12月3日
一旦オーディオネタにいかないと、「いい加減にしなさい」と言われる?
バイクから一回離れよう。
といっても純然たるオーディオのお話しではない。
ご覧頂いているのは我が家のテレビ(見りゃわかる?)。
飾らず生活の一こまをカットしているのでお見苦しい点はご了承ください。
それにセッティングもクソもない、あり合わせの箱に29インチテレビが無理矢理載っている。
大模様替えの途中なのである。
よっしーがテレビを持ち出す時は必ずサラウンドネタだ。
進歩が無いヤツ?
否定はしません(汗)
ただ、サラウンド歴ウン十年、それなりに蓄積したものはある(エヘン!)
同じ様な事を過去にも繰り返し書いているから馬鹿らしいと思う人はパスしてください。
テレビを熱心に見る人ではないのだが、音声にはうるさい。
学生の頃、ヘッドフォン端子から出力を取ってプリメインに引っ張ったりしていた。
当時はモノラルだったが、それでも音の良さはわかった。
そのうち結婚して分不相応に立派なテレビとビデオデッキを頂戴したりした。
ハイファイビデオ(死語)の音声を立派なプリメインに引っ張って
スーパースワンから出したりすると、それは立派な音がした。
しかしテレビを主体としたAVというのはなかなか続かないものだ。
テレビはあくまでもテレビ。気軽に使えることが一番だ。
いくら音が…と言っても、テレビ以外にアンプのスイッチも入れないと…
とか、リモコンで設定を…とか言ったら家族は喜ばない。
正確に言うと初めだけ喜ぶが一週間でどうでもよくなる。
結論を言うとテレビ音声の再生はテレビ内蔵のアンプでするのが一番。
しかし問題もいくつかある。
1、外部スピーカー端子付きのテレビは極めて少ない。
2、ローブーストなどのトーンコントロールは無理。
3、様々なサラウンドの設定は出来ない。
1についてはどうしようもない。
考えてみると随分色々なテレビが拙宅にも登場したが(よっしーが買った物はほとんど無い)
ちゃんとしたスピーカー端子があったのは、高価な(頂き物だった)
ビクターの29インチモニターだけだった。
2、についてはトーンコントロール機能付きのプリメインがあれば解決するし
3、についてはAVアンプがあると良い。
しかしこれらは既に述べた理由から論外だ。
持って回った言い方はこれくらいにしよう。
写真の29インチテレビにもスピーカー端子はない。
で、どうしたか?
スピーカー端子を増設した。
大したことではない。テレビ内蔵のスピーカーに行く線に並列に線を接続。
放熱口からリアに引っ張り出してスピーカー端子を付けた。それだけだ。
(作業の風景も撮影したが、TVのカバーを開けて何かをするというのは
あまり安全な事ではないので割愛した)
ここにリアスピーカーを繋ぐ。
フロントはTV自体の内蔵スピーカーをそのまま鳴らすことにする。
このテレビはそもそも割と音が良い。
だからフロントはテレビ任せに決定した。
余談だが開けてみるとビックリする位貧相なユニットが使われている。
そこだけ見ると昔使っていた29インチモニターと大差ない。
しかし今回のテレビの方が遙かに音作りが良い。
(以前のモニターは正にモニターであって音声はおまけみたいなものだった?)
トータルでの作り込みが上手いのだ。
ウオームで厚みがあると言ったら誉めすぎか?
