2月1日
僕は今なごみたい気持ちみたいだ。
非日常的なオーディオも良いが、何事もやはり生活の中にある、
というのよっしーの偽らざる心境。
新生よっしーの部屋は、その路線で行くのだと思う。
(まあこいつの言うことはあてにならないが。爆)
ところで皆さんはじっと音楽に対峙していられる方ですか?
よっしーは貧乏性なのであまり落ち着いていられないのです。
今日も「新」よっしーの部屋に居た時間は長かったのですが
まあいろいろとやることがありまして落ち着かないこと(笑)
で、BGMも良いのですが、なぜかCDとかだとこれが落ち着かない。
聞き流そうと思ってもそうはいかない。
どうも駄目。
で、FM。
ものすごく久しぶりに聞いたのですが、いや〜、良いではありませんか。
やっぱり放送は良い!うん!
全く想像しない曲が流れてくる。
これが良い。
そして喋りがいろいろ。
これがまた良い。
人の声を聴くと落ち着くものですね。
今日はずっとFMヨコハマを受信していたのですが、とても和みました。
実はFMを聴こう!と思い立ったのは数日前のこと。
仕事の車の中で何気なくつけた番組が、なかなか物静かだった。
「あれ?」って感じ。
ひとことで言うと、昔のFM放送みたいだった。
ちょっとすました感じ。
「AMとは違うんです」と言っているような雰囲気。
それを聴いて、「ああ、世の中にはFMというものがあったじゃないか」と思った次第。
昔のFMは物静かだった。最近のFMはやかましくて仕方ない、
という話を書いたのは確か2000年のオーディオ日記。
それから10年の間に、ちょっとづつFMは変わったのではあるまいか。
それを僕は知らなかっただけなのではないか。
そんな想像は、果たして当たっていたようだ。
もちろん、番組それぞれのコンセプトという物があるから
あいかわらず賑やかなものは賑やかなのだろうが、それ以外の選択肢が生まれていた
というのは大きい。
で、最初は3千円くらいの携帯プレーヤー内蔵のFMチューナーで受信したのだが
さすがにこれはいただけない。
いかにBGMといっても、オーディオ好きの性で音質は無視出来ない。
せっかくのBGMがストレスの元になってしまっては意味がない。
速攻でTRIO KT-1100登場。
アンテナはとりあえずTVのを引っこ抜いて流用。
万全ではないがそれでも実用になる。
アンプはもちろんDSP-A1。
いや、良いではありませんか。
今ももちろんFMを聴きながらノートパソコンでこれを書いている。
最高ですね。
こんな良いソースを、どうして忘れていたのかな?
2月2日
“雪でした。あなたの後を。なんとなくついて行きたかった♪”
…雪です。あなたの街は今どうですか?
FMを聴いていて思い出した。
学生だった頃、ほぼ毎日こうしてFMに向き合っていた。
FM、というかラジオは大切な友達だった。
もし無かったら、さぞ孤独だっただろう。
自分用のテレビ、なんて当時はありえなかったし、
仮にあったとしてもテレビではちょっと違うことになってしまう。
映像はなく、音声オンリー。
そこに深い意義があったのだ。多分。
今はインターネットがある。
ネットは双方向だ。
放送は一方通行。
ではあるけれど、本当に一方通行かというとそうでも無かった。
自分の葉書が読まれるのではないかという期待なんかもあった。
(僕はまず投稿はしなかったけど)
なにより、その日の番組自体が翌日の会話のタネになる喜びがあった。
まあそれらは別にFMに限ったことではないのだけれど。
電波は人を繋いでいる。
直接口をきいているわけではないのだが、
今この時を共有しているのだという、漠然とした共時性がある。
「もっとFMを聴こう」
少なくとも今はそう思っているよっしーなのだった。
2月3日
一夜明けて快晴。
ただし寒い!
でも、元気なのが一匹…「やる気満々…」
で、オーディオのことも書くつもりだったんだけど
調整その他の方が忙しくて時間なくなっちゃいました(汗)
続きは明日!
