3月10日

矢沢永吉さんが久し振りに本を出した。

「アー・ユー・ハッピー?」
と言うヤツだ。

2月には出されていたのに
ちょっと遅れて買ったら既に第3刷。

売れてますね。


で、一気に読んだがやっぱり良い

途中で涙がちょちょ切れそうになった。

全編に渡って、と言うか1行たりとも、
1句たりとも無駄な所なんてない素晴らしさだ。

だから、その一部分だけを抜粋して紹介なんて
したくない。

でも、ただ良い、だけじゃあ
あまりに説得力がないから、最後の方からちょっとだけ紹介するならば、
例えばこんな事が書いてある。


サラリーマンをバカにするな。
サラリーマンは誰のために、毎朝つり革を握って、
満員の山手線に乗っているんだ?。

若いヤツらが、
「オヤジはバカだ」「オヤジはダサイ」
と言いつづけるなら、
「やーめた」とおじさんたちが全員で言って、
仕事なんておっぽり出して、
湘南でタバコをふかして、
昼間っからビールを飲んでることだってできる。

おじさんたちが一斉にそれをやったら、
確実に日本は終わるぜ。

「オヤジはクサイ」なんて言ってるやつらは、
その覚悟があって言ってるのか?。

マスコミは、
「オヤジたちが仕事を放り出すような、そんなことはしないだろう」
となめて、それでペンをもてあそんでいるのか。

(大幅に中略)

ペンをもっている人に、いまおごりが出てきている。
あの人たちをヘコませなきゃいけない時期にきている。
そのためには、毅然とした態度で生きるヤツが
出てこなきゃだめだ。

毅然と生きるということは、
己に対して毅然とするということだ。

やられっぱなしじゃダメだ。
やり返すおじさんたちが出てきて、
また文化がちょっと変わる。

オレがまず走る。
だから、みんな見ててくれよ。


これ読んで震えないわけにはいかない?。

矢沢さん、あなたはつくづくシャープな人です。

などと言いながら、僕は矢沢さんのレコード、CDは
一枚も持っていない

全然身体が受け付けないのだ。
一回だけCD買ったけどだめで、
手放してしまった。

ゴメンナサイ。

でも、それはそれ、これはこれだ。
それで良いでしょ?。


おいおい、全然オーディオ日記になってないよ
と言われるといけないから(?)
最後に長岡先生の本と
矢沢さんの本と並べてツーショット

お二方に共通点はあるのかって?。

はい。二人ともとても“切れる”人ですね。

何より経済観念が発達していた。

そうでなければ、方舟だって建つわけがないのでありました。

師匠と言う意味で、お二人は僕の中で同列なのです。


「長岡鉄男のスーパーAV
・ホームシアターをつくる」(左)

そして「アー・ユー・ハッピー?」
矢沢永吉 著 (右)


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(3月12日 UP!)

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