3月4日

早くも三月。春めいて花粉も飛んでいるようだ。

それはさておき、音の方はやっぱりちょっと
ハイファット系?
音がメタボと言っても良いかも。

これはやっぱりラックの上にスピーカーなどという
罰当たりなことをやっているからかと
顔に斜線も入るが、
慌てずに現状で対処をしてみよう。

対処だが、良くあるところでは
スピーカーの足下を何とかしてみる。
ケーブル類や電源の見直し、などが考えられる。

ま、ボチボチと。

取り敢えずは娘のインフルエンザが直ってからかな〜?


3月16日

あれ?もう16日?

ごめんなさい。日記を更新していなかったですね。

…というくらい最近は時間不足。

ではオーディオの方が止まっているのかというと、
そうでもないのだけれど。

ところで送り出し側の装置さえ変わったものの
その後の装置は変わっていない

プリはカウンターポイントSA3。真空管。
そしてメインはkazzさんから拝借中のeAR202。デジタルアンプ。

eARは写真でおわかりの通りバックパネルを前にして置いている。

別に後ろ姿がフロントフェイスより気に入っているとかそんなことではない。
単に色々研究するのにこの方が好都合だからだ。

研究…といえば聞こえは良いが、馬鹿もやっている。

写真ではわかりにくいかと思うが
eARの脚の下にテクニカ製のインシュレーターが入っている。

アナログプレーヤー用の物だ。

何となく挟んでみたが、これをやるともの凄い
ブヨブヨの音になるのでびっくりした。

いや、馬鹿な事をやっているんだからびっくりしてはいけないが
これだけ音が変わるとやっぱりびっくりする。

21世紀を担うデジタルアンプだから
設置の影響など受けないかと思うととんでもない

外してみると音は俄然すっきりする。

eAR202。とにかく駆動力はばっちり。

音はソース次第で、綺麗なソースならもの凄く綺麗な音が出る。

ただまだよっしーは使いこなし充分とは言えない

主にアンプの問題よりもスピーカーの設置の問題のような気がする。

そこでアンプの前にそちらを検証中。

続きはしばしお待ちを。


3月17日

アンプをまともに設置させてみると音も随分まともになった。

でも納得の行く状態にはほど遠い

対アンプでも色々試してみたいことはあるが
先にスピーカー足下に着目。

まずスピーカーが載っているラックの下から“家具スベール”を取り除く。

家具スベール?と思われたかもしれないが
よっしーは大昔からラックの下には家具スベールを入れている。

重いラックを、“よっこらさ”と動かして配線を弄ったりすることが
多かったからだ。

しかしこれが音に良いかというと
あんまり推奨されているのを見たことがない
(第一使っているのを訊いたことがない)

取り除くのは簡単だし、また入れ直すのも簡単なのだからと
除去してみる。


これで音が激変…!

…だったら良かったが、それほどの変化は感じない。

9000ESにしたら音の広がり、というか幽体離脱感は非常に良くなったのだが
音がどうにも落ち着かない
それが第一の不満。

非常に感覚めいた言い方で恐縮だが
スピーカーが踊ってしまっているような感じなのだ。

足下直下にはY31PB-1YPB-1の混成部隊ということで
これら自体は悪いはずがないが、
雰囲気的にはロジャースに重量付加でもして
インシュレーターにグッと押しつけてやりたいような感じ。


ただスピーカーに重しをするというのはなので
別の路線を考える。

これだけはやるまい、と思っていたのだが…


3月18日

今時こんなに汚らしい物を部屋に持ち込む人はいない。

その辺に落ちていたコンクリの板。

さすがに水洗いしたが…ってそーゆー問題ではない。

部屋からコンクリの類を追い出してから数年。

もうこういう物は持ち込まないと決めていたのに
どうやら禁断症状が出たようだ。

なにしろよっしー世代にとって、オーディオといえばコンクリである(嘘)

何しろ当時のオーディオ雑誌でコンクリのブロックやドブ板が
登場しない号は無かった(これは結構本当)

オーディオには重量が必要。
手軽で安価で重い物というとコンクリなのである。


しかし人間の…というか大衆の心ぐらい移ろいやすいものはない。

あれほどお世話になったコンクリなのに
ある時以降はコンクリを使うとコンクリ臭い音になるだの何だの
言われたい放題である。

これでは散々会社に貢献して(正確には貢献したと本人だけが思っている)
おじさんが、50過ぎた位からいきなり邪魔者扱いされるかの如くだ。

「今時の人はちゃんとオーディオボードとか使うのよ〜、
やだわー親父は何かと言えば質実剛健だとかなんとか
四文字熟語使って変な物擁護するんだから〜」
ってな感じかな。

どうも話しが脱線する(反省)

まあとにかくスピーカーの足下に重量が欲しい気がしたのである。

そこで置いてみた。


で、こんな物を置いて音はどうだったか?

まあパッと聴いたらそんなに悪くはない感じ。

僕はオーディオベーシック誌の付属CDを結構楽しみにしていて
毎回しっかり聴かせて貰う。
最新号は「ピアノ、ハーモニカ、ギターでことほぐ春の訪れ」だが
その音なんかクールで澄み渡っている。

おやおや、これは拾いもの(実際拾ったドブ板だ)
と喜んだが、ドカンとパワーが入るソフト(エンヤ)を
掛けたらいきなり破綻した(汗)

音が濁っている…

もっともこれは単純にコンクリの板が悪いとは言えない

ロジャースをドブ板に直置き直接置いたのがいかんのだろう。

そこで考える。

(続く)


3月19日


さてさて、ひどい音。

しかし、これすなわちコンクリのドブ板のせいとは言えない

まずスピーカー底面とドブ板の接触を考えよう。

ということでこれまた今時のオーディオマニアであれば
絶対に使わない物を持ち出した。

防振ゴムである。

形状は半円球

一応AVインシュレーターと書いてある(笑)
直系30o四個入りで367円税込み。

材質は非反発ゴム。
耐荷重は4個で15s。

これをドブ板とロジャースの間に挟み込む。

このゴム、もちろんアンプやCDプレーヤーの下に使う事を想定しているのだろう。

スピーカーの下に使うとは開発者も思うまい。

スピーカーの下にゴム素材というのは誉められたケースを見ない

それは何故だろう?

スピーカーは振動して音を出す。
揺れる物がゴムの上に載っているのでは
支点が不明確になって良い音はしないというのが通説。

なるほどなるほど。

でも、この機会にどうしても一度やってみたかった

音は?

まだ充分聴けていないので何とも言えないが
今回のケースだとドブ板の上にロジャース直置きよりは
良い感じだ。

というか悪く言いたくない感じ。

濁りは消えて、陳腐な言い方だが
低音なんか実に良く出る

それはもう大変低いところまでたっぷり出る。

ふくよか”という単語を久しぶりに思い出した。

ただ、やっぱり踏ん張りが効いていない感じはある。

しかし先入観が邪魔している気もするので
ちょっとこのまま聴いてみたい。


