4月1日

消費税アップだ。

元祖嫌消費のよっしーには無関係と言いたいがそうはいかない。

何しろ色々な物に掛かるのが消費税だ。
一切消費をしないという訳には行かないからやはり影響は受ける。

負担増。
だが一方で景気が高揚すれば、ということになるが
さて、いかがなものか。

そもそも景気というのは良くなったり悪くなったりするもので
上がる一方とか下がる一方とか言うことはあり得ない。

そんな事に一喜一憂していてはダメだろう。

景気だけでなく、人生の浮沈も同じ。
上げれば下げるのだから、上がって喜んでいる場合じゃない。

こう言えば、俺の人生ずっと低迷しているという話しが出て来るのだが
低値安定というのと、なまじ良い暮らしを知ってしまったのと
どちらが良いか、これは一概に言えない。
低いなら低いでずっと低ければ、それはそれでやっていけるもんだ。


だから、という訳ではないがよっしーの暮らしぶりは変わらない。
むしろ歳と共に質素になる一方で、あるいは情けないとも言う。

そもそも未だに合板剥き出しの自作の調度類とか
2×4材で組み上げた家具、収納に囲まれて暮らしているヤツなんて
そんなに居ない?

今も目の前を見回して、愕然としている。

直近の話題も自作のボリュームボックスやらパッシブコントローラーの事ばかりだ。

パッシブコントローラーなんて、作ってからそろそろ20年になる。

それを性懲りもなくまた改装して追求と言えば聞こえはよいが
使い倒し、あるいは弄り倒しをしているのだから始末に負えない。

スイッチやら抵抗やら一切合切含めて1万円少々。
ボディは合板で、それも昔々の工作を解体した物を使い回したのだと記憶する。

なんだか道ばたに落ちている物を拾って食べている様な感じだ。

もう僕もいい歳なんだからレビンだとかマランの7だ、8だ、9だというべきだろう。

でも、仕方ない。人には分相応というものがある。



しかしまあ工夫というのは楽しいもんだ。

いかにしてスイッチや抵抗をらすか?
効率の良さを求める事は音にプラスになってもマイナスにはならないと信じている。

お金があった方が良い。これは間違いない。

だが、お金がないとオーディオが楽しめないなんていうのはである。


4月2日

立派な事を書いたが結局ケチなだけである。



ケチな根性はレコードクリーニングにも発揮される。

以前は水洗いをしていたが、最近は水がもったいないということで?
CL2を微量噴霧して、ご覧のような感じでティッシュペーパーでクリーニングしている。

そしてその後すぐ一回針を通してしまう。
これで大抵オーケーである。

良く乾かしてからでないと盤を痛めるという説もあるが
経験からすると乾かしている間に埃が付着するのが関の山である。

第一気が短いので待ってなんかいられない。

従来の水で丸洗いと比較すると、今のやり方の方が優れている点がある。
それは噴霧方式だと片面ずつのクリーニングが可能だということ。

丸洗いだといやが上にも両面一気クリーニングになってしまう。
それだと片面に針を通している間にもう片面に埃が付く可能性があるし
なにより両面一度は一気に針を通さなくてはならないのが手間だ。

今のやり方の方が良い。

そして大抵のレコードはクリーニングをしたほうが良い。
もちろん、全然汚れていない盤もあるのだが、そうでない盤の方が残念ながら多い。








お父さん…

え?何ですかルーさん、改まって。




私にはわかるの…

え?な、何がですか?
ひょっとして私の未来とか??

なにか予感でも??



あなた…
















ね。


















ほ、ほっとけ!


