1月5日
新しい年が始まった。
年末の紅白歌合戦、トリを飾ったスマップが歌ったのが
「Triangle」だったのが印象的。
そういえばCDがあったと取り出して、ついでにギターも取り出して、
そうだ、チューナー持っていたな、と出してみたらさすがにバッテリーがアウト。
古い電池は腐っていた。しかし国産だけのことはあり?液漏れはしていなかった。
それにしても長いこと使わない時、電池は出しておくべきと反省。
それにしてもコイツには新年もくそもない。
ある意味羨ましい。
1月6日
どうも1月というのはTVネタが多い気がする。
年末年始は嫌が応にもTVを観る機会が増えるからだろう。
お正月は地味に親戚回りなどして過ごすのだが
あちこちで観る地デジの綺麗さには驚いてしまった。
よっしー宅はいまだにアナログなのだ。
アナログ放送最後の日を迎えるまでアナログで行こうと
馬鹿な事を言っているのだが、ちょっとショックだった。
それではせめて音で対向…というのは冗談だが
いにしえのビデオデッキをチューナーとして使い
音声をAVC-2870にと導いてみた。
画面は15インチ液晶TV。
で、改めて思ったのはAVC-2870はAVアンプだということ。
今さら何を言っている?
いや、もう感じていたのだが、このアンプの音は良い意味で末広がり的。
これが小音量再生時に効いて、実に良い味付けとなっている。
たっぷり、というよりドップリ鳴る。
ローエンドにふくらみがある。
そして中高域はとげとげしくなく優しく綺麗。
お茶の間AVに適していると思った。
ただ一回離れてみようか、とこの時思った。
すっかり浸ってしまっているがピュアオーディオアンプと差し替えたらどうなるか?
久々に悪戯心が湧いた。
何に差し替えるか?
ちょっと迷ったが、とりあえずPRA-2000+HMA9500という
伝統的?な組み合わせとしてみることにした。
他はそのままでとにかく結線を適当にすませて、いざ音だし。
音は出た。
が…
1月7日
が…、最初に出て来た音は気が狂いそうにどうしようもない音だった。
起き抜けのアンプがまともな音を出すはずがないと、わかっていても
頭を抱えそうな、そんな音だった。
こうなると名器もクソもない。
打つ手は?
ただひたすら通電。
それしかない。
1月9日
ひたすら通電。
この季節だから出来るが電気入れっぱなしで放置。
もちろん帰宅したら小音量だけどソースを掛け続ける。
その甲斐あって音はどんどんマシになる。
晴れ渡った青空のような透明感。
素晴らしいのだが、ちょっと物足りない。
真面目なんだけど、特に小音量に限定してしまうと
AVC-2870の、オーバーアクション気味の音が懐かしい感じ。
すっかり毒されてしまったかしら?
1月10日
多少の試行錯誤はあったが、結論をいうと
アンプをAVC-2870に戻した。
雑味がどうとか言い出すとキリがないが
要するに今僕が出したい音に、よりマッチしているのは
こちらという感じ。
よって、オーディオ的に弄って遊ぶのも
セパレートをいじってみるのではなく、
AVC-2870を弄って遊ぶことにする。
ところで成人の日だ。
いまだに15日でないと成人の日っぽく感じない
私は古い人間です?
古い人間で思い出したが、「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」
というアルバムが世に出て40年余が経つ。
しかし、いつの世も牛耳るのは“経験者達”だ。
既得権というのは強いものなのだな。
まあ世の中そんなものなのだろう。
ただひとつ言えることは、生き物は基本的に年の順に死ぬということ。
嫌でも後のことは後の者達に任せなくてはいけない。
成人の日の今日。よっしーとしてはそんな想いを強くする。
頑張れ、新しい水夫たち!
