7月1日
理想と現実という言い回しがある。
よっしーは、“理想は理想、現実は現実”という言葉を好んで使う。
そうは言っても現実主義者ではない。そして理想主義者でもない。
要するに、“それはそれ、これはこれ”という考え方だ。
もちろん達観なんかしていない。していたら道楽なんて楽しめない。
理想と現実の間をフラフラしている。だから楽しい。
理想ばかり考えて、現実を憎むようになってしまったとしたら、これは苦しい。
まあもちろん、そんな時期もあったのだが。
さて、オーディオ的に理想の一つとして、スピーカーを壁から離す。
スピーカーを、まず好ましい位置に置く、というのがある。
これはある意味非常に正しい。
そして難しい。
何故なら生活というものがあり、見た目の落ち着きというのもあるからだ。
DS-301システムを、“高級なシスコン”と呼ぶのは、そのセッティングからも来ている。
現在DS-301は壁際に貼り付くような置き方になっている。
背後の壁から、DS-301の裏板まで15p。これは近い。
そして周りに物がいっぱい置いてある。
センターにラックがあって、機材が詰まり、左右にはレコードラック、本棚といっぱいだ。
とどめにDS-301はスピーカー専用台でもスタンドでもない、レコードラックに載っている。
この段階で多くのマニアの失笑を買うことになる。
しかし、まずその台だが、視覚的に非常に安定が良い。
かねてより、何とかこの置き方をしてみたかったくらいだ。
スピーカースタンドというのは、何かと落ち着きが無いものだし、
更にその上に乗ったスピーカーというのは心許ないものだ。
一番良いのは床に直置きなのだが、さすがにDS-301でそれをやるのはいかがなものか?と思う。
そして周りに物がいっぱいというのは'80年代以降のオーディオの世界では
あまり良くない事と相場が決まっている。
しかし、これは以前にも書いたが、片づけてしまうと何故か音が変になるのだ。
(今のよっしーの部屋では、ということ)
現状で最も気に入っているのはセンター定位の確かさ。
どういうわけか、現状が一番音が真ん中にまとまる。
これはもの凄く心が落ち着く。
ただ、それだけで聴くと、なるほど奥行き感その他が不足する。
そこでスピーカーマトリックスを活用。
すごく陳腐な言い方だが、そうすることによってフロントのDS-301とリアのlinfof栗スピーカーの間の空間に
適度に音の拡がりが生まれるのだ。
こうして生活、視覚的安定と音のバランスが取れていると、一応本人は思っている。
7月5日
エアコンも壊れていて、オーディオには身が入らない。
そんな訳で、って事でもないのだけど
バイク=CB50を弄っている。
先日初めて気合いを入れて?ある距離を疾走した。
その結果、ちょい乗りではわからない色々な問題点が露見した。
プラグも換えるつもりだが、基本に戻って清掃。
5番が付いているが、6番も用意しておいた方が良さそうだ。
ふざけた処理をしていたテールランプだが
今回やっと真面目に手入れ。
雨水の浸入で電球のソケットが錆びまくってどうしようもなかった。
開き直ってサンポールで処理。
ピンポイント攻撃で錆は除去。
無事にテールライト及びストップランプが点くようになった。
6Vの球は近所の赤男爵で購入。
190円は格安だろう。
パンクしてチューブは新品になったリアホイール。
ただしタイヤは古いまま。
コンディションは50点くらいか。
でも、この時代のバイクにはこの古いタイヤパターンが似合っていると思う。
それと細身のリアタイヤにメガホンマフラーは
ベストマッチだと信じている。
本気で走ると色々な事が起きる。
フロントのレインガードがバラバラになりそうだ。
強烈な振動の成せる技。
フロントのメカニカルディスクはまたしてもバラバラに。
ただ今徹底メンテナンス中。
最終的にはパッドとワイヤーを新品にしないとダメだとは思う。
意地でも油圧に交換しない(笑)
