11月6日
いやー、もう疲れちゃって仕方ない…
という話はさておいて、こちらリレーが作動しないということで
診ていたら繋がるようになった。
…、のだが、やはり時によって繋がらない。
一旦繋がってしまえばその時は延々オーケーなのだが、さて…??
11月7日
YAMAHA AX-700V。
発売は1988年頃か?
なにせ資料が不足。
先代の700Dはまだ見つかる。これは1987年発売。
700Vは700Dの発展型。これは想像がつく。
VはビジュアルのV。ビデオ端子が付いている。
DはデジタルのDでDAC内蔵だ。
VはDのマイナーチェンジだからDACも内蔵。そこにV関係の入力を付けたというところ。
これがなんとも時代を反映していて涙が出そうだ。
DAC内蔵アンプがもてはやされ、ほぼ同時にAVブームが来た。
時バブル。そんなことも思い出される。
V対応と言ってもビデオ入力があるだけで、ヤマハ得意のDSPなんぞは全く見当たらない。
それで良いとも言える。そんなもの(失礼!)は無い方が音には良いかもしれない。
同種のアンプとしてケンウッドのKA-5020があった。
AX-700Vは59.800円以上はしただろう。しかし多分音ではKA-5020に負ける?
アンプとしての基本能力は5020の方が上か?
700Vは余計な物をつけすぎの感もある。
しかし何故か憎めないのがこのアンプ。
まずDAC内蔵で7万円を切るべく頑張った。
本格的なAVアンプとするのは難しいからそのままビデオ対応。
いじらしいではないか。
ルックスは良いと言えば良い。イマイチと言えばイマイチ?
まず色は良い。ヤマハ100周年モデル達にもどこか通ずるチタンカラー。
天板まで同系で輝くあたりがさすがヤマハ?
スイッチの感じやつまみの感じも悪くは無い。
ただ、どうも敷地面積自体があと10〜20%増しで欲しい気もする。
フォノはMCにも対応。
この価格でこれだけ詰め込むと基礎体力にはお金が回らない。
着飾った不健康美人か?
褒めているのか貶しているのかわからないが、実は書いている本人がわからないのだから仕方ない。
大したアンプじゃない、と切って捨てるのは簡単だが、どうも憎めないのだ。
以上はさておいて、しかしリレーが繋がらない時があるというのは頂けない。
11月8日
一体何か?
取りあえず半田は片っ端からやり直しているところ。
繋がれば後はなんともない感じで鳴る事から、リレーを作動させる部分のコンデンサーや
ダイオードが疑わしい?(と、この時は思った)
ところがこの部分に、電解コンデンサー固定用の接着剤が思いっきり乗っているから泣ける。
ちょっと作業が雑じゃないかと言いたい仕上がりだ。
今回は接着剤剥がしの練習台になってもらおうという魂胆だ。
一説にははんだごてなどで加熱すると良いとか?
さてさて…
…なのだが、物には順序という物があるので不慣れな接着剤剥がしに挑戦する前に地道に半田補正。
ところが、リレーが繋がる時は繋がる、繋がらない時は繋がらないという症状はなかなか改善されない。
少し補正しては電源を入れ…を繰り返す。
その内どうもフロントパネルにある応力が加わるとリレーが切れたり繋がったりするような気が…
すみません、これを真剣に追っていくと果てしない。そこまでこのアンプにやるかと言われたらやらない。
それでもリレーが割と順当につながるようにもなったのでいよいよスピーカーを繋いで試聴。
CDオンリーで聴いているが、ざっとした感じは十分良い音だ。
適当過ぎる?
