで会ったが百年目という訳でゲット。

いや、普通のSATINなら機種を選ばなければ幾らでも手に入るご時世だが、どうせなら
一ひねりした物が良いと思っていたあたりが流石ひねくれ者。



さてだがしかし、ちゃんと音は
出るのか?

結論を言うと出ている。

最初こそ安定しない時があったが、これは冬眠期間がある程度あった事を考慮するとやむを得ない。

それより音だが、これがイメージしていた物と
あまりに違うのでびっくりした。


5月19日

・以下はファーストインプレッションから書いています。
その後音はどんどん変わって行ったので出だしの部分だけ読むと
判断を間違いますのでご注意を)

SATINの血が入っているという事は結構激しい音がするのかと思ったら肩透かし。

実に
独特な音がする。

まず、とにかく
シルキー

あまりにシルキー
過ぎて最初は絶望的な気分になったほど。

霞たなびくという感じで安眠を誘う。

そしてかなり
分厚い低音。

両感たっぷりというと聞こえは良いが、ちょっと肥満児な感じの低音だ。

出力
0.3mVとDL-103並み。一応MMでも試したがやっぱり厳しい。

そして昇圧もトランス、ヘッドアンプよりも
ハイゲインイコライザーの方が良い感じ。
なにかで活気づけないといられないカートリッジだ。

もう少しいたずらをしてみたいのだが、シェル一体型という事で却って弄れる要素は
られる。

このカートリッジは音も、なのだがその他に
SONYにあってSATINという希少性。
シェル一体型の美しフォルムを愛でる事が大事なのかもしれない。

しかし、
なぜSATIN形式をSONYが織り込んだのか?それも高級とは言えミニコンに。
実に
不思議なカートリッジであることは確か。

(…というのが音出し当初のインプレッション)


ここまで書いてきて告白するが途中で
プリを取り換えている。

SY-88がちょっと気になった。簡単にいうとお手入れをしてあげるべきお年頃かな?と。

そんなに大げさな事ではなく、ただ半田くらいはやり直して上げる方がよいのかな?という
挙動を感じる。

そこで
PRA-2000に差し替える。

すると当然ながら音は変わる。

実はAT-100MT-23も、音の印象はPRA-2000に取り換えてからの物を主に書いている。
かといってSY-88での印象も含んでいる)

VC-20で
んでいた時にPRA-2000に差し替えたのだが、これは一番違った。

もちろん、霞たなびくような…、とか奇妙に分厚い低音という全体傾向は同じなのだが、”異様なまでの”という所から
ある程度普通のカートリッジへと変貌してきた。

これならオーケー。だが、それでもかなり個性的なカートリッジなのは確か。

(まだ続くのでここまでで判断しないでおくんなさいませ)


5月20日

(実はまだ戦利品のお話はあるのだが、ちょっとだけ、
一旦そこかられる)

いた!

なにが?

これである。





いや、違う、
NASである。

いや、なんと時間の掛かったことか。

やっとこ
渋谷のハンズに出向き、加工をお願いすることが出来て、先日られてきたのである。

10cm角の
真鍮板から直径96mmの円板を切り出し。
後はアーム取り付け用の穴。ケーブル引き出し用の穴及び6mmのボルト通過穴を開けると。

言葉にすると簡単だが自分でやろうとしたら大変である。

取り付けがうまく行くかは半ば
加工精度にかかわってくるのだがさすがハンズさん。お見事である。
称賛に価すると言ってよい。素晴らしい。

スペーサー。モーターアースと
まだ課題は残るのだがそんな事は言っていられない。
はやる気持ちを抑え切れずシェイクダウンである。

カートリッジにはSONY
VC20を、流れでチョイス。



これでどうよ?

まだNASベース自体が使いこなし半ばなので確かな事は言えないのだが、
このカートリッジとしては
自宅比でこれまでで最高の音が出る。

カートリッジのキャラクターそのものが変わってしまうわけでは無いが、家へ来ての第一音から比べると大変な
いだ。

過剰に厚い低音とか、数珠繋ぎっぽい高音とかが
程よく改善される。

ただ、全体にマイルドな持ち味はもちろん変わらない。これはこういうカートリッジなのかもしれない。

VC20に関しては
SATINの血が入ったカートリッジという事で、ある種の先入観を持ったが想像は見事に裏切られた?