究極のメカニカルディスクを実現する。
…と意気込みだけは凄いのだが…
7月9日
よっしー「今日は特別ゲストでルーさん(註・コーギー雌8歳)にお越し頂きました。
ルーさん、ところで最近のよっしーの部屋の音はいかがですか?」
ルー「ハグハグ(おやつを囓る音)…あたしゃ今忙しいんで、それどころじゃないんだけど」
よっしー「ご多忙中恐縮ですが、そこをなんとか…」
ルー「ダイヤトーンのDS-301をメインにした方は面白いんじゃない?」
よっしー「スピーカーマトリックスは一応の成功を収めているかと?」
ルー「そーね。まあお父さんの言うところの“高級なシスコン”っていうのは
うまく行っていると思うわよ」
よっしー「へへー、これはありがとうございます」
ルー「AVアンプで鳴らしているっていうところに、
なんていうか、世間をなめているっていうか、ふざけているっていうか、
まあそういうところは感じるけど、長年出したかった音が出たんなら
文句も言えないじゃない、アタシとしては」
よっしー「そ。そーっすね。まあこれは一応成功というか」
ルー「本人が言っているんだからそれで良いのよ」
よっしー「ありがたきお言葉」
ルー「ただ、スピーカーマトリックスっていうのは面白いけど
一般性としてはどうかしらね?」
よっしー「はは。それはその通りで。なんで別途ロジャースを用意してありますが」
ルー「結局ピュア2チャンもやっておかないと、っていう辺りが姑息なのよね」
よっしー「…」
ルー「でも、まあロジャースもそれらしくは鳴っていると思うわよ」
よっしー「これはどうも…」
ルー「ただ、置き場所が気に入らないのよね、アタシとしては」
よっしー「やっぱり変ですかね?」
ルー「本当はDS-301と同じ方角に置きたいわね。
システムによって聴く位置を変えるのって面倒よね。
それにスピーカーの間にベンチが見えるっていうのも
イマイチね」
よっしー「でも、音としては今の位置が不思議と良い訳で…」
ルー「わかるけどそれなりにリスニング環境を改善したら?
床にベタ座りで聞くっていうのは、どうしたっていただけないわよ」
よっしー「そーなんだよねー、ホントに」
ルー「いっそあそこだけ畳敷きとかして和風にしちゃう位の遊び心は欲しいわよね」
よっしー「それは良いアイディアかも」
ルー「まあ難しいわよ。両面にスピーカーがあって
両方向鳴らすっていうのは。故山中敬三先生のリスニングルームは
そんなセッティングされていたけどね」
よっしー「ええ、一応山中先生もこんな事していたなーとか思ってはいるんですけど」
ルー「センスが格段に違うわよ!」
よっしー「すみません(汗)」
ルー「出来ればDS-301と同方向に置いて、ロジャースは使う時だけ
出すっていうのが正解な気もするけど、音は難しいかもね」
よっしー「それに面倒臭いね」
ルー「面倒がっている場合じゃないでしょ。
スピーカースタンドも、ちょっと研究が必要かもね」
よっしー「一応こんなのを作ってみたら…というアイディアはあるんですが」
ルー「アイディアは良いけど実行しないとね。人生短いわよ」
よっしー「まあハーベスの現行のを模したのを考えています」
ルー「スピーカーマトリックスのリアスピーカーの位置も
追求する要素が残るわね」
よっしー「追い込む価値はありますね」
ルー「まあ色々やること残っているわね。
でもね、その前にエアコンなんとかしなさいよ。
あたしゃ暑くて仕方ないのよ!」
よっしー「いや、まあ世を挙げて節電モードという事もありまして…」
ルー「それは人間の勝手でしょ。アタシは知らないわ」
よっしー「そ、そんなー」
…と、馬鹿な事をほざいている内に夜は更けていくのでありました。まる。
7月11日
このように暑い夏の過ごし方として二つの考え方がある。
ひとつは室内などに籠もらず徹底的に外に出て手を、身体を動かして
汗をかくというあり方。
もうひとつは、人工的な涼しさの中に身を置き、夏を隔離してしまうかのようなあり方。
