10月1日

カセットの中にダメになってきた物があったという話しをした。

再生途中で止まってしまう。

それまでなに喰わぬ顔で回ってきて突然である。

端から端まで早送り巻き戻しも出来るのに、なぜ?

どうもテープ表面がベトベトしているのではないか?
という気がしている。

ビデオテープの場合はカビが生えるのだが、カセットもそれに準ずる事が起きて不思議ではない。

それでも端から端までの早送り巻き戻しを繰り返す内に
だんだん症状は緩和されてきた。

それでも完璧ではないし、もうひとつ、今度は音が明らかに変になるケースがある。

幾らなんでもこれは酷いと思ってヘッドを見ると
何やら堆積、というより張り付いている?



これが何なのか?確かめる術もないが
とにかく音が変になったらクリーニング。

たぶんこれの繰り返しで改善されていくだろう。

しかし35年くらいの間よく保って来た。
それだけで感動しなくてはならない。

よっしーはとっても男らしいヤツなので、大切なテープだろうがなんだろうが
コピーを取ってそっちを普段は聴く、なんてことはしたことがない。
ということは各テープは酷使されているということだ。

ホント可愛そう。

ということでパソコンへの取り込みを検討中。
今では安いインターフェイスがたくさん売られている。

しかし、待てよ、と思った。

手元にビデオキャプチャーがある。



これも同じ理屈だから音声だけこれで取ったって良い?

良くわからないが物は試しでやってみたい気がする。
というよりやっておかないと危ないということに
遅まきながら気がついた。

それはさておき、みっちゃんに頼まれたことをやらないと…

そう思い生カセットテープを探すが流石にみつからない。

ヨドバシに行ったらあったのは良いが10本買うとお買い得という設定。

当座必要なのは二本だけなので大いに迷うが、
この際にということで10本ものをゲット。

使い終わる日が来るのか?

とにかくこれでダビングに移れる。


10月4日

良かった!みっちゃんとの約束が果たせた。

ダビング完了

なにしろカセットデッキ二台使ってのダビングなんて百年ぶりだから
時間が掛かってしまった。

でも、面白かった。

そこで面白がりついでにCDを一枚録音してみることにした。

仕事で乗っている車にはラジオとカセットしかない。

っていうかラジオしか聴かないからそれで良いのだが
買ったCDもロクに聴けないでいる昨今だから
せめてテープに録って仕込んでおけば聴くかも?という目論見。

ただ、ホントに聴くかどうかしいものだが…

この行為も百年ぶりだがなかなか楽しい。
やっぱり録音っていうのは、こんな簡単な行為であっても
楽しいのだな、と思った。

ただ、久々にやるからでしょうけどね。


10月6日

いやー疲れた。

あ、仕事で、です。

そんな事言っても仕方ないけど、やっぱり呟きたくなる時もある。
トホホホホ

ところでカセットなのだが、突然テープが止まってメカも停止するという事象が起きている。

テープのダビング途中に。あるいはCDからの録音途中に。

こーゆーのは困る。というかテンションが一気に下がる。
そこまでの苦労はなんだったんだ。俺の時間を返せ、と言いたくなる。

どうも今回新たに買ってきたテープに問題があるようだ。

何本かに一本の割合でクオリティの低い物が入っているみたい。

諦めてテープを換えるとちゃんと出来るからデッキのせいでは無いだろう。

こんな事は昔は無かった。
というかあったら許せなかっただろう。
一発勝負のエアチェックが途中で途切れたら泣いても泣ききれない。

一応maxellなんですよ、ブランド的には…

しかし今日は本当に疲れた(精神的に)


10月9日

さっそく訂正だが、どうもテープではなくTC-K75が稀に不調になるようだ。
恐らくカセットホルダーが不安定なのだろう。

まだ検証は必要だがmaxellのせいでは無さそうだ。



それはさておきカセットをパソコンに取り込む、なんて柄にもない事に手を染めてみた。

先に言っておくが手持ちのカセットを全部なんて思っていない。
だが、なるほど保存しておかないとマズイ物もあるな、と気付いたのでやってみた。

ネタは先日みっちゃんにテープで渡したもの。
みっちゃんはテープ希望だったのでテープで渡したが
この際にこれをデジタル化しようと目論んだ。

しかし、慣れない事をやるから笑える展開となる。

まず、テープをパソコンに取り込まないといけない。

安価なキャプチャーが出ているのだからそれを買えば良いのだが
とりあえずは手持ちの物で、ということで先日の日記で取り上げた
ビデオキャプチャーを使う。

それはそれで良いのだが、出来上がるファイルはmpegとなる。

音声編集ソフトもフリーで色々あるが、ソフトによってmpegからwavへの変換が出来る物と
そうでない物があるから四苦八苦。

まずそこをクリアー。

で、ここでやめておけば良いのだが、取り込めてみると
カセット片面が1ファイルになってしまうのが悔しい。

そこでファイル分割なのだが、音声編集ソフトでそれが出来そうで出来ない?

