3月2日



努力ちゅう。



アタシは寝る。


3月3日

22年前のこの日。空だけはもう少し晴れていたと思う。



その年の6月に生まれた子が、車を運転している訳で
時は流れているのだ。
ちなみに助手席にはよっしーの
つまりの運転する車に乗るちゃんの図。

母の命日。桃の節句。延び延びになっていた爺ちゃんの誕生日祝いを
まとめて行いました。


3月4日



ボリュームについてはこれまで書いてきたし
先人も色々触れている訳で、今さら多くを語っても…という気はする。

CDがメインソースとなった1980年代後半。俄に取りざたされたのが
ボリュームのだ。

というか、CDの出力はプリで高いのでプリで増幅する必要もなく
パワーアンプの前にパッシブな音量コントロールがあれば
それで良い。
いや、その方が良いなんて説も出て来た。

そのせいか、パッシブの話しが出ると、必ずセットで
いや、プリるとか要らないとかいう議論が始まることになっている。

個人的にはどうでも良いという感じで
使いたければ使え。使いたくなければ使うなと言いたい。

さて、自身もこれまで長岡式パッシブコントローラーPC-5などを
作って使ってきたが、試したみた人にはわかる通り
あれは大変使いづらい

元々がプロがテスト用に使うために作った様な物だから利便性は二の次三の次。
これは仕方ない。

そんな物を経験したものだから、今度ボリュームを作る時は
フツーに使える物が良いと思っていた。

ボリュームは使いやすさが大事。

とにかく微調整が出来ないと大変困る。特に小音量時は絶対だ。

となるとフツーのボリューム。つまり抵抗切り替え式ではない物が一番スムーズなのはスムーズ。

しかしそれでは話しとしては面白くない

また、以上の話しとは別に、ずっと以前から放置プレイになっていた
セイデンのロータリースイッチが気になっていた。

そこでそれを元にP型のアッテネーターを作ってみる事にした。

(重い腰がやっと上がった)


3月5日

アッテネーターにはタイプが色々ある。
L型だT型だというと格好良い気がする。

1ポジションあたり2本の抵抗しか通過しません、なんて書かれると
いかにも音に良さそうな気がしてくる。

また、インピーダンスなんて書かれると、
やっぱり定インピーダンスタイプじゃないとマニアじゃない気もしてくる。

P型のデメリットはというと音量を絞るにつれて信号が通過する
抵抗のが増えること。
そしてインピーダンス一定ではないというところ。

メリットは何かというと、用意する抵抗の数がなくて済むこと。

ドケチには見逃せない要素だ。

抵抗を100本も用意して、使っているのはその一部というのは
リッチな感じだがケチには向かない。

それともうひとつ。滑らかな減衰というのを得るのにはP型の方が
良いのではあるまいか?という気がした。

昨日も書いたがボリュームというのは微調整が出来ないと大変不便だ。

実際に良く使うのは限られた領域…のはずだが、ディスクごとに録音レベルはうし、
CDプレーヤーの出力、フォノイコライザーの出力も個々にう。
そしてパワーアンプのゲインもうしスピーカーの能率がう。

となると微調整出来ないのは落第必至。

…と能書きをほざいたところで、今回試作中の物の出来はどうだ?

まだ限られた組み合わせでしか聴けていないが
調整範囲。ステップという点では合格点を上げられそうだ。
こーでなくてはいけない。

次に、もう一つ肝心なだが…


3月6日

、だがなかなかよろしい。

なかなかよろしいなんてビミョーな書き方だが、なにせバラック状態で
ケーブルやら端子やらもその辺に転がっていた物を使っているのだから
断定的な言い方は避けておくのが無難。
抵抗も一本10円のと50円のが混入混在みたいな感じなのだ。

それでも、それなりの良さは体感出来る。

まず、ゲイン不足とか音が痩せるとかいう印象は持たない。

それよりも音が楚々とした感じの所が良い。

鮮烈、というのではなく、歪感ゼロという感じ。

考えてみればどんな優秀なプリだって、繋げば何かしらの動作をしているわけで
それが省略される良さというのはあるだろう。
今回それを感じた。

ゲインだ、迫力だ、という点では、それはカウンターポイントSA3辺りと比較したら
無くて当然
そもそもSA3は特異なハイゲインだし、それこそパワーアンプの前にプリメインを繋いでしまったかのような鳴り方をするのだから
それを基準にすると違って当然。

試しにSA3に繋ぎ換えてみると後から蹴っ飛ばされるような音の出方になる。

だが、PRA-2000と比べてみると、その差は小さいし、音の出方という点で遜色はない。

良くも悪くも演出極小。正に受け身。正にパッシブだ。

本格的に楽しむのはこれからになるが、常用としなくても、時々プリを外して冷静になるために役立ってもらっても良いのだ。

お楽しみはこれからです。


3月7日

バラック状態のボリューム(ボックス?)

