2月17日



ikedaである。イケダでもある。池田と言っても本当は良いはずだ。

”イケダ イケダ イケダ〜♪”

…違う。あれはタケダである(汗)

遂によっしー
家を売った?

それでなければ手にできるものじゃない。ikedaのトーンアーム。
それも
ダイナミック型。そして12インチの本物のロングアームなのだから。

先にばらそう。これも
Gさんからお借りした物だ。

そうでなければこのような物が拙宅に出現するわけがない。
恐縮至極なのである。

さて、ikedaに触れる前に
前身といって良いだろう
フィディリティリサーチ=
FR社について少し。

1963年に池田勇氏が設立。

空芯カートリッジに拘り、FR-1シリーズやFR-7シリーズは有名。

他に昇圧トランスも多数輩出されているが
ここで語るべきは
トーンアームであろう。

FR-24、FR-54も有名だが何といってもFR-
64。同64sが光る。
勿論
66系も歴史に名を残す。

代名詞的存在のFR-64は今から
50年前に登場。
その時点で
5万円の価格はなかなかのもの。

実効長245oは普通だが
ダイナミックバランス型であり
なんといってもその圧倒的に腰の据わったサウンドは
今なおマニアを魅了し続けている。

残念ながらFR社は1982年に倒産しているが
1984年ikeda sound labsが設立されている。

さて…




2月18日

さて、
IT-407

その存在は知っていたが自分事とは思っていないから
関係は希薄。故に改めて学習。

形式は
ダイナミックバランス型。
全長388o
実効長307o
最大針圧は5gで0,5g刻みで加圧できる。
シェル込みカートリッジ重量は
38,5gまで対応。

それは良いが箱等には407としか書かれていない。



現行は407
CR1であり、更にオールステンレスの407SSが存在する。

価格はCR1で
531,000円。SSでは1,375,000円。

いずれにしても最高レベルのロングアームであることは確か。

どこかに
FR-64の面影を感じるかと思ったが、案外それはい。

開発者としてはいつまでも64や66の幻影に縛られることなく今の時代の407を推したいのだろうなと想像する。

さあさあ、それにしても
重厚なトーンアームである。

よっしーの手に負えるだろうか?



2月19日

負える負えないの前に、まず
設置である。

よっしーの部屋には12インチのアームがそのまま乗るプレーヤーは無い。

先刻承知の
Gさんはアームベースまで同梱してくださった。



TOHOの
TH-80

なんともモッタイナイお話しである。



さてしかしフォノモーター。

これは色々なやり方が考えられたがパイオニアの
MU-1800に白羽の矢が立てられた。

丸くて必要最小限の躯体。そして実は
自立できるような作りになっている底面など、
今回のような目的に、これ以上に適うフォノモーターは無いと思う。



こんなやり方は適当過ぎる。本来のあり方ではないという声もあるだろうが、
双方の位置
適宜調整して
理想の配置が出来る点などは明らかにメリットだ。
とにかくこれでやってみる事にする。

さて、ここまでの間に色々と弄ってみての
IT-407の感想だが今更言うまでもなく重厚そのもの。

まるでアーム界の
重戦車である。
各種フィーリングも市販自動車のそれではない。

カウンターウエイトなど、ちょっと前後させようと思っても容易には動かない。

思わずネジがロックの位置にあるか?と見直すがそんなことはない。
要するにそれだけ
ぴったりの精度で作られているのだ。

針圧のダイヤルなども重々しい。アームリフターは軽快に動くがアームの落下は物々しい。
高級感を演出しているとも言える。

それで結構。
そもそも一旦セットしてしまえばそんなに頻繁にカートリッジを交換するような
立ち位置のアームではないとみる。


2月20日

唯一注文
を付けるとしたらアーム高さ調整のためのネジである。

これはマイナスドライバーが使えるように切れ込みを入れるか、あるいは六角レンチが使えるように
しておいた方が良いと思う。
あまりにも
を入れにくい形状でサイズなのだ。

あるいは熟達のマニアの中には、この部分だけ違うネジに換えて使っている人もいるかもしれない。

まあそもそもよっしーなんぞが買えるようなアーム
じゃないのだからあれこれ思っても仕方ない。



いよいよ音出しである。

カートリッジはもちろんSPU。そのためにお貸出し頂いたようなものなのだ。

さてさて…



2月21日

SPU
GEを装着してみる。

リフターを解放すると針は
ゆったりと降りて盤面に着地。
この辺りは上流階級の趣だ。

一応説明しておくとHX-10000→SY99→HMA-9500→G7という流れ。

音だがこれは
重厚なもの。

落ち着き払った感じはこれまでには無かった世界…というか落ち着き
ぎ?

営業部長ではなくて退役した役員の中でも最古参みたいな感じになっている。

しばらくそのまま聴くがこれは
ちょっと違うだろう?ということでspiritに交換。

ま、SPU同志だから大きくは変わるまい…


…と思ったらずいぶん
う。がらりと変わったと言っても過言ではない。

実に活き活きと歌い出す。

押し出しもあればチャーミングさもある。
spiritの良さが引き出されていると感じる。

とにかく厚みを感じるのだが鈍重ではない。そして
らかいのだ。

WE-506/30+SPUも悪くは無かったがIT-407の方がより、”
らしさ”を引っ張り出している気がする。
もちろん僅かな違いなのだが…



2月22日





SPUなんてのはご縁が無いと思っていたから
思いもかけず自宅で聴かせて貰えてありがたやありがたや。

甲虫類を思わせる?姿かたち。
使いにくそうな(重い)印象だったがそんな事は無かった。

やっぱり
伝説の営業部長である。
世の中を良く知った人が選ぶに相応しい一本。

ステレオサウンド誌がその昔、21世紀を迎えるにあたり出した本の中で
20世紀において印象に残ったコンポーネント達という企画をやった時も
カートリッジの欄は
ほぼSPUで固められていた。

そういう存在なのである。

だがしかし
バリエーションも多いSPU族。

その内の二本をちょっと聴いただけで何かを語れるものじゃない。

今はまだSPUを語らず

そんな心境だ。



続きはこちらです


ひとつ前の日記に戻る

日記のMENUへ

表紙へ
>