2月4日
なんというか、今よっしーの部屋はパンドラの函を開けかけたような
状態にある。
思うように使える部屋が久しぶりに帰ってきて、
それに伴って家のあちこちに分散して格納されていた
機器達がぞろぞろ表に出てきているような状況だ。
例えは何だが、大物幹部がぞくぞく出所してきたような感じ。
さて、画像を見て一発で型番が出て来た人は
割と年季の入ったAVマニアだ。
なんと、いまどきビデオデッキ。三菱HV-S11だ。
作業中に携帯カメラで記録用に撮った画像なので
いつもにも増して写真が酷いのはご容赦を。
ビデオデッキが家庭の王座みたいな存在だった頃。
しかもバブルの勢いがまだ残る時代に繰り出されたいくつかの
金字塔的デッキのひとつ。
このデッキを動かしてみて、感心するのは作動音が静かなこと。
性能が良いデッキというのはそれなりにあるだろうが
しずしずと動くデッキというのはなかなか無いと思う。
そこまでお金が回りません、というのが正直なところだろう。
このデッキではそこまでお金を回している。だからとても静かなのだ。
画像で手前の方に鏡のように光るパーツが見えるが
これはメカを封印?している蓋。
これも静観性に一役買っているのだが、ピカピカに光っているあたりに
バブルを感じさせる。
光物はそれだけでなく、なにやらわからないパーツもピカピカ。
おかげでヘッドが映っている。何の意味があるのかな?
基板上のパーツを見ても、高級コンデンサーが見つかったりと、
まあお金が掛かっているのはよくわかる。
能書きはさておき、ここらで素晴らしい映像を楽しみたい…のだが、
この部屋のTVはとてつもなくしょぼいので真価は到底発揮出来ない。
では、音声だけでも…と思うのだがチューナー部分が不調?
よく考えるとパネルも変で、表示されていない。
まあそれは仕方ない。
とりあえずテープが再生出来れば良い…
が、テープのコンディションが悪いものが多くてあきれてしまう。
そこで、というかテープのカビ落としに意欲を燃やしているよっしーだ。
それについてはまた日を改めて報告出来れば、と思っている。
2月5日
あんまりな画像に驚いてDV-S10を持ち込む。
DVDを見てみるが、やっぱり画質はよろしくない。
つまり昨夜の酷い映像もTVのせいであってビデオデッキのせいではない
事が立証されたわけだ。
良かったのか悪かったのか…?
この部屋で本格的映像を楽しむ予定は無いのだが
あまりと言えばあんまり。
14インチの業務用ブラウン管モニターなんか良いかもね?
と、悪い虫が動かないように注意しているのでした。
2月6日
ということで色々出てくる出てくる。
なんだか一度やっつけられたウルトラ怪獣が一気に復活してきたような
感じだ。
念のため申し添えておくが、よっしーは今動作確認で精一杯なので
当面突っ込んだ使いこなしやレポートは無い。ご勘弁ください。
これも携帯で適当に撮ったので目も当てられない画像だ。
ヤマハCDV-1600だったかな。
コンパチだ。
本当はこのコンパチのCD再生など確認したいのだが
さすがに映像を優先する。
といってもLDなんか数枚しか持っていないが
突っ込んでみる。
トレイに不具合があるのはわかっているが
それにしても動くかどうか激しく疑問であったこの個体。
ご覧の通り見事に画が映った。
多少の不具合はあるが、動いただけで立派なもんだ?