試聴は続くが、とにもかくにも正確な音なのだろうと思う。

一言でいうと端正

良いと言えば良いが、詰まらないと言えば詰まらない。

これが正しいと言えば正しいのかもしれないが
どうも胸が躍らないのだ。

しかし、すなわちパッシブの音はこうだ、と断定するのは危険。

上流、下流の機器が変われば判定も変わるし
何より半完成品状態で何か言われてもるだろう。

ここで一度ボリュームは取り外し。
引退、ではなくてきちんとした形に向けて工作再開というところだ。


3月8日

とかなんとか言いながら、往生際悪くボリュームボックス(未完成品)を
DS-301のシステムにも使ってみた。

要するにC-2Xの代わりに入れてみた。パワーアンプはTA-NR1

結果だが同じ。

生気のない音だ。

10KΩの設定が悪いのか?

まあこりゃ仕方ない。

とにかくしきり直し。

ということでSA3やらC-2Xを復活させてみると
ああ、なんとホッとするのだろう。

しかしこのまま引き下がったんじゃあ面白くないゾ。


3月11日

三年が経つのだが復興は道半ば。いや、それより手前なのか。

被災地の方々の事ももちろん。放射能はどうなのか?
国民性というか、のど元過ぎれば…で、よっしーも例外ではない。

さて、よっしーは…

1、しつこい

2、電気が本当にわかっていない

3、器用

それを思い知る日々だ。ここのところ。

ただ、あと一歩。あるいは三歩くらいの所には来た気がする。

詳しくはまた。


3月12日

なにをムキになっているんだろう?とふと思った。

我ながら馬鹿みたいだがここの所慣れない半田付けにいそしんでいる。

一旦ボリュームボックスから離れて、今度は何を始めたかというと
長岡式パッシブコントローラー再構築だ。

再構築なんて言うと格好良いが、やっていることはPC-5を解体して
PC-3に改造
するという、これまたドケチ極まりない遊びである。

この話題についても過去に何度か触れているから詳細はカットするが
PC-5というのは当時何作か作られた長岡式パッシブコントローラーの
究極の形。
原型はPC-1でこれはボリュームを搭載していた。
2作目PC-2からスナップスイッチによる抵抗切り替え方式になった。

次のPC-3はPC-2の改良型で利便性にも配慮。

そして四作目がPC-5Proで、以降作られなかった。

PC-5も良いのだが操作性は最悪というか難解というか、ちょっと困るものがある。

その点PC-3の方がまだ一般性がある。

PC-5を止めてPC-3にするという構想だけはずっと前からあったが
腰が上がらず今日に至る。

で、今回その重い腰を上げた。

で、まあ解体から組み立てまで半田とお友達で疲れてしまった。

疲れてどうなったかというと、現在とにかく音量をもっと下げることに注力している。

なかなか抵抗を買いに行く時間が取れなくて困る。

あと一歩で出来ると思うのだが…




3月13日

オーディオマニアというのは単純である。

音がいと顔がる。
その逆だとたちどころにうきうきする。

ん?そこまで単純なのはオメーだけだ?

すみません。その通りです。

あーでもない。こーでもない、と首をひねりながら半田付けをして
音がイマイチな気がするとブルーにもなろうってもんだ。

それが手放しで万々歳にはほど遠いが、大分聴ける音になってきた。

やはり万物に慣らし運転は必要。

いや、実はプレーヤーやパワーアンプのヒートアップにそれだけ敏感ということだった。

もっとも、そんな事を歓迎するよっしーではないのだが(無精なもんで)
装置がシンプルになると色々な事の影響を体感しやすくなる。

ただ、ソースのアラにも敏感になるわけで、
個人的にはそんなのはごめん被りたい。
でも、それは無理ってもんだろう。

いずれにしても未完成である。それは確か。


3月14日

結局何をやりたいんだっけ?