4月3日



端からレコードを引っ張り出していたらこんなのが出て来た。

知る人ぞ知る。FOCUSMOVING WAVESだ。

正直言ってなんの期待もせず。しかも盤も薄汚れた感じだったから
スルーしようかと思いながら針を落としてビックリした。

これを買ったのが高校生の時だったのだからかなりのマセ餓鬼だ。

当時僕の回りには、背伸びしたというか逝っちゃっているヤツがたくさんいて
その影響で訳もわからず買ったのだと思う。

FOCUS。それもよりによってMOVING WAVESという所が凄い。

とどめに、この頃僕は長岡先生の影響もあって
輸入盤で買っているからライナーノーツも何も無し。
いっそう理解は深まらない。

それでもこのレコードも繰り返し掛けていた筈だ。
何しろその頃はLPを10枚だって持っていなかったのだから、すぐヘビーローテーション化する。

だが、このレコードの真価は当時わかっていなかったようだ。

改めて、これはい。どう凄いかは聴いてみないとわからないが
今やネットですぐ調べたり聴いたり出来るのだから興味があったら
検索してみて欲しい。

音楽としても良いと思うが、録音が案外(失礼!)まともなのに二度ビックリ。
当時はこの点もわかっていなかったと反省しきりだ。

圧倒的大音量再生をしてしまうとどうかわからないが
適度な音量で聴く分には優秀なものだ。

こう考えると、やはり装置というのはある程度良いに越したことはないと思える。

高校生当時はビクターのシスコンで聴いていたので
(悪くはなかったと言いたいが)
それと比べると現状は雲泥の差。

FOCUSの皆さん、大変失礼を致しました。


4月4日



やっぱりレコードクリーニングは原則としてしたほうが良い。

面倒だけど…

ただ、やった成果がリニアに感じられるのは喜びだろう。


4月5日

いや、師匠、古い原付いじるより、オーディオ機器の接点他弄る方が高度だと思いますよ。



接点…とは違うけど、レコードはクリーニング中。
日課と化しているが、いつかどこかで突然飽きるに違いない。
己を知っているよっしーなのだ。

で、最近とみに出番の多いお道具達。

といっても何の変哲もない物が多い。
盤の通常クリーニングは乾式一本やり。
針先クリーニングのブラシはいずれもなにかのオマケで付いてきた物ばかり。
液体はテクニカのAT607
あと、針先の状態を確認する接眼鏡大昔の天体望遠鏡の部品

かわいそうに、よっしーの手元に来ると何十年経ってもリタイア出来ない。


4月6日

一種の習い性になると強い。

ひたすらレコードをクリーニングしてはチェック。

三台のプレーヤーがぐるぐる回る図はなかなか素晴らしい。

クリーニングはもっぱらSL-QL1に受け持って貰っていて申し訳ない。

二台の2000Xでチェック。

写真だけ見るとDJの世界だ。



4月7日


誰に頼まれた訳でもなく勝手にやっているのだから、疲れたもクソもないのだが
れました(笑)
半田付け、慣れないから。

ボリュームボックスの方を改修。
と言っても基本的にはケースに入れただけ。



ケースといってもご覧の通りで単なる木箱。
かみさんにプレゼントしたカップが入っていた箱。

サイズ的にはバッチリ。
ただ、銅だのアルミだのと比べると笑える仕上がりだろう。シールド効果も全くない。

しかし金属加工は慣れない人間には不可能。
出来たとしても時間が掛かる。いや、今回の木工だって時間はそれなりに掛かっている。

木の良い所は加工が容易な所と、もう一つ、周辺機器にを付ける恐れが無いこと。
木と金属が戦えば木が負ける。それで良いのだ。貴重な機材(預かり物も多い)に傷を付けてはいけない。



足もゴム足である。これも理由は同じ。ま、いずれそれらしい足に変えるかもしれないが。

フロントパネルにはスイッチが一つとボリュームのみ。

スイッチは入力切り替え用だ。

シンプルイズベストは間違いないが、不便もベストになりかねない。
せめてフォノイコとCDプレーヤーくらいは常時接続としておきたい。

そして、このスイッチは中点付き。中点でOFFになるタイプだ。

要するにセンターで入力が無しになる設定が出来る。

面白いもので、音量ゼロが瞬時に作れないと困る事が日常生活では多々ある。
だからこの形にした。



アウトも二つ。これは並列である。もしもの時のためにそうした。

配線だが出来上がってみたら想像以上にゴチャゴチャしている。
これは半田付けの関係上こうなったのだが(汗)後から考えたら解決策があった。
これで完成ではないので次回リファイン時に切りつめよう。



、だが面白いものでパッシブコントローラーの方とてきた。
これは配線関係に同じ物(ダイエー)を使った事やピンジャックにも同じ物を使ったのが影響しているかもしれない。

抵抗は理屈で言えばパッシブコントローラーの方がRMGを使い高級だし数も少ないだがそのはどこに出る?