結論をいうとファイル分割に特化したソフトの方が軽くて簡単。

取り込んでwavにして、とどめに分割。

手慣れてくると早い。

ここまでやったらCDメディアに焼いたみたいのが人情だ。

やってみたら無事焼けた。
もちろんトラックはちゃんと切れている!

思わず万歳と言ってしまう。

みっちゃんにCDも送って上げよう。
なにしろ昔の音楽仲間なのだから。


10月10日


しかしカセットってのもやばい世界だ。

なんというかタイムカプセルを開けてしまったような感がある。

腐るほど聴いた物、というのもあれば
これ一体なんだっけ?みたいなのもある。

画像の物もそうなのだが、なんでこれがここにあるのかわからない。
っていうか返却していない理由がわからない。

持ち主はみっちゃんなのだ。
この中の一曲を僕がアレンジすることになり(なんと大それた事を…)
それで必要だったのだ。

だが、用が終わっても返していないのはなぜだ?

これも一緒に送付するべきだったと思ったが後の祭り。

故にちゃっかり今聴いていた。

THREE DOG NIGHTで、多分ベスト物。
アナログレコードを録音した物(CD以前の時代の話しだから)で
針を落とす音まで入っているのがご愛敬。

しかし内容がとても良い。
高校生の頃からTHREE DOG NIGHTは知っていたのだが
その良さが昔はわからなかったのだろう。

とても良いのだが、調べてみても同じ曲で同じ並びというCDが無い。
多産なバンドだからCD化されていないアナログ・ベストなんてあっても不思議ではない。



ところで、メディアの変遷というのはオーディオ史、ビジュアル史共に
追ってみると面白いのだが、ソフトだけあってもハードが消えて
中を覗けないというのは洒落にならない。


カセットというのはまだ良い。
ソフトも丈夫だし、ハードもまだまだ手に入る。

問題は1980年代後半以降に登場したメディア達だ。

DATなんかもやばい。
MDも然り。

VHSベータもやばい。
LDも危険。

miniDVなんかもマズイらしい。

そう考えるとせっせとデジタル化、というかパソコンに取り込んで
焼いておく必要はある。

優先順位から言うとカセットはまだまだ後で良いくらいだ。

さて、しかしどれだけやるのでしょう?

みんなそんなに暇ではない。


10月11日

あ、いけない。やまもとさんに心配掛けて
(正しくは呆れさせて?)しまった。

これは反省。
いえいえ、さすがにビデオキャプチャーで音を取り込むなんて
アホな事をやり続けてはいけません。
(いけないことはないが無駄が多い)

ちゃんとオーディオキャプチャー買いに行ってきます。
(PCデポかな?)

ソフトもちゃんと同梱されているし。

でも、10年以上も見守って(横目で見て)貰い続けているのは
ありがたいことです、はい。


10月12日



ってことで手に入れました。
サウンドキャプチャー

これで遥かに手間いらずになる。

快適快適

それは良いけど、封印していたカセットが表に出て来たことで
日々タイムマシンに乗っているような感じになっている。

あの時君は若かった。

30年なんてあっという間なんだね。


10月13日

はい、師匠、わかりました!



…ってことでSOUND ONE の無償版をダウンロードして
使い始めた。

こりゃしかし操作をマスターするのには100年掛かりそう?だ。

只今当たって砕け中。


10月15日



ほらご覧なさい、たちまちこんな事に…

相当処分したはずなのだが、それでも結構な数のカセットが残っている。

その際選別したのだが、今回久し振りの見直しで更にいに掛ける。

本当にデジタル化してみたい音源はそうあるものではない。

あっても困るけどね。


でも、懐かしい音源をCD化して送ったらみっちゃんも喜んでくれた。

そんな感じで、恐らく僕しか保存していないような物を焼いて贈れたら良いな。



なんでもそうなんだけど、一人ではしゃいでいても詰まらない。


凄く美味しい料理。素晴らしい風景

それらは一人で体験しても良いのだけど
誰か共鳴してくれる人がいると、良さが100倍になる。

そう言う意味で、デジタル万歳!


