6月3日
久し振りにCB50ネタ。
おやおや、タンクが穴だらけ…
特に問題がこの部分で、以前半田で塞いだつもりがダメで…
やっぱりこのサイズの穴を素人が半田だけで塞ごうというのは
無理がある様子。
しかし、困ってしまう。
旧車につき物の、というかお約束どおりというか、
ガソリンタンクに穴である。
穴があれば当然ガソリンが洩れる。
この際にと思って怪しいところをドライバーでグリグリすると
案の定出て来る出て来る…
立派な虫食いタンクであった。
予想はしていたが予想以上というところか。
目下穴と格闘中である。
6月7日
虫食いタンクとの戦い。
といってもそんな事ばかりやっていられるほどの余裕は無い。
しかし、さすがにこのままでは実用にならない。
そこでまずやったのが半田のやり直し。
が、結論をいうとこれは全然ダメ。
半田が悪いのではなく、よっしーの腕では無理だったということ。
あるいはオーディオの半田以上に熟練を要する?
そこで、かねてより検討していたGM-8300を投入。
写真を撮っている余裕がないので、画像はまた今度、だが
これでしのぐしかない。
結果はまだ出ていなくて、今硬化待ちの状態。
更に他にもCB50JX-1ネタはあるのだが
それはまた今度。
オーディオは?
ADネタ、ケーブルネタ、その他色々あるのだが
書く方が追いつかない?
一見優雅な毎日。
内情は時間不足に悩まされているだけだ。
6月8日
その世界では有名なGM-8300。
これを使ってみる。
今後こそ…
6月9日
タンクはさておき、フロントブレーキの利きが今ひとつ。
知る人は知るが、CB50はJX、JX-1までは機械式ディスクブレーキだ。
油圧を使わないディスクブレーキということで
独創性溢れる物。
ただ、当時から効かないと言われていた。
それにしても利かな過ぎるということで疑問を感じる。
まずワイヤーを充分潤滑する。
といっても自転車用の油をたっぷりワイヤーにご馳走するだけだったりするのだが。
これは有益だったのだが利きは相変わらず。
そこでブレーキパッドを研磨してみることにした。
現状ではご覧のようにスリットというか筋状の摩耗の後がある。
これを取り敢えず筋が消えるところまで磨く。
といっても使ったのは180番くらいのサンドペーパーと
自分の手だけだが。
ま、綺麗な状態になった。
だがしかし、キャリパーを分解してみると
中に水が入っている…
これはちょっとおかしい。
察するにパッキンがダメなのだろう。
これは分解するたびに交換する物なのだが
既に欠品らしい。
耐油性とかは必要ないので
コルクとかで作って代用している人もいる。
よっしーは手元にある耐ガソリン性の液体パッキンを
使ってみようと思っている。
油圧のブレーキでシールが破損したらえらいこっちゃだが
機械式だとそのあたり大らかなものだ。
(続く?)
6月15日
ああ、気づいたら半月もオーディオネタを書いていない。
そこで、という訳では無いのだがオーディオのお話。
ちょっと前から感じていたのだがカウンターポイントのSA3が変。
右チャンネルからノイズが出る。
最近あまり出番が無いし、自然治癒するかな?なんて思っていたが
そんな風にはならない。
そこで天板を剥いで真空管を抜き、球の足とソケットを
綿棒と爪楊枝でクリーニングしてみる。
これでどうよ?
うーん…、世の中そんなに甘くない。
で、マニュアルを見ると、そんな時の対処法がちゃんと書いてある。
三本ある真空管の内二本を入れ替えてみる。
それで解決すれば、真空管一本の異常。
ってことで試してみたらノイズは消えた。
どうやら球が一つダメになったみたいだ。
しかし、素子を手で抜き差しして対処出来るなんて。
球のアンプって素敵!?
(続く)
6月16日
球を差し替えたらノイズは消えた。
…と喜んでいたのもつかの間?
またしても同じチャンネルからノイズが…?
三日天下ならぬ一晩天下?
うーん、これは困る。
カウンターポイントの説明書を斜め読みすると
点検方の一つとして真空管を鉛筆のお尻についている
消しゴムでツンツンしてみる、というのがあった。
ホンマカイナ?
で、取り敢えずツンツンしてみた。
するとノイズが消えた?
なんじゃこりゃ?
単なる接触不良なのか?
(ソケット部の)
しばらく楽しめそう?だ。
6月17日
SA3だが球を元の配置に戻してみても
ノイズは発生していない。
こうなるとソケットの不良か?