しかしオーディオというのはそういう物とも思う。
大雑把に言えば皆同じなのだ。
冗談抜きに、適当に聴いている分には何ら問題ない。
当たり前ともいえる。6万円と言えば大金である。それだけのお金を払ってそんなにひどい物を聴かされたらたまらない。
そして10万円、20万円、50万円の物と比べて悪いというのもセンスが無い。物には限度。分相応というのがある。
スピーカーはG7を繋いだ。これも効いているかもしれない。比較的寛容なタイプだ。
繋ぐ装置の違いが一発でわかるスピーカーも良いが、極端なのも困るものだ。
景気良く鳴る。その点で立派と思える。
ただ、どうも品が無い。仕事が雑な感は否めない。
やってやりっぱなし。というか鳴って鳴りっぱなし、みたいな感じ。
その分ウーファーもツイーターも、いかにも仕事している風になる。
で、実はこのアンプに搭載されているコンティニュアスラウドネスに興味があったのだが、これだと使う必要がない?
コンティニュアスラウドネスとは連続可変のラウドネスなのだが、低音と高音を持ち上げるというよりも
中音域を絞って相対的に低音高音を強調する作り。
コンティニュアスラウドネスを効かせていくとボリュームは自然と絞られる。
その分ボリュームを上げて調整を取るのだ。
だからこのラウンドネスを馬鹿みたいに効かせてもスピーカーが壊れる心配はない。
G7だと必要無い感じだが、小型スピーカー。特にフルレンジ一発のシステムなんかだと効果があって面白いのかもしれない。
11月9日
ここで内蔵DACはどうだ?
失礼ながら全く期待はしないで聴いた。なにせ30年近く前のプリメイン内蔵のDACである。
しかしこれが結構いける。
今回はパイオニアDV-AX10を使っているのだが、なんとAX-10のアナログアウトをAX-700Vに入れて聴くよりも
デジタルアウトをAX-700のデジタル・インに入れて聴く方が音のまとまりの点では上回る。
アナログ入力の時の、やりっ放しの鳴り方とはエライ違いだ。
スケール感は後退するが緻密でスムーズ、綺麗になる。これにはぶったまげた。
…まだ試聴は途中なのだが、今回も考えさせられる事が多い。
まず、トータルとしての、ほぼ30年前の6万円アンプ。
大したことない、と言えばそうなるのだが、果たしてそうか?
ここで予てより記憶している一文を紹介。
”一般ユーザーが小音量で気楽にオーディオを楽しむのに巨大なセパレートアンプは必要だろうか。
いいものはいい、大は小を兼ねる。気楽なオーディオにも巨大なセパレートアンプはベスト、という説もあるが
筆者はそうは思わない。
リムジンやF1レーサーは住宅街の四メートル幅の道路を走るのには向いていないのである。
一般ユーザーの実情をみると、このKA-5010以上のアンプは必要ないのではないかという気さえしてくる”
AVFRONT創刊号における長岡先生のケンウッドKA-5010紹介の冒頭を飾る文章だ。
高い装置が不要だとはもちろん思わない。それを言ってはお終いだ。特に趣味の世界にそんな話を持ち込むのはご法度ともいえる。
しかし根が貧乏性なものだからついつい反発したくなる。
機器により、価格帯により音の差というのは確かにある。問題はどこまで追うか?だ。
僕自身がこんなページを延々書き続けているから他人の事を言えた義理じゃないのだが、
音とはそんなに違う物なのか?
今現実にAX-700Vで鳴らす音を聴いて心底そう思う。
あるいは僕の耳がおかしいのか?
興に入ってアナログも再生。
おまけのフォノイコという説もあるが、これもなかなか良いのだ。
もう、こうなると良く分からない。一つ言えるのはこの個体、DACもフォノも多分生まれて初めて使われたということ。
入手の経緯からして間違いないと思う。
11月10日
1987〜1988年頃というのは598スピーカーと並び798アンプの大競争があった時代でもあり
それよりもちょっとだけ安いAX-700Vなんかは当時でも売れなかっただろうし、上級機と比べれば違いはあるだろう。
コストの壁というのはどうにもならない物で、パーツなどはアンプの売値が二万円くらい違うと大分違ってくる。
700を買うよりは900、となるのが人情。だからネットで調べても900の記事はまだ見つかるが
700Vの話なんかほとんど出てこない。
そんなこんなで不遇の一台?