1月11日
AVC-2870に戻して色々聴いているが
どうしたってこっちの方が面白い。
オーディオはトータルのバランスなので、ひとつ要素が変われば
感想も即ち変わってしまうのだが、要するに現状にはマッチしているということだろう。
ひとつ注意して頂きたいのが音量の問題。
今僕はBGM的で楽しい音を目指している。
現状で大音量再生をすると、判断はころりと変わる可能性がある。
まあなんでもよろしい。目的に合致している、と。要はそういうことだ。
さて、話しは変わるがやまもとさんがサイトの中でアニソンについて触れている。
“僕自身がアニメソングの大ファンということはないけど、
オーディオ愛好者というと、クラシックだジャズだ古いロックだってのが主流で、
他は音楽じゃないみたいな考え方はどうも好きになれない。”
というのには大賛成。
僕もまた、今時のアニメソングに詳しいなんてことはひとつもないのだが、
そういうソースを楽しい音で聴きたい、という欲求に応えるオーディオがあれば
少しはこの閉塞的なオーディオの世界も拡がりを見せると思う。
古い船を…ではないけれど、新しい時代を作るのは新しい発想だし
価値観だ。
1月13日
珍しく出掛けた。
休みの日に出掛けることが特筆することになるくらい、
よっしーは出不精なのである。
よっしーの妻が、息子とスーツを買いに行くという。
大学の入学式に着ていく物がないというのだ。
正直、“そんな物は要らない”と思ってしまう。
なるほど、将来的には必要かもしれないが
大学の入学式なんか、今ある物を着ていけば良いのだ。
ま、途中から多少意見を求められたのでその旨も伝えたが
せっかく母と子で話しが進んでいるものを、
“そんなことは反対だ!”といって潰すのもいかがなものか。
で、毒食らわば皿までということで?一緒に買い物に出ることにした。
しかし、18になる息子が、母親と一緒に服を選びに行くということ自体が
これまたよっしーには驚愕すべきことだ。
その年齢の息子というのは母親に対し、“誰がオメーなんかと.。口もきくもんかい”
と思うものなのでは?と考える私は古い人間です。
で、まあスーツ姿の我が息子はなかなか格好良いじゃないかと
結局親ばかな父親は思ったりして、
それはそれで実におめでたい事だったりする。
で、その後他のお買い物もしたりして帰宅。
本屋ではよっしーの妻に1Q84第三巻をリクエストに応えプレゼント。
オマエは要らないのか?と息子に訊くと辞退されてしまい
“本は読んでおけよー”と言ったら、“どれくらい読む?”
と訊かれたので“年間300冊”と応えたら異星人を見るかのような目で見られてしまった。
とどめに帰宅して洗車。
よっしーの妻の指示で息子が洗車を手伝うのだが
これまたよっしーには信じがたい世界。
寒いからよっしーはやらないつもりだったのだが
結局“元”洗車フェチの血が騒ぎ、手伝ってしまった。
寒空の下、親子三人で分担してワックス掛けたりふき取ったり。
自分でやっていても信じられない光景で、
時代が変わったのか、ウチの親子が変わっているのか、
よくわからん。
でも、こうやって家族のお買い物によっしーが付き合っているのも
昔を基準にすれば信じられない光景だ。
まあ成長した子供達の歩く姿を見ておくくらいのことはしても良いか
という気に、50前になってやっと思えたか。
なにしろ運動会ですらまともに見たことがない
不詳の父親なんです。わたし。
それと、ウルトラ趣味人だったのが、やっと穏和になったか?
昔だったら、“バカヤロー、今日はオーディオやるんだ”と言ってシャットアウトしていたと思うが
“たまには離れてみよう”と、気持ちに余裕が出来た(のかな?)。
ま、これも小音量で楽しめるオーディオに路線変更して、
それが成功しているからだ、ということはいえる。
そうでなければ時間制限があるわけで
出掛ける気になんかならないしね。
以上、つまらない話しにお付き合い頂いたお詫びに変わった食べ物の
ご紹介。
カレーうどん。なのだがバナナの天ぷらを入れるというもの。
感想?
