6月2日

パラってみた。



電源のブロックコンデンサーに小容量のフィルムコンデンサーを
パラ(並列)で入れてみる。

古典的な方法だ。

高域特性の改善効果があると言うことで、メーカーでもこの手法は良く取られた。
(最近はどうか知らないが)

容量はゼロコンマの物でも良いとされ、あまり大きい物は推奨されない。
今回は2,2μFを採用。

アンプにを加えると言うのはよっしーはあまりしないのだが
JA-S71なんかボンネットを剥ぐと”やってくれ”と言わんばかりに
そこにブロックコンデンサーの端子が見えているので
”やって”みた。

ここのところ立て続けにスピーカーの方を弄ってしまっているので
はっきりした事は言えないのだが
かに音は変わる。

一聴した時は音がなまった感じで、これは失敗と思ったが
取り敢えずそのまま聞き続けてみる事にした。

結果、音は良い意味でマイルドに。
歪感が減少した感じになっている。

ただ、最善かどうかはわからない。
フィルムコンデンサーの容量を変えてみるとか
銘柄を換えてみるなどしないと結論じみたことは言えない。

ただ、確かに音は変わる訳で、
極めて手軽なチューン方法として興味深いものだ。

ただし感電にはくれぐれも注意を。


6月3日

アンプに手を加えると言うのは基本的にはお勧め出来ない事だ。

アンプを壊す。スピーカーまで巻き添えにする。燃える。家も燃える。
感電してイナズマンになってしまうなど色々な意味で危険だからだ。

しかし、そう言われて素直に”ならばやめよう”とまともな判断が出来る様では
趣味人とは言えないという説もある。

道楽に常識を持ち込んでも意味がないのかもしれない。

まあブロックコンデンサーにフィルムコンデンサーをパラる、なんてのは可愛いもんである。
オーディオ華やかりし頃のマニアの凄さと言ったら半端ではなかった。
どれだけ凄かったかを書くと、それこそ真似する人がいたら危険だから書かない。



画像はみなさんご存知の?長岡鉄男の「オーディオA級ライセンス

1983年の刊行だったんだ、と改めて思う。
というのもアナログプレーヤー関係の項も多く、CD発売後の物とは思えないくらいだったからだ。
ま、移行期ということですね。

この中でアンプの改造についての項もあるが、そこで紹介されている物の一部を紹介挿せて頂くと…

1、アンプの補強とダンプ

2、フューズ交換

3、ACコードの交換

4、ラッピングの半田付け

5、フィルターコンデンサーの補強

…ということで詳しい解説はしない。

ちゃんと読むなら原書を読んだ方が良い。


ただ、2、のフューズ交換は無難中の無難かもしれない。

フューズの抵抗値を計測して、抵抗値の少ない物を選別して使うということだ。
費用もそんなに掛からない。


3、は近年の方が却って盛んかもしれない。
まあほどほどに、という所か。

余談だがJA-S71の場合は1975年当時としては異例にしっかりしたACケーブルが使われているので
交換は考えない。


5、は今回試した。4、は今後のお楽しみというところ。


以上の他にも、例えばプリメイン、セパレートの切り替えスイッチが不要なら結線を変えてしまう。

(この種のスイッチはリアパネルにあるため、無駄な配線の引き回しが起きている上に、シグナルは必ずここを通るということで
割と問題がある)

スピーカーのA,B切り替えスイッチをバイパスさせてしまうとか、
バランスコントロールをバイパスするとか
あるいは内部での電源の配線を補強するとか
(サービスコンセントのせいで内部のAC配線がひ弱な物になっているケースも多い)
色々ある。



まあ、ほどほどに楽しみましょう、というところでしょうか。


さて、しかし実際問題ブロックコンデンサーにフィルムコンデンサーをパラってみるとこれが音が変わる

そんなの当たり前じゃん、と言われるともう面目ないとしか言いようがない。


ネットワーク調整(と言ってもコンデンサーは選別した挙げ句に元に戻り、変わった事というと
アッテネーターの絞り量くらいな気がするが)
を終え、JA-S71の電源を弄っただけなのだが、いい加減な自作スピーカーはやけにまともな音を出す様になってしまった。
時により感じていた音のさはどこへやら?
低音も不足とは言えないレベルまで来ている。
ラウドネスよさようなら。時々トーンコントロールの低音をブーストすれば良いくらいの所に落ち着いている。

もうこれで良い様な気がしてきた。
この夏は発熱ゼロのJA-S71とこのスピーカーで決まりか??