とにかくれました。はい。


4月8日

はい、この日がやってきました。4月8日。
よっしーの部屋は15年目に入るのだっけ?

たまには良いこと書こうと思うのだが止めた。

ここ数年の4月8日の日記を読んでも
あまりに下らない事書いているので嫌になった。

よくもまあダラダラと続くもんだと自分で感心している。
ただそれだけだ。

さて、一応形になったボリュームボックス。
せっかく入力切り替えを付けたのだからとCDも聴いてみた。

取り敢えず、ということで動作確認みたいな物。

きちんと仕事はしてくれているのがわかる。

そして音だが悪くはない。

悪くはないのだが、ここ何週間か聴いてきたアナログとべると色々な意味で
差が付く。

GT-2000XとHX-10000だけで定価ベースで70万円
それに周辺機器を入れると100万円コース。

対してCDプレーヤーはNECのCD-10
幾らハイCP比機と言っても価格差10倍では致し方ない?

考えてみると僕はCDに対してあまり真剣に取り組んで来なかった。

これは考えてみるとい話しだ。
何と言ってもCDは最もメジャーなソースなのだから。

それとCDとアナログを比べて喜ぶみたいなこともやって来なかった。

それで充分(ではないが)やってこられたのだが
今回のパッシブ騒動で色々な物が露見した感はある。

いくらなんでも差が激しいということで急遽SONY DVP-S9000ES登板。

深くは考えなかったのだがCD-10と結構ながある。

とかなんとか言いながら9000ESも既にとっくに過去の遺物なのだ。

CD再生をもう少し真剣に考えないといけないなー。

嫌なことに気づかされてしまった。


4月9日

超単純なのでいきなりCDモードに入ってしまった。

なにか面白いプレーヤーは…なんて物色モードに入りかけたが、待て待て。

このDVP-S9000ESなんてのももう少し付き合ってみるべきだろう。

型番からおわかりの通り、これはDVDプレーヤーというべき位置づけ。

ただ、この2000年代初頭のDVDプレーヤーに案外音が良い物があるという噂もある。

本当かどうかは知りませんが。


4月10日

それにしても…、と思うのだがここへ来て
こんなにも色々な物のというかいが出るというのは驚いてしまう。

認めたくはないが(プリアンプ好きなんで)、やはりボリュームボックスや
パッシブコントローラーが威力を発揮しているとしか思えない。

そんな事を目指した訳では全くないのだが、
色々な物の違いなんかも明白になる鳴り方だ。

僕は色づけが無いことが立派な事だとは思わない。

だが、なるほどオーディオとは良くも悪くもプリアンプの音を聴いてしまっているものだと
ここ1ヶ月くらいは実感した。


さて、たまには真剣にCDを…ということでDV-S9000ESだが
これはこれで充分使える機械だと思う。

繊細に切れ込むところもある反面腰高に感じたり
色々あるが、まあ経過観察してみよう。

今からCDプレーヤーを、という時代じゃあなく
それだったらパソコン活用したほうが良さそうだ。

…とかなんとか言いながらこんな物が部屋に転がっている。



なにかというとヤマハCDX-900Dだ。

かみさんの教室の備品として使われてきたが
電源が入らなくなったと言われて引き上げてきた次第。

あまり訊かない話しだな、と思いヒューズでも切れたか?と中を開けるが
そもそもヒューズが見あたらない。

?電源基板の裏にでも隠してあるのか?とデジタル用の電源トランスが載っている基板を
捲ってみるが何もない。

くそ!、とトランス付近をドライバーの柄で小突いて元に戻したら
あら、不思議、電源が入ってしまった。

嘘のような本当の話である。

しかし今度はRCAジャックが接触不要で音が出ない。

リアパネルのネジを一カ所増し締めして
ジャックをアルコールでクリーニング。
これで復活である。

余談だが、この機種のRCAジャックの基板への取付はどこか甘さがある。
何らかの形で補強をして上げた方が良いと思った。


ものはついで、でCDXの音も聴く。
これはこれで又悪くない。

ただ、トータルではS9000ESに軍配が?