ちょっとした接触不良と言えばそれまでなのだが
齢20年を越えるであろうアンプだから
そろそろ気にして上げた方が良い。
しかし、電気に詳しくないよっしーが言うのもなんだが
あらためてこのアンプはシンプル。
そこが奇才の奇才たるところなのか。
別の見方をするとパーツの交換等で音が激変していく可能性はある。
既にそのような事をやったり研究したりしている人達がいるから
詳しくはそういう所を拝読するのが良い。
6月19日
かれこれこのアンプとも10年の付き合いになる。
それなのに今さら何言ってんの?って感じだが
今回調べてみて、つくづく面白いアンプだと思った。
まず音だが、これが最高かどうかは知らない。
よっしーは縁あって部屋に来てくれた機器は根こそぎ愛する方だ。
ただ、逆にいうと“絶対これ”というのがない。
あれも好きだがこれも好き、という感じで何かだけを偏愛するということがない。
真空管アンプだろうがデジタルアンプだろうが、MOS-FETだろうが
A級アンプだろうが何でもありだ。
だから機器に対して冷静でいられるとも言える。
仮にカウンターポイントを取り上げて悪くいう人がいたとしても
気にならない。世の中にはアンプは掃いて捨てるほど存在する。
個々人好きにするのがよい。
という前振りはさておき、カウンターポイントが最高なんて想いはまるでない。
特にSA3は同社のプリのローエンド機であり、その意味でも下級機種だ。
しかし、これはやっぱり物として面白いと見る。
弄れば弄るほど良くなるんじゃないか?という気にさせるアンプだ。
しかも、これなら弄れるんじゃないか?という気にさせる。
そして、これで50万円(100万円級と言わないところが謙虚だ)級のプリと
渡り合えたら楽しいだろうなーとワクワクさせる。
これは拙宅にある他のアンプでは想像出来ない世界だ。
どこかアマチュアライクな、親しみの持てるアンプ故だろう。
レビンソン様やマランツ7様には遙かに及ばないのだろうが
よっしーにはカウンターポイントとかCB50が似合うのであって、
つまりはそういう事なのだな、と思う。
6月20日
ちょっとだけカウンターポイントネタを続ける。
以前も書いたがこのアンプ、とにかく低いボリューム位置で
凄い音量になってしまう。
それはそういう設計だから仕方ないのだが
使いにくいのも確か。
簡単な対処法としてはCDプレーヤーやパワーアンプに
ボリュームが付いていればそれでバランスを取るというのがある。
だが、そういう機材の方が少ない。
また、それがベストとも思えない。
それ以外の対策として考えられるのは…
1、球を換えてSA3のゲインダウン。
10dBくらい下げられるようだ。
2、低能率スピーカーを使う(笑)
3、SA3内部の小改造。
4、固定、あるいは可変式のアッテネーターを
SA3→パワーアンプの間に挿入。
…なんてのがあるみたいだ。
1についてだがSA3の場合LINE STAGEの球一本を差し替えれば済むので
現実的。費用もそんなに掛からない。
2も面白い。
ただ、相当能率の低いスピーカーでないと顕著な効果は
現れない気がする。
第一プリに合わせてスピーカーを用意するというのはさすがに凄すぎる?
3も良いのだがなるべく内部には手を付けたくない。
4が簡単。
抵抗入りケーブルを作ってしまうか
あるいは抵抗器(固定)を作るか、
あるいは可変抵抗器を入れるか?
まあ考えているだけで楽しい。
そして考えるだけにしておくのが無難かもしれない?
6月21日
アイドリングが初めて1.500回転まで落とせた。
ブレーキの効きは今ひとつだが、これはこんなものかもしれない。
燃料コックはいよいよ新品に取り替えた。
リムを磨いた。とても綺麗だ。
サイドカバーやリアカウルはいずれ交換するだろうが
取り敢えずリペアした。
タンクもやっとガソリン洩れが納まった。これもスペアーを購入するかも。
サイドリフレクターが無いのはいけない。ゲットしよう。
そしてミラーが純正で無い。(ちなみに欠落しているパーツはこのミラーと
上記サイドリフレクター及びブレーキレバー根本の
ゴムカバーのみ。優秀な状態だ)
これも取り替えたいのだが
実はそうすると後方が良く見えない(笑)のを知っているから躊躇する。
現用はトライアル車などにもピッタリのフレキシブルな物。
これだと後方視界が実に良い。
前オーナーは本当にものの良くわかった賢い人だったのだろう。
6月22日
夏至だ。
どうりで日が長い。
ところで長い間SA3のフォノというのは使った事がなかった。
…さり気に書いたが、これはかなりふざけた話しだ。
SA3はやっぱりソースがアナログレコードの時代のプリ。
だからフォノには力が入っているはず。
それなのにフォノ入力を使わなかったのは、
ただ単にMCに対応していないからというそれだけの理由で、
フォノイコはHX-10000やPRA-2000やらを使っていたでありました。
しかし、SA3の三本ある球の内LINEでは一本しか使っていない。
残り二本は無駄に光り続けているのかと思ったら途端に不憫になった。
そこで、というか、SA3をフォノイコとして使ってみることにした。
現在アナログプレーヤー三台は常設になっている。
HX-10000で二台は対応してしまうが
残り一系統はAVC-2870のMM入力受けだったりする。
それも案外悪く無いのだがHX-10000と比べると差が付くのも確か。
現在SR-929にはテクニカのAT-15Eaが付いているのだし
MM専用プレーヤーとして考えると面白い。
その受けをSA3にやって貰おうという狙い。
しかし世界広しと言えど、そのSA3の受けをAVアンプでやる人もいない?