*更にコンデンサーをフォステクスのUΣの0.47に換えたら絶好調。

フォノもここへ来て聴こうか、と思えるレベルに到達。
こりゃたまらん。


6月6日

うーん…、妙に音が良い。

これはひょっとすると蝋燭が燃え尽きる前の
一瞬の輝きってヤツかも知れない。




6月7日

俺の装置はソフトを選ぶ。

そんな台詞になんとなく憧れていた時代もあった。
遠い昔のことだ。

その後守備範囲は広い方が良いな、と思って
色々なソフトが概ね良い感じで鳴るようにとしていた。

で、いつの間にかソフトにも色々あると言うことを忘れかけていた様だ。

やっぱり良い音で録れているソフトと、今ひとつなソフトというのはある。

スピーカーの音を決めよう、などと思うときは
やっぱりこれは良いな、というソフトを選んで使わないと袋小路に迷い込むと
久し振りに思った。

もちろん、ザックリと追い込む段階ではやたらめったら
色々なソフトを喰わせてみるのも大事なのだが…


6月8日

あー!疲れる。
まあ仕方ないがいつになったら区切りは来るのか・

そんなものは来ないのだ。

38センチ平面バッフルに関する覚え書きを羅列する。

この1ヶ月で成長。結果、パライコによる補正は必要ない状態になった。
パライコは退去。

JA-S71で鳴らしている限りは減衰器も不要。
…だったのだがアンプをセパレートに替えたらやっぱり必要になった。

単純にいうとゲインが違うので、深夜極小音量で聴くのには
セパレートだとプリのボリュームを限界まで絞っても音量を絞りきれない。

で、セパレートにしたらJA-S71の時より格段に音が良くなったか?というと
これがそーでもない。

機器というのは寝かせてはいけない。

ま、だからといってもしばらく使っていれば回復はするので
ムキになって不要な電気を喰わせるのも考えもの。

鳴くまで待とう


6月11日

書くことがない、のではなくてあれこれありすぎて
書くのが躊躇われている。

アンプによる違いとか色々あるのだが
セッティングの影響というのもあるわけで
どうもこのスピーカー、迂闊に後退させると独特の音場感が後退するみたい。

しかし、これはだ。
こんなもんがいつまでも部屋の真ん中近くにあるのはごめん被りたい。


6月13日



耳をリセット
(しかし相変わらず酷い写真だ)

38センチ2Way平面バッフルをどけてNS-100Mを設置。

あまりにコンを詰めていると、時として大切なものを見失う危険があるからだ。

久々に聴くNS-100Mだが、なかなか良い。
アンプはJA-S71。

ただ、さすがにオーディオマニア的には不満も出て来る。

そこでこれも久々にちゃんと鳴らすロジャースLS5/9

さすがに品位が高いというか、これは味わい深い。

NS-100Mと全く同じセッティングで、アンプも同じくJA-S71だったが
こうなると欲が出るもので、すぐにPRA-2000+HMA-9500に交換。

適当な配置。適当なケーブルだが、機器が暖まるにつれて
格別の世界に旅立てる。

…という話しは実はどうでも良く
NS-100Mで音を出した瞬間から、“”と思った事があった。

それは音場感なのだ。

これまで散々書いてきたが、よっしーは
からスピーカーをすと良いという話しを聴く度に
反発を感じ(普通の家では難しい)、
そして同時にその気になって(実は素直なのだ)
そういうセッティングを何度かした。

しかしその結果はというと、到底納得できないというか
いかにもスピーカーから音が出ていますという感じで
狙いと正反対のことになりがっかりするというものだった。

ところが今回NS-100MやLS5/9をご覧のような位置に置いてみたら
あれれれ?これはどうした事でしょう?
みたいな結果が出た。

いわゆるスピーカーがある事を意識させない鳴り方になっている。

これは一体どうした事でしょう?