(2001年製の単なるブラウン管テレビなんですけどね)
まあしかしこれはありがたいことで、そうでないとフロントも外部スピーカーを用意して、
となってややっこしい。
で、リアはもちろんスピーカーマトリックス接続。
シンプルイズベスト。これで常時サラウンドとなる。
AVアンプで色々なパラメーターを楽しむというのは
お茶の間のテレビには全く向かない。
スピーカーマトリックスで一番の問題となるのが
リアスピーカーの能率だ。
一番良いのはフロントと同等と言われるが
よっしーの経験ではフロントより高めの方が好ましい。
とにかくフロントよりリアの方が明らかに能率が低いと手に負えない。
結線のみのスピーカーマトリックスではリアの音量だけ上げるなんて事は出来ない。
逆に言えば下げる事も出来ないのだが、これはリアスピーカーを遠ざけたり
そっぽを向かせたりすれば解決出来る。
とにかく下げるのは簡単だが上げるのは不可能。このことを忘れてはいけない。
そしてリアの能率がやや高めの方が良い理由がもう一つある。
それはごくごく小音量での再生でもサラウンド効果が得やすくなること。
ある程度の音量を出さないと効果が出にくい物というのはいっぱいある。
リアの能率が不適切なスピーカーマトリックスというのもその一つ。
フロントスピーカーだけで成立するバーチャルサラウンドなんかも当てはまる。
圧倒的大音量を必要とする、とは言わないが、どうてもある程度の音量が無いと効果がはっきりしない。
よっしーが目指すのは夜遅く、情けない位の小音量でも効果がわかるサラウンド。
ここは結構大切なポイントだと思っている。
余談だがこの点を考えた時、マトリックススピーカーというのも論外、とは言わないが
次点候補に格下げとなる。
リアスピーカー不要。すなわち長々伸びるケーブルも不要という点で非常に有利だが
「わかりやすいサラウンド」という点では、やっぱりリアスピーカー有りのサラウンド
の方が一枚上手だと思う。
取り敢えず手持ちの小型スピーカーをリアに持ってくるが
やっぱり能率で悩む事になった。
栗スピーカーもコンコルド105もやや能率不足。
それでYAMAHAティファニーに使われていたAST-AC15が登場。
これが能率の点でバッチリとなった。
(今は仮設設置)
12月5日
後はリアスピーカーの位置だ。
これについては夏に色々やったしその時も書いた。
リア(あるいはサイド)スピーカーをどこに置くかは自由だし決まりはない。
第一先述の能率の問題も絡む。
一応リアの能率がフロントと同等という前提で考えると
ピュアオーディオの場合は後ろまで持っていかない方が
ナチュラルサラウンドで良い事が多い。
特にクラッシックの場合は後ろまで持っていってしまうと
どこかわざとらしくなる。
ただ、ポピュラーの場合はその限りではない。
今回のようなお茶の間TVサラウンドの場合はどうか?
これも決まりはないが、あえてわざとらしさを狙った方が喜ばれる事が多い
というのがこれまでの体験から得たところか。
まあお好きに、という感じ。
次に高さだが、リアスピーカーは耳の高さよりもちょっと高めにある方が
概して楽しい結果が出るようだ。
以上理屈を述べている感もあるが
体験から来ている部分も多く、お茶の間のテレビのサラウンド化をして遊びたい
という人には役に立つ情報のはず?(エヘン!笑)
今回の拙宅お茶の間サラウンドの成果を一口でいうと
「正にお茶の間サラウンド」という感じ。
説明になっていない?
言い方を変えよう。
サラウンドという点ではバランスも良く、狙ったとおり
極小音量でも楽しめる。
ただ、音自体に迫力だとか切れだとかは無い。
これはサラウンドとは別の問題で、フロントがTV内蔵スピーカーなのだから
仕方ない。
テレビの音声というのは馬鹿に出来ない物があるので良くしようと思えば
どんどん良く出来る。
しかしそうなると
1、フロントスピーカーもTV内蔵の物では無い物にしたい。
とか
2、更にプリメインアンプなんか使うとクオリティ大幅アップ
とか色々始まってしまう。
それはやらない方が無難なのだ。
…ということで「大人の選択」のお茶の間サラウンドは成功。
後は綺麗に設置して配線を目立たさない様にすること。
いや、これが一番難しい?