しかしコンパチの動作音というのは凄い。
いまどきこれだけ「俺は動いている」と自己主張する機械もないだろう。
ぶーん…とディスクが回転しはじめると、「これから何が起きるんだろう?」と
わくわくしてしまうから面白い。これは絶対にDVDやブルーレイには無い
感動だ。
クリーニングや動作確認のために天板を取った状態で使っているが
LDが巻き起こす風は凄い。
風の通り道までは考えていない普及機では
このようにオープンエアにして使った方が良いような気がする。
しかし映像は今ひとつ。
これはやっぱりテレビに問題があると見た。
困ったもんだ。
2月8日
昨日言ったことをいきなり訂正しなくてはならない。
このTVの画質はそれほど酷くなかったようだ。
疑いを晴らしたのは(そのわりに写真の扱いがひどいが)
古(いにしえ)のビデオデッキだった。
ビクターのS-VHSビデオの最初期の一台、HR-S5000降臨。
このビデオデッキなんか22年前の製品だ。
さんざん使い倒して(三回くらいオーバーホールした)
最近はなんと物置に置かれていた。
引っ張り出したら汚い汚い(当たり前)
正直電源コードを刺すのさえためらわれた。
しかしあけてビックリ!
画に力があり、音も実にしっかりしている。
いや、何の変哲も無い?地上波アナログだし
チャンネルによってはゴーストもある。
それでも立派なものなのだ。
なんですか?これは??
まあLDにしてもDVDにしてもモトネタが良くなければどうにもならないし
さすがの僕もそれらよりビデオやTV放送の方が良いとは言わない。
ただ、これで当面テレビは買わないで済むと安堵したのは確か。
「新よっしーの部屋」では映像も楽しみたいと画策している。
それもあってこのところ動画ネタが続いている。
誤解の無いよう書いておくが、大画面の路線は無い。
むしろ逆に20インチ以下の小画面に徹しようと思っているのだ。
…と書いていたらCDV-1600が逝ってしまった。
やっぱり不愉快だったのだろうな。
さすがにこれを直すのはちょっとご勘弁。
残念!
2月9日
新よっしーの部屋はAVルーム?
それも良いなと思っている。
TVでまったり。こんなの何年ぶりかしら?
今目指すところのひとつに、「リビングでついているTV程度の音量で楽しめるオーディオ」
というのがある。
音量に関する考察は、始めると終わらない難しいものだ。
だから今は深く突っ込まないで、おいおい書いていきたい。
AVアンプが来たからAV?
そんなことを狙ったわけではない。
第一DSP-A1のご来訪は全くの偶然。
しかしこのアンプ、今のよっしーには最高。
AVアンプだからAVに向くのは当たり前?
いや、そう単純なものではあるまい。
やっぱりよく考えられた一品なのだと思う。
現状において、音は実にまろやかでウオーム。
それでいてセリフなど実に聞き取りやすい。
せっかくのAVアンプだが今のところなんら機能は使っていない。
エフェクトも今はオフ。
スピーカーもフロントのDS-301のみ。
ただひとつ、BASS EXTENSIONというのだけは使っている。
これは70Hzくらいからの音域をブーストしてくれるものらしい。
さすがAVアンプらしい装備といいたいが、これなど普通のプリメインにあって良い装置だ。
(もちろん付いているプリメインもたくさんある)
トーンコントロールによるバスブーストと違い人の声まで変えてしまうことがない。
今も「泣かないと決めた日」を観ながらこれを書いているが
時々襲い掛かる効果音は低音の支えがなければ
それこそ効果半減。
しかし皆さんにはおわかりの通り、低音をブーストするのは簡単だが
アンプの電源とスピーカーがしっかりしていないと
ブヨブヨになってどうにもならない。
その点DSP-A1もDS-301も合格ということだろう。
2月10日
音楽では低音が重要。
AVではさらに重要。
DSP-A1+DS-301は優秀。
これを体験してしまうと普通のTVは物足りない?
思いっきり生活観あふれる写真で失礼!