38センチ平面バッフルの音場感に刺激されて
各スピーカーが本気を出した?

そんな馬鹿な…


6月14日

うーん…なんで突然幽体離脱率が高くなったのか??

あるいは気のせいでしょうか?

とにかく今までスピーカーを後の壁から離しても
却っていかにもスピーカーから音が出ている感が高くなって
すぐに止めてしまっていたのだけど…

過去と今の違いと言えば駆動系が箱に収まっておらず
こちらも壁から大幅に離れたところにセッティングされている事くらいでしょうか?

まあアンプやプレーヤー後壁から離せという教えもあって
しかし、まさかそれだけでこんなに変化するかしら?

まあ色々相乗効果と思うしかない。


と、ここでひとつだけ。

よっしーは最近駆動系を壁から離して。なるべくラックに入れない状態で使う事が多い。

これは別に音の変化を求めて、ではなくて
単に結線のしやすさを追い求めての結果だ。

誰に頼まれるわけでもないのに一年中あれを繋いで
今度はこっちを繋いで…というのをやっていると
ラックの後に手を回して…なんてのはとてもやっていられない。
そこでアンプも壁際のラックから出して…となるわけで
これはもう一回そうしちゃうと元には戻れない位快適になるのでありました。


6月16日




駆動系をなるべくラックに入れない。及び壁から離すっていうのは
こんな感じ。

現状だと壁際のラックはいわゆる収納棚みたいな存在。

で、その前にプリが来ている。
CDプレーヤーはその下。ラックの中。

そして更に手前にパワーアンプが置かれている。

是非はあっても結線という点においては最高の?セッティング。

音にも良さそうだが居住性はよろしくない。

でも、まあ専用スペースだから許されよう。


6月17日

我ながら気が多いと思うのだが、今目の前で鳴っているロジャースの音は
大変よろしい。

つい先日まで38センチ平面バッフルで高能率スピーカー万歳と言っていたくせに
なんとも節操のない話しだ。

だが、良いものは良いとしか言えない。
どちらも良いのだ。

そして夜中に聴くには常識的な能率のスピーカーは
やっぱり

超高能率スピーカーで、深夜プリのボリュームを絞りきるか切らないかの
ところで操作するのは疲れる所業である。

それにしても、ロジャースLS5/9だって恐らく18年選手。
プリのPRA-2000も33年くらい行くか。
HMA-9500も同じくらい。

皆さんお元気で何よりである。

ただ、PRA-2000のリードリレーはそろそろ換え時である。
純正のリードリレーは日立製でとっくにディスコン。
オムロンあたりのが代替えであったがこれも春に生産完了。

どうしたものか思案に暮れる。

もっともデノンに出せば済む(今は修理受付をしている)のだが
さて、それは話しとしては詰まらないと言えば詰まらない。


6月18日



パイロットランプが切れていて、気分が悪かったので交換。

今時はムギ球捜すよりLED捜す方が楽なくらいだけど
敢えてムギ球で交換。

6Vのでマッチしたみたいです。


6月19日



HMA-9500と言えば上に鉛を載せられるばかりで気の毒だ。
(ウチでは載せていない。鉛を買う金が無いから)

私だってたまには誰かの上に載ってみたい、というので載せて上げた。

念のためだがJA-S71のボンネットなんかペラペラだから
迂闊に載せたらえらいこっちゃになる。

天板の四隅。一番強度のある所に黒檀のブロックを置いて
その上にGTラックの棚板を置いて、その上にHMAを置いている。

音はなるほど押し出しその他の面で見るべき所があるが
スピーカー左右の真ん中。この位置((高さ)にこーゆー物がある事が引っ掛かる。

やはりここは低く構えたい。
そーするとやっぱり鉛の方がにかなっている。


6月21日

さて、HMA-9500を重しに使ってJA-S71の音は良くなったか?