しかし先代700Dの時からだが、当時としてもこの価格帯(6万円少々)に本格的?DACを持ち込んだのは称賛に値する。
DAC内蔵アンプはやはり普及しなかった。ま、仕方ない。そもそもこの分野は日進月歩だからあっという間に過去のレベルと捉えられる
DACをアンプに内蔵してもメリットは少ない。
唯一褒められる方法があるとしたらDACのみボード差し替え式にでもしてアップデートを可能にしておくことだ。
そうであれば大変な親切設計となるが、特に6万円のアンプにそれはあり得ない。
それでも、入力端子にはCDはもちろん、LDやらDATやらの表記があり、到来したデジタル機器時代に対応する意気込みを感じる。
と、それより何より懐かしさがこみあげて来る。ビデオ端子なんてのも時代だ。
とどめに、とスピーカーマトリックスも試した。
予想通り良い感じだ。
という事は当時これをAVの中核に据えてやれば十二分に幸せなオーディオビジュアルライフを送れたわけか。
リアルタイムだと、当時僕は新婚さん?
もちろん貧乏な新婚生活だったから、こんな立派なアンプを買うお金は無かったが、タイムスリップでも出来たら耳打ちしてやろうか。
しかし本当にこの冬はAX-700Vだけで行っても良い気さえしている。僕の耳はおかしいのか?
そういう事にしておいて欲しい。
特に世評も高くない、古のプリメインで十分楽しめるとは、仮にもマニアとしては悩むところもある。
多分大音量再生などしてシビアに見れば色々出て来るのだろう。癖を持っていてそれが小音量再生ではプラスに働いているのではとか
考えると色々出て来る。
だが、今現在何ら不満がない。これは本当だ。
11月11日
うーん…こんなことではいけない、と思う。
そう思いながら帰宅する。そしてアンプの電源を入れる。
今日こそはアラを見つけて…と思うのだが気づくとやられている?
ま、安い酒でも酔える体質ということで、これは考えてみると究極のハイCPではないか。
もっと本気で…
それもその内やろう。
もう少し音量を上げるとボロも出るかもしれない。だが、そんな事してなんの得があるの?と思ってしまう。
仮にそれをやれば低音がちょっとだぶつき気味、とかなるかもしれないが(あくまでも想像だ)
少なくとも現状の小音量では心地良さに繋がっているのだとすれば全く意味は無い。
そんな馬鹿な‐という事で毎日聴いているせいか前日比1%くらいづつ音質向上?
ピチピチ、キャピキャピとした表現に加えてねちっこさも出て来た?
本当かよ?じゃあ行くから聴かせて、と言われたら断る。
僕らは僕らで楽しくやっているんだから邪魔しないでくれと、これじゃあ馬鹿ップルだ?
11月12日
AX-700Vにしても同700Dにしてもとにかく情報が少ない。
当時の雑誌にかろうじてある記事も決して好意的ではない。
この価格のアンプにこのDACを積んだことの凄さは認めるが…、みたいな書き方だ。
ま、それが正しい評価なのだろうが。
海外サイトでマニュアルなども見られるが、そこでいうところのAX-700は、
今僕が聴いている国内のAX-700とは違いワンランク上のタイプだ。
海外サイトで言う所のAX-500が、国内の700に相当する。これはややこしい。
加えて国内版AX-500もちゃんと存在しているから更にややこしい。
この500が五万円。これにDACが載ったのが国内版700Dで1万3千円アップ。
要するにアンプとしては当時で498のアンプ相当ということだ。
'87年当時のAXシリーズの頂点は言うまでもなくAX-2000。
こちらは記事も山ほど出て来る。差別である。
やむをえまい、価格が違い過ぎる。中もぎっしり。重さもまるで違う。
対してAX-700Dだが中身はマニア風に言うとスカスカ。
パーツも安いのが見てすぐわかる。
あまりに悔しいのでここで難癖を一つつけてやろう。
AX-2000、その前のA-2000も2000aもノーメンテナンスだと
ほぼ全部調子を崩している。
原因は発熱だ。
その点AX-700Dなんか大丈夫だ。
(本当はもちろん壊れるものは壊れる)
もう一つ、出力段のトランジスター。
これは数が少ない方が有利だ。
多くのトランジスターをキチンと揃えて動作させるのは
簡単ではない。新品でも難しいところがあるのに
時間が経過したらどうなるか?