神をも恐れぬこの企画。
さて、結果は??
(続く)
6月23日
暑い!
昨夜は猛烈に疲れた感じでダウン。
今日は風があるだけまし、という感じ。
だからオーディオはお休み。
そんなことわざわざ書かなくて良いといえば良いのだが、
たまには風の音を聴く、とか大事な気がした。
防音ばっちり、空調ばっちりの部屋でもあれば別だが
そうでもない場合、この季節オーディオというのは
なかなか反社会的行為かもしれない。
気をつけて過ごしたい。
あ、ヘッドフォンなんかで聴くのは良いのかも。
検討の余地はある。
6月25日
病院へ行って来た。
…といっても人間の、ではなくて動物病院の方だ。
フィラリアの薬を貰う季節。
血液検査をしてからの処方なので金額もそれなりに掛かる。
正直出費は痛いのだが、そんな事を言っている場合ではない。
針を刺されるのは人間だって犬だって嫌なので、
その瞬間なんとかして上げたくて、必死になって“お父さん”を演じてしまう。
人間の?子供達の方はすっかり大きくなってしまったので
もうそんなシーンは無い。
なので何だか昔に戻ったかのような、感慨深いものがあった。
検査結果は問題なしで薬を貰って帰る。
“良かったね”とワンコに呟くなんて、なんとも庶民的瞬間。
しかし、人の幸せというのは案外こんなところにあったりする。
話しは変わりPRISMだ。
正直言って、PRISMが現存するとは全く知らなかった。
びっくり仰天とはこのことだ。
(ファンの皆さんごめんなさい)
でも、驚いたって無理はない。
このバンド、そもそもの始まりは1975年頃のはずで、
オーディオで言ったらSP-10MK2登場の頃だ。
それが今でも継続しているというのは
凄いロングセラーということになる。
テレビに例えたら水戸黄門みたいなものか。
このアルバムが5枚目?
1979年のリリースで、最初期メンバーの森園は抜けてはいるが
ゲストで演奏している。
全編各々が楽器を持って格闘技を披露している感がある。
このあたりが個人的には馴染めないところもあるが
これは結局ギターの才能が無かった人間の僻みというものなのだろう。
さて、このアルバム、例によって中古の山を漁って見つけてきたもの。
今頃なんで?というと、それこそ大学時代、
友人達がバンドを組んでPRISMを演奏していたのを思い出したから。
“LOVE ME”がエンディングに納まっているが
これを彼らはやっていた。立派なもんである。
録音だがLIVEにしては立派、という感じ。
二枚組で4000円もしているが、相当売れたんだろうなーと思う。
6月28日
久し振りに拙宅でオフ会。
長い引きこもりから脱却したのがGWでKchanさんkazzさんにご来訪頂いた。
それから一ヶ月少々。今年二回目のオフ会となる。
ご来訪はみゆきさん、Pippinさん、shuksさん(ABC順)。
例によって?平日お休み組で開催。
とは言っても拙宅にお越し頂くのは超久し振り。
みゆきさんは初で、“いつかいつかでいつかは来ない”とまで
囁かれる位時間が掛かってしまった。
申し訳ないことこの上ない。
しかし、よりによってこの日は快晴。
っていうか猛暑日だ。
オーディオのオフ会をやるのに、これほど好ましくない日もない。
しかも!よっしーの部屋のエアコンは故障中!
地獄絵図になること必至!