さて、リビングのTVは12月の日記でも取り上げたSONYの29インチ、
KV29DX550だ。
このTVに外部SP端子を付けしてサラウンド用スピーカーを
接続できる様にしたことは先述のとおり。
ただ、フロント2チャンはTV本体内蔵の物を使っている。
リビングのテレビは複雑化しない方が良い、という話はさんざん書いている。
AVアンプはもちろんプリメインアンプだって繋いではいけない。
テレビの電源を入れるだけで使えるのがベスト。
とにかく音質と使い勝手は両立しない。二律背反だ。
そこで折衷案を模索。
結果、自分で付けた外部スピーカー端子からの出力を
スーパーウーファーに導いてみる事とした。
そのスーパーウーファーも人目に付かないところに置きたい。
…ということで階段下のスペースを指定席にした。
スーパーウーファーはヤマハYST-SW45。
これも久しぶりに第一線に帰ってきた一台なのだが
今回初めて活躍の場を得た感じ。
まさに適材適所。
ポイントはやはり効かせ方。
スーパーウーファー。生かすも殺すも設定次第。
無くても良いが、無くなるとどうしても寂しい。
そんな風に効かせることが出来ると合格。
設置したのは二日前。
で、よっしー自身繋いだのを忘れるくらいの希薄な存在感だったのだが
今日「曲げられない女」を観ていたら、明らかにポイントポイントで
効いているのがわかる。
しかし一緒に観ている家族は気づいていない!
これは成功だ♪
スーパーウーファーというのはこうでなくてはいけない。
ドラマの筋に関係ないところで一人でおお!とか喜ぶので
家族は怪訝な顔をしていた(笑)
…ということでここのところ日々成功が続く(自己満足)
なおSW45の電源は常時オンなのだが
自動的にオフになる機能が付いているから放っておける。
実はこれも大変重要。
あくまでも使うスイッチはTVの電源スイッチ一個のみ。
リビングAVではこれが絶対条件。
隠れAV暦20余年のよっしーの体験的感想だ。
2月11日
念のためだがTV+YST-SW-45の組み合わせと
DSP-A1+DS-301の組み合わせでは音の次元はさすがに違う。
これはどうにもならない。
さて、色々おもちゃが出てきて楽しい日々だが
ちょっと残念なのがCDV-1600が逝ってしまったこと。
(先日書いたが)
ちょっといじってみているが、これは回復しないだろう。
今更LDプレーヤーを買うのも馬鹿らしい。
しかし色々夢想するのは楽しい。
安心できるのはやっぱりPIONEERか。
年式が新しければいざという時修理は可能。
それでもちゃんと動く物は諭吉一枚は行ってしまいそう。
手持ちのLDが10枚も無いのに馬鹿らしいといえば馬鹿らしい。
ひねくれ者としては不人気機種で一応動いている物をねらいたい。
すると何か…?
某オフでもひやかしにいきたいところだが
残念、時間はまるでない。
2月15日
コンパチや業務用モニターのウオッチをして喜んでいる日々だったが
考えてみると地上波デジタルだなんだと言っているご時世。
今更そんな物(失礼!)を手にしてどうするの?
…と思う反面こんなことをしている。
地の利の良いレンタルビデオ店が閉店だという。
そこでビデオソフトを処分セールしていた。
「12人の怒れる男」を購入。315円也。
いまどきビデオテープのソフトに手を出す人もあまり居ない。
自分でもまさか、と思っていた。
しかし安価なのは間違いない。
ライブラリーを作ろうとか思うと避けるべきだろうが
観たら処分というスタンスなら話は別だ。
一週間もするとラストセールでDVDソフトも安売り。
VHSソフトは投売りをするそうだ。
このタイミングだから行ってみても良いかな、と思っている。
しかしレンタルビデオ店に行くなんていつ以来だろう?