どうだ?ローコストアンプにも有利な点がたくさんあるだろう。ふふふ。
ま、では2000系をきっちりメンテしたらどうかって?
そ、それは言わない約束でしょ…(汗)
11月14日
いい加減休ませろ。
…あ、ぼやきが…(汗)
と言いつつ帰宅するとAX-700Vなのだ。
もう少し本気で聴きましょうという事でちょっとだけ気合を入れる。
まずアナログ。
悪いとは言わない。
ただ、これは上級機と比べると違いは出て来る。
色々な意味でパッとしない。
地味子ちゃんである。
ただ、パッとする方が変なのだと言われると、そうかな?という気もする。
次にCDのアナログ入力、デジタル入力対決。
アナログ入力はご無沙汰していたのもあるので
改めて聴く。
切り替え試聴は容易なのだが、容易なだけに繰り返していると
何が何だかわからなくなる。
しかし総じてアナログ入力より内蔵DAC経由の方が細やかで
忠実度が高い感じになる。
この場合アナログ入力というのはAX-10のアナログアウトからの信号なので
これが負けるのは変だ?
しかし、やっぱり内蔵DAC経由の方がまとまりが良い。
これはなぜか?
一つは、このアンプの音作りが内蔵DAC経由で為されたからではないか?
という想像が出来る。
なにせこの価格で(当時としては)立派なDAC内蔵が売りなのだから
その可能性はある。
もう一つが、このデジタルダイレクトという方式に
やはり見るべき所があるのではないか?という説。
上級機のAX-2000ではアドバンスドデジタルダイレクトということで
DAコンバーターの出力を一般的な2Vから7.5Vに上げてその分後に来る
アンプ部の増幅を下げて更にSN比を稼ぐという技を披露している。
6万3千円のAX-700DまたはVにそこまでの事は望めないのだが
それでもDACとアンプが短距離で繋がるメリットは見逃せないはずだ。
この辺にDACとアンプがインテグレートになっている良さがあると思っても良いだろう。
そうでなければアンプにDACを内蔵する意味なんか無い。
DACレスのプレーヤーなんて今も昔もそんなに無いのだから…。
ただ、当時本当にその辺のメリットが真剣に語られたかというと
手元の資料をひっくり返す限りは疑問である。
DACはお荷物、厄介物という見方が結局は多数派になり
DAC内蔵アンプは消えていった。
なんてかわいそうなんだ…とやけ酒を呑んでいたら(嘘。呑んでない)
最近のヤマハのアンプはフツーにDACを内蔵しているではないか。
歴史は繰り返す。というか時代がやっとDAC内蔵アンプに追いついた?
これは冗談ではない。AX-700Vよ、待たせたな?
11月15日
せっかくDAC内蔵なのだからと別の物も繋いでみる。
T-407ネットワークチューナーだ。
これでハイレゾを…と思ってもAX-700Vはそこまでは対応していない。
ただ、44KHz、16bitはもちろん大丈夫。
それでも、ディスクプレーヤー経由とは異なる良さの片鱗は感じさせるから立派。
何しろ30年近く前のプリメインなのだ。
本筋とちょっと違うが久々にNAS経由でネットワークオーディオを楽しんだら疲れた。
音質の問題じゃない。放っておけば延々と音が続く。これについていけない?
年寄りはディスクを一枚一枚入れ替える方が良いのかも?
11月16日
11月17日
こんな物を持ち出してどうする?