つまり、自分用のボリュームコントローラーを作ってみたいと、そういうお題。


一般性という言葉がある。

道具に当てはめると、誰でも使える、という意味合いだろうか。

一般性は大事である。特に市販品の場合は大切だ。
一般性の無い商品は受け入れられない。

例えばボリュームコントロールにしても、
市販品であればかなり広範囲を、しかもスムーズにカバーしなくてはならない。

ソフトによって音圧が違う。

アンプのゲインが違う。

スピーカーの能率が違う。

誰が何を持ってきても、しっかりカバーしなくてはいけない。
市販品の宿命だ。

これに対して自分で自分用の物を作るとなると、その配慮は要らない。

ボリュームコントローラーを考えるといつも思うのが
そんなに広い範囲をカバーする必要はないと言うこと。

その人がその人の部屋で、その人の装置を、その人なりの音量で使う時、
必要なコントロール量はたかが知れている。

さすれば(古めかしい言い回しだ)僅かの抵抗とスイッチがあれば
事足りる筈だ。

長岡先生はこの考えの元、パッシブコントローラーを設計した。

ドケチとしては大いに賛同したい発想だ。

シンプルが一番とは思わないが、信号が通過する抵抗やスイッチは多いより少ない方が良さそうだ。
その観点からもパッシブコントローラーという発想は面白い。

取り敢えず実験中のパッシブコントローラーには6つのスイッチが付いているが
どうやら4つ位までに減らせそうだ。

上手く行ったら外装のお化粧直しもしてみたいと思う今日この頃。


3月15日

思うところあって。
と言っても大したことを思った訳ではないのだが
メインアンプのHMA-9500MK1後期型をHMA-9500MK1前期型に差し替えた。


しばらく休養していたアンプだからロクでもない音が
最初は出るだろうと思っていたら、案外まともな音が出てしまってビックリ。

そしてこの音が結構良い。

後期型と比べると、ややまったりした感じなのだが
これが良い。



で、この際にと後期型の方を簡単にお掃除
そしてついでに中なんか見たりしている。

これについては明日。


3月16日

いつも書く事だが、上手く行ったとか良い音が出ました
なんて話しは読む側からすると大して面白くない

うけるのは失敗談とか、上手く行かなかった話しだ。

だが、良かったことも書かないと、それも嘘くさい。

HMA-9500を別のHMA-9500に入れ替えた。
それだけでここ最近気になっていた所が消えてしまった。

やけに音は綺麗である。
これはありがたい。

別に片っ方のHMAが悪いという事ではないだろう。
ただ、ちょっとお手当して上げた方がよろしいタイミングなのかもしれない。

アンプは全てお手入れが必要。

というかのいった電化製品がノーメンテで良いわけがない。
たまには見て上げないとならない。

この辺りはバイクと同じだ。

HMA-9500の話しだが、このアンプは整備しやすいのが素人目にも良くわかる。

底板を外せば(ネジ8本で簡単に外れる)、見えるのは基板が三枚。

中央が電源基板で後は各チャンネルに一枚ずつの基板。

入力端子から出力リレー→SP端子までは最短距離で繋がっている。

も案外持たないので半田れ等も起こりにくい。

フューズ抵抗は経年劣化するので困るのだが
お陰で終段のMOS-FETはしっかり守られている。

なんやかやでこのアンプ、生存率が高いのである。


HMAについてもっと語りたいのだが、それはもう少し後にする。


で、実はボリュームはスナップスイッチのパッシブコントローラーではなくて
先に作ったセイデンロータリースイッチ仕様の10KΩ P型アッテネーターの方を使っている。

パッシブコントローラーと違って、こちらは24ステップで-60dBまで
スムーズに絞れるという利便性優先タイプ。

これはこれで今後更に弄る予定なのだが
今の状態は今の状態で確認しておく必要がある。

CD-10→P型アッテネーター→HMA-9500MK1前期型→ロジャースLS5/9で
聴いているのだが大変結構なお点前。

ああ、こりゃどーしたことか。


3月17日

余計な事を書いていたらよからぬ事が起こった?