お店に入って、ものすごく懐かしい気持ちになった。
昔は多少ビデオレンタルなんかもした。
考え方は色々だが、何百円の出費で映画を家に持ち帰って
鑑賞できるなんて、なんてラッキーな話だろうと当時感激したものだ。
棚を見て回る時、宝の山に迷い込んだような気持ちになったあの頃。
時は流れ今やビデオなんか見向きもされない。
そりゃDVDの方が良いだろう。
世の中ってヤツは際限なく贅沢になるもんですね。
それはさておき、AVというのはなかなか楽しいものだとの思いを強くしている。
ひとつには割りと小音量で楽しめるということがある。
音楽だと音だけの勝負になるが
映像が入ると音は半分の責任しかなくなる。
だからそこそこの音量であっても問題なく楽しめる。
ただし(詳しくはまた改めて書くが)DSP-A1+DS301の音は普通の音量
(リビングで付いているテレビの音量よりやや大きい程度)
でも痩せていないし十分味わえる。
これは大変結構なことだ。
更に、これこそ後で検証すべきだが
音という点でVHSやLDは本当にDVDと比べて聴き劣りがするものなのか?
どうも気に掛かる。
これは同一ソフトをビデオ、LD、DVDと揃えてみないとわからないが…
2月16日
しかしレンタル店の定員さんと会話したのなんて何年ぶりかな〜。
レンタルの是非は別として、「ああ、この映画良いんですよねー 」
とか
「これ観て面白かったら次はあれもお勧めですかねー」
なんて会話があるとやっぱり楽しいな。
なんというか庶民的な楽しみであって、僕はそういうのがやっぱり好きだ。
ただ、レンタルは本当に10年以上前からしていない。
なぜかというと借りたら返しにいかないといけないから(笑)
面倒臭くてたまらない。
「買って、しまい」
その方が性に合っている。
オーディオとは別の話だが、一昨日石油ファンヒーターを修理した。
なにしろ築40年を超えた木造家屋なので
冬は寒くてたまらない。
だからファンヒーターは必須で、家族の増殖と共に一部屋にひとつ、くらいの
勢いで置いてある。
しかし、この石油ファンヒーターというのが結構駄目になるのだ。
もちろん製品の欠陥ということではなく、扱いの問題だ。
埃を吸い込む。変質灯油を飲み込まされると、家庭のヒーターはろくな目にあっていない。
これまでも何台かのヒーターを廃棄してきた。
でも、今回は修理した。
一度は修理してみたかったのだ。
何より、正常なファンヒーターは全部別室に持っていかれてしまったので
これを直さないとよっしーの部屋は凍てつく寒さなのだ。
これは冗談ではない。
で、修理は成功。
所要時間約1時間。
費用ゼロ円だから成功と言って良かろう。
症状だが、着火不良、ということで
フレームロット等を紙やすりで磨いて対処。
物のものだけに今回は修理の様子など公開しないが
検索すればいくらでも情報は出てくる。
おかげでやっと暖かくしてオーディオ&ビジュアルを楽しめる。
何よりだ。
話は戻り、「12人の怒れる男」。
ストーリーについてどうこう言うところはない。
定評ある名作だ。
我ながらおかしかったのは、せっかくAVネタにしようと思ったのに
こんな地味な作品を選んでしまったところ。
なにしろ場面転換もほとんどない。
陪審員達は一室に篭っているのだし
あるのはセリフだけだ。
しかし、やっぱりこれが良い。
セリフというのは非常に重要だ。特にこの様な映画の場合、だ。
ほとんどモノラルじゃあるまいか?という作品だが
実際にはステレオ。ドルサラだ。
それを感じさせるところはほとんどないが
(註 今のところフロント2チャンのみの再生。エフェクトオフ)
ラストのエレベーターホールのカットなんかは立派なステレオ。
エレベーターの音。時々入るドアや椅子の音なんかも重要。
これからするとTVの音声を高音質にする価値は、やっぱりある。
で、このあたりでやめておくと幸せなのだが
悪い癖が出て音楽ソフトを聴いてみたくなる。
取り敢えず、ということでNECのCD-10を接続。
適当なディスクを放り込んでみるが、
自分でも顔が曇るのがわかる。
