10月6日
さて、サンスイAU-α907iMOS LIMITED。
実は未だにサイドウッドを付けていない。
全体に物凄い美品なので、装着したり移動したりという時は
ここ一番気合を入れて行いたいという気持ちなのだ。
今のところはセンターラック前の貴賓席(実はただのラワン造りの箱)
に鎮座して貰っているのだが、
これはこの位置が一番色々な機器を繋ぐのに便利だからである。
さて、第二幕ということで、モスリミのメインダイレクトに
HX-10000を繋いでみた。
結果。
おおーこれはスゴイ、もうモスリミの内蔵フォノイコは使えない…
…なんて事があるはずない。
モスリミ内蔵のフォノイコも十二分な性能を持っているのだ。
もちろんHXが劣るなんて事も無いのだが
本当の事は時間を掛けてやってみないとわからない。
まとまった時間がちょっと欲しい気はする。
有休とかいうものを使ってみたいものである。
10月7日
そのままアナログ大会…でも良いのだが
今度はDV-AX10からモスリミのメインダイレクトへとケーブルを渡し、
デジタルの音を改めて確認。
モスリミも重いがDV-AX10もデジタルプレーヤーとしては
異例に重い。
どうもそれが効くのか、
音、色鮮やかにして力感もある事この上なし、
という感じで驚く。
G7なんていう50年近く前のスピーカーから
これだけの音が出たら、もう充分なんじゃないの?と
言いたくなる。
さすがプレーヤーとアンプ合わせて60s弱は伊達じゃない?
10月8日
久しぶりに揺れた、という感じだった。
お陰様で無事でした。
我が家では揺れを感じたら避難経路の確保(要するにドアか窓を開け放つ)と
ワンコの確保の二点が条件反射的に行われるようになって久しい。
これは大変良い事だと思うが
肝心のワンコたちは地震が怖いと思う前に、
パニクった妻さんに強制的に捕獲され抱きかかえられたのが
大層不満だったようで、その後しばらくご機嫌斜めだった。
ま、それで済んだのはラッキーだったということでしょう。
物も動かず。オーディオも無事。
自作、SHINANOの天板(見接着)の上に、
音を出している時はフォステクスのG-707なんかを重しとして
載せてはいるのだが、聴き終わったら都度降ろして片づけている。
これは正解だっただろう。
唯一落ちる危険があったとしたらSHINANOの上のG-707だった。
ま、取りあえずは無事だった、というお話し。
いつもそうとは限らないが、
それをずっと言っていてもなんの解決にもならないのでした。
10月9日
満を持して…という訳でも無いのだが
DV-AX10のバランスアウトからモスリミのメインダイレクトに引っ張ってみた。
AX10のバランスアウトも、そんなバチモンではないと思ったからだ。
で、音を聴いて驚いた。
なんというかもっとハードな音になるのかと思ったら
逆に随分ソフトムードになるではないか。
ただ、これはちょっと冷静になる必要がある。
落ち着いてやりましょう(^^♪
10月10日
モスリミにサイドウッドを装着の図。
美しいサイドウッドも正面から見るとこれしか目に入らない。
なんとも贅沢な世界だ。
そして引き続きDV-AX10経由でCDやSACDの音を聴いている。
美しく正確な音という点で拙宅のナンバーワンという感じ。
基本的に”母性”を感じさせるサウンドだ。
それはそれで良いわけだが、”父性”ももう少し混ざってきて欲しい。
そろそろ次のステップへ…ということで…
10月11日
…ということで
…どころか色々試したし色々書いたのだが
省略してしまおう。
ロジャースLS5/9をモスリミに繋いでみた。
予想的中でこれがばっちり合う。
別にモスリミでG7が鳴らないなんて事は無いのだし
充分過ぎる音が出る。
しかし欲張りよっしーのことだから望みは果てしない。
後少しのすばしっこさが音に欲しいと思い
思い悩んだ結果なのだ。
とても断定など出来るものでは無いが
やはりMOSアンプには重いコーンよりも
軽いコーンの方が似合うのか。
ま、例によって望み過ぎ考え過ぎ検証し過ぎの気があることは否めない。
10月12日
それにしても、ロジャースLS5/9よ、オマエハ何者なのだ…
思わずLS5/9について熱く語ってしまいそうになった。
認めたく無いがこれ一本あれば事は足りてしまう。
そんな気さえした。
しかも部屋の片隅にいつもは放置され、ほいっと引っ張り出され
置き場所が自作スピーカーSHINANOの上という
到底承服しかねる条件下に置いても、
まず過不足ない音を出してくるとは…
ちょっと恐怖を感じるほどだ。
しかしまて、今はモスリミの検証をしているのであって
ロジャースについて語るタイミングではない。
そこで…
思い付きで小型スピーカーを繋いでみた。
黒いのはナカミチのSP-4S。
実にコンパクトなのだが、描く世界はコンパクトではない。
これまた見事としか言い様の無い鳴りっぷりをしめす。
豊かでダイナミックな低音に支えられた音はサイズを裏切っている。
