7月2日
さて、T-4070のお話。
このネットワークチューナーは
要するに大雑把に三つの使い方が出来る。
ひとつがチューナー。アナログ、デジタルと両方対応なのがミソ。
次にネット。AIR PLAYもその一つ。
そしてUSBデバイス。
言い方を変えると、ネットワークか、あるいはUSBのどちらかからか
音源を供給しないといけない。
ま、当たり前だが。
で、ネットワークというのがあるのだが、取りあえずNASは我が家に無い。
手っ取り早いのがUSB端子ということになる。
なので、目下色々な音源をUSBメモリーに移して再生中。
歳のせいか、どうもメモリースティックで音楽再生というのがピンと来ないのだが
自分的に新鮮といえば新鮮。
なによりリモコン使って普通のプレーヤー的に使えるので
パソコンを操作する煩わしさが無い。
これは、なるほどやりやすいのであった。
7月3日
書くべきかどうか迷ったのだが
やっぱりスキャンピークスの5pユニットを使った
自作スピーカーに嵌っている。
これも書くべきかどうか迷うが
音は大変良い。
まず、既に始まった湿度の高い季節に
この鳴り方は大変マッチする。
実に爽やかである。
小型スピーカーならなんでも良いのか?と
他のも持ち出すが、やっぱり納得できずスキャンピークスに
戻る。
今日はとうとうT-4070の音をQUADペアに導いて
その音をスキャンピークスで試すことにしたのだが
これが大変結構なお手前だ。
T-4070にはUSB端子が付いているので
USBメモリーに適当に音源を移して
鳴らしているのだが、大変面白い。
ハイレゾからMP3までがランダムに入っているという
馬鹿げた選曲なのだが
どれも良く鳴るのである。
雨の音なんかが入っているソースがあるのだが
これがちゃんと雨らしく鳴る。
案外難しいソースと思うのだが。
レンジも必要にして十分広い。
凄く低い方が…とか何とか言いだすと
それは30センチ38センチウーファーよりは…
となるが、実用上全く問題を感じない。
パイプオルガンの入ったソースも聴くのだが
”それらしく”鳴るのだ、これが。
音場感は当然ながら最高。
ユニットの優秀さ故なのだが
それにしても箱の作りは酷い。
製作者自らが語っているのだから間違いない。
これは酷い。
新たに箱を作りたい気もするのだが
果たしてそれが良い結果に繋がるのか?と
ここまで来ると疑問に思える。
ああ、これは一体全体どうしたことか…
7月4日
いい加減口を閉ざせと言われそうだが
スキャンピークス5センチはますます快調。
この5pと向き合うと、必然的に
僕は原付=50ccを連想してしまう。
250ccや400cc。あるいは750と比べると
パワーとかトルクでは勝ち目が無い。
だがしかし軽快感では勝つ。
もちろん原付が軽いのは当然。それだけではダメだ。
走る、曲がる、止まるがきちんと。
それも楽しく出来る事が必要。
小さくとも手抜きの無い音が聴ける。
これは本物と言っておきたい。
改良版を作るかどうか思案中。
7月6日
不思議と忘れないのだが、今日は一番初めに飼っていた
犬の命日なのだ。
僅か二年位のお付き合いとなってしまったのだが
単に飼い主の無知からそうなったようなものだ。
今も思い返すと胸が痛いが
それに引き換えルーさん、あんたは
随分良い暮らしをしていらっしゃる。
と、なんだっけ??