まあなんでもよろしい。
眠くなってきた、よっしーです。


4月11日

しかしプレーヤー二段重ねでなにか言われてもS9000ESも腹が立つだろうということで
CD-10をどかして9000ESをちゃんと置く。

ついでにACケーブルを自作の物に変更。
といってもケーブルはFケーブル。プラグが松下フルテックの物で
例によってお金は掛かってない。

特にACケーブル交換が効いたのか、音はちょっと良い方に振れる。

ただ、基本的な音傾向は変わらないのかな?とも思う。

もちろん悪い訳ではないが、なんとなく人工的な味付けがついて回る感じ。

AC交換で少しそれが緩和されたが、根本的な所を変えるには
オペアンプがどーとか、コンデンサーがどーとかになるのだろう。

そこまでやる腕もないから良いのだが、
だったら別のプレーヤーを使えば、という気がする。

あ、でもSACDなんかはひと味違う。
これはずるいな。
やっぱりSACDプレーヤーなのかな、これは。



オーディオラックというのはこのように機材を容れるための物であって…
























あんたが和むための場所じゃない!


4月12日

パソコントラブルに見舞われた。
しばらくメールの返信などがスムーズにいかない可能性があるのでご了承を。

そもそもそーしたらこんな事を書いている場合じゃないのだが
あわてると傷を深くするのが明白なので心を落ち着けるために別マシーンで継続中。

まったくの余談だが、この日記は何よりよっしー自身が日々心の安静を保つために書いているようなもんだ。

時々、よくいっぱい更新できますね、と言われるが、ベラベラ喋る代わりにやっている訳だから
書くこと自体は苦も無い。
ただ、中身があるかどうか。あるいは読む人の気に入るかどうかさっぱりわからない。

そんなもんなのである。


さて、内心飽きつつあるがしつこくDV-S9000ESのお話。


まずなのだがどんどん良くなっている。
といっても具体的にやったことはというとラックにちゃんと着地させて
電源ケーブルを取り替えただけ。
たぶん自作電源ケーブルがたまたまマッチしたのだろう。

CDの音もかなりいけている、と個人的には思える。

線が細すぎるといえば細すぎるが、これはこれで良い。

空間表現みたいなのもちゃんと出来る。



このプレーヤー、買った覚えもないのになぜあるのか?

考えてみたらこりゃ弟のだ。
ヤツが置き去りにした物を使っている。

しかもかわいそうに長い間見向きもされずテレビラックの下かなんかに放置されていた代物。

いざ使おうと思ったら変で、ソニーに持ち込んだのが数年前だ。


2000年の発売だから既に14歳


当時20万円だからハイエンドではないが安物ではない。

それがある程度売れたのだから、まだ良い時代だった。
今20万円出してプレーヤーを買おうという層はどれだけいるのか?
まさに時代の流れである。


さあ、このDV-S9000ESは型番通りDVDプレーヤー
当時はまだ売り物になった、プログレッシブ対応とかいう奴か。
残念ながらその辺に興味が無い。


ただ、このプレーヤー、DVDとして買う人ももちろんいたが、SACD/CDプレーヤーとして
買った人も結構居たようだ。


今、こうして接していても、立派なCDプレーヤーだと思う。


これをDVDプレーヤーとしてリリースした所が興味深い
というか当時の世相が透けて見える。

DV-S9000ESもDVD機能なんか持たずに、ピュアSACD/CDプレーヤーとして
12〜15万円で出したら良かったんじゃないか?
あるいは20万円のSACD/CDプレーヤーとしたらもっとクオリティーが高かったんじゃないか?
と見るむきもあるかもしれない。

そうかもしれないのだが、そうではなかったかもしれない。

なぜかというと、まず、DVDプレーヤーとしてだから発売出来たのでは?というのがある。

2000年当時だと、SACDというのも大いなる期待を持たれた反面、
本当に売れるのかいな?という疑惑もあったに違いないタイミングだ。

そんな時、ピュア音楽プレーヤーを出すのは勇気の居ることだったのではないか?

