しかしマニアというのはどんな分野でも病気持ちである(笑) いや、もちろん自分も例外ではない。 前回の日記で写真をアップ申し上げたが マランツ#7のオリジナルとレプリカ。 門外漢が見たらどっちがどっちかわからない。 というかそれ以前にどっちがどうだろうがどうでも良い(爆) しかしマニアはオリジナルとレプリカの部品の違いに一喜一憂し “オリジナルは中が黒っぽいけどレプリカはやたら色白だ” などと感慨深げに言うのである。 これは立派な病気だが罪はまるでない。 そこが趣味の世界の良いところである。
そんな事は全くない。 特に今回貴重なオリジナル及びレプリカの内部比較まで 体験させて頂けたのはみゆきさん、ヨッシーさん、 そしてpippinさん(順不同)のお陰です。 オリジナルの良さはもちろんなのだが レプリカにも感銘を受ける。 “よくぞここまで頑張って作った”というのが 四人の感想である。 そして、オリジナル#7には、そこまでやらせる魔力がある ということも言える。 配線の妙も感じるし、軽くフローティングさせた基盤など 理論だけでなくヒアリングで音を決めていったことが 伝わる様な作りである。 音はどうかと問われると(前回も比較したが) オリジナルにはオリジナルの、そしてレプリカにはレプリカの良さがあり 甲乙付けがたい。多分付けられる人は居ないと思う。 どっちに転んでも素晴らしい。 とにかくこの後色々な組み合わせで諸々の年代の名器を拝聴したが “オーディオ機器は遠い昔に既に完成していた” というのが共通した感想であった事をここに白状しておく。 さてさて、しかしマランツ#7はこの日の氷山の一角であった。 水面下(床の上?)には更にでっかい本体が隠れていたのである。 しかしタイタニックが氷山の一角に船体を切り裂かれて沈没したように よっしーも既にこの時轟沈状態だったのではあったが… 続く
妙なところで律儀だもので 更新が進まない。 マランツ#7の写真を、 それもオリジナルとレプリカと同時に撮影する機会に恵まれ、 これはちゃんと識別だとかコメントだとかを付けて アップしないと、などと思うから難作業になる。 何しろある意味似たような画像のオンパレードなので 無駄が無い様になどと考えると気が狂いそうだった。 が、掲示板を見ていてはたと気づいた。 そんな事はしなくて良いのだ。 見る人はよっしーなんかより遥かにこの世界に詳しく、 未熟な写真からもどんどん色々な事を引き出してくれる。 と気がついて撮影させて頂いた物を片っ端からアップして 一件落着とすることに相成った。 例によって撮影技術に救いはないが その点だけはご勘弁。
よっしーには正確なコメントは無理だ。 しかし素人目にも美しい配線や 律儀な設計はわかる。 ご指摘にもあったとおり 外観からは電源スイッチの大きさくらいしか 違いは見つからない。 あるいはフローティングされている基盤を 搬送時に固定しておくネジの頭が、オリジナルはプラス。 (…と書いたらすかさずみゆきさんから個別指導を頂いた。 嘘である。オリジナルがマイナスでレプリカがプラスだった。汗) レプリカはマイナスの頭という違いはあった。 これは何故違うのか? と、どうでも良い事にまで関心を注ぐのがマニア魂というものだ(笑) 繰り返しになるが基盤のフローティングというのは面白い。 思わず思い出すのが、'80年当初長岡鉄男氏が リファレンスプリをどうするか?と悩んでいた時のコメントだ。 氏はPRA-2000をリファレンスとして使っていたのだが これがダウン。 候補はいくつか挙がりSY-88λUも上がったが 好みの関係で採用されなかった。 88は圧倒的に丈夫な基盤を最小限使い接点も最少。 対してPRA-2000の基盤はペナペナ。 理屈の上では88に軍配が挙がる筈なのだが そうはならなかった。 氏は同SY99もリファレンスにはしなかったのだが “基盤は厚すぎてもいけないのかもしれない”と している。 良い悪いの問題ではなく、 音というのはとにかく一筋縄ではいかない という事だ。
あんたは元気で良いが… (みゆき邸訪問記は続きます)
一つ前の日記に戻る 日記のMENUへ 表紙へ
|