いや、AX-700Vだけの試聴では公平ではないという思いは前からあって
鉄槌を下してもらうべく?サンスイAU-D707X降臨。
これでAX-700Vは失墜…
…の筈だったのだが久しぶりに接してみると色々と問題が見つかって…
あっという間に、こんなあられもない姿に…
11月18日
AU-D707X。久々に出してみて最初の音は景気こそ良い物の、?と首を傾げたくところがあった。
納得いかね〜、と思って弄っていたら幾つかのスイッチの接触の悪さを発見。
特にミュートボタンが酷くて、こりゃボリューム直下にある物だから影響大と見た。
そこで分解。
良くあるプッシュスイッチの不良なのだが本気でやるとなったら大変だ。
基板ずらして、半田吸い取って、スイッチ外して、それを分解して清掃して
また元に戻して…
悩んだが今回は姑息な方法で済ませることとした。
アンプを立てて、スイッチの隙間を狙いエタノールを注射器から垂らすというか滲ませて
落とし込んで行くという方法。
はっきり言って邪道だがスイッチの分解というのは間違うと元に戻せなくなる可能性もある、
大変なリスク、集中力を要する仕事なのだ。
今、そこまでやるのは得策ではないと判断。この姑息な方法が功を奏さなかった場合は
分解をしようと考えた。
果たして接触不良は消えた。そこでバラックの状態で音出し。
さすがに違う。
AX-700Vがフツーの高校生。頭は良いのだけどちょっとひ弱に見えるタイプの17歳だとすると
707Xは筋骨隆々の25歳社会人。上司の覚えも良い、将来を嘱望される入社三年目みたいな感じだ。
財布の厚みも当然違って、哀れAX-700V君は目の前で彼女をさらわれてしまい…
みたいな展開が想像できる。
あまりにも陳腐な表現だが低音の押し出しの強さは比べるのが可哀想という感じ。
さてしかし、では今後は707XであってAX-700Vはお蔵入りかというと、そういう気にはならないのが
年取ったひねくれマニアの馬鹿なところである。
特に、限界ギリギリの小音量で鳴らす場合、AX-700Vには700Vならではの良さが、依然としてあるのである。
それは例えるなら可愛らしさであり穢れの無さだ。
未完成なのだが憎めない。そんな感じか。
マニアも永い事やっていると観点が変化してくる?
あるいは単なるひねくれ者であろう。
11月19日
とは言え、覚醒した707Xの音はやっぱり充実している。
これは凄いもので、なんだかんだ言ってもサンスイファンというのが
存在する理由もわかろうというもの。
これでも飽き足らないというのは、やっぱり頭がおかしいのだ。うん。
11月21日
108円で買われたのではアーティストはやってられない。
ごめんなさい。
優秀録音盤として確か当時取り上げられていた
竹松舞さんのハープのCD。なんでこんなものが108円?と思うが1997年発売なのだ。
間もなく20年前?そりゃさすがに値も崩れる?
小野リサさんのは3rdアルバムで1991年盤。驚け25年前だ。
永井真理子さんは妙な縁のある人で(こっちが勝手に、の縁)
アーティストを止められたのが惜しまれる。
これは1993年の「OPEN ZOO」で7枚目。ベストを除いては9枚しか
出されていないので割と後半のアルバム。
角松さんに至ってはプッシュホンでお電話されている(笑)
携帯を持っていなかった…
のではなくて、このアルバムが1989年製なのだから無理もないのだ。
さて、録音はどれが良い?
