2月28日

ところで、僕は今2組のスピーカー
生活を共にしている。
(改めて言うのもなんだけど)

一組はネッシーU改
そしてもう一組はロジャースLS5/9

考えてみると、随分でたらめな話しだ。
両者の性格は正反対

超高能率 vs 低能率。

超トールボーイ vs ブックシェルフ。

自作 vs BBC御用達。

共鳴管 vs バスレフ。

月刊ステレオ vs ステレオサウンド?。

よくもこれだけ正反対のスピーカーを
並べておけるものだ、
自分でも感心してしまう


しかし、まあ正反対だからこそ
置いておけると言う気もする。

似た物を二つ置いておくのも難しいものがある。

現に、昔D−55とスーパースワンを
並べていた時は、かなり(僕としては)煮詰まっていた。

その時は結局二者択一でどちらも選ぶ事が出来ず
両方とも手放してしまった。

それに比べると、今は大変幸せな
“両手に花”生活だ?。


性格の全く異なるスピーカーが
2組あって、何が良いかと言えば
一つのソフトで二度美味しい思いが出来る所だろうか?。

とにかく全く鳴り方が異なるので
片方で聴いた後、
「こっちでは、どう鳴るのだろう?。」
ワクワクしながら聞く事が出来る。

あるいは、片方で首を傾げるようなソフトが、
もう片方では上手く鳴る、
と言うような事もある。

どっちで鳴らしても、それぞれに良い、
と言うソフトもあれば、
ロジャースで聞いた方が遥かに好ましいソフトもある。
そして逆に、ネッシーでないと聞く気にならないソフトもある。

その辺りを見極めるのも、
遊びとしては楽しいものだ。


大して広くも無い部屋
2組のスピーカーを近接して置くのは
音質面からすると問題も多々あるのだろうが、
一組が、もう一組を写すとして機能してくれる
ありがたさの方が、今の所大きい。

面白い物で、ロジャースが昨年4月にやって来てから
ネッシーの音が、随分ロジャース寄りになった。

とは言っても、ネッシーがロジャースに化けるわけもなく、
逆にロジャースがネッシーみたいに鳴る事も、
天地が引っくり返っても無いのだが、
両者反発しつつも互いに似て来る
の様相を示していて、
誠に面白いものだ。


そう言えば、
そもそもロジャースを導入したのには
もう一つ、別な理由があった。

書くのも恥ずかしいような理由だが、
「アンプやプレーヤーの数に対して、
スピーカーが少なすぎる。」
と言うのも、ロジャース導入時の、
偽らざる心境だった。


それでスピーカーを増やしてしまうのは、
本末転倒と言えば正にその通り。

音質優先なら、正解は
機材を整理しろ
だろうが、僕の性格上、
そんな事は死んでも出来ない

あっちも活かしたい、
こっちも活かしてあげたい、
で、どんどん泥沼にはまって行くのである。

馬鹿みたい?。

でも、オーディオの楽しみは
決して音質追求だけではない

持っているだけで、音は出さない
と言うオーディオの楽しみ方(?)もあって良い。

あるいはオーディオを所有していない
オーディオマニアと言うのも“有り”である。


現にそういう方もいらっしゃると思うが、
僕はそこまでの達観が、まだ出来ていない。

だから、あっちもこっちも鳴らして上げたい、
悪あがきをしてしまうのである。

悪あがき。
そう、正にこの1年なんかも、悪あがきの毎日であった。

2セットをキチンとしてあげよう、
となると、苦労(勝手にしているんだけど)
も多い。

その上、途中で増えてしまう物も多いと来たから
始末に終えない。
更に遠回りになるのである。

量は質を阻害する」のかもしれないが、
未だに割り切れないでいる。

それでも、やっとこ何とかの線まで漕ぎ着けたかな?、
と言うのが昨今の素直な気持ちなのである。


これが現状。

「主に使っている装置」のページの写真と比べると
かなり変わっているのが一目瞭然。

ああ、1年前は慎ましやかな物だったのに、、、。なぜ?。

一応右側のラックに収まっているのが
ロジャース駆動用の機材で、
左側のラックに収まっているのが
ネッシー駆動用の機材、
と上手い事分ける事が出来て、めでたしめでたし。

この様に落ち着くまでが大変だった、、、。


と、言う事で、1年は早いようでもあり、
また、随分色々な事があったと言うお話しでした。

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(3月4日 UP!)

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