「なんじゃ、こりゃ…」
という感じ。
「やっぱりAVアンプでピュアオーディオは難しいか…」
とがっくり来る。
マイルドというより呆け呆けだ。
本当のことを言うと、DSP-A1が良ければ当分これをメインに据えて
VもAも楽しもうと。きっと楽しめる筈だと目論んでいたのだ。
そうは問屋が卸さないか…、とそのままにすること約30分。
おや?という感じで音は良くなっている。
このあたりのフィーリングが、オーディオを趣味とする人には
いっぱつでわかれども、そうでもない人には一向に伝わらない部分。
起き抜けの機械に多くを望んではいけないのだ。
(もうそう言うのは止めにしたいんだけどね…)
結論。
CD-10+DSP-A1+DS301の音は充分立派である。
音調は、やはり基本的にマイルドでウオーム。
これはやはりDSP-A1の持ち味だろう。
ピラミッド型の音は実に心が和む。
噛み付くような事はせず、心穏やかに聴ける。
正に「気は優しくて力持ち」
エネルギーも充分なのだろうが
全面には出さない。
迫力もあるのだが、しなやかさを忘れない。
やっぱりこれは良い拾い物。…じゃなかった。頂き物をした。
2月19日
しかし、どうして同じ機器でも映像機器というのは
こんなに値崩れが激しいのだろう?
例えばDSP-A1なんかオークションで見ても
ろくな価格は付いていない。
まあもちろん発売から13年も経つ電気製品に、そうそうまともな
値段が付くはずがないが、ピュアオーディオアンプだともっと古くても
結構な価格が付くことがある。
AVアンプって不遇なのかな?と思ってしまう。
ビデオデッキ、LDプレーヤーも投げ売りだ。
ブラウン管テレビも同じ。
時代はブルーレイだしデジタルだし薄型なのだ。
それは当然の流れ。
だが、ひねくれ者のよっしーとしては
忘れかけられたフォーマットにむしろ興味が行く。
そして何より面白いのは、その種の趣味を持っている人が
少なからずいるということだ。
もちろんネットで見かけるわけだが
その他の人口もそれなりにいるわけで
そう考えると結構凄いというか楽しい♪
2月21日
ビデオテープの回復法を会得した感がある。
お恥ずかしい話しだが、カビの生えたテープがかなりあった。
無理もない。10年以上相手にしていなかった物がほとんどなのだから…。
で、最初はそのまま再生してしまい、画面が砂嵐状態になって真っ青。
慌ててヘッドクリーニング(綿棒と無水エタノールで清掃)…
というパターンを繰り返していた。
一時は真剣に、ビデオテープクリーナー(既にほとんど絶版)
を買うかとまで考えた。
しかしコケの一念何とやら、で、やっている内に見えてくるものがある。
ポイントはいきなり再生ボタンは押さない事。
まず、ひたすら早送り巻き戻しを繰り返して
テープに付着したカビを飛ばしてしまう。
これをやると、一見カビカビのテープでも、結構ちゃんと再生出来る事がわかった。
もちろん、ある程度やったらヘッド含め周囲のクリーニングは必要だが。
…ということで懐かしいテープが次々復元している。
既に故人となられた方が現役だったりするから映像というのも
面白いものだ。
それは良いが問題はやっぱりモニターかな。
なんとかしなくてはいけない。
廃棄となったディスクトップパソコンが残したモニターもあるので
アップスキャンコンバーター購入という手もあるが
そのお金で普通のテレビが買えてしまう事を考えると
なかなか実行出来ない。
さて…
2月22日
映像絡みは面白い。
「追求」というより「遊ぶ」という感じだがそれで良い。
VHSテープだが、カビ落としは慣れたものとなった。
これは自分で感動している。
ただし何本かテープが切れた。
これは保管や扱いが悪かったのだから自業自得。
そのうちまとめて修理しよう。
(アナログ人間にはお手の物の世界だ)
それはさておき、これまでと違う世界を覗いてい見ると
本当に面白い。
スキャンコンバーター
ハイビジョンブラウン管テレビ
…というようなものをウオッチしている。
相変わらず見るものがひねくれている?