そうそう、5pばかり聴いているのもなんだし、と
QUADペアでG7を鳴らしたのだった。
QUADペアだから、というのではなく
G7は随分音が綺麗になって来た気がする。
ガタイがデカイから、ついつい迫力の世界を
夢見てしまうが、想いとは違う方向に進んでいるようで
これは大変結構なことだ。
自分の鳴らしたい様に鳴らすと意気込むのも一つだが
機器のなすままに任せるというのも一つ。
後者は50の声を聞かないと出来ない技かもしれない。
別名いい加減とも言う。
で、この状態でT-4070のUSB音源なんか鳴らすと
なかなか良い感じだったりする。
余談だが一つのスティックの中にハイレゾからMP3迄というのは
なかなか面白い。
…なのだが、良い感じで鳴っているとすぐにちょっかいを出したくなるのが
馬鹿の馬鹿たるゆえんである。
アナログを聞いてみたくなった。
気まぐれにEPA-100を引っ張り出して、SP-10MK2に乗っけた上で
MC-20をくっつけてHX-10000なんか起動してみたりする。
するってーと、これが大変良いお手前だ。
なんか当たり前っぽいが、たまにはこんな事もあってよろしいかと。
7月7日
昔このショットをたくさん撮っていた気がする。
結構久しぶりなのかな…
実のところを言うとSP-10MK2もメンテの時期だし
EPA-100も一度どこかで診て貰いたいと思いながら
そのままになっている。
ところでアームフェチのよっしーの手元には
結構な数のトーンアームがある。
いずれも優秀で甲乙つけ難い。
多くのカートリッジに適合するという意味では
ダイナベクターのDV-507が一番で
他のアームはやはり適合に限界がある。
EPA-100も本来軽量カートリッジ、
軽針圧カートリッジ用であり対応の幅は狭い。
ただ、久しぶりに使ってみて
この繊細極まりない感じはさすがに凄いと思った。
多分MC-20もマッチしている。
そのMC-20をHX-10000はさすがに上手に受けている。
…なのだが一つ困った点もあり…
7月8日
話はちょっと違ってT-4070である。
いや、ますます快調なのだが、たまたまネットで評判を読んで笑ってしまった。
酷評が多いのだ。
使い勝手を指摘されている方が多い。
なるほど、操作していて違和感が強いというか
今一つ使いづらい。
これはよっしーの場合、不慣れだからだと思っているのだが
皆さん手厳しいのだ。
これはもう期待度の違いだろう。
よっしーなんかリモコンが使えたり
USBが挿せたり、iPhoneから操作出来るだけでも感激なのだが
それではダメなのかな?
ただ、これまた皆さん揃って、アナログチューナーの音は
高く評価されているのだが…
上を見ればキリが無いというのがよっしーの感想で
T-4070で、僕としては十分だ。
第一そんな事言っていたらMC-20なんか使えない。
いや、MC-20、昨日書いた様に音は良いのだ。
ただ、何しろ埃に弱い。
極小のチップは、すぐに埃に埋もれてしまう。
針先をたびたびクリーニングするのだが
これがなかなか綺麗にならない。
だれか上手い方法があったら教えて欲しい。
しまいにはノイローゼになる。
…って事で、そんな事をやるのと比べたらT-4070なんて
天国みたいに使いやすいのだが、
皆さん、これじゃダメですか??
7月9日
で、MC-20は音は良いとしても埃対策を考えないと
使えない感じ。
取りあえずということでZYXを出す。
知る人は知るが、MC-20の設計者とZYXの設計者は…
なので一種の兄弟なのだ。
そしてEPA-100でZYXを鳴らすのは何年振りか。
出て来た音は、さすが、と言う感じで
実に自然。そして綺麗の一言だ。
で、こんな日はきっと他の事をやっても上手く行くだろう
と思ってCDも聴く。
プレーヤーはDCD-755REなのだが
これもまた随分綺麗な音がする。
QUADペアとG7の組み合わせが良いのか?
あるいはG7がここへ来て目を覚ましたか?
両方だと思うのだが、やっぱり良いじゃないか、G7。
良かった良かった♪
7月12日
しかし世評というのは面白いもので
先日書いた様にT-4070なんか酷評が多いのに
このDCD-755REだかは随分高評価だ。
なんでも、10年前の高級機や20年前の高級機よりも音が良いとか何とか。
ホンマカイナ?と思って接して数カ月。
それほどじゃないだろうー
と言うのが正直なところだったのだが
ここへ来て何の不満も無い音を出している。
これは多分プレーヤーがどうとか言うのもあるが
G7が上手い事鳴ってしまったのが大きいのだと思う。
でも、DCD-755REが上手く鳴ってくれて悪い事は一つも無い。
大変結構。
なにしろCD-Rもフツーに読めるし、フロントにUSB端子だって付いている。
サイシンガタは違うのだ♪
(誰だ?イマドキソレハフツーダ、とか言うヤツは)
さてさて今時はCDプレーヤーにも当たり前にUSB端子が
付いてるのだが、
音楽の聴き方として、僕はどうも案外CDを普通に入れて再生するのが
お似合いなのかもしれない。
(別にUSBだとかネットワークだとかを否定している訳じゃないから
誤解の無いように)
何というか落ち着く。
ネットワークオーディオも、例えばiPadなんかで
全部コントロール。
どこにどんなファイルが存在するのか一発で分かって
尚且つ再生中は歌詞やら曲データやらが自動でどんどん
画面に出て来るなんて事になれば
腰も軽くなると思うのだが
今の所はCDを再生しながらブックレットを眺めたりする方が
気楽だから困る。
7月13日
…と、書いて、さほどの数のCDを持っていない事に思い至った。
だが、それで良い気もする。
音楽をたくさん持っていると楽しいという頃は過ぎてしまった
みたいだ。
なんて話はさて置いて、たまにはソフトの話し。
これはある意味珍しい一枚。
いや、メジャーな人のCDだし、売れたのだろうから
その意味では珍しくない。
何が珍しいのか?というとCCCDなのだ。
コピーコントロールCD。
違法コピーを防ごうとかつて開発された技術。
その後定着せず今に至るのは皆さんご承知の通り。
さて、CCCDがリリースされたのは2002年の事。
そしてこのCDは2002年8月。しかもエイベックスだ。
これはもうバッチリCCCDだ。
で、CCCDは音が悪いとされる。
それを実証出来るほどの数のCCCDを持っていないから
なんとも言えないが
少なくともこの一枚を聴く限りはそんな事も無いんじゃない?