真面目な話をしておくと、ソフトとハードとリスナーの関係で決まる事だから
絶対的尺度は無い。
買って帰って来た時の予想では竹松さんがダントツで
後は小野リサさん。で角松さんが続いて、ごめんなさい永井さんのは…
と思っていたのだが掛けてみたら真逆になってしまった。
これは今の僕の気分及び聴きたい音との相性の問題だろう。
700Vで聴いても良いが707Xで聴くと更に気持ち良い。
スピーカーは、実はずっとぽんせべいで聴いているのだが
どうしてこんな発砲スチロールのお化けで装置やソフトの違いが出るのか
未だに不思議でならない。
11月22日
大地よ、もう揺れなくて良い。本当にやめておこう。
…そう言って止まるもんじゃないのはわかるが
そうも言いたくなる。
幸い今回は、と言いたいが、あの時の事が思い出されて
それだけでもいたたまれない気持ちになった人も多いはずだ。
さて、小音量で聴いても結局は707Xのブッチギリは否定できず。
遠くにAX-700Vは霞んで居る?
707Xだとスピーカーを駆動している感があるが
700Vだとスピーカーに弄ばれている感がありあり。
特に下っ腹に力が入った感じは凄い差だ。
では、とラウドネスなんぞでテコ入れしても
見かけの量が増えるだけで、水膨れとはこのことだ。
というか、そんな事はせず、低音、ではなく、低音感を楽しむのが
700Vのようなアンプを楽しむ時は大事。
(これは本当に大事)
そして限界ギリギリまでボリュームを絞った時の勝負で
かすかに700Vが勝てる領域を発見する。
*GT-2000Xのノーマルインシュレーターをお探しの方がいます。
どこかにあったとか、譲るのも構わないという方がいらっしゃいましたら
よっしーまでメールをお願い出来ますか?
よろしくお願いいたします。
11月24日
人さまが休みの時に働いているのでこんな日は逆にラッキーな事にもなる。
11月の初雪は54年ぶり。これはなかなか記録に残る日である。
そろそろこの話題にも飽きて来た(読んでいる人はとっくに飽きている?)
ので離れると思う。
AU-D707Xはこの際にもう少し手を入れてみたい気もしたが
取りあえずいつまでもあんな姿じゃ気の毒なので外装を着せた。
AX-700Vは707Xを褒めていたら聞こえた様でリレーが繋がらなくなった(汗)
本気で追及する気は無いが、それでもデッカイ基板の半田は更に補正を続けて
ほぼ全数やり直し。
この種の作業は僕としては良いストレス発散になるので嫌いじゃない。
そしてリレーは繋がった。今度こそ直ったか?
何日かぶりで聴く700Vだが、やっぱり良い。
もちろん707Xの方が数段上なのだが限界ギリギリの小音量で聴く時、
700Vの方が落ち着くのはなぜ?
考えてみると極小音量で聴くという事は過度な刺激は求めていない。
700Vはその点707Xより塩梅が良いのだろう。
今日改めてそれを実感した。
では、ローコストアンプなら何でも良いのか?
これはもう少し研究してみないとわからないがそんな事はきっとない。
刺激は嫌なのだが寝ぼけた音は、それはそれで疲れるのだ。
なお、以上はスピーカーにぽんせんべいを使っての結果。
極小音量だからと安易にミニスピーカーを持ってくると
これまた全然違う話になってくる。
11月25日
何事も慣れるまでが大変だ。
epubであるとかmobiであるとか、知らんわ、そんなもん
…って感じだったが、やっと試供品を作る事が出来た。
でも、まだあとひと手間二手間か。
こうしてルーチンワークで日記を書くのがいかに楽かよくわかる。
もっとも、これだって慣れるまで時間を要したのだったなー
…と懐かしむ。
11月27日
せっかくだからとAU-D707XでG7を鳴らすの図。
軽い気持ちで始めたら悩んでしまった。
やっぱりぽんせんべいは異能のスピーカーというべきか、
音離れが圧倒的に良く、軽々と音が拡散しているのが却ってよく分かってしまう。
アンプにも優しいというか、アンプの持ち味を引き出してくれる。
ただし大味のアンプを宛がうと情け容赦なく暴き立てるところはあるが。
対してG7は普通の市販スピーカーの代表格。
この両者、アンプに求める物が対照的か。
今頃気づいても遅いが、なんとも相反する物達が同居しているわけか。
もうあんまりややこしい事は考えたくなりのだ、私は。
だが…