7月18日
7月19日
ディスクスタビライザー。
その種類を換えると音も変わる?
ま、それはあるかもしれないが今回のお話はそうしたことではない。
ポイントはMU-31D/TS(軸受けを超低フリクション化して、さらにマグネフロートで
抵抗を下げたものでDCモーターに換装してバッテリードライブしている)に
マッチするスタビが必要じゃない?とPIPPINさんが送ってきてくださった。
で、スタビの前にシート、なのだがMU31D/TS、あるいはPL-31E/TSの場合、
シートを載せないとプラッターは文字通りフロートしている。
つまり、やや浮き上がっている。
ここに約1kgのシートを載せてウエルバランス。
そこでよっしーもガラスシートを一つ仕入れたのだが、僕の使っている
GTT-3000Bは、本来上にも下にも何か敷け、みたいな感じで単体だとレコードとの密着感今一つ?
では、とここにディスクスタビライザーを載せると過負荷の感も出てくる。
そこで、ということでシートをJP-501にしてテクニカのAT-618にしてみたのだが
やや重すぎるきらいもある。
そこで今回のORSONIC DS-250なのだが自重250gと比較的軽い。
一方でコレクトチャックでスピンドルを挟み込む方式で、広くディスクを抑え込み
文字通りスタビライズド効果は抜群、みたいな発想だ。
それで…
7月22日
しかし参るというか、腰だの脚だの背中だのにダメージ受けると
オーディオもやっていられない。
今回それを痛感した。
なにしろ痛くて座っていられないとなると音なんて聴いていられない。
そんなこんなで歯抜けの更新。
自分が一番イライラしている。
それはさておきオーディオであり
スタビである。
手元にある物を眺めてみると、AT-618は600g。
他に拙宅にあるスタビというとヤマハYDS-8で850g。YDS-3で686g。
意識しなかったけど重めが多い?
そもそも論で、そもそもスタビは必要なのか?という議論はある。
載せると音が死ぬという人もいるわけでその辺はお好みでどうぞ、だ。
ただ、例えばテーパー付き砲金ターンテーブルシートY31-ST1GMみたいのを使う場合は
スタビが必須となる。テーパーに押し付ける意味があるからだ。
似たようなことはJP-501でも言える。あれもテーパーがついている。
そんなこんなでスタビはシートとセットで考えるべき部分も多い。
ここでふとビクターのガラスシートGTT-3000BをMU31D/TSに載せてみたくなった。
久々のガラスシート。取りあえずスタビは無しである。
音だが想像を上回る物があって軽く驚く。
これはこれで充分ではないか…
で、片面聴き終えてスタビオン。DS-250である。
ガラスシートを載せてスタビも載せると重すぎ?
いやいや、そう固いことをいうもんじゃない。
改めてDS-250。
手に取ってみるとわかるのだがビックリするくらいフィーリングが良い。
手になじむ形状。重さ。
こういった要素は実に重要だ。
そしてとどめがコレクトチャックで、センターのシルバーの部分がボタンになっていて
それを押すとチャックは広がり、離すと縮まりスピンドルを噛む。
この一連の動作が楽しくて仕方ない。
趣味の道具にはこうした要素も大切である。それを痛感する。
そして載せた時の音だが、これも良いのである。
載せなくてもよし、載せても良し、だ。
繰り返すがあまり固いことをいうもんじゃない。
7月23日
そしてシートをJP-501にしてDS-250を載せる。
ある意味今回の本命。
合計重量的にこれが正解ということなのだが音は?
…どちらが良いかは好みだが、ガラスシートとJP-501で
随分違ったので驚いた。
ガラスシートの方が音がコンパクトに、キュッとまとまる感じで
暑い夏には良いと感じた。
そこにDS-250は、載せても良し、載せなくても
それはそれで良しという感じなのだが
DS-250はとにかく手に取って扱う喜びに満ちている。
コレクトチャックも実に格好良い。
なので、とそのセットのままPDT-5000に移行してみると
これまた格好良い。
そして僕の腰、脚、背中は随分よくなった。
医者にも行こうと思うが、なにより姿勢よく過ごしたい。
いつまでも昔のままの身体ではないのだ。
7月24日
偶然出会って手に入れた一枚。
リンダロンシュタットでオーディオファイル向けというと
他の盤という事になるのだろうが、
やっぱりこの人にはこうした世界の方が似合っていると
感じるだが僕だけか?
録音に特に見るべきものは無いのだが
それがどうした、と言いたくなる。
カートリッジをDL-103Sの再生品にして聴くと
なかなか良い感じだ。
7月25日
夏の怪談シリーズ?
包帯巻きのミイラ男ならぬマスキングテープ巻きの…
(秘密)
7月28日
マスキングテープみいら?の正体は??
それはSONY XL-15だった。
これまた物凄い数が出回ったカートリッジ。
春のドフツアーでも二本ゲット。
それは良いのだが一本はチップ落ち。
もう一本は一応針先も付いていたが、
残念、この機種に特有のダンパー劣化である。
これはもうボディが盤を擦らんかな、の勢い。
正解は、というと現在でも手に入る
サードパーティーの針を刺す。これである。
しかしここで一ひねり。
ネットを見ていたら面白いことをやっている人が居た。
何かというとダンパー劣化を補うべく、カンチレバーと
ボディの空隙にゴムを装着。
これだ!と思って(不精にも)輪ゴムを装着して
マスキングテープで固定。
これでどうよ?
…案外うまく行く。
ただ、当然だが本来のダンパーの動きとは
かけ離れているのが音にも出る。
研究の余地はあるが、こんなことばかりしていられない。
そこでXL-25に挿してあった、VICTOR DT-29を15に移籍。
すると、これが本来の音かは怪しいが
明るく爽快で実に夏向きの音がする。
ちょっと元気が良すぎる気もするが良い音だ。
夏はこれで過ごそうか?
そんな気になっている。
7月30日
いきなりこれを見せられてもなんとやら、だろうが
これはPL-X9の内部を正面から見たときの
左側から写したもの。
分かりにくいだろうが赤い線で描いたところに
本来あるべき部品が失われている。
それが無いとどうなるか?というと
フロントにある扉を開けても電源がオンにならないし
尚且つ扉はだらしなく開いたままになってしまうのだ。
しかし持つべきものは仲間。
いや、正しくは先輩、なのだがわざわざそれを送ってきて下さった方がおられる。
お届けいただいたパーツがこれ。
後はこれをパッと装着するだけ。
それを終えた我が家のPL-X9一号機は
晴れて扉が固定され、開け閉めで電源オン、オフが
可能になった。
ありがとうございました。
さて音を…と思ったが、この個体は前オーナーによりカートリッジが抜かれていた
のだった。
PC-41MCも今や入手難なので、何か他のカートリッジでも…
さて、なにを…