と言いたくなる。
音圧が不必要に高い気がするが、これは良くある話しだし
CCCDとは別の問題。
ここで悪戯心を起こしてコピーに挑戦。
結論を言うと簡単にコピー出来ちゃった?あれ?
取りあえずということでメディアプレーヤーで取り込んでUSBへ。
これを同じDCD-755REで再生してみる。
もちろん再生オーケー。
ただ、音は悪くなっている。
これは拡張子の問題か。wavだったら変化は理論上無かったはずだ。
こちらの差異の方が遥かに大きい。
7月14日
ソフトネタを振ったのでもう一つ。
こちらは手にして一カ月位になるか?
良く聴いている。
古内東子さん。
有名どころだから説明は不要だろう。
こちらは「アワーグラス」だ。
失礼ながら、古内さんの存在は知りつつも
これまで作品を手に取った事は無かった。
他のアルバムもゲットしたが、最初に気に入ったこれが結局一番肌に合う。
この人の曲は、知る限り恋愛の事ばかり。
砕けた言い方をすると男の事ばかり、と言う事になるのだが
切り口が良いというか立ち位置が良いというか
それで嫌悪される事が無いという得な性質?だ。
簡単に言ってしまうと、自分に心が向かっていない。
あるいは今は自分に心が無い男性の事をずっと歌っているのが
このアルバムだ。
(こんなまとめ方するとファンの方に殴られるか?)
一歩間違うとアブナイ女、という事だがもちろんそんな風になっていない。
そこがさすがだと思った。
サウンドは、オーディオマニア必聴盤!
…ではないのだが、ちゃんとしているので安心して聴ける。
7月15日
いつも書くのだが、上手く行っている話しと言うのは
読み手からするとそんなに面白くない。
適当に悩んで馬鹿をやっている方が楽しく読める。
そう思っている。
ただ、ここのところのG7は良い感じで鳴っている。
QUADペアと相性が良いのかもしれないが
多分色々な要因(温度湿度、スピーカーのユニットのこなれ)が
重なって、ちょうど良いのだろう。
T-4070を使って良し。
DCD-755REを使って良し。
アナログもまた良し。
具体的に言うと音離れが良く
音がチャームである。
音離れについてなのだが
これが全帯域で揃っているから良い。
38pウーファーが”適度な重さを持ちながら”
軽く動く。
たまにはこんな事も無いといけませんね。
7月18日
パワーアンプのQUAD405-2だが、ご覧の通りそっぽを向いている。
なぜ?