HMA-9500MK1の後期型のリレーでも清掃しようか?などと思いつつ
、なんとなく。本当になんとなくHMA-9500MK2を引っ張り出してみたくなった。



それで電源を入れてみようとすると…

最初は赤、及び緑のインジケーターランプが点いたが、その後消灯して
ウンともスンとも言わない。

来たな!と思い底板を外して点検。

案の定メインのフューズの内一本が見事に切れている。



パワースイッチ傍。インジケーター付近に位置するメインのフューズ達。
その内の一本。底板側から見ると奥まったところにあるのが切れている。

5Aがちょうど無かったので3Aを入れてみると見事に切れる。

3Aだから切れるのなら良いのだが…

どうもそうではない様な気がする。

とにかく何か考えるべきだろう。


3月18日

HMA-9500MK2についてだが、しかるべき筋に委ねる事を考える。

振り返ってみれば我が家にある台の9500系の内一番気不遇なのが
この9500MK2だと気づく。

1999年に日立でメンテは受けているが(全オーナー時代のお話し)
その後は手つかずと言って良い。

電源トランス断線は自力で直したが
それこそ修理であってメンテナンスではない。

そろそろ手を入れるべきだろう。

例えばヒューズ抵抗の交換とか、リレーの交換とか、
半田の修正とか色々あろう。

ノンカットオフモジュールなんかも怪しいもんだ。

自分でやれる事もあるだろうが
ここは誰かにせた方がよろしい。

9500に執着するとかそういう事ではないのだ。
今やアナログアンプ達は一種の文化遺産になりつつある。

それらを一台でも多く残して上げたい。
そんな気持ちの方が強い。

さて、しかしどこの誰にお願いするか?

第一先立つものがネーだろー(汗)



3月19日

9500MK2の事は一旦保留。
焦るとロクなことにならない。

パッシブ関連のお話しに行く。

取り敢えずボリュームボックスもパッシブコントローラーも未完成
ボリュームボックスを仕上げようとなればパッシブコントローラーが入れ替わり登場。
これはなかなか気が利いている?

久々にアナログ復活したものだから、せっせと聴いていたら
なんだかノイズが入る。



あちこち弄るが収まらない。

ここではっと気がつく。
パッシブコントローラーは便宜的にCD-10の上に乗っている。

もしや…と思いパッシブコントローラーをちょっと持ち上げるとノイズが消える。

これはいけない、とCD-10の電源を切ると、なんと却ってノイズは増す。



そこでCD-10のACコードを抜くと見事にノイズは消えた。


これはパッシブコントローラーが半完成でシールドがなっていない(アースがちゃんと落ちていない)
のが原因なのだが、やはり驚く。

CD登場当初の長岡先生の記事で、CDプレーヤーを繋ぐだけで
キミのシステムのアナログの音が悪くなる、というのがあった。

メーカーのエンジニアにその話をしたら、ピンコードを抜くだけじゃあだめです。
電源ケーブル抜かないと、と言われて、メーカーもちゃんとわかっている
というのがオチだった。

まあこの種のことは散々言われ尽くしているのだから良いのだが
やはり厳密には使っていない機器は電源抜くところからやらないといけないのだなー。
アナログプレーヤー回しているとCDの音が悪くなるというのもあるのだ。

まあ一年中そんな事はやっていられないだろうが、
真剣に聴く時はそこまでした方が良いのだろう。

そんなことは当たり前だ、とお叱りを受けるかもしれないが
人間何事も体感してみないとわからない事もある。

今回の件はちょっと驚いた。


3月20日

なんとなく、がひっくり返ったみたいな感じで可愛い。
手前が9500mk2で奥が9500mk1の図。



それはさておき、しつこく続けるとわかってくる物がある。

こんなバラックみたいな状態で何がわかるかと言われてもわかるものはわかる。
(わからない時はわからない)

目下GT-2000X(カートリッジはDL-103)+HX-10000パッシブコントローラー
HMA-9500MK1初期型+ロジャースLS5/9という組み合わせで
アナログを楽しんでいるのだが
「そーかぁー、そーゆー事かぁー」という気持ちでいっぱいだ。

やはりそれまで聴けなかった音が聴ける凄さというのはある。

ただ鮮度が高いとかそういう問題ではない。

カートリッジ、プレーヤー、フォノイコ、そして下流にある機器でも
音は充分作られているのだ。

言い方を換えるとそれらの味付けがモロに出て来る訳で
それが好みに合わないと。また能力が低いと
救いがたい事になる。

ヒートアップにも敏感だし、詰めの甘さは露呈する。

なによりソースはちょっと選ぶ。
別に超高音質盤専用という訳ではないのだが。

一番困るのは、ついつい音量を上げ気味にしたくなることか。

どんどん音量を上げたくなる衝動に駆られる音だ。

これはあるいは誤算だったのかもしれない。


3月21日



咲く。



一旦アナログを掛け始めるとアナログばかりになる。

音は大変結構。

もっとも、GT-2000XやらHX-10000を使って音が悪かったら
逆に叱られる。

そして立役者のDL-103

結局103無印に始まり103無印に終わるのか?