これは性癖だから仕方ない。
ただ、道楽としては良いが実用性を考えると
あまり本気でやるものではない。
今までまるで興味が無かったから見ていなかったが
ハードディスクレコーダーもブルーレイも安い安い。
テレビも随分安い。
これからはそちらに行くのが正解で、VHSだLDだ
ブラウン管だ、は辞めておいた方がよろしい。
と言った舌の根も乾かぬうちにブラウン管テレビ登場。
まあ何とも可愛らしいテレビだ。
ナショナルのTH11-S19R。
スペースエイジというシリーズの一作らしい。
W28×H27×D33。
画面サイズは22×16。
いわゆるパーソナルタイプで、1984年頃の製品。
こんな物がどうして出て来たのか?
これはその昔父や母の寝室にあったものだ。
悲しい思い出だが母が入院中病院で活躍した時期もあった。
その後いつの間にか退役。
いつからか庭の物置の肥やしとなっていたかわいそうなヤツだ。
もう壊れているだろうと思いながら電源を入れると
なんと生きていた。
ポータブルゆえロッドアンテナを装備しているが
まともな画を観たければ外部アンテナを使わないとならない。
それはまあ難しい問題ではない。
ただ、それだとビデオ映像は映らない。
ここでRF接続という単語があっさり浮かぶ人は
結構なおじさんである。
1980年代以前、テレビには外部入力などという発想が無かった。
しかしやがてビデオデッキの信号を引き込む必要が生じた。
ファミコンの接続という需要も生まれた。
そこでどうするか?
アンテナ入力にそれらの信号を載せて受信するという形をとった。
これを俗称RF接続という。
(正しい解釈ではない。ちゃんと事を知りたい人は検索しよう)
これを使うと例えば2チャンネルで外部信号を受ける事が可能になる。
めでたしめでたし。
しかし問題が一つ。
これを実現するにはRFモジュレーターというヤツが必要になる。
とっくに市販はされていないがネットでなら手に入る。
しかし只ではない。
はっきり言ってもったいない。
だから辞めよう、と思ったのだが色々検索する内に
大抵のビデオデッキはRFモジュレーターを内蔵している事を
知らされる。
(最近の超ローコストデッキには積まれていない可能性が大きい)
なるほどHR-S500の背面を見るとRF出力が付いている!
ここからアンテナケーブルで信号を引っ張ってくれば良い♪
…と思ったがここで新たな問題が一つ。
このテレビの外部アンテナ端子は特殊な物なのだ。
しかし思い切って変換アダプターを購入。
思い切ったといっても700円少々だが(笑)
YAGIの75Ω→3.5ミニプラグ変換用整合器だ。
挿してみるとちょっと勘合が甘い感じがあるが
実用にはなる。
これで準備オーケー。
ビデオデッキHR-S500のRFアウトとテレビの外部アンテナ端子を結ぶ。
これでどうよ?
結果。無事映像は映る。
いにしえのテレビはまだ死なず?
と、改めてよく見ると色合いの自然さはこのオールドテレビの方が
数年前の3万円17インチ液晶より上だ。
中間色がちゃんと描ける。
というか我が家の安物液晶の赤浮きや緑浮きが激しすぎるのだ。
…と言っても結論を出すにはまだ早い。
しばらくは様子を見なくてはいけない。
様子を見るにはテレビを付けておく必要があるわけで映画を見る。
先日、某レンタルビデオ店が閉店になるという話しは書いたと思う。
いよいよ閉店セール、ということでどれだけ安いかと思って寄ってみたが
VHSは300円のまま変わらず。
DVDが800円を切って処分ということだったが
今のよっしーに必要なのはVHSであってDVDではない(笑)
第一DVD一枚の値段でVHSは三本近く買える。
手元に残そうと思わない限りVHSで十分だ。
しかしどんな安物でも凄まじく真剣に選ぶのがよっしー流。
いや、要するにドけちなだけなのだがその一瞬は血管が切れるのでは?