どちらも良いがここ数日は前者のあり方で夏に向かっている。
話しはちょっと変わるが、昔々、我が家の空調といえば扇風機が一台あるだけだった。
部屋は5室あったが扇風機は一つ。
それで成り立っていたのだ。
訊くと多くの家でそうだったらしい。
クーラー初体験というのは、たぶんカークーラーだったと思う。
といっても我が家に車なんて無かったので、人様の車での話しだ。
窓を空けてはいけない、と言われ驚き、その人工的な涼しさに違和感を覚えた
小学生の頃…。
そして僕が大学に入った頃だったろうか?突然我が家にクーラーが来た。
親戚のおじさんが電気屋さんで、どうやら中古二つで5万円、みたいな感じで
取り付けて貰ったらしい。
二つの内一つが、なぜか僕の部屋に付いたのだが
そのクーラーのスイッチを入れるということは殆ど無かった。
いや、夏は猛烈に暑い部屋だったのだから、今考えると不思議なことだ。
ただ、僕の中ではクーラーを使うなんてのは“やってはいけない”
ことだったのだと思う。
そんな時代の人なんだ、僕は。
そしてここでバイク登場。
夏はバイクだ、などと短絡的に思ってはいけない。
そりゃあ走っていればこそ涼しいが、一旦信号で止まったら
いきなり灼熱地獄だ。
それでも、夜、ちょい乗りなんかするのはなかなか良い。
原付には、特にちょい乗りが似合う。
それと“弄る”というのも良い。
蚊の対策だけは必要だが、外に出て工具を広げてガチャガチャやるのも
素敵なものだ。
これこそ正しい夏の過ごし方とも言える。
CB50だが、相変わらずブレーキを弄っている。
結論をいうとワイヤーの取り回しが正しくなかったらしく
それを直したら随分フィーリングが向上した。
ブレーキワイヤーの程度はまずまずみたいで、交換はしなくても良いと思う。
内部メカもよしとして、後、気になるのはやっぱりパッド自体の状態だ。
一皮剥いたが、全体に硬化などしていないか気がかりではある。
正しい取り回しをしたらブレーキワイヤーが余り気味?となったが
これで良いのである。
そしてブレーキレバー。
これはパワーレバーが手に入れば交換してみても良いかもしれない。
握力命、の機械式ディスクブレーキにこそ、パワーレバーは必須ではないかと思ったりする。
7月15日
暑い暑いと言っている内に夏が過ぎてしまう。
これはいけません。
ということで?レコードを聴いた。
マンハッタントランスファーの「モダン・パラダイス」
1981年の作品だが結構売れた筈だ。
時々出て来る個人的懐古だが
この年僕は大学一年生。
つまり今の息子と同じ、ってことですね。はい。
で、このアルバムには縁が深かった。
(理由は書かないが)
オン・ザ・ブールヴァード、ボーイ・フロム・NY CITY、
スマイル・アゲイン、カフカなどは特に記憶に残る。
でも、これがまた失礼なことに、”レコード”として手にしたのは今回が初めて。
カセットテープでは散々聴いていましたが。
内容については文句のつけようが無いが録音も良さそうだ。
良さそうだ…というのは曖昧な言い方だが
この暑いのにデッカイ音で聴く気になれず
密やかに聴いているのでそうなる。
ただ、同時に買った他のレコードは
小さい音で聴いても、こりゃイマイチ、とわかるので
あながち小さい音で聴くのも無意味では無さそうだ。
しかし懐かしい…
あれから30年なのか…
7月18日
暑い夏、なのだが、例えば音楽イベントというのは
それはそれであるのだ。
令夫人のピアノ教室の発表会が昨日無事終了。
トータルプログラム数123曲ということで7時間くらいに渡った。
打ち上げもやって帰宅してバタン!
今日は昨日撮影したビデオを観て、そしてホールスタッフに録音をお任せした
CD-Rを聴いたりした。
当然映像付きの方が面白いが、音楽に集中するなら音声のみの方だ。
ショップスの天吊りマイク二本でCDにダイレクト収録ということで
なかなかリアルな?録音?