その点、DVDはこの頃日の出の勢い。
その余勢を借りることで、S9000ESの商品開発企画も進めることが出来たのではないかと想像する。

まさに苦肉の策。
だからDVDプレーヤーで無ければ、良い悪いの前に生まれていなかったかもしれないのだ。

表向きはDVDプレーヤー(もちろん当時としては一級のクオリティを持っていた)。
それでいて気合の入ったSACD/CDプレーヤー。それがこのS9000ESだと思う。

よく、マルチディスクプレーヤーというのは、何でも掛かるがどれ一つまともにならないプレーヤーだと
皮肉を言われることがある。

それは嘘ではないと思うが、S9000ESなんか、3分野で及第点を取った優等生な気がする。
これはやはりソニーという大企業だからこそ為し得た事と思わざるを得ない。


また、S9000ESと限らず、この頃のマルチプレーヤー。つまりDVDプレーヤーに
案外CDプレーヤーとしても優秀な物が多いのも事実。

やはりDVDの冠がついていたからこそ出来た仕事というのがあったと思う。

この時代のマルチプレーヤー達を一同に集めて聞き比べなんかしたら面白いかもしれない。


4月13日

いや、本当にこれを書いている場合じゃない気がするのだが
ついつい書いてしまう私は、やっぱり三国一の大ばか者です。

自作ボリュームボックスを又してもパッシブコントローラーへ差し替えた。

ボリュームボックスの音は、それはそれは精緻の極みみたいな感じでとっても良いだのが
S9000ESで聴くと、もう少し線が太くても良いのでは?と
いつもの無いものねだりの高望みの虫がむくむくと…

で、差し替えてみるとこれが結構音がうから驚いてしまう。

よく言えば迫力はパッシブコントローラーの方が出る。
予想したのだが線が太くなる。押し出しの圧力も上がる。

ただ、ボリュームボックスの、繊細の極みも捨てがたい。

両者を足して二で割って三を掛けて四捨五入したような音がベスト?

いえいえ、欲深はいけません。
ほどほどであきらめるのが大事。

その通りなのだがどちらも捨てがたい。

しかしいつまでパッシブやってんだ?


4月14日

6年ぶりにメインのパソコンが更新された。
要するにXPに見切りをつけたということ。

買い物をするなんてのはどケチの風上にも置けない…

…と、最近やたらとどケチを連発しすぎているようだ。

半分は本当だが半分は面白半分の表現であることを付け加えておく。

別の切り口でいうと、よっしーは買い物が嫌いだ。

お金が出て行くから嫌い、というよりも、その時間が限りなくもったいないと思っている。

不勉強で未読だったのだが、村上龍さんが「案外買い物好き」という著書の中でこんなことを書かれているそうだ。

"ブランド物の魅力から自由になる唯一の方法は、充実した時間を持って、
買い物を面倒くさいと思うことだ”



よっしーはブランド物とは縁がないが、ブランド物かどうかはこの際関係ない。

例えば100円で単三乾電池を買うことさえ時間のロスに思えて
動く気にならない性分なのだ。

なんかかわいくない事を書いているが本当だからしょうがない。

色々と工作するのは好きだが、そのためのパーツを調達しに行くのは面倒でならないし
売り場にいる時はイライラしっぱなしだ。

繁華街(死語?)を通る時も猛スピードで歩いて行ってしまうのだが
横目で色々なショップにたむろしている人々を見ては
気持ちに余裕があってとっても羨ましく思っている。


哀れな性格というべきだろう。哀れんでいただきたいと思う。

まあ、反面、それは買い物なんかするよりももっと楽しいことを
持っているということでもあるのかな?と龍さんの言葉には励まされるものがあるのだが。






そして、プリアンプってやっぱり偉大だな、とも思う。

詳しくはまた。


4月15日

詳しくはまた、もくそも無いもんだ。

試みにC-2X+TA-NR1+DS-301のシステムにボリュームボックスを挿入してみた。
要するにC-2Xの代わりに入れたわけだ。

元々こっちのシステムとの相性はよくなかったのだが
今度はいけるかな?と思ったら駄目だった。

しばらく待ったが、こりゃアカンと判断してC-2Xに戻す。

すると…

いやー、これは良いですね。

何を聴いても安心して聴ける。

一番驚いたのが、プレーヤーにはNEC CD-10を使ったのだが
(それまで使っていたS9000ESをロジャースシステムに回してしまったので暫定的に)
それでも(といっては失礼だが)美音がするところ。