個人的にはフツーの天ぷらの方がやっぱり好き。
ただし天ぷらにしたバナナは実に腹持ちがよいことには気づかされた。
1月14日
で、息子様のスーツを買うついでに、
その価格の何分の一の出資で、お父さんの物も買った。
わずかな出費なのだが本当は激しく辞退した。
なにしろ我が家は今一番お金が掛かる。
が、まああまりせこい事ばかり言っても仕方ないということで
お言葉に甘える。
で、買ったのが真っ赤なジャケットと黒のグラブ。
どちらもバイクに乗るときの事を考えて、だ。
真っ赤なダウンについては、ちょっと前に'70sを再現するためにも
買いたいと書いたと思う。
今回の物はその意味ではデザインが違うのだが
何しろ安いので決めた。
真面目な話しをすると、バイクに乗るときは目立つ格好がよい。
視認性の問題だ。
控えめな性格なので?気がつくと黒っぽい服ばかり。
これは夜間など特に危険だ。
それと、どうもこの暗い世相に一石を投じたいというのが
かねてからあった。
こんな時こそ派手な色を着よう。
そしてグラブ。
これも超安かったのだ目的には合致している。
薄く柔らかい。
なにしろCB50には白い軍手で乗っていたのだ。
さすがに格好悪いし転んだらへの突っ張りにもならない。
赤いダウンは真冬のツーリングに耐えうるものではないが
昔のMA-1程度には役に立つ。
何より軽いし身体が動かし易い。
これは結構大事なことだ。
昔はバイクウエアーにだけは拘ったが、どうも堅くて重くて
身体の動きを悪くする物が多かった。
プロテクションという概念からはそれで良いのだが、
結果としてライディングに支障があったのではプラスマイナスゼロ。
動きやすく目立つ色。
バイクウエアーはそういうのがベストと、今は思っている。
1月15日
実はひとつだけオーディオに関する物も買った。
…と報告するのもためらわれるのだが…
ホームセンターに寄ったのだから…と電線コーナーへ。はい。
で、買ったのがFケーブル。
…メーター辺り136円程度の物を思い切って2bほど…
息子のスーツの何十分の一?
まあ愚痴っぽい話しはやめよう。
何に使うかというともちろん電源ケーブルだ。
AVC-2870はさすがに2000年代の機器だけあってACは差し替え可能方式。
今ささっているのは手持ちの中で適当に選んだ物。
手軽に換えることが出来る物の代名詞みたいなACケーブル。
そこでケーブル自作。
といっても両端のプラグは以前より持っていた物。
恐ろしいほど短時間でケーブル製作。
ほい!と差し替えてみる。
結果?
を語るのは早い。
電源ケーブルというのはやっぱりエージングが必要。
それでも差し替え直後の音を報告しておくのも悪くはなかろう、と思って書く。
とにかく雑味は消える。
音の角が出て、それでいて神経質にはならない。
見通しは明らかに向上。
すごいハイCPケーブル?
…なのだが個人的には不満。
何が気にくわないんだよー?と聴かれると困るが、
ひとことで言うとローエンドが痩せてしまう。
そのせいか全体に音が細く感じることさえある。
ハイファイなのはどっち?と訊かれると自作ケーブルの方なのだろうが
ドッドッドッド…というわざとらしいまでのローエンド(本当の超低音とは違うが)が
今、僕は欲しい。
これは特に小音量再生にこだわっている事も影響していると思う。
圧倒的大音量再生でもすれば判断も変わるのだろうが
それを今言っても仕方ない。
…以上、なのだがエージング不足も事実。
しばらく様子は見てみたいと思う。
(あんまり評価は変わらない気もするが…)
1月17日
そうはいうものの勿体ないから自作ACケーブルに戻す。
すると…
おやおや、なかなか良いではありませんか(笑)
と、喜んでいたのもつかの間、妙に気になることが起きる。
?と思うとSACDプレーヤーとAVアンプを結ぶピンケーブルの
接触が怪しい。
クリーニングをしたが納得出来ないので同一ブランドの別ケーブルに交換。
しかし目下のところ納得はいかない。
…ということで本当にオーディオはこの辺がややっこしい。
こういう事を書くと、「だからオーディオマニアっていうのはビョーキなんだよ」
と言われるが、ピンにしてもACにしても
同じ物を抜き差ししただけでも音が変わってしまう事があるから
頭に来る。
逆にいうとケーブルを換えても何だか変わらないと思う時もあれば
激変と感じる時もある。
ケーブルというのはケーブルそれ自体も無視できないのだが
這わせ方とか接触の仕方とかでも変化を起こす時がある
(何も感じられない時もある)から困りものだ。
まあ、“ちょっと高級なシステムコンポ”を目指しつつも、
それくらいの変化にはシステムが反応していること自体は
嬉しい気もするが、ホントの話しあまり過敏なのも決して良いことでは
無いと思うのでございます。