で、チェックが目的なので複数の装置で聴いてみた。
ひとつがDVP-S9000ES→AVC-2870→DS-301+栗スピーカーという流れで
もうひとつがCD-401→DSP-A1→FE-87段ボール+YST-SW45という流れ。
小さい音で聴いているので断定的なことは言えないのだが
面白いのはこの二つの(大いに異なる)装置がかなり似た音を出しているということ。
FE-87段ボールの音は結構いけていると前から思っていたが
本当に優れているようだ。
誉めるのもどうかな?と思うのだが15年オチの8pユニットと段ボール箱のキャビネットで
これだけの音が出るなら誉めても良いでしょ♪
7月20日
" あご枕、犬の昼寝の必需品”という川柳があるのだが
犬はちょっとした段差を利用してでもあごを載せて寝ようとする。
ウチの犬も、もちろんご多分に洩れない。
…のだが、これはちょっと…。
コーラの2gペットボトルでは高さが合わないでしょう…
意地っ張りですなー、ルーさん…
7月21日
台風の影響でちょっとだけ涼しくなったので、このチャンスを逃すものかと?
オーディオを弄る。
ロジャースLS5/9をダイヤトーンDS-301と同じ側に設置。
それがベストかどうかはわからない。
取り敢えず後方の壁からは随分離れた設置となる。
それが良い設置方法なのだ、という説もあるが
結論をいうと自分の側に極端に近づくと
どうにも落ち着かない。
DS-301の目前まで後退させて、やっと許せる感じになった。
左右も可能な限りで目一杯開く。
ざっとだが、これが今のところの最善。
どうも、もっと左右を広げた感じで設置した方が面白い気もしたが
それをやるには色々な物の移動が必要なので試すにしても後日。
7月27日
アナログ放送が終わった。
ついでにテレビを見ないようにしよう!
…と意気込んでいたのだが家族が頷く訳がない。
で、地デジチューナーを探しに行くが、当然売り切れ。
ま、良いんじゃない?ととぼけていたら業を煮やしたかみさんが
テレビを買ってきた。
約3万円で22インチ。
ノーブランドなら32インチくらい買えそうだが
仮にもSONY製だとこれくらいが精一杯みたいだ。
今時22インチは小さいが、これはやがて二階に行くサブテレビらしい。
(らしい、という当たりが人任せな証拠だ)
で、取り敢えず観ていたが、音が悪いわ
赤が飛ぶわで唖然。
まーサンマンエンではこんな物かと思っていたが
数日経過したらどちらも改善されていたのでビックリ。
万物にエージングは必要なのだと痛感した。
SONYさん、ごめんなさい。
7月28日
地デジなんて簡単さ。
…の予想が外れて大苦戦?
おかしーなー、屋外にアンテナ付けて線繋ぐだけのはずなのに…
…という話しはさておいて、さすが地デジはゴーストその他なく見やすいものだ。
22インチは当世いかにも小さいが、いわゆるテレビ放送を観るのには
ベストかもしれない。(妻よ、アナタは偉かった?)
50インチ級のテレビもお他所では拝見出来るのだが
アップ多用のテレビ番組では、違和感というか異様な感じがつきまとい
ちょっとやっていられないというのが正直なところ。
ただ、番組であってもロングショットを多用したものや、
映画なんかを観るのなら、画面はやっぱり大きい方が良い。
結論をいうと両方あるのがベストと感じた。
さて、しかし薄いテレビは長い間よっしーが理想とするところだった。
ブラウン管テレビというのはとにかく奥行きが大きい。
室内で威張ってしまって仕方ない。
薄っぺらいテレビが欲しい。
その理想は今では簡単に叶えることが出来る。
それに応じてテレビ置き台の寸法も変わる。
粗大ゴミを見ていると、旧来のテレビ台がどんどん捨てられているのがわかる。
それはそうだろう。せっかくテレビが薄くなったのに
置き台の奥行きがそのままでは意味がない?
ここで長岡先生のお話し。
長岡先生の作品の中にはテレビ置き台兼のスピーカーというのが
たくさんあった。
今でも図面は手にはいるが、当然サイズは当時のブラウン管テレビを
想定したものだ。
今も先生がご在銘だったらどんな物を設計されるだろう?