C-2Xの音が支配的なのだろう。

元々ヤマハビューティーというのはあるだろうが
こりゃ参った。
笑うしかない。





さて、それはさておき良い季節がやってきた。
部屋にばかり閉じこもっていてもしかたあるまい。

飼い主の相手も疲れるぜい」と大あくびをするコーギーの図。



そして何もなかったかの様に暮れる一日

それで良いのだ。


4月16日



そして又レコードを選別したり(あげる先は確保した)、クリーニングしたりが始まった。

C-2Xに繋がっているのはSP-10MK2の自作プレーヤーなのでこんなになる。


それにしても、と思うのだが、LP一枚。途中でA面からB面に引っくり返すという形の
なんと人に馴染むことよ。

今やとんでもない規模のデーターを個人が扱える時代になった。
なんてったってテラバイト単位である。

しかし、一人の人間が扱えるデーターの量なんてたかが知れている。

幾ら抱え込もうと自由だが、飼い殺しの憂き目に遭う奴が続出しそうだ。

盤をジャケットから取り出して、LP一枚一枚。片面づつ。いちいちクリーニングして
針先の様子も見て針を落とすなんて面倒といえば面倒なのだが
それくらいはした方が良いと、歳のせいか感じる。

あまりにも膨大なデーターを抱えると、自ずとぞんざいな振る舞いに出そうだ。

自由で手軽で気軽で良いが、結局扱い易くしたことで
音楽も映像も粗末に扱われ易くなった。

考えてみれば当たり前のことなのだが。


4月20日



ただいま苦闘中?

SL-7…と限らず古いマシンは時々調子を見てあげないとならない。

もちろん徹底的に手を入れて、向こう10年問題ないようにするというスタンスもあるが
よっしー流ではない。
時々構う、というのが良い気がする。


リニアの定番。アームが上手く送れないという症状が出ている。

グリスアップは充分…

な筈なのだが途中でエンストする。

電気的なところは出来れば弄りたくない。

サーボは利いているようなのだが…

あるいはアームベースユニットを引っ張っている
ロープのテンションが落ちているのか??

厄介だが、それがまた楽しい♪


4月21日

それがまた楽しい…といっても程度問題というのはある。

SL-7。グリスアップや反対の脱脂関係はやりきった。

しかし相変わらずアームはエンストする。


仕方ない。禁断のサーボ調整とトラッキングアングル調整に移ろう。



良い子は真似をしてはいけません。

リアパネルにあるこのADJUSTEDと書かれたシールをそっと剥がすと
そこにテスターポイント及び二つの半固定ボリュームにアプローチできる。

詳細は省くが、リニアの常として、まずアームをLPのちょうどセンター位まで送る。

その状態で、まずサーボ量を調整(ホントは段取りはこれだけじゃない)。

次にトラッキングアングルを調整。

…なんて書くと格好良いが、実際にはどーゆー訳か
テスターはマニュアル通りの数値を示さない。



しかし、そんなことで焦ってはいけない。

とりあえずは(あくまでもとりあえずは)大体でよいのだ。

…と書くと適当の極みだが、とにかくアーム先端にアームベースが遅れすぎたり、
その逆に先走りすぎたりしないようにすればよい。




以上、なのだがこのままオチが付かないのがよっしーの部屋の良いところ。

1、いよいよレコード再生テスト、と思ったら出力が不安定。

げ!と焦ったが、出力ケーブルの断線

買い置きの、業界最低価格のピンプラグに付け替える。


2、ところがどうしても歪が付きまとう。

思いっきり顔を引きつらせながら、こりゃあまりにサーボ関係が適当過ぎたかと
再び三度弄るがだめ。


うーん…、しかしCDプレーヤーじゃああるまいし、こんな事があるだろうか??

と、冷静になって考えてみると、このレコードはクリーニングした奴だったっけ??