しかしこれはこれで良いのである。

SATINの形式を採用するが出力は高出力ではない。これも影響するのか?

何とも色々と
研究対象として楽しい一本なのである。まだこの後続報をと思う。

それにしても。それにしてもと思うのだが決して扱いやすいとは言えないこのカートリッジを
SONYは
良くぞミニコン付属として採用したものだ。果たしてファルコントータルではどんな音作りだったのか?
興味はやはり尽きない。


5月22日

それにしてもSATINには
熱狂的なファン、というか熱心な研究者。あるいは探求者がいらっしゃって、
ネット時代の今、その調査結果などを誰でも目にすることが出来る訳で
これは大変ありがたいことだ。

それらは以前よりちょくちょく拝読していたのだが、やはり
自分の手元にSATIN(形式の)が来ないと
本気にはなれないというか、来ると
一層本気になって読むというか。人間ってそんなものだ。

どこをどう切り取っても、興味深いの一言だが”
SATINのカートリッジでトレースした盤を他のカートリッジで再生してしまうと
音が変わってしまう
”、などという件はオーディオをやらない人が読んだらオカルトの様にとらえるかもしれない。

だがしかし、実際問題カートリッジを替えた直後の音と、しばらくそのカートリッジでトレースした時の音とは
ビミョーに異なるのは確かなお話し。

SATINに言わせれば他のカートリッジなんぞと
併用するな、ということにもなろう。
誇り高きメーカーなのだ。

上記は一例だが、カートリッジの
バーティカルアングルにもカタログだか取扱説明書の中で言及しているのもしい。

アナログ再生をするのには、この辺も大切な要素なのだがわざわざそれをメーカーが記した物は見ることが少ない。

別冊FMfan25号の長岡先生のカートリッジフルテストの際持ち込まれたM-117GはマイクロH-303Xシェルのネックを
リード線ごとエポキシで固めた物。そしてカートリッジとシェルの間には
手前の方だけ鉛板を挟んでその辺を調整した物だった。

ここで今回入手した
VC20のカンチレバーのお話し。

カンチレバー及びチップの付け方にはいろいろな感がえ方や方式があるのだが、V20Cを見ると
グイと曲げられたカンチレバーにチップが…

で、それは普通なのだが、あるいはこれ、グイッと曲げすぎなんじゃないか?と見える。

この辺の
バラつきというのはカートリッジには付き物だが、仕様なのか、僕の目が変なのか、わからない。

これがまたVC20は
シェル一体型だから、シェルと本体の間に何かを挟んで…というのは叶わない。
ちょいとややこしい仕掛けが必要になってしまう。



…とかなんとか悩みながら色々やっている内に、VC20の音だが
大変良くなった。

使いこなしの魔法?

そんな大層なものでは無い事は保証する?

だって現実には何か”これ”と言えるものはない。

このあたりが
いかにもアナログカートリッジ的ネタで面白い。
あるいはせっせと使うのが
最高の薬だったのかもしれない。

そこまでしつこくしなくても、ほぼ一発で本来の音が出てしまうカートリッジもあるし
商品として考えたらその方が正しい。

ただ、僕みたいな
変わり者には、こんなのは楽しいということ。

上手く鳴った時の音だが、
ジェントルなハイスピードという感じ。

ほんの少しだけ、ダイレクトカップルの片鱗を覗わせるが、”
ぎょっ”、ではなくて”うっとり”させる方向だ。

それにしても随分手間を取らせやが…

…ではない、楽しませて頂いた。

SONYにあってSONYじゃない。SATINの様でSATINじゃない。
これはなんというか、つまり
ハイブリッドカートリッジなのだ。きっと。


5月23日



戯れに…


5月24日



ルーさん、一年過ぎてしまいましたね。

そちらではいかがお過ごしですか?