写真だと見えないが、DINケーブルが刺さっている隣付近に
ボリュームがついているのだ。
マニアックに行くのなら、ここは全開であるべきだろう。
パワーアンプのボリュームはなるべく使わず、あくまでもプリで調整する。
これは一応の基本だ。
ただ、ごくごく小さい音量で聴く時
プリのボリュームだと絞りきれない場合がある。
ある所で、ストンっと片チャンネルだけ音が消えてしまったりする。
だからプリで絞りきれない部分はパワーアンプで絞ることになる。
QUADペアの場合これが大変塩梅がよろしくて
効果的なのだ。
ただ、背面にあるボリューム
(そもそもそんなにしょっ中回す事を想定していない)
にアクセスするのは簡単ではない。
そこであっち向けほい!である。
我ながらセンスの無い置き方だが
利便性とどっちを取るのかと言われたら
僕は当然使い勝手を取るのだ。
7月20日
CB50JX-1の自賠責を更新する時期が来た。
それは良いのだが、ということは5年が経過したと言う事なのだ。
あの夏から5年。
なんだか時の経つのが早すぎて恐ろしい位だ。
2010年の夏、大がかりな電気工事をやったのだ。
2011年。どうやら地デジ化が進んだようだ。
それと写真からすると5.1CHをやった痕跡が見られる。
AVアンプが活躍していた。
それとTA-NR1がこの夏ご来訪。もう丸四年経つのか。
2012年。P-610の平面バっフルが活躍していた。
そして東北へ旅立った。
2013年。JA-S41を弄っていた。
2014年。QUADペアが来た。なんとまだ一年なのか。
これはもっと前から居てくれる気がしていた。
HMA-2000を拝聴した。
それと酷い面相の大型密閉段ボールスピーカーを前にしていた。
簡単に夏を振り返るとそういうことか。
なんか平和な感じで結構だが、正直この5年間というのは
思う所が多々あり過ぎた5年間だった。
震災に遭ったとか、そのような事と比べるとなんでもないと言われたらその通り。
だが、実に困った事の多い5年間だった。
特に2010年と2012年は困ったもんだった。
仕事がらみの話しでお恥ずかしいのだが
僕と言う個人だけにではなく、組織全体に
ダメージを与えること間違いなしの
判断が繰り返されて、結果ロクな事にならなかった。
しかしまあ、どんな事態もどこかで風向きと言うのは変わるもので
2013年頃からはジリジリと好転。今日に至る。
それにしても馬鹿をやってくれたもので
取り返しは付かない事がいっぱいだ。
CB50の最初の自賠責が切れる5年間には
そんなこんなの色々があったのだ。
7月27日
暑い!
と言っておけば挨拶に困らない今日のこの頃。
さて、昔はもっと暑かったのかどうなのか?
判断に苦しむ。
恐らく気温そのものは今の方が高い。
では昔は暑く無かったのかというと暑かった。
ただ、夏は暑いものという心構えがあった。
それがエアコンの普及と共に薄れて行った。
要するに夏だから暑くて仕方ないというムードが無くなったということ。
こんな時に室内でオーディオがどうとか言っている事自体が
その意味ではナンセンスだ。
外へ出て水撒きなどするが良い。
これだけ暑いと、やはり音に影響が出るようだ。
特にアナログには厳しい。
そう言いながらレコードを掛けたくなるのはなぜだろう?
そうです。馬鹿だからです(笑)
たまたまなのだが。昔よく掛けたけど、最近はとんとご無沙汰
シリーズになってしまった。
写真のディスカバードアゲインなんかは昔腐るほど聴いたのに
ある時を境にぷっつり聴かなくなってしまった。
おお、あったね、こんなレコード、なんて思いながら
針を降ろしてみたりすると、発見も多くてなかなか楽しい。
実に面白い。湯川先生なら、こう言えば様になるがよっしーではダメだ。
だが、実に面白い。
現状G7だと、このレコード、なかなか良く”鳴る”。
実は、懐かしのネッシー以外では、あまりそれらしく鳴る事の無かったレコードなのだ。
あるいは大型スピーカー向きのレコードなのか。
ただ、かつてネッシー君で聴いていた時とはエネルギーバランスなんか
ちょっと違って新鮮。
ああ、しかし、あっちーな、やっぱり、ちくしょー。
7月29日
どうでも良いことにムキになる傾向がある。
アナログレコードのノイズ。
気にし始めるとキリが無い。
もちろん無関心ではいけないのだが程度の問題だ。
ともすると音楽を再生するのが目的なのか
レコードのクリーニングをするのが目的なのか
わからなくなることがある。
ところがこの暑さだ。
何かとやっていられなくなる。
正に適当に掛けるに限るというモードになる。
それで良いのだ。
複雑に考え過ぎると不幸になるだけだ。
…ということで手当たり次第にレコード再生。
昔から持っている物ばかり。なのだが
案外前に聴いたときと今で装置が全然違っていたりして
思わぬ結果が出て楽しいのだ。
いわゆる露骨にJAZZ、なんてが随分それらしく鳴る。
これもG7の力かもしれない。
ところでルーさん。なにやってんですか?この暑いのに…(汗)