10月17日



だんだん何をやっているのかわからなくなってきた?

調子に乗ってTC-D5Mも引っ張り出す。

俗称メタルデンスケ。

そして後にTCD-D8。こちらはDATだ。

DATも死語になりつつある。

今はもっと安価で高性能なデジタル録音機が出回っているから
DATが駆逐されるのも無理はない。

無理もない…のだがこのD8が不調で困った…という話しは
前にした。

TAPEをロードしないのだ。

もう諦めていたが、今回引っ張り出して性懲りもなく再生にチャレンジ。

で、様子を見ていると、なんというかメカはロードしようとしているのがわかる。

しかしローディング出来ない。

なんだかモーターは回っているのにベルトが滑っているような
フィーリングだ。

しかし、このDATにベルトは使われていない。
いわば全てギアドライブなのだ。

で、調べてみるとDATの修理代の凄いこと!

5万円近く掛かるかも、と言われると尻込みする。

これは困る。

が、更に調べると、もしかするとグリスの劣化とかで
ギアが動きにくくなっているのでは?という仮説に突き当たる。

そうなったらやることはアナログだ。

を突っ込んで、多少無理にギア系をグリグリ回すことにした。

これでどうよ??


10月19日

昭和世代をなめてはいけない。

機械の不調と訊けばすぐ叩く。
叩けば直るというのが昭和に共通のDNAだ?

いや、別に叩かない。
さすがによっしーもDATみたいな精密機械を叩く事はしない。

しかしギアが固着しているのでは?と思ったから
手で補助して上げた。そういうことだ。

で、結果は?

な、なんと、DATはちゃんとテープをローディング出来るようになったのだ!

のような本当のお話し。

誰あろうよっしーが一番驚いた。

一旦回ってくれればこちらのもの。
次々とテープを食らわせてストレッチングだ。

これでDATは復活

しかし安心してばかりいられない。

カセットテープよりもDATの方が危険だと悟ってしまった。
現在まともに動くDATハードを手に入れる方が
カセットデッキを買うより遥かに難しい。

こうなるとDATハードが生きている内にパソコンに落とすしかない。

DATのアナログアウトをインターフェイスを通してUSBに入れる。

せっかくだからDATのデジタルアウトを使えないかと考えるが
この際それは後でもよろしい。

まずは取り込んでおくこと。
それに尽きると思った。


10月20日

この際に、ということで家中に分散してあったテープを
一同に会させてみた。





いや、凄い量である。

まあ圧倒的に多いのがカセットテープ。

これでも実は10数年前に半減させたのだ。

いかにカセットが多かったかわかろうというもの。

今回更に篩いに掛けて減らした。

でも、まだ相当数が残っている。

これはもう仕方ない。
自分にとって一種のタイムカプセルみたいな物だからだ。

今回その封印を解いてしまった。

前にも書いたけど、これら全てをデジタル化しようなどと思っていない。
そこまでのはない。

本来カセットはカセットデッキで再生するものだ。
DATも然り。
ビデオテープ達も同様だ。

だが、ソフトかハードがいかれて再生不能になるのは困る。
だから最低限の事は、50を越えた今日この頃しておきたくなった。



ここで一つ言っておきたいのは、今回僕はこの作業を大変楽しんでやっているということ。

そうで無ければやらない方が良い。

整理という観点で言ったら黙って捨ててそれで終わりだ。

だが今回の僕のケースでは本人が心から楽しんでいるのだから問題なし。

一応ラベルは貼ってあるしインデックスも書いてあるのがほとんど。

特に学生時代の物は管理が良い。

しかし、社会人になった当たりから実にいい加減になっている。

だから再生してみるまで、何が出て来るかわからない。

これはもう古いアルバムをそっと開くようなドキドキ感がある。

いや、本当に書きたい事が沢山あるのだが、今日はここまでにする。


10月22日

飽きた。

いや、テープに飽きた訳ではないが
そればかり書いている事に飽きた。

読んでいる方だって飽きる。

そこで唐突に話しは変わる。



新しいパソコン導入。

…いや、全然新しくない。こりゃ多分2001年くらいの製品だ。

Thinkpad。
IBM時代の製品というところが泣かせる。



型番はT23

更に裏を見ると2647−hj2と書いてある。

ご存知の方には説明不要だが、Thinkpadのこの手のシリーズは
表の型番も豊富だが、更に枝分かれが凄いというか
バージョンが凄い。
上記を読んで、ああ、こういう仕様ね、と一発で言えたら
その人はかなりヘビーなThinkpad愛好家だろう。