そこでレコードを代えてみると、…一発で解決するじゃないか…


まあケーブル断線といい、このレコードの件と言い、副次的なちょんぼが多過ぎるわい。

でも、良い。結果的にSL-7は元気良くレコードを鳴らしてくれている。

めでたしめでたしではないか。


4月22日

レコード及びレコードプレーヤーのチェックというのはどつぼに嵌ると大変なことになる。

音がむ、なんて時は大変だ。

原因がプレーヤーにあるのか?盤にあるのか?案外見抜けないことがある。


"リニアプレーヤーをった。”

そんな頭があるものだから音が歪みぽいと、すわ、調整不良?と疑心暗鬼にもなる。


結論を言うと、無事だったようだ。SL-7復活である。

テクニクスのリニアはしつこく話題に(もちろん表立ってではないが)なる、
ファンの多いシリーズだ。

ジャケットサイズもあればQL1みたいな横長サイズもある。

SL-10が良いだの、いや案外SL-7が高評価だとか、
実はQL1がベストだとか色々な説がある。

我が家でも時々出現するリニアプレーヤー達。そのうちもっと検証してみよう。

ひとつ面白かったのが海外サイトだが、
"SL-7を弄ったんだけど、テスターがマニュアル通りの数値を示さない。どーしたら良いの?”

みたいな質問に対するえが、"だいじょぶだー。自分の耳で調整しろー”
みたいなものだったこと(笑)

まあ最後はそうなるのだ。



弄っている時は、それこその上にじか置きさえされてしまうのだが
とりあえず最終検証のためにラックに入れた、の図。

まあこりゃ正しくない使い方で、ダストカバーがちゃんと開かない。

とりあえずチェック用のポジションということで…

ただ、は手前味噌だがなかなかよろしい。

GT-2000Xのフルオプション等と比べると差がつくけど
そんな凄まじい差ではない。

これはもう立派なものだ。




そして工作をひとつ。

ラックの内寸はさで300_。

そこに機器を一つだけというのは如何にもモッタイナイ。

だが、安直に積み重ねるのは考え物。

そこで端切れを集めて棚板製作。

DVP-S9000ESの上にYOP-1が載るの図。

余談だが棚板の奥行きが300_程度のところがミソ。
(ラックの内寸、奥行きは450_ある)

この棚板がラックの深さに合わせて450_の奥行きを持っていると
実に重苦しいものになる。

棚板は上に行くほど奥行きを浅くする方が利便性が高くなる。

註1、もちろん余っていた板の寸法がそれ位だったからこうなっただけです(笑)

註2、でも、こんな融通無碍なことが出来るのも自作ラックだからです。


4月24日




アナログレコードをどんどんクリーニングして掛けるのは本当に楽しいのだが
それだけを延々書いていると読む側はどう思うか。

…と言うこともあってPCオーディオ

とかなんとか言いながらPCオーディオなんて何年ぶり?

それも、とてもとてもマニアには承服しかねるような装置でやる。

USB DACだが、ステレオ誌2013年1月号付録の物だ。
その時点で取り上げているが、まともに扱っていない。

ほとんど今回がデビューみたいなもんだ。

ソフトはGAUDIO創刊号付録の物。

DACがハイレゾに対応していないし、ソフトもノートパソコンに入っている物ということで
iTunesを使う。

これじゃあハイレゾもくそもないが、とりあえず話題作りということでご容赦を。


それでもソフトの優秀さにも助けられ、それなりの音はするから凄い。

ただ、これはもう少しまじめにやれば、ちゃんとした音になるな、という事も感じさせる。

このケースだと、サンプリングだとかビットだとか言う前に
DAC自体のチューンアップが優先という感じ。

壊さない程度にやってみようかな?


4月25日



音がどうとか言うことをさておいて
こんな事が出来るところがPCオーディオだと楽しいのかも?

うん。


4月28日

黄金週間、皆様にはいかがお過ごしですか?

よっしーは軽く過労気味。

さて、ネタを変えたくてPCオーディオなんて無理やり引っ張り出したが
今の心はアナログにある。
(別にPCオーディオなんかどーでもよいとか、そんな事では全く無く、気分の問題)