12月14日
さて、どうでも良い人にはどうでもよい、CB50。
タンククリーナー、花咲Gを投入したまま4〜5日放置。
そして抜き取り。
うん、予想通り綺麗になっている。
まあ元から見える範囲で錆は少なかったのだが。
抜き取った液は再利用可能なのでポリタンクに回収。
水洗いをして、更に綺麗な花咲Gでリンスをする。
ただ、一部に錆びとは別質の汚れがあって残っている。
気にはなるが深追いしてもどうかと思うのでこれで良しとする。
しかし残念な事に“洩れ”が発生。
気になっていたタンク左側下部。
ジワっと液が滲んでいる。
花咲Gにより錆びが除去された事で、今までかろうじてふさがっていたところが
崩壊。穴が開いたのだろう。
これはもう仕方ない。
問題は穴をどうやって塞ぐかだ。
…ということでハンダとフラックスが出て来たが相手はアンプではない。
(アンプが相手ならフラックスは登場しない)
CB50のタンクの穴。
これを塞ぐにはどうしたらよいか?
ネットを徘徊して色々調べるが、どうやら半田つけが妥当の様子。
で、板金用半田とフラックスを求めて出掛けたが
買って帰ったのは割と普通の半田とフラックス。
扱いやすさを考えての結果だ。
…とそれは良かったが一見針の先でつついた程度の穴に見えたが
ドライバーでつついてみたらとんでもない。
ご覧の通りそれなりの大きさの穴だ。
さて、一体半田だけで埋まるのか?
非常にビミョーだ。
しかし敢行。
まずはやってみることだ。
タンクはまた風呂場に戻り水密検査中。
いいかげんにしたいが…
さて、これで大丈夫か…??
12月20日
半田付けが一応出来て、やっとガソリンを入れるところまで至った。
しかし新たなる問題が。
なんと燃料コックからガソリンが洩れる…
さすがにこれは頂けない。
コックは今でも手に入るようなので交換すればそれで済む。
しかし一応ここでコックをばらしてみる。
本当はこのコックは分解不可。
ネジではなくかしめで留めてある
(註 '76年以前のいわゆる初期型CB50のコックは分解可)
今回はリベットの頭をヤスリで削って分解
…と書くと簡単だが色々注意する部分があり大変だ。
といって内部のパーツが単売されているわけではないのでは
意味はない?
かもしれないが試してみたい事がある。
続きはまた、だが今年も残すところ二週間を切った。
皆様にとって2009年はどんな一年でしたか?
まだちょっと早いけどこんなフリをしておく。
人の数だけ色々な事がある。
大きなこと。小さなこと。
様々だ。
僕がこの日記で書く事は大抵の人にとってどうでもよい小さな事ばかりだ。
「なんとスケールの小さい人間か」と思われる人もいよう。
誰あろう、よっしー自身がそういう思いを引きずりながらこれを書き続けている。
しかし、今日も書く。
人生は案外こんな細かい事ばかりなのだ。きっと。
それを大事したからと言って偉いわけでもない。
また大事にしないから駄目でもない。また偉くもない。
ただ、最近。本当にやっと最近。こんなつまらないガラクタを相手に
ちまちましたことをやっている時の自分をも、
少々いとおしく思えるようになったよっしーなのだ。
12月30日
今年もいよいよ大詰め。
実に早い一年だった。
これは良いことなのかどうなのか?
どうでも良いがこの年の瀬に風邪気味から脱却出来ないでいる。
忘年会にも参加出来ないわけで、なんとも情けない。
熱は出ないのだが不調。
歳かな?
取り敢えず燃料洩れのあったガソリンコックは修復。
書くと簡単だが実に面倒だった。
はっきりいって代替え品も豊富にあるのだから買った方が早い。
過程を楽しむ事を趣味という。
…が、物には程度というものがある。
今回は楽しみ過ぎ?
それでも分解してみみないとわからない事と言うのが
世の中には山ほどある。
馬鹿らしいと思えばそれまでで、
やってみないと見えない物が見えたと思えれば
それは収穫だ。
要は考え方一つ。
タンクの穴を塞ぐなんて経験も、するとは想像しなかった。
これも半田付けしたところは無事。
ただし、その近辺にかすか〜な、滲みを感じる。
即問題になるレベルではないので
完璧にやるのは後にする。
走れなくても良い。せめてエンジンの音を聴きたい。
チョークを引いてキックをすれば簡単に目覚める。
さすがホンダのエンジンだ。
ところで写真のプラグキャップを見て、何かわかる人は
かなりのおじさんだ。
エレキサイトとか言ったかな?