もちろん、いわゆるスケール感、ではG7にもLS5/9にも及ばないが
その分目で音が見えるような鳴り方はコンパクトスピーカーならではのもの
と唸らせる。
調子に乗ってマランツLS-5Vも繋いでみる。
更にコンパクト。
正に何の変哲もない…
なのだが、このスピーカーの音の速さは特筆に値する。
浸透という言葉は似つかわしくない。
音の矢が爽やかな笑顔と共に襲ってくる、みたいな
物凄さだ。
その一点に置いて我が家の全てのスピーカーが敗退する。
ただ、このままだと低音不足は明らか。
そこはSP-4Sと違う。
だからメインアンプダイレクトは使えない。
ノーマルのCDインに繋ぎなおしてラウドネスも
トーンコントロールも使う。
問題ない。そんな事でなまる様な柔な音のスピーカーでは
そもそも無い。
この世界も素晴らしい。
ただ、線が細すぎて厳しい所は残る。
やはりLS-5Sの場合はアイワS-A60がベストマッチ。
DSLを使う。それこそ正解になる。
その場合トータルバランスは好ましいものになるが、
この、音が飛んで来るような間隔は一歩後退するだろうが
それは仕方ない。
さすがモスリミはS-A60と比較してはいけない
高級なアンプなのだ。
という事で再びSP-4Sを繋いでメインダイレクトの
音を堪能。
透明感抜群。
自画自賛の夜。
10月13日
こういうのを撮らせるとセンスの無さが良く分かってしまう。
モスリミの天板。
いや、ちょっと前までここに冷却ファン載せたい感じだったのが
一気に冷えて来た。
触ってもひんやり。
…という事では無くてこの天板のしっかりしている事をいつか
話題にしたかった。
他を頑張ってもコストが尽きて?天板までお金が回って来ないのが
割と普通なのだ。
さすが高級品。叩いてもコツコツという音しかしない。
恐ろしいクオリティだ。
10月14日
なんとも雑然とした写真でごめんなさい。
まあ手持ちにスピーカー達を色々と、出しては試していた。
で、ロジャースLS5/9なのだが、幾らなんでも
自作スピーカーSHINANOの上では酷いだろうと、
少し前にドフで見つけて来た10cmユニット用と思われるエンクロージャーに
ヤマハAST-S10を重ねてその上に載せてみた。
(写真が無くて残念!)
比較的剛体だし、高さも少し上がってちょうど良いかと思ったら
首を傾げるような音が出て来る??
なんとも線が細く、腰高で貧相なのだ。
しばらく付き合ったが気持ちが悪くなって来たので
元の?SHINANOに戻したらだいぶまともになった。
で、思い出した。
そう、ロジャースLS5/9って、こーゆーヤツなのだ。
寛容に見せておいてストライクゾーンが急に狭いと感じさせるところがある。
いやいや、それで10数年前は四苦八苦していたのだよ。
うん。
この辺が手強い手強い…
ま、昔ならここからムキになって大苦闘大会が始まったのだが
そこは年の功というか正直いうと体力低下。
ここは気づかぬフリでやり過ごしたい。
10月15日
ちょっと落ち着きましょう、ということで
モスリミからG7へ接続直し。
PX-2にレコードを載せて和もうではないか。
ここで小山卓司さんの「PASSING」を選ぶセンスの良さを褒めて欲し。
この人のディスクはよっしーの部屋では時々出て来るのだが
よっしーも正直超リアルタイムで聴いていた訳では無い。
デビューが1983年。
なんというか、きっと大ブレイクするぞ、と信じて疑わなかった人たちも
沢山居たと思うのだが…
いや、売れなかったとは言わないのだが
予想よりは…ということだ。
どうしてそうなったと言っても、こればっかりは
運命みたいなものなのだろう。
デビュー40周年に近くなって来たが根強いファンは存在する。
この「PASSING」は1985年発売のサードアルバム。
いや、やっぱりこの辺からドカンと…
ま、そんな理屈はどうでも良い。
僕はA面ラストの「Passing Bell〜帰郷」を繰り返し聴くのだ。
10月16日
一休みとなると途端にこのシステムになってしまう。
このシステムとはAT-PL300(これで無くても良いけど、この同族が良い)
からのS-A60からのLS-5Vである。
まずAT-PL300だが音が良いのとフルオートで楽ちん。
そして、あ、この盤クリーニングしたいな、と思った時に
クリーニング用兼リスニング用に変身できる身軽さが買われている。
OYAGのお陰でレコードクリーニングは本当に楽になった。
OYAG垂らしてデンターシステマで掃除してクロスでふき取る。
そしたらすぐに一度は針を通してしまう。
これが流儀。
快適である。
針先のクリーニングはメラミンフォームの小片で行う。
コストは限りなくゼロに近い。
もちろんスゴイ物を使って盤や針をクリーニングするのも良い。
それ自体が立派な趣味として成立する。
ただ、我が身には似合わないだけのことだ。
スピーカーLS5Vだが本当に信じがたい音がする。
唯一の難点は低音不足で、そこはS-A60のDSLでカバーする。