こうしてオーディオしていると、どこからか、
ひょっこり姿を見せるんじゃないか
という気がしてしまうのです。

こんな事を言っても始まらないのは重々わかってはいるのですが。

「お父さん、
あなた全然進歩していないわね」、なんて呟きが聞こえて来ます。

お兄ちゃんもおねえちゃんも着実に成長して、お父さんとお母さんは
老夫婦の夕餉を繰り返していますよ。

帰らざる日々”を思い出すのは、それはいけない事なのでしょうか?


5月25日

カートリッジも花盛りということで調子に乗って
SP-10MK2の自作プレーヤーを久しぶりに引っ張りだしてみた。

アームは
EPA-100

老体に鞭打って、の感無きにしも非ずだが、そこはそれということで。

しかし音を出してびっくりした。

極めて
シャープで切れが良い。

見通し、見晴らしはぐんと良くなる。

ちょっと
細身で神経質な感じもあって心が落ち着かないと言えば落ち着かない。

でも、これは一方の雄だろう。



とかなんとか言いながら、しばらく聞いていたら神経質云々はどこかへ
えた。

この辺は慣れの関係もかなりある。

だがやはり気のせいでなく良さだけが残り気になるところは消えた。

さすが自作プレーヤーだけあってルックスはイマイチ。

しかも今のところ超いい加減な置き方。


それでも音は良いのだ。



SP-10MK2もEPA-100も
長岡先生の愛した機器だ。

SP-10MK2+EPA-100+MC-1。そしてプリはPRA-2000。メインがHMA-9500MK2なんてのが
本当に黄金期の長岡リファレンスであり、教徒はこぞって真似をしたのだろう。


僕の場合、学生の頃雑誌で眺めるだけで終わったそれらの機器を手に入れたくて仕方なく。
運よく'90年代にあらかたの物は入手してしまっていた。


物まねから入るというのは一つの道であり、そのことを僕はなんとも思っていない。
そして気に入っているから手元に置いている。いくら何でも気に食わない物を置き続ける事は無い。