これがな音である。

重りを載せる事に反対はしない。

良くも悪くも音は変わる。

だが、良くも悪くも、である。

それと、載せ方という問題もあるだろう。
今回みたいのはテキトー過ぎる。

脚との絡みもありそうだ。
この辺も追求したいところか。
なにせ1970年代のアンプのはそんなに深く考えては作られていない?


6月22日

オーディオには。いや、趣味には色々な行き方がある。

真摯に音質追求というのもあるし、高級品をズラリ揃えるのが目的というのもある。

そんな中のひとつで、懐かしオーディオとでも言うのだろうか、何十年も前の想い出の一品を
手に入れて現代に鳴らしてみるという一派がいる。

一派、は言葉のあやで、別に徒党を組んでいる訳でもない。
そーゆー趣味の人が存在する、ということだ。
別名、ジャンクオーディオ愛好家と言うとか言わないとか。

よっしーもその一人かもしれないし、だとしたら年季は入っている方だ。

さて、しかし長い間よっしー個人としては欠落しているなーと思える物があった。

それがこのJA-S41だ。



1976年発売。
JA-Sシリーズは1975年に、S91、71、51。そして31、11と発売されフルラインナップを完成。

いずれも好評を博したが、その翌年、不思議な型番をつけて一機種だけ突然変異のように登場したのが
このJA-S41となる。


この突然変異アンプは、前後独立二電源という斬新な方式を採用した事でオーディオ史に名を残す一台だ。

1975年、トリオがKA-7300を発売。
これが左右セパレート電源という事と、その音の良さで注目を集め、一気に左右独立電源ブームが起きた。

しかしビクターはそれとは別の路線ということで、前後セパレートを採用。

左右はわかるが前後はわかりにくいので説明すると、プリ部及びパワーアンプのドライバー段までの
電圧増幅段(A級動作)と、パワーアンプ出力段(B級動作)の電力増幅段で電源を分けるという方式。
その為トランスが二つ入っていて、小さい方が前段用で大きい方が後段用だ。

電圧増幅段と電力増幅段の干渉を避けるというもので、これはある意味画期的であった。

そのせいばかりでは無いだろうが、このプリメインアンプは高評価を得た。
長岡先生も、ちょうどその頃始まったばかりのオーディオクリニックで常時このアンプを持ち歩かれていた時期があった。
電源投入直後から割とバランスよく鳴るので、というのも理由のひとつ。
なるほど、人様の家にお邪魔して、それから二時間通電しないとまともな音にならない、などというのは
この場合不適切だと中学生心に感心した覚えがある。

「あっしにはカンケーねー事でござんす」

そりゃそーですな、ルーさん。


6月23日

ところで1975年というのは空前のシスコンブームに火がついた年でもあった。
そのせいかどうか知らないが1975年〜1976年の頃のアンプにはたり(名器)が多いと言われる。

懐かしいオーディオブーム。
もう二度とあんな事は起こらない。パイオニアにSAシリーズがあり、ヤマハにCAシリーズがあった。
テクニクスSUシリーズ、オーレックスSBシリーズ、トリオKAシリーズ、サンスイAUシリーズ。
ソニーはTAシリーズ、クラリオンMA。Lo-DはHAシリーズ。ラックスはもちろんLシリーズで
オンキョーインテグラAシリーズもあった。今となっては信じられない話しである。



この後1976年〜77年に掛けてはDCアンプブームが来たり、ローコストセパレートアンプブームも来る。
ただ、いずれもメーカーが仕掛けたという部分もあり、既存のアンプを手直しして出されたDCシリーズの中には
オリジナルよりも評価が低い物も多くあったのが事実。
ローコストセパレートももちろん悪くないが、プリとメイン合わせてプリメイン並の価格の物達まで行くと
果たしてどうだったのか?
歴史をひもとけば結論はわかると思う。

1979年頃には疑似A級ブームが来る。これも悪くないが、メーカーが本当にこの辺りを消化出来たのは
1980年代に入ってから以降な気がする。

そんなこんなもあり、1976年前後のアンプに、今でも高評価の物が多いのかな?というのがよっしー的推測。


さあ、前置きはこれくらいにしてJA-S41の音はいかに??


