2月1日
早くも一ヶ月が過ぎた。早い早い。
しかし冷静に振り返れば、あれもあったしこれもあったし、だ。
このあたりをちゃんと振り返る余裕があるかどうかが
子供と大人の違いか?
起きること一つ一つに感動や驚きがなくなっているから
時が経つのを早く感じるのだろう。
そしてもうひとつ。
思い出して楽しいことばかりじゃないから
忘却しようとするので時が経つのが早くなる?
これもありえる話しで、覚えていたら頭に来て仕方ないから
忘れるという力が年齢と共に増しているのかもしれない。
綺麗さっぱり忘れるというのは良いことだろう。
過去を引きずっても良いことはない。
積み重ねというのもあるが、そんなに良いことばかりが
積み重なるとは限らない。
また、あったとしても、成功体験というのも
案外未来を阻害する面がある。
要するに良かったことも悪かったことも
覚えているより忘れてしまう方が良さそうだ。
そう考えると引越しみたいなのも良いものだろう。
大変だが環境も変わるので脳にも良い?
もう一つ、その際に持ち物もリセットされるのも良い。
もちろん全部捨てて総入れ替えという気前の良い人少ないが
相当入れ替えが出来るはずだ。
話のスケールは随分小さくなるが
僕のメインのパソコンは結局ハードディスク交換となった。
過去データは吸い上げてあるが
パソコン本体は、という観点ではメーカー出荷時の状態
(さすがにOSはアップデートしているが)
に戻って、とっても綺麗な状態。
それで、データを戻して…と思うと、
本当に今使う物って数えるほどしかない(汗)
知らない内にこんな事になっているのだなー、と痛感する。
結局ほとんどの物は、今の生活をするのには
使わないということだ。
あえてここから先高尚な話をするつもりもない。
ただ、そういうことだ、という事。
話はちょっと変わるが、その昔10年目のギターツアー
(1979年のこと)で
小室等さんが、”昔は良かったとは言うまい。
でも、そういう風にいう事自体が…”とMCで語られていた。
過去全てに別れを告げるほどの必要はないのだろう。
良い記憶だけは持っていて良いのかな。
今、ヤマハT-8というFM/AMチューナーが目の前にあって
僕はその音を聴いているのだが
実に昔っぽい音がしていてびっくりしている。
これはこのチューナーの音が古臭いといっているのではない。
こちらの受信環境の不備もあって、多くを語れる状態にない。
ただ、今のところオールドファッションの音がする。
そしてそれが良い。
気持ちが35年位前にトリップする。
あの頃は良かった?
一概にそうは言えないが…
2月4日
オーディオを真面目にやる気は当分ございません。
寒いからね。
で、コタツだストーブだ、テレビだと言っていたら
玉突きの如く色々なことが起きる?
まずサウンドバー。
HTB-170。
テレビがアクオスの42インチなのでジャストサイズ。
これはある方からの贈り物。
で、慣れない設定を終えて次の日。
何故かブルーレイレコーダーが来た?
これは娘の提言でかみさんが突然買って来た。
録画機の登場はいったいいつ以来か?
それは良いのだが急にテレビ周りに物が増えて
”接続はお願い”と来たが
これが良くわからなくて四苦八苦。
”あなたオーディオマニアでしょ?”
という目で見るから一言。
”おらあ10年以上前の物じゃないとよくわからない…”
2月8日
寒い!本当に寒い。
こんな日インドア派は不利だ。
いや、家が暖かければ良いが、拙宅では駄目だ。
外へ出て運動でもした方がまだましだ。
話は変わって、いい加減月休四日は止めよう、
代休完全消化を目指そうということで
そうしているのだが、こう寒いと有意義に過ごせない。
布団とテレビがお友達。なんともサイテーな休日になる。
でも、何十年に一度くらいそんなのも良いか?
てな訳で、今夜はバックツーザフューチャーだった。
この映画の封切りから既に何十年?
そう考えると頭が痛いが、傑作は時を越える。
ただ楽しんで観ているだけなのでオーディオ的特記はなにもない。
それでも、サラウンドはやっぱり素敵だということ。
この部屋ではサブウーファーもセンタースピーカーも無いが
事は足りている。
そういう物に意味が無いというのではなく
この規模だと現状で充分ということだ。
2月14日
振り返ると毎年2月頃はロクなことやっていない。
これは全て寒さのせいよ〜♪
だからというわけでは無いがファンヒーターのお手入れ。
ダイニチのファンヒーター。2007年製だからよくもっている。
最近常にエコモードというか?さっぱり室温が上がらない。
灯油が減らなくて良いが、そーゆー問題じゃない。
という事で気化器を分解清掃。
ニードルがこれだけ汚れていたら、まともな仕事は出来ないわな。
良い時代だからネットで検索すればやり方は簡単にわかる。
動画まであるものね、感謝。
ハッピーバレンタイン?
