3月4日

ところで、ロジャースは新しいスタンドを
あてがわれて、俄然本領を発揮し始めた様子。

こうなると出来る事は試して上げたくなるのが人情。

そこで押し入れの中から、
昔使っていたキャプタイアケーブルを引っ張り出して来た。

SPコード交換である。


今までロジャースに使って来たのは
1,56□位の、何の変哲もない
並行コード


MONITOR JOKER
(MADE IN GERMANY)
と書かれている。

随分前に、マトリックスのリアSP用にと
買った様に記憶している。

多分メーターあたり200〜300円

安いから買った、と言うのが本当の所だが
手触りが柔らかく、ルックスもまずまずのコードだ。


太いコードも良いのだが、
扱いづらいし、存在感は有り過ぎるし、、、。

特に3,5口以上のサイズになると
アンプでもスピーカーでも、
それなりのターミナルが付いていないと
上手く接続出来ない。

ロジャースも、2口がよいところ

さりとてバナナYラグを用意するのも
面倒臭い

で、前記コードをあてがっていた。


押し入れから、
うねうねとトグロを巻く
キャプタイヤケーブル
を引っ張り出す。

いやはや何とも、クソ重たい

被膜は黒で、ゴムタイプの物。
ちなみにネッシーには灰色のビニールシースの物を
使っている。

当然そのままではロジャースのターミナルには合わない
どうしようか、と考えて、、、。


プラス側、マイナス側共
芯線を半分位づつに分けて
ツイーター側、ウーファー側、
のターミナルに、それぞれ突っ込んだ。

(しかし、ロジャースのターミナルに
キャプタイヤを突っ込む人なんて
いるのだろうか?。)


いかにも乱暴なやり方だが、
ま、取りあえず一番簡単なやり方
良いでしょう、と言う気分。

正直言って、この段階では
ほとんど効果は期待していない

コードやケーブルによる音の変化という物に
相変わらず懐疑的な男なのである。

ところが、音を出してみたら、、、。


「、、、。」

すみません。私が間違ってました

音は激変してしまった。

力強さがまるで違う。

あたかもドーピングをしたかの如くである。

パワーアンプとスピーカーのコーンが
直結されたかの様だ。

駆動力制動力ともに倍増

今までスピーカーの付近で申し訳無さそうに
動いていた空気が、
いきなり本気で暴れ出したみたい。

こう言うのを躍動感と言うのだろうか?。

加えて鮮明さも際立つ。

今まで何聴いてたんだろう?
と少々落ちこんでしまった。

何でも、とっとと試してみるもんですね。
(反省、、、。)


影の立役者、
A−10 TYPE3

言う事をきかないヤツにを
動かすには、こいつに限る。


3月8日

ケーブルを換えて、
ロジャース君は随分変わって(良い方に)
しまった。

全体に図太さ倍増

モリモリと音が出て来て
以前と同じボリューム位置で
音量自体が上がって聞こえる。

で、しばらくはそれでニコニコしていたが、
人間の欲望にはキリが無いと言うか、
ちょっぴり気になる所も出て来る。


何と言うか、漂うような繊細感
図太い音の陰に隠れてしまったとでも言うのだろうか?。

誠に、あちらを立てればこちらが立たず
である。

大変解り易い言い方をしてしまうと、
主にツイーター領域の問題みたい。

そこで、ガラにもなく
バイワイヤリングを試す事にした。


と言っても、そんな大した事ではない

今まで使っていた、フツーのケーブル
ツイーター用に使うだけの事。

A−10TYPE3はA、Bニ系統のSP端子を持つので、
それぞれに分散して、A+Bで使う事にする。


さて、音は?。

ふむふむ、激変とは感じないが
多少は変わる。

若干だがしなやかさが感じられる様で、
取りあえずは好ましい方に変化したみたいだ。

何をどうするとベストなのか、
まだまだわからないが変化が起きる事だけは確かみたいなので、
しばらくの間、色々試してみよう


3月10日

ところで、KANスタンドを使い始めて
3ヶ月。

なかなか具合が良い

1本脚スタンドとは違い
ふらつく恐れがほとんど無いのが嬉しい。

軽量級取り扱いが容易なのも
美点だろう。

ただ、ちょっと気になる所があったので、
柄にもなく対策を施した。

何かと言うと、、。


これがスタンド上面だが、
四隅に丸いボルトの頭があるのが
おわかり頂けるだろうか?。


このボルトの頭が、
天板より少しだけなのだが
出っ張っている

お陰でSPの底板は
天板と全面接触はしない

四隅のボルトの頭で支えられるわけだ。

その事自体は音の為には良いのではないかと思うが、
いかにせんスピーカーがスリップし易い

軽く手で押しただけで動く始末だ。

どうした物かと考えあぐねて、
小技を使う事にした。


何をしたかと言うと
大した事はない。
ボルトの頭の上に、
ブチル系のテープ
サランラップで包んだ物を
置いただけ。

でも、面白いもので、
これだけでスリップはピタリと止まる

それで音が良くなったかどうかは知らないが
精神衛生上大変結構

余り物の活用なので、
お金も全然掛からなかったのでした。

日記の続きはこちらです。
(3月10日 UP!)

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