この組み合わせ。だから完璧なのである。
10月18日
例えばレコードプレーヤーなんてのは一台。
あるいはせいぜい二台くらいがあると良いと思う。
カートリッジも3本くらいが良い気がする。
それらを相手に、ああでもないこうでもない、とやる。
あるいは全くやらない。
そんなオーディオライフが良いんじゃないか。
プリメインアンプがあって、スピーカーは大きすぎず小さすぎずの
ブックシェルフ型がレコードラックにレコード達と一緒に納まっている。
そんな感じが良い。
まあだいたいこういう事を言う人の部屋というのはそういう風にはなっていないというか
かけ離れた状態になっているのが常だ。
よっしーの部屋も御多分に洩れない。
それはそういうものだし、何をどうしようと各人の自由なので是非を問うものではない。
じゃあ何でこんな事を書いているのかというと
なんというか一種の郷愁みたいなものか。
プレーヤーは一台。アンプも一台。それで当たり前だった。
音楽は当時からいっぱいあったけど、手に出来る物はその内のほんの一部だと思っていたし
それが当然だった。
時は流れていつでもどこでもどこからでもどれくらいでも音楽は引っ張って来られる物になって
いる。
良いも悪いも無いが僕のキャパシティは軽くオーバーしてくれている。
中身についても新しいものにはついて行けないで居る。
いや、そもそも幼少の頃から時代遅れみたいな人だから、最近やっと40年前の音楽を
理解出来る様になったくらいで、令和の音楽なんてわかるはずがない。
だから聴くものはますます懐メロみたいになってしまう。
ま、それも割と普通の話しで、人間というのはいつか故郷へ
帰りたがるように心も故郷へ帰ろうとするのだ。
10月19日
目のよい人はお気づきだろうが又適当に?模様替えがなされている。
まあ細かく見ると年中何かしらが変わっているのだが。
昨日からはPX-2→S-A60→LS5Vとなっている。
そしてPX-2にはAT-3600だったか。そんな感じの物が付いている。
そしてMU-1800+EPA-100のプレーヤーはSY-88に繋がり、そこからDCP-5500に行って
G7を鳴らしている。
カートリッジはAT-33MLのはずだ。
もちろんこの二系統、音は違う。
ただ、BGM音量で気楽に聴いている限りでは特に優劣が無いという
面白いことになっている。
これはやはりS-A60+LS5Vの組み合わせが圧倒的に効いているのだ。
いや、効いているのはDSLか?
時折G7が鳴っているのかLS5Vが鳴っているのかわからなくなったりする。
そして音場感という点ではやはりLS5Vは有利だ。何しろスワンのヘッドをちょっと大きくした
くらいのサイズでしかない。
カートリッジのAT-3600(相当?)も良い。全く過不足ない音を出す。
これじゃあ俺の今までの苦労はなんだったんだ、と言いたくもなるが
本気で比べたら今度は気の毒な事になるからそれはそれ。
ただ、この音が例えば40年前に出ていたら相当満足できたかもしれないし、
出来なかったかもしれない。
多分後者だろう。
こうした音を理解解釈できるようになるには少々時間が掛かるものなのだ。
10月20日
バナナプラグって便利だよね、って思う。
ついつい色々なスピーカーを持ち出しては
繋ぎ変えて遊んでしまう。
アンプはS-A60で、例えばAST-S1なんてのも良かった。
今日は自作スキャンピークス5cmのダブルバスレフなんてのも
持ち出してみた。
久しぶりに聴いてみたら限りなくツイーター的フルレンジで
ビックリ。
これはそもそもそういうタイプなのだ。
当たり前なのだが低音は無理がある。
コーンの振幅の限界が見えてしまう。
こうしたものは低音ではなく低音感を
味わってお終いくらいが安全。
それでもフォステクスのG750級と比べると
まだパワーが入る方。
その辺はもう耽美的世界に浸るしかないのだというのが
現時点での結論。
10月21日
なんというか切り口というかお題は山の様にあるのだが
ここのところ安定のグダグダモードというか…
でも、これだって小型スピーカー一気聞きと位置づけできない事も無い。
まあそれも最終章というところ。
Linfof栗スピーカー登場。
エンクロージャーの作りは恐らく我が家のナンバーワン。
これ以上ガッチリ組むのは難しい。
そして小さいから強度無限大。
あるいは木の世界の鈍器ナンバーワン?
…なのだが音は極めてノーマルというか真面目というか
”どうだ!”ってアピールする所に欠ける感じ。
これはユニットのキャラクターだと思うので
ヒマと金があったら差し替えて聴いてみたいものだ。
10月24日
プレーヤー二台でしかも下流にあるアンプもスピーカーも
別物で並行して使えるというのは何かと塩梅が良い。
ま、考えてみたら部屋の三面に六台は常備されているのではあるが。
そして栗スピーカーにはこんな事して遊んでいる。
適当にやっている。
何事も適当が大事だ。
グダグダとやれば良いのじゃ?