1月3日



ROTELである。カートリッジ、2RC-1とある。

MM型と、そこまでは誰でもわかるが問題はその先だ。

ROTELのアナログ製品…
発売時期もわかるようなわからないような…

2RC-
3とか4もあるようだが、普通に考えると1が付くのが最初のモデルということになろう。

それらは
グランツの前身。つまりミタチコーポレーションの作というのが通説となっている。もちろん1も含め、だが
3や4がビクターの
MD-1016シリーズの亜種で、1はグランツのMG-20Rの亜種と見られている。

この辺はもう何というか、当時のオーディオ需要を支えて居てくれた
の立役者さんたちの存在の偉大さを
改めて感じるところだ。

さてさて…



1月4日

を聴こう。

直前まで
OTTO一族を聴いていたのでどうしても対比してしまうのだが
一聴して
やかさが増すのがわかる。


これはもう高い方の
伸びやかさみたいな物の影響だろう。
対して
い方の厚みは一歩後退。


とにかく気持ち
く鳴り始める。


あるいはこれだけあれば良いのでは?とまたしても思い始めるが、その持ち味の切れの良さ爽やかさも
ともすると一本調子になる懸念はある。

念のためだがケチをつけているのではない。

そこに惚れ込む者
のみがこのカートリッジを使えばよいのだという事を言いたい。

変な
色気より若さだよ、とカートリッジが語りかけて来る。

自信を省みて
耳が痛い気がした。





1月5日



ところで今回のローテルのカートリッジの出所?だが
これはもう皆さんには
バレバレで説明不要と思うのだが
こちらである。

ROTELといえばこちら

limited師匠である。

またしてもお世話になってしまったわけで申し訳ない。

そして改めて師匠のインプレを拝読すると、
僕のそれと結構
うのがわかると思う。

ことほど左様に感想というのは
ビミョーなものなのである。

今回僕の場合だと直前に聴いていたOTTOの印象に
影響を受けているのが
明白だ。


2RC-1の音が好きな人が聴いたら、OTTOの二本は
モッサリして受け入れがたいかもしれない。

OTTOが好きな人が2RCを聴いたら、
シャキシャキし過ぎで
敬遠するかもしれない。

そんなものである。

インプレというのは読むほうにもセンスが
要求される。

そういうことだ。



1月6日


だからという訳でなく再びOTTO
MG50に戻して聴いている。

どちらが良いという事でなく、とにかくバランスというか
印象が
変化する。

オーディオというのは正解が
いから面白いのだと改めて思う年の始まりだ。

一応注釈をつけるとヘッド
シェルやリード線の問題は今回無視して語っている。

それぞれの(特にこの場合)シェルを取り換えるとまた印象も変わるだろう。

ただ、いつも書くことだけど何十年も
経過したカートリッジは
下手に弄り回さない方が
安全だ。

これ以上追わないのが吉とみる。



1月12日


このページは
生存確認の部分もあるのでたまには更新しないと…

力が出ない
原因はお察し頂くとして、何をしているんだ?俺は?

いや、まあ何もしていないのだがレコードくらい聴こう。



だがしかし、この”間を置く”とか、”間を空ける”というのも大切。

バイクの修復なんかでも
ボルト一つ緩めるのにほぼ一日掛けたりすることがあるのだが
急いではいけないのだ。

途中で手を休めて、場合によっては別日に先送りとかする。

それで良いのであって一直線は誤りの
だ。

音の場合だと耳の
リセットか。

冷静になるには時間も掛かる。



OTTOの
MG-50にEPC-270の針というのは見た目不細工以外の何物でもないが
大変
魅力的な鳴り方をする。

純正針より良いなんてことは無いと思うのだが
結果オーライだ。

そしてこの判断は間違って
いないようだ。



1月13日




念のためにと
MG-27をMG-50と同一環境で鳴らしてみる。

ざっくり似た傾向なのだが何かが50とは
う。

好みでは50改だが、あるいは
シェルの違いもあるのか?

これ以上は追わないようにするが。



1月14日


ふと思ってテクニカの
AT-100にSH50だったか、柴田針を付けたものを聴いてみた。

すると予想通り
の方がスッキリしゃっきり聴こえてくる。

大学生の頃
だったら、”おお、これぞグレードアップ”なんて手を叩いただんろうけど
かつての若者も立派に高齢者の端くれだ。



優れているとかどうじゃないとかではなくて描く世界が
うのだ。

今の僕の好みは
MG-50だがその内気持ちも変わるだろう。



1月15日

昔だったらこの日が
成人式をやる日だったのだ。

どうも調子が狂うというか…

もっとも、僕自身は二度目どころか三度目の成人式も過ぎてしまったので
門外漢も良い所なのだが。

ここでふと思ったのだが最近はMMについては
SY99のフォノ
ダイレクトに入れていたのだった。

MGが…とか言っているが、それはもしかすると
99込みの音では無いのか?

ということで
HX-10000経由で聴きなおしている。

音像の出る位置が…とか分かったような事をいうのはこの際やめたい。

単純にいうと
過剰なくらいの(そこが気持ち良いと思えるレベルの)低音
やっぱり99の持ち味だということがわかる。

それに対して10000は
標準体型。


ただ、現時点の
気持ちでいうと、やっぱり僕はMG-50には
99のフォノかな、という気になっている。

まあ言うほどの差は、実は無いのだが…



1月18日



やる気は
全く戻ってこないがプリ交換。

深い意味は無い。99が不調になった訳でもない。

ただ
目先を変えてみたかった。

永らく寝かしたアンプで何かいうのもなんだが
やはり音が
い。

比較でいうと
99は大人の女性の感じと言う事になる。

どちらでも良いというと倍以上高い
99に悪いが
何かあった時代替が効かないというのも困るから
これくらいの感じでよいのだ。

更に手を入れて追撃態勢に、2000には入って欲しいのだが
言うばかりでなかなか腰が上がらなくて
ごめんなさい。



1月19日



ステレオ誌
1979年9月号より↑だ。

ステレオ誌お馴染みの試聴室コーナーなのだが
並みいる評論家陣に囲まれて、
松任谷正隆さんが鎮座している。

この頃はこんな風に外部ゲストを招く事が続いていた。

聴くも聞いたりでプリメインにプリ、そしてメインと
松任谷氏お疲れではなかったか?
何しろ論客に挟まれてのリスニングだ。
心が休まるはずがない。

この時特に興味深かったのが
プリの試聴だった。

登場したのは
アキュのC-230
デンオンPRA-2000
パイオニアは二台でC-10とC-3a
そしてオーレクスSY-99

この中で松任谷氏が最も気に入ったのが
PRA-2000だった。



曰く、
少年ぽい
(他のアンプと比べて)デンオンだけは神経質な感じがしなくて
さわやかに聴けて、
なんか外の景色を見ながら軽い音楽を聴くのに良いんじゃないか

…ということだった。

なんだか褒めているんだかいないんだかわからない話しだが
的をえていると言えばその通り。

やっぱり
2000は音が若い。

少年のような。あるいは少女のような…か。

ひっくり返すと
重厚さでは99みたいなのが優れる訳で
この辺は痛しかゆしであろう。

整備性などは2000の方が圧倒的に良い。

というか99など絶望的に悪い。

自分でも手を入れて楽しみたいという人には
絶対2000だ。99は不具合が出たら諦める方が良い。

ま、今時
50年近く前のアンプの話をしても仕方ない。

お金のある人はいくらでも選択しがあるってもんだ。



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