で、まあよくわからないが、元からXPは搭載していたマシンだ。

物好きなよっしーも、さすがに98のマシンはお断りする。

マシンの基礎体力は?というと、CPUが1Gある。
これは合格点。

メモリーだが多分基本は256。
133タイプのメモリーが二枚挿せるのだが
一枚が256に交換されていて380少々のメモリー量となっている。

これはちょっと淋しい。

達人に言わせると256でも大丈夫らしいが
よっしーはパソコンに対しては極めて乱暴な人間なので
メモリーは1Gくらい積んでいてくれないとイライラしてしまう。



目下それが一番気になるところで、メモリー増設をしたくてたまらない。
512を二枚搭載出来るので、さっさとやってみたい。
間違いがなければネットで一枚2000円以下でも手に入る。

さてさて、しかし幾らなんでも2001年頃のマシンにお金を投じて良いものかどうか?
ドケチのよっしーとしては考え込んでしまう。

何故って、今日日2万円も出せば新しいミニノートが買えてしまう
WIN7だって使えるし、スペックは現用機(2008年製)を凌いでいる。

メモリーに○千円掛ける場合じゃなかろう、と冷静な方のよっしーが語りかける。

…なのだが、どうもこのマシン、弄って上げたくなる。

何故なのだろう?

まず第一にルックスが良い。
これは好みもあるから何とも言えないが
少なくともよっしー家にあるマシンの中では一番男前だ。

そう、イメージが男性的。
マットブラックなボディーが素敵♪

(続く)


10月26日

しかし調べてみるとThinkpadって愛されている事がわかる。

マニアが多いというか、古いマシンでもチューンナップしたり
リストアしたりしている人が少なくない。

これには古いパーツも比較的手に入りやすいという事情も関係しているようだ。

また、中古パーツ、ジャンクパーツもちゃんと出回るというか
自分が不要でも必要とする人がいるだろうから
回そうという、愛好家同志の暗黙の了解みたいなものもあるように感じる。

そんな訳で妄想だけは膨らみ勝ち。

これが危険なのだ。

メモリーを増設したら…

HDD交換。
そこまでしなくてもUSBディスクを挿して。

CDドライブをDVDドライブに換装。

PCカードスロットが着いているからUSB2.0が使えるように
アダプターを装着…


みたいな感じでどんどんお題が出て来る。

よっしーのT23は無線LAN内蔵では無いようなので
USBの子機を挿してみた。
ドライバーを読ませたら使えた
これだけでも結構幸せな気分になる。

まあこれくらいでやめておくのが大人ってもんですが…

(続く)


10月28日

カセットを再生していて良いなーと思うのは
レベルメーターが動くこと。

特にこの手のバータイプは良い。わかりやすくて良い。



ただ、テープによって左右のアンバランスがあるのは
好ましい事ではない。

この問題はどうしてもつきまとう。

主に録音時のエラーなのだが、避けられない。

まず、デッキによっての個体差みたいなものもある。

更に録音したデッキと再生するデッキが違うと
エラーが拡大される傾向にある。

現在主に使っているのはステレオ誌付録のデジアンなので
アンプでバランスを取る訳にもいかない。

ただ、僕はあんまりアンプのバランスコントロールというのが好きじゃない。

なんというか、どうも使い勝手が悪い気がする。

ベストは左右独立したスライド式フェーダー。
要するにミキサーなんかに使われているタイプで
あれが使えると落ち着く。

パソコンに移して編集ソフトで弄り放題弄ると決めてしまえば
それはそれで良いのだが、繰り返している通り
全部のテープを処理しようなんて馬鹿げた事は考えていないので
カセットデッキでカセットを再生する場合の左右バランスの問題は
別途考えた方が良いのでしょうね、きっと。



懐かしいカセットを聴くのも、楽しいといえば楽しいが
ずっとやっていると“お腹いっぱい”という気がしてくる。

でも、個人的な発見もある。

写真は甲斐よしひろさん。

中身は甲斐バンドのライブLPを録音したもの。
(大学時代レンタルレコードを録音した)

このテープも飽きるほど聴いた部類だが
今改めて、ああ、僕って甲斐さん好きなんだなー
と思った。

そんな気づき方もあって良いと思う。


10月29日

全部引っ張り出してみると
案外自分がテープ人間なのがわかる。

ついでに、ということで道具の方も今回集結?してもらった。



SONY TC-D5M
言わずと知れた名器。通称メタルデンスケ。
デンスケの最終進化系。
これは本格派だ。



SONY WM-D6
通称ウオークマンプロフェッショナル
D6CではなくD6であるところがミソ?