不細工なルックスのパッシブコントローラーも恐るべし。

現時点の設定で、信号が通過するのは直列に入った抵抗本と
分圧するための抵抗が一本から四本。

これからますます追い込みに入る予定。


3月22日



ドケチは人を成長させる。

…かどうかは知らない。

片方(パッシブコントローラー)で音を聴き
片方(ボリュームボックス)は形を整えに掛かる。

ところでそうそう毎日新しい発見がある筈もないので
繰り返しになる事をお許し頂きたいが

簡単に言ってしまうと良い音だ。
ウルトラスムーズに音が流れ出てくる感じがある。

だが、誤魔化しが効かないというか、色々と手抜きもばれる感じ。

それはまあ当方の責任なのだが、ちょっと困ってしまう。


3月23日



薄汚い物を。それも下手な写真で載せるのもいかがなものかという気はするが載せる。

写真の無いホームページなんて誰も見てくれないと思うから
酷くてもなんでも載せるのだ。

パッシブコントローラーの面。

入力端子のやり直しだ。
べークライト板にジャックがついているタイプで100円の代物。
今時こんなの使う人もあまりいない?

しかし半田はしやすいし何かと良い点もあって好きなんです。

の歩みのような工作は続く。

そして音は変わったようだ。

なんだか押し出しが強くなって、一見良いが下品な気がする。

端子の違いというより半田の影響か?

配線の引き回しも影響するもんだとか、いっぱしの事を感じ始めているが
柄ではない。

はっきり言って面倒臭い。

無電源のアッテネーターだけに
色々な影響が出やすいのかな?

段々投げ出したくなってきている今日この頃。


3月24日

単純な物ほど違いが出やすい。

今回それを痛感した。

パッシブコントローラーだが、材、そのき回し。半田には要注意。
もちろん抵抗を使う場合は抵抗による音の違いも大きいだろう。
ケースも…という話しになると、僕なんか廃材を集めて作った
木製ケースなので言葉がない。ただ、シールドさえすれば木製も一概に悪いとは言えないと
いう説もある。

ケーブルの違いにも敏感。

正直あまり歓迎出来ないが、パッシブコントローラーもアクセサリーの一種と思って
ぶしかない。


3月25日

いささかきてきた。

読む方も飽きるわな。



古本屋さんで出逢った一冊。

バイク林道ツーリングマップ
凱風社 1985年刊



ご覧の通り、林道のガイドだ。

これは丹沢編ということで神奈川県の中西部の林道
が詳しく掲載されている。

まずエリア的によっしーに馴染みの深い所というのがあるが
まあこの国のあちこちに、まだ見知らぬ楽しそうな道があるということだ。

走るのは大変だろうが、きっと絶景もあることだろう。

とか何とか言いながら、よっしーは生粋のオンロード派でラフロードとは縁がない。
車歴を見てもTL-125に短期間乗っていただけで
それも結局オフロードは走っていない。

今後もオフロード車を買うことはないと思う。
だったらこんなもん買っても仕方ない?

いやいや、世の中には見て楽しむという趣味もあるのだ。



驚いたのはこの本の著者が佐藤信哉さんだということ。

知る人は知るが、この数年後、Mr.Bike誌でブレイクする。

この本が発行されたのは1985年。

懐かしきかな1985。

価格のところに消費税の欠片も無い時代。

今から29年も前なのか。

このマップに沿って走ったら、随分道も変わってしまっているだろう。
それもまた楽しいではないか。

ああ、そんな事考えているとやっぱり行ってみたくなる。

行くか?CB50ならオフでも走れる?

いえいえ、やりません。そんなこと。僕は都会派なのです。

でも、本当に素晴らしい自然が、この星にはいっぱい。
それも身近にあるのだ。


3月27日

オーディオマニアというのは単純である(よっしーだけ?)
ちょっと音が気に入らないと顔がる。
そのくせちょっぴり良くなるとそれだけでうきうきする。

いつもこんな調子。
馬鹿みたいなもんだ(よっしーだけ?)