6月24日

音はいかに…と行きたいのだが、この個体まずガリが酷かった。
予めそう訊いていたのだが、前代未聞の壮絶なガリ。これにはぶったまげた。

何しろボリュームを絞り切った状態でも片チャンネルからは音がている。
これはガリではなくてどこかに不良があるのかも?と暗い気持ちになる。
そして、ちょっとでもボリュームを回そう物なら盛大にガリが出てスピーカーが危険なほどだ。

いきなり分解という訳にもいかないのでリレークリーナー、パーツクリーナー、CRC556と総動員して緊急対応。

結果からいうとガリはせた。
これは本当に良かった。


で、冷静になって中を見回すと、経年による汚れはもちろんあるものの、特にられてしまった形跡はなく
それが何よりと感じた。
年代物だから不具合はあって結構。しかし下手に弄られると後が大変。
その意味でこの個体はたりである。


と、これ以上引っ張るとしかられそうだから音の話し。


6月28日

まあ色々あるんです。色々。

…それはさておき日記の続き。




だが実に活き活きとしている。

弾力的という言い方がピッタリだと思う。

弾むように音が出て来る。こーゆーアンプはあるようで無い。

相変わらず低音が、高音が、という台詞を使うのをお許し頂きたいが
それこそ低音がこれでもかと出て来るというか押し寄せてくるのにはギョッとしてしまう。

だぶつき過ぎ一歩手前のところで留まっているから不快感ゼロ。楽しさ爆発。

この低音に支えられて、時にピチピチと、カチャカチャと音が弾むのが素敵。

音場の再生能力も充分で、まともな物はまともに。わざとらしい物はわざとらしく表現する。
こんなもんが56.500円で売られていた頃って…

目下試聴継続中だが、素晴らしいアンプである事は間違いなし。


6月30日

気付いたら6月も最終日ではありませんか。


S71も手元にあるのでつい比較してしまうが、なんというかハイファイという点では71の方に分がある気がする。

しかし41には前述の様な躍動感があり、これは両者一歩も譲らずの感がある。
価格を考えると41は大健闘というところ。
パーツその他を比較するとこれはもう71の方が明らかにお金が掛かっているが(当たり前)この辺りはどうしようもない。

面白いのはサイズ

この時のS-×1シリーズは、91、71、51が420W×162H×390Dとちょっと余裕のあるサイズ。(本当は51のみ奥行きが浅い)

対して31、11が390W×152H×330Dと、シスコンを意識したサイズ。

51と31の間に来る41はどちらのサイズで来ても良さそうだが(どっちに転んでも部品の共有が出来るので)
41は31達と同じプロポーションで出て来た。

この辺り、ビクターも迷ったのではないかと思うが(今となっては誰にも話しは訊けない)個人的には31達と同じサイズで
異端のアンプ41が出たのは正解だと感じる。
なんというか、カローラ族にレビンあり、みたいな位置づけで、それは正しいと思う。

この子だけ異母兄弟、みたいな41だったが、このトライアル機が好評だったことから、ビクターはその後S71の後継S75
前後独立2電源で、尚かつ左右独立電源というのを実現した。

ただ、面白いものでそれが71や41を凌ぐ高評価となったかというとそーでもなく、75の後継はなく路線へと変わっていくのであった。

S41も実際に売られていたのは一年少々で、すぐにS41DCへとマイナーチェンジ。
ただ、41DCは無印41ほどの評価は得ていない。この4ナンバーはここで消えていく。
その後のシリーズでは75、55、35となった。9ナンバーも91限りだった。その代わり2ナンバーなんかも生まれた。
時代の要請でメーター付きなども出たが、僕個人は71と41が今もって好きだ。91もいつか聴いてみたい。
31はマイファーストアンプだったので、再会を果たせればとも思うし11も聴けるとサイコーだ。




S31や11と共通のスピーカーターミナル。
はっきり言って使いづらさはナンバーワン。


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