GT-2000XSL-7両方で同じディスクを聴くことが多いのだが
SL-7の健闘振りには驚く。

やぎとか々しさという点ではSL-7の方に魅力を感じるくらいで、
ジャニスイアンも若返ったかのごとく聴こえる。

この辺りがアナログの面白さの一つ。


4月29日

犬の散歩で2キロくらい歩いた。
祭日ということで人の流れもちょっと違う。

自分以外の人はこんな時何をやって過ごしているのかとふと思った。

レンタルショップの袋らしき物を下げたおじさんを見掛けると、
ああ、休みの日に映画でも観たのかな?と思う。

一人で観たのか、家族で観たのか?
装置はどんなんだろう?まさかプロジェクター使いではあるまいな?とか考えるのは面白い。

ジャージを来た中学生らしき集団を対面に見る。
もちろん部活なのだろうが、帰り道だとすると某競技場からだから
何か大きめのイベントでもあったのか?君達は良いけど顧問の先生は大変だよ、とか思う。

そういえば珍しく、走っているZ400FX(E3)を見かけた。
集合管が付いていたが、今時のだから音も静かだ。
うちのFXはいつ復活するのだろう?そんな事も考える。

道路は独特というか、遊びの車は多いのだがこのあたりの道は空いている。
と、油断して出かけると、要所要所ではんでいるから気をつけないといけない。

何より、仕事の車も走っているので、その手のドライバーから見ると
サンデードライバーははっきり言って危ないというか邪魔でしかないのだが。

まあ何でも良いのだが、この奇妙な感じはゴールデンウイーク独特のものだ。

普段はFMも聴くのだが、今日は聞かない。
なぜならゴールデンウイーク、ゴールデンウイークとうるさいからだ。
いい加減にしてほしい。
こんな時は放送大学なんか聞くとホッとする。
何かと右向け右という展開になるのは国民性か。




世間から乖離して、家に篭ってひたすらレコードクリーニングと選別というのも
いかがなものか?と思うが本人は至って幸せなのだから放って置いてもらおう。



唐突にGENESIS でしかもSECOND OUTだ。

二枚組みのライブアルバムで1976年から77年頃の物。

このアルバムのなんたるかはネットで見ればすぐわかるので省略。

ほぼリアルタイムで買っているのだが、高校生で、背伸びしていたのだなーと思う。
たぶんその頃20枚位しかなかったLPの一枚だ。

例によって、これまた格好つけて外盤を買っているからライナーノーツも何も無い。

GENESISは歴史もあったがそれに伴いメンバーチェンジも激しかったグループだ。

このアルバムではピーターガブリエルも抜けて、メインボーカルがフィルコリンズ。
大きな節目の一つだろう。

実は、この頃僕は友達とGENESISの来日公演にも行っている。
中野サンプラザだった。

その時の内容は、このSECOND OUTに近似した物だったと記憶する。
(なにせ大昔の話だから思い違いがあっても許して欲しい)

フィルコリンズがやたらと聴衆を挑発しようとしていたのを覚えている。
まあ日本の聴衆っておとなしいから、アーティストにとってはやりにくい相手かもしれない。

さて、このアルバム、邦題は幻惑のスーパーライブ
なんかあんまりなタイトルな気もするがこれでもましな方だ。

ご存知、NURSERY CRIMEなんか、邦題は怪奇骨董音楽箱だ!

これなんかある意味凄い。このタイトルのつけ方の凄さは世界に誇ってよいと真剣に思うがどうだろう?


さて、よっしーは今割りと真面目に音楽を選別している。
プログレッシブロックというとピンクフロイドが数としては手持ちが多いのだが
「狂気」以外に輝く物が無い。
ファンには悪いがそろそろ考え時かな?

メンバーの入れ替わりが多かったジェネシスがいつまでも輝いていたのに対して
フロイドの方は固定メンバーで続いていたのが仇になったか?
このあたり会社はじめ各組織にも相通じるところがある。



ま、それはさて置きこうして棚が開いてくると、何か買おうかという気にもなってくる。
これが大事である。



間接照明に挑戦してみたがセンスないかも?
ま、気分の問題ということで。

先の写真でお分かりの通り(わかんねーよ、って?笑)今日はC-2X+TA-NR1+DS-301の装置を起動している。
A級パワーアンプを使うのもここ数ヶ月だろうという思いだ。

C-2XにはSP-10MK2+DV-507の自作プレーヤー及びGT-2000黒が接続されている。

こう書いていて見回したらGT-2000Xが二台。GT-2000黒が一台。SP-10MK2のプレーヤーに
SL-7がある。
広くも無い部屋にアナログプレーヤーが五台とはこれいかに?

世間からみたら立派なビョーキである。



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