パッシブコントローラーを使って、目下アナログの音を堪能している。

もちろん100%完璧です、とは申しませんが良い感じ。

ずっとパッシブコントローラーを使う気もないが
これはこれで優秀なのが良くわかった。

面白いのはスイッチは三つしか使わないで済むということ。

自分の常用ボリュームは三ステップくらいでオーケーということがわかった。

これでスイッチを減らす事が出来る?

いわゆる自分専用品なのでそんな事も出来る。
一般性が要らない強みだ。


さて、ただ今ソフトの整理中。
実はこれまでLPレコードというのは処分をした事がない。

でも、今後聴く可能性がゼロに近い物を持っていても…ということで
決心。


しかし針を落としてみてびっくりの物もある。



写真のはその一枚。
自分で買った覚えはないからかみさん持ち込みのだろう。

THE BEST IS YET TO COM/GROVER WASHINGTON,JR.

売れたアルバムなのではあるまいか?

今回はかみさんの物も処分しようと思って引っ張り出したのだが
聴いてびっくり

作られた音ではあるがよっしー好みの低音がA面の一部で聴けた♪

こんな事もあるから棚漁りも楽しい。
ただ、飼い殺しはいかんな、やっぱり。


3月28日

装置相互の馴染みもついたのか、アナログ絶好調。

馬鹿はひたすらLPを引っ張り出して聴きながら残す、処分するを選別中。

こんな時GT-2000X二台体制はとっても便利。
HX-10000も二台繋いで切り替えという用途には最高。
…っていうか果報者な使い方だな、これは。


ところでテクニクスブランドが本当に復活するらしい。
ただしヨーロッパで。

これは大変結構なことだ。


3月29日

いかん。これではまるでパッシブ派と思われる。

…いや、思われても一向に構わないのだが
プリアンプ大好き人間としては悩むところだ。

先にも書いた様に、今LPの選別中で、
片っ端からレコードを取り出しては掛けて判定を下している。

ところがどれもこれもみんな美音に聞こえる?

ほらほら、俺を捨てるなんて事が出来るのかい?とレコードがにやにや笑いかけて来るかのようだ。


まあたまたまそんな状態にあるのだろうが、パッシブだと味気ないとかそんな事は全く無くて、
むしろHX-10000の美音がそのまま引き出されているかのような感じだ。

考えてみればフォノアンプ自体がプリアンプ的要素を持っている訳で、
その後にプリアンプが更に必要かい?と問われると
確かに…”と考えてしまうところはある。

その意味ではCDプレーヤーの方がよっぽどプリアンプを必要としている気もする今日この頃。



3月30日

それでもレコードの選別は続く。

とにかくが良いと思えるか、あるいは内容が気に入るか
どちらかに引っ掛からないとアウト。

それとこの際にとクリーニングも兼ねる。
残す盤は綺麗にしておきたい。当然だけど。



まるごと水洗いも良いのだが何かと面倒。
そこで最近はCL2というクリーニング液をスプレーして
ティッシュで磨き上げ、最後に両面最低一回ずつ針を通すという事にしている。

その際オートプレーヤーが便利ということでSL-QL1を隣室に置いて回している。

レコードクリーニングだが、やらないで済むならそれに越したことはない。

ただ、適切なクリーニングならやった方が良い。

実際問題、今夜もクリーニングと試聴を繰り返しているのだが
汚れた盤の音を聴くと顔が曇る。
それが綺麗になると音も当然艶やかになり
顔も心も晴れ晴れとしてくるのだ。

クリーニングを楽しいと思えないとアナログは楽しめない。


3月31日



ソフトの選別なんてやっていると、自分が得手とする物と得手とする物が
はっきりしてくる。

よっしーは大編成物が苦手というか、要するにオーケストラの大音量再生が苦手で
これは昔からはっきりしてる。

別にオケが嫌いな訳でなく、自室でそれを大音量再生しようという気になれない
ということだ。

目指すところの一つに、小音量でオケを再生して楽しい装置、
というのがある。

そもそもボリュームボックスだとかパッシブコントローラーだとかを
試しているのも、小音量で納得の出来る音を
という目論見があるからだ。
(すっかり忘れかけていたが。笑)

お陰様で(誰のお陰さ?)、今回割と上手く行っている気がする。


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