と思うくらい本気になる。
結局黒澤明監督の物を三本ゲット。
いかにも間違いのない選択だ。
画像は「天国と地獄」
モノラルかと思ったがステレオだった。
それどころかちゃんと処理されていて、フロント二本だけで
サラウンド的効果も出る演出になっていてビックリ。
作品については説明の必要がないと思う。
個人的にも初めて映画館で観た黒澤作品ということもあり
当時の事も思い返しつつ観た。
しかし、三船俊郎も仲代達也も本当に格好良い。
素晴らしいとしか言いようがないではありませんか。
男とは。役者とは。映画とは。と色々考えてしまった。
素晴らしい。
映像については語れる環境でないが、音はやはり良い。
もっともっと付き合わないと本当の事はわからないが
DSP-A1というのは本当に厚み、暖かみがある音を出すのでは?
と思ってしまう。
台詞が滑らかだし、効果音にも品があって、なおかつ迫力も忘れない。
AVアンプについては何かを語れるほど数を体験していないが
一アンプとしてDSP-A1は優秀だと言って良いはずだ。
あるいはDS-301との組み合わせも良いのかもしれないが、
考えてみるとDS-301でAVという人もあまり居ないかな?
2月24日
一旦始めると止まらないという気はする。
しかし実際にはもっともっとやりたい事がある。
時間とお金が足りないというのがあるが、それを言ったら始まらない。
もう一つ。それこそ問題だが「道草が好き」というのもいけない性格だ。
「進まない」と嘆きながら「寄り道をエンジョイ」してしまっている。
この性格、直らないものだろうか?
2月26日
七色に光るでっかい円盤が回転する様。
あるいはただそれが見たかっただけかもしれない。
ヤマハCDV-1600に見切りをつけて、今度はSONY。
MDP-333だ。
素晴らしく久し振りにオークションで機器を落札した。
取り敢えず画が映り音が出た。
それだけで十分。
ただし、当然ながら?このMDP完動品ではない。
ちょっと手直しが必要だ。
でも、まずは使えたわけです。
2月27日
このMDP-333
「トレイは開閉するがLDディスクがないので動作確認出来ず、
ジャンク扱いです」ということで
他に入札もなくあっさり落札出来ている。
実稼働が少なさそうだと言うのが選んだ理由の一つ。
たぶんこれは当たっている。
ただし到着してみるとトレイの開閉からして不可。
しかしそんな事でとやかく言うようではジャンクを落札する資格無し。
そのうち自然治癒?でトレイが出たり引っ込んだりはするようになるが
ディスクを検知するモードまでたどり着かない?
このあたりで焦り出すが、結論を言うと良くあるゴムベルトの伸びである。
ただ今SONYよりベルト取り寄せ中。
しかし到着するまで待ってなんかいられないので
手持ちのベルトで妥当と思える物を装着。
これで一応OK。
ただしトレイがしまり切らず。これはベルトだけの問題では無さそうだが
厳密にはトレイを綺麗に引っ張り出してグリスアップ他してみないと
本当の事はわからない。
検索を掛けてみるとわかるがMDP-333にはこの症状が多いようで、
欠陥とは言わないが、ちょっと無理がある設計なのは確かだろう。
まあガタガタ言ってはいけない。
21世紀も10年経ちLDを観られる。
それだけで十分ではないか。取り敢えず…だけど。
2月28日
しかし、今更なんだがLDは画が綺麗で音が良い。
よっしーの部屋のテレビ(超安物液晶)でも違いが出るとは思わなかった。
もっとも、DVDだともっと良いのだろうが。
…と書いて本当か?と疑問に思ってしまう。
それなりの映像装置で観れば大きな差がつくのだろうが
その辺のテレビでLDとDVDで顕著な差が出るのか?
はなはだ疑問だが、少なくとも同一ソフトで比較しない限り
確かな事は言えまい。
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