いっそストーブとどてらと鍋焼きうどんを用意して
我慢退会に持ち込もうかと思ったが、受けを取るには代償が高すぎるので止め。
苦肉の策として隣室の更に隣室のエアコンを入れて
それを二台の扇風機でリレーして部屋に届けるというセコイ手を使う。
もうこれしか無いのだ。
こう書くと、節電が叫ばれる中、実に反社会的な奴らと言われそうだが
そこはそれ。ちゃんと節電ネタも仕込んで頂いての真夏日オフ会だ。
では、スタート。
さて、まず一番大切なネタからご紹介してしまおう。
こちらDT-2050Aというアンプ。
デジタルアンプである。
この夏、オーディオ界のクールビズと言えばデジアンしかない。
これを凌ぐネタとしたら、手回し蓄音機くらいだろうか。
冗談はさておきデジアンの省エネ効果は高い。
このDT-2050Aの場合、消費電力は5〜10Wだ。
通常のアナログアンプと比べて桁違いの低燃費。
どんなもんだい、と言いたくなる。
DT-2050Aについてはオークションなどでご覧になっている方も
多いだろうが、一応スペックとしては
4Ωで65Wの出力を保証。
トライバス社のデジタルアンプチップTK2050を採用している。
このアンプで印象的なのが電源部。
ご覧の通り巨大と言って良いトロイダルトランスを搭載している。
とにかく見るからに頼もしいトランスだ。
説明が遅れたが持ち込んで下さったのはPippinさん。
既にご自宅でJBL4341に夏用アンプとして宛って好結果を得ているということで
ご持参頂いた。重量3.5sということで徒歩、電車でも運搬可能なわけだ。
さて、理屈はさておいて問題はやはり音だ。
早速ロジャースLS5/9を接続。
と、DT-2050Aはプリメインアンプと言って良い構成なので
SACDプレーヤーの出力を直接繋いで…と思ったのだが
取り敢えずと言うことでプリPRA-2000はそのままにして
HMA-9500の代わりという形で接続した。
筐体の小さいアンプの常として、スピーカーケーブルの
接触などに注意は必要だが他は何の心配もない。
で、すぐ音出し。
ここで第一音が出た瞬間から全員無口になる。
正に、正にアンプがスピーカーをグリップしているという感じで
とにかく躊躇なく音がスピーカーから発せられる。
まるで音速がアップしたかのような鳴り方。
お見事である。
しばし呆然…。
そこで、と次はアナログを聴く。
フォノイコHX-10000からPRA-2000経由でDT-2050Aへ。
こちらは?
…悪くはないがCDを聴いたのと比べると力感がちょっと落ちる。
これにはCDプレーヤーとHX-10000の出力の違いなども
関係しているのかもしれない。
単にPRA-2000のボリューム位置を変えれば済むという問題ではないのだ。
そこで、という訳でもないがPRA-2000に退室頂いて
CD及びフォノイコの出力をダイレクトにDT-2050Aに導く。
実は一同、そうしたらもっと良くなるのでは?と
口に出さずに同じ事を思っていた次第(笑)
オーディオマニアは何かと言えば“ダイレクト”なのだ。
しかし、結論から言うとプリがあった方が良いというのが
一致した意見。
ダイレクトだと却って色々な要素で後退が感じられる。
このあたり、理屈通りにならないのがオーディオの面白いところ。
DT-2050A単体でも良いがプリがあるならあるに越したことは無さそうだ。
実際Pippinさんもプリ経由の音をご自宅で楽しまれているそうな。
ではもう一度PRA-2000を…というのも能がないので
カウンターポイントSA3にご登場頂く。
このあたりで、せっかくの“オーディオクールビズ”路線から離れてしまうのだが
そこはご勘弁頂きたい。
で、結果を言うとこれが大正解。
SA3とDT-2050Aが互いに助け合うような形で音を作っている。
CDを聴いて良し。
アナログはSR-929を使ってSA3のフォノにダイレクトイン
(カートリッジはテクニカAT-15Ea)で聴いたが取り敢えず問題は無し。
更に力強く。更に華麗に、というのも出来そうだが
それにはさすがにもう少し時間が掛かるというか
セッティング、ケーブルの組み合わせその他一度見直さないとならない。
いきなり最高潮にとどけるほどオーディオは甘くない?
が、それでもDT-2050Aの能力は凄まじく高い。
これが実勢2万円未満で買えるというのは
何か間違っているんじゃないかとさえ思える。
アナログ入力は二つ。
他にUSB入力端子があってPCがあれば即PCオーディオが実現。
トーンコントロールもあって、ヘッドフォンアンプも搭載している。
とどめにリモコンが使える!
筐体も立派。ルックスも全然安っぽく無い。
本当に脱毛…じゃない、脱帽してしまった。
ということで、エンディングに向けてはAVC-2870+DS-301+栗スピーカー
(スピーカーマトリックス)やら、段ボールスピーカーその他による
5.1chマルチなどお聞き頂いて解散。
盛大なるオーディオオフ会は実に久し振りでしたが
皆様のご厚情に支えられて無事散会。
お陰様でまたしても楽しい一日を過ごす事が出来たので
ございました♪
ありがとうございました。
是非また集まれたら…
よろしくお願い致します♪