見てみたかった気がする。
まあ考えても仕方ないので、自分で設計してみようかという気になりかけている。
ただ、問題がひとつある。
それは最近のテレビには外部スピーカー端子なんて
ほぼ付いていないということ。
専用のアンプを用意して…というのは
操作を考えると、なかなかカッタルイものだ。
いかがした物か?
まあ考えているだけなら楽なもんだ(笑)
7月31日
7月も最終日となってしまった。
過去の日記を見ても、この時期になるとオーディオネタが停滞気味で、
工作、テレビ、そして最近はバイクネタが増えている。
これは自然の摂理?だ。
炎暑の中、エアコンをビンビンに効かせてオーディオというのは
不自然な感じがある。
さて、テレビ。
映画や画像に関心が薄いよっしーだが
テレビ音声への興味は35年位前からある。
もちろん、最初は長岡先生の影響だ。
これ↑は週刊FM1977年11号掲載の記事だが、
多分これがよっしーのテレビ音声に興味を持つ端緒となった物だと思う。
テレビの音声はFM波、とか知ったのもこの頃だろう。
ただ、当時の高校生の部屋にテレビなんてあるわけがない。
だからこの時点では、“ふむふむ”と思っていただけだった。
大学後半、白黒の払い下げテレビが出て来たので
それのイヤフォンアウトからプリメインアンプに音声を引っ張ったりした記憶がある。
悪くはないのだが当然モノラルだ。
面白みに欠ける。
社会人になり、これまた頂き物のカラーテレビが入ったが
これもモノラル。
手元に“音声多重”が来たのは結婚して、そのお祝いの
頂き物で29インチモニターが到着した時が初めて。
(しかし金を出したためしがない…)
同時にハイファイVTRなんて分不相応の物も頂いたのだが
この時は趣味のオーディオが休止状態だったから皮肉なものだ。
しかし、この時のビクターの29インチモニターは外部スピーカー端子を持っていたので
後年自作スピーカーを繋いだり、カーステレオ用スピーカーを
四本使ってスピーカーマトリックスにしたりで
随分楽しんだ。
画がよいテレビはもう珍しく無いが
音声の良いテレビはなかなか無い。
オーディオマニアとしては萌える部分だ。
ただ、テレビと本格的オーディオの融合には注意が必要。
一番大切なのは画面サイズとスピーカーサイズのバランス取り。
30インチクラスだとスピーカー径は8pくらいがベスト。
40〜50インチでも10pくらいが良いだろう。
バブル期には29インチクラスのテレビが普及。
これを従来からあったオーディオ装置の中央に据える人が続出したが
本格的なオーディオ装置にマッチさせるなら
画面は80インチ以上は欲しい。譲って60インチ。
とにかく実体験の無い人には伝わりにくいだろうお話しだが
経験者なら頷けるだろう。
さて、テレビを積極的には観ようとしないよっしーだが
依然テレビの音には関心がある。
長岡先生も書いているが、ながら観だから
余計音が気になるのだ。
では8pクラスでスピーカーを自作して…と言いたいが
問題はアンプ。
テレビの音声はテレビ内蔵のアンプでドライブするのがベスト。
音質の問題ではなく使い勝手の問題だ。
ところが繰り返し書いているように、今時のテレビには
外部スピーカー端子なんて付いていない。
これは実にゆゆしき問題?だ。
…と書いておいて何だが、本当に問題か?
実はテレビの音というのは随分良くなっている。
この部分も約20年の間に地道に進歩しているのだと思う。
今回我が家に来た22インチテレビ。
最初は酷かったが数日でエージングが進み
フツーに聞いている分には結構な音だ。
それに、元々テレビ音声というのは優秀なのだ。
何日か前にも、夜中に変なところで蝉が鳴く…と思ったら
テレビの音だった。
インタビューシーンでマイクが拾った蝉の声が
リスナーの右後方に定位する感じで鳴っていたのだ。
インタビューは一種の生録だからこうなる。
この辺りがテレビ音声の面白いところでもある。
だからそのまま使えば良いのだが
珍しく新しいテレビなんか来るからむずむずしてしまうのだ♪
どうしたものかなー…