2月22日
少しだけ寒さが緩んだ。
ここのところロクなことをしていない。
そこで更にロクでも無い事をしようと?思った。
題して夢の兄弟対決。
説明不要だろうがパイオニアのDV-AX10とDV-S10Aだ。
50万円対20万円。
S10Aは永らくリビングで本業のDVDプレーヤーとして
(超時々)稼動していたが、今回ブルーレーが来たことで失業して
里帰り?
…という冗談はさておいて、両者にどれくらい差があるのか?
今回はいきなり結論から行こう。
その差は小さいといえば小さい。
S10Aでも十分行けると思わせる。
だが、違いは無いのかというとやっぱりある。
一言でいってスケールが違う。
AX10の方が一割くらい世界が大きい。
だが、元の価格差が30万円と思うとS10Aの健闘振りに拍手を贈りたくなる。
ただ、久しぶりにちゃんと聴いて、以上とは別にS10Aのキャラクターが
やっぱり引っ掛かる。
どうも高いほうにチャラチャラとした鳴り方を感じる。
僕個人は何よりそれが引っ掛かる。
ただ、それも好みの問題といえば好みの問題。
そこが良いという人もいておかしくない。
又、小音量再生では却って美点にもなり得る。
CPだけで言えばS10Aの方が高い。
ただ、CPだけでは埋められない差があるのも事実。
そこが許せないとなればAX10に行くしかない。
しかし今じゃ20万円でもプレーヤーは買ってもらえない?
世知辛い世の中になったもんである。
2月26日
新しい雑誌だ。
師匠が書かれているという事もあってゲット。
いや、決して表紙のねーちゃんが綺麗だったから買ったわけでは
…多分、無い。
で、ハイレゾ音源が付録である。
早速NASに入れて聴いてみようではないか。
音だが大変良い。
また、ご丁寧に一部の曲では96KHz,24ビットと
48KHz,16ビットの聴き比べが出来る様になっている。
曲によるのだろうが、ちょっと違いが明白すぎる物もあって
驚く。
これは一種の差別か嫌がらせかと
ひねくれ物としてはCDを擁護したくもなる。
ただ、違うのは確か。
あ、ちなみに家のネットプレーヤーはオンキョーT-4070である。
で、これだけじゃ面白くないからもう少し戯れてみることにした。
2月28日
戯れに何をするか。
DV-AX10にはデジタルインがありDACとしても使える。
96KHz,24ビットなら対応可能な筈だ。
そこでT-4070からデジタルアウト。AX10をDACとして使用。
これでT-4070単体の時と比べて音はどうなる?
…なるほど力感で優位。
ただ、繊細さ、晴れやかな感じではT-4070単体使いの方に
優れたところを感じる。
トータルではT-4070単体で使った方がベターだった。
年齢差ほぼ12年ではAX10も分が悪い?
ただ、デジタルケーブルなどもう少し真面目にやらないと
DACとしては本来の性能を発揮していないとも言える。
追試は必要だろう。
それよりも久々にハイレゾ音源、フツーの音源と色々聴いて
ぽんせんべいがちゃんと差を描出するのには驚く。
1967年頃のスピーカーであるが
この分野はデジタルの世界と比べると明らかな進歩というのは
あったのかどうか?
ちょっと悩んでしまうところだ。
2月29日
時々。いや、しょっちゅう?音が分からなくなる。
音が分からなくなるとはどういう事か、
このページを読んでくれているような人ならわかると思うが
要するに今自分が出している音が正解なのかどうか
判断がつかなくなるということだ。
まあ音に正解もくそも無いが
今、自分がやっていることは正しいのかどうかわからない
というモードに入ることがある。
青春の悩みなら美しいが、おっさんが趣味で悩んでも
そこに美しさは全く無い。惨めなものだ。
具が多すぎるからという説もあるが
大きな傾向を探るには、細かいことよりも
まず大筋を探ることだと思っている。
オフロードを走るのが好きならそれに見合った
バイクを選ぶのが先決。
ロードバイクを買ってしまって、それのタイヤやサスや
エンジンを取り替えるというのは、やっぱりあんまり賢くない。
今月も、何もしていないようで居て
ぽんせんべいやらロジャースやらを弄くってはいた。
しかしますます悩みが深くなるばかり。
第一部屋が散らかって仕方ない。
しまいには音以前の問題になってくる。
全て退去させてG7を聴くことにした。
馬鹿みたいだが充分良い音だ。
DV-S10Aで数少ないDVDオーディオを掛けるのだが
これが良い。
同じタイトルのCDをDV-AX10で聴く。
ああ、やっぱりこれも良い。
それで良いじゃないか。
しばらくこのままで行こう。
そうしばらくは…
…30分くらいはこのままで…
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