つらつら書いていると凄いことになるので取りあえず
EPA-100

先に言っておくと
他にも優れたアームはいっぱいある。
多士多才。

実際
GT-2000+WE-407/23とかGT-2000X+WE-407GTで聴いていて日頃なんの問題も感じない。
当たり前だ。

リニアの
PX-2なんかも優秀なものだ。


それらと比してEPA-100の個性とはなんなのか?と問うてみると、
気配の表現であり、産毛をも表現しようとする
姿勢であると言えるだろう。


だからやっぱり少ない本数のマイクで現場丸ごと録りました、みたいなので真価を発揮する。

逆に言えば別にそこに拘らないという場合は
別のアームの方が良いだろう。

ローコンで針圧重めに掛けた方が良いカートリッジとの相性も良いとは言い難い。

その種のカートリッジ用には他にもアームを用意するのがベスト。


5月26日

さて、
収穫物のお話が途中となっていた。

もう一つカートリッジ。

いや、別にカートリッジだけ探しに出掛けるわけじゃないのだが、
不思議とその種の物を引っかけてしまう。

最後の一本。こちらSONYの
XL-MC3SH



実にユニークな
ルックスのカートリッジだ。

1982年発売。当時14.800円

末番のSHは
シェル付きを意味するがSHは普通のアーム用。
他に末番
SLもあって、こちらはローマスのストレートアーム用ということで全長が短くなっている。


考えてみればSONYが続くが、SONYのMCと言えば
八の字コイル。VC20は例外的存在だ。


ただ、
空芯コイルという点は共通。

空芯が良いか、コア入りが良いかなんて話を始めると果てしないことになるので割愛。


ただ、コア入りコイルはコイルの全てが発電に関与するのに対し空芯では
半分しか参加しない。

コイルの左右で
起電力が逆になるので全部使おうとすると電流はゼロになる。


だからコイルの半分(以下)
だけを磁界に入れるなんて使い方になる。


ビクターのダイレクトカップルなどがわかり易い例で、あれは
プリントコイルが半分以上入ると電流が落ちる。

もちろん十分に入らないのもよろしくないという事で、
針圧に関しては極めてシビアになる。


SONYはこのコイルを八の字に
って発電効率を上げた訳だ。

ちなみにこの八の字コイルを編み出したのが
森芳久さん。元々はグレースに居てF-8Lを開発している。


5月27日

それにしてもコンパクト
なカートリッジだ。小ささという点では拙宅にあるどのカートリッジよりも小さい。


ミニチュア化に貢献したのが
リングマグネット

オルトフォンコンコルドMC-20もリングマグネットを採用している。

リングマグネットを使う事により磁気コア、ヨーク、ポールピースなど不要。

だからこんなに小さいMCカートリッジを作ることが出来た。



コンコルドの話しが出たが、この時期は
何かとこの形のカートリッジがリリースされている。

右へ倣えの感があるがSONYなどはMCのみならずMMでもこの路線を展開していた。

XL-MC3の少し前にMC1が出ていて、これが9.600円

1万円を切るMCカートリッジの登場ということで話題になった。

同時に
HA-T10というプラグイン式の昇圧トランスも発売。これが6.400円なので
合わせて16.000円でMC入門というわけだ。

MC3発売時にはHA-T30(アモルファスとパーマロイのハイブリッドタイプで15.000円)と
HA-T50(ピュアアモルファスで25.000円)を発売。

なんとも当時は
良い時代というか活気があった。

MC1では接合針だったがMC3ではムクのダイヤ。

ただ、このシリーズは
ユニット交換式という事で針先含めて交換容易なので1のボディに3のユニットを挿すという
使い方も出来た。

出力電圧0.2mV。
針圧1.5g
インピーダンス40Ω。
シェル込み重量13g。

非常に軽いのでアームによってはゼロバランスすら取れない可能性がある。


5月29日

…ということで音の話し…


となるのが普通だが、
実は未聴

何故なら開けていない。


というのも、この個体、どうやら
未開封品なのだ。シールが元のまま。剥がしたのを戻したわけでは絶対に無い。



うーん…これを開けてしまうのも躊躇われる。

もちろん開けなければ意味はないのだが…


という事でヘタレなよっしーを笑って欲しいのだが話題を一つ。


この封印シールなのだが、SONY SOUND TEC CORPと書かれているのは当然だが
その下に
INSPECTED BY NISHIMURAの記述が続く。

INSPECTはこの際、
監修と訳すべきか?



ところでこの西村さんなのだが
元グレースに居た人だとかなんだとか…

実はSATIN形式のSONY VC-20も交換針の写真なんか見ると同じシールが貼られている。

ちょっと
が残るのであった。


5月30日


さて、いよいよ
最後の収穫物。

っていうか五月も終わるのにまだこのネタとは長いお話だ。

物はこれ、チューナー。ビクターの
JT-V45である。




何故にチューナー。しかもこの機種?


度々書いているがよっしーの最初のアンプはビクター
JA-S31。だからチューナーもペアのJT-V31


これらには学生時代大変お世話になったのだが共に手元にはない。


郷愁で
JA-S71JA-S41というアンプは手に入れたが同時代のチューナーは無いということで

JT-V45に白羽の矢が。

このチューナー。
1976年当時39.800円と高くはないのだがFM専用機。

しかも何故か
七連バリコン搭載という不思議な一台。


例によってスペックオタクだった中坊は、バリコンが多段だとそれだけで凄いと決めつけてしまう。


それとS71やS41と実質的ペアになるチューナーということで予てより興味だけは持っていたという次第。

もちろんチューナーの性能がバリコンの段数だけで決まる訳は無いのだが、どうもこの一点豪華主義というか

4万円のチューナーに七連バリコンを搭載して、AMを省いてまで価格を絞りリリースしたという
コンセプトが気に入っていた。

さてしかしジャンク扱いということで動作はまともか?

さすがどこも悪くない。(計測器でも使って調べたらどうかは知らないが)
往年のMADE IN JAPAN は優秀なのだ。



5月31日

ちょっと疲れたかな。

何事もほどほどに…

楽しかった日々から間もなく
一か月。早い早い…

その後も皆さん新しいブツをゲットして、ますます
加速しているご様子
何より何より。


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