この個体はプロの現場で使われていた物で満身創痍の感がある。
残念ながらモータが暴走するという例の症状が出る時がある。

ICの故障だと手に負えないが、どうもそうではない気がする。
これは今後よっしー流で迫ってみたいと思う。



SONY MZ-R91

これはミニディスクだから紐ではなくてお皿でしたね。

よっしーのの持ち物。
仕事で使っていた。

壊れた、と訊いていたのだが今回引っ張り出したら
少なくとも再生はちゃんとする。
よっしーはMDに無関心だったので触ったのは今回が初めてに近い。



SONY DCR-PC1

miniDVを使用するビデオカメラだ。


…と、SONYのオンパレードになってしまったが
この手の掌中掌握型はこの会社の独壇場みたいな時代があったのは確か。

さて、フォーマットの移り変わりというのは仕方ないのだが
このminiDVなんかもそろそろ怪しい。

時代はメモリーかハードディスクに記録ということでテープに録画は
そろそろ終わる?

よっしー家でもDCR-PC1は一線を退いてハードディスク型が活躍中。

しかしminiDVはこの機械が無ければ再生出来ない訳で
まだもうちょっと頑張ってもらわないとならない。

ただ、50%の確率で再生がまともに成されない。
ヘッドの汚れ?と思ったが、どうも接触不良の箇所があるみたいだ。
これも生きている内にパソコンに取り込まないといけない。

MDは枚数が10枚もないので、これは深く考えない。
かみさんは仕事で使っていたので
一枚のディスクに録音、消去を繰り返していたため
メディアが増殖しなかったのだ。


まあ録音機とか録画機というのは
録音や録画が出来なくなっても許されるが
中身を他に移すまでは再生だけは出来ないと許されないという宿命を背負っている。

これはなんとも可愛そう。
さっさと退役させてくれよ、というマシンのが聞こえて来そうだ。

興味深いのは、MDやminiDV、そしてDATの短命さに比較して
カセットデッキは案外長寿だということ。

デジタルの宿命というのもあるし、'80年代後半からの
技術の進歩の早さという問題もある。

その点カセットなんてのは実に良い時代を過ごしたメディアだと言える。

そして、アナログ的故に修理が利くし、また、修理して上げようという気にさせるところがある。

よっしーもTC-D5MWM-D6は終生めんどうを見てやりたいという気持ちがある。
他のは…

まあ諦められない訳ではない。



10月31日

しかし日々こんな事ばかり書いていると
なんて幸せなヤツなんだと思われそうで、
そしてそう思われるのも悪い事ではないのかもしれないが、
いやいや日々本当に疲れる事が多い。

それは具体的に…と、ここで書くわけにはいかない
ホントにホントにホントにホントにご苦労さん、と自分で自分で歌いたくなる。

よっしーは遠からぬ日に世捨て人になってしまうかもしれない。



この際にということで引っ張り出すシリーズもこれで終いにしたい。

とりあえずこれは忘れていけない
SONY TCS-300

通称ステレオプレスマン

プレスマンは今のICレコーダーの始祖みたいなもんだ。
これはそのステレオタイプ。
プレスマンがあったからウオークマンも生まれたと
断定してはいけないかな。

友達がウオークマンだなんだと言っている時に
頑固として録音機に拘ったところがよっしーらしい。

1980年頃で、高校は卒業後だったと思うが
ある日突然両親が買って帰ってきた。

ウチの両親は、というかオヤジはドケチなので
こんな事は滅多にないのだが母親の一存で決めたのだろう。
横浜の産貿ホールで買ってきたらしい。

よっしーはこのステレオプレスマンでどれだけ録音をしただろう?
大学時代の音楽の記録なんかは99%これで録っている。
そしてそのテープがのように残っているのだ。

当時そんなに安い物では無かったと思うが
30年以上経ってもこうして大事にされているのだから
物の与え甲斐は素晴らしくある男だと言って良いだろう?

ウオークマン代わりにも活躍。
電車の中ではずっと回っていたと言っても言いすぎではない。

ウオークマンと比べると遥かに大きいし重いが
単三電池四本駆動は伊達じゃない。
とにかくタフで信頼性最高だった。



最後にこちら。
録音機ではないが歴史に名を残す一品。
初代ウオークマンTPS-L2

後年あるマニアの方のご厚意で手に入れる事が出来た。

これを腰に下げてヘッドフォンして山手線に乗るのが夢なのだが
なかなか果たせない。
注目度は恐ろしく高くなると思うのだが。


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