プラグに行く電気を目で見る事が出来る。
なんの効果があるかというと「目立つ」のである(笑)
僕は今目立ちたくないので、これは将来ノーマルに戻すつもり。
ただ、今のところ着火がビジュアルでわかるのは助かるからこのままにする。
それと夜目にはなかなか綺麗だ(爆)
始動はする。
ただしスローが安定しない。
ちょっと弄ったが駄目。
あるいはどこからか二次空気を吸っている?
ちまちま楽しみたい。
12月31日
こちら穏やかな年の瀬となっております。
皆様にはいかがお過ごしですか?
しかし、よっしーは風邪気味で調子今ひとつ。
熱は上がらないので寝ているのも辛い…。
そこでという訳でもないがDVDなんか観た。
DVDも何台かあるがいずれもTVに接続していない(爆)
今回は特別。
観たDVDはご覧の通り。
「巨人の星 青雲編 DISC2」
定価1.500円とお値打ちだが今回は未開封新品を200円でゲット。
「巨人の星」のなんたるかは説明しない。
よっしー世代は少年時代これを観て育った。
マガジンへの連載もTVでの放映も4年近く続いた。
これは当時としてはかなり長い方だ。
詳しく調べていないが、TVの放映回数も200回弱は行っているはず。
このDVDでは第七話〜第十二話を収録。
飛雄馬の中学時代〜青雲高校入試の付近の話しだ。
アニメ版「巨人の星」の面白いところは
原作の漫画には無かったエピソードが時々織り込まれているところ。
なぜなのだろう?
これも詳しい事はわからないが、マガジンの連載を追い越さないための
工夫だったのではないかと思える。
個人的には戦争絡みでの沢村投手の話とか、
オズマのベトナム戦争での被弾のエピソードなどが好きだった。
このDVDのでも、第七話〜第九話はアニメ版にだけある話しのようだ。
まあ何でも良い。
このDVDはよっしーの妻やよっしーの息子と一緒に観たのだが
(よっしーの娘は外出で不在)
特に息子にはギャグマンガにしか写らなかったようだ(笑)
当時でも現実から逸脱したような漫画だったが40年も経つと
もはや「違う物」として解釈されるわけで、それは仕方ない。
40年経つとよっしーも割と冷静にこの作品を見ることが出来た。
一緒にちゃかしつつも、やはり良い作品だとの思いを強くした。
「巨人の星」は、基本的に「父と男の子」の話しだ。
「母と子」でも「父と娘」でもない。
「父と男の子」というのはやっぱり特別なものだと思う。
今ではあまり見かける事も出来ない「父と子のキャッチボール」の
シーンも良いものだ。
そして、本DVDで一番感動するのが
「父ちゃんは日本一の日雇い人夫です」と飛雄馬が言い切るシーンだ。
大変な苦労をして自分を高校に進学させようとしている家族に対する
感謝の念がそうさせたのだが、
息子からこう言われたら、父親冥利に尽きるのではないか?
日雇い人夫というのは今日では差別的用語らしい。
今風にいうと「建設業務に従事する極短期契約の派遣労働者」
となるのかな?
「うちの父は、日本一の派遣労働者です」
こう息子に言われたら、やっぱり父親としては感涙するんじゃないかな?
なにかと「誇り」を失わせようとする作為が世の中には満ちている。
うかつに「世の中」とやらを信用すると無為に自分を傷つける事にもなる。
そんな事をする必要は、はなっから無いのだ。
誰もが何らかの「日本一」を持っている。
「日本一の大馬鹿もの」だって良いだろう。
こんなご時世だから、そんな感覚を大切にしたい。
この程度では「日本一の馬鹿」にはほど遠いが、ちびちび楽しんでいる。
ガソリンが通ったら、案の定今度はキャブから洩れた。
ガソリンはタンクから一旦回収。
続きは来年だ。
しかしCB50JXって本当に格好いいな〜♪
バックに見えるCB750FやZ400FXも良いのだが
ルックスではひけをとらない。
では、みなさん、良いお年を。
来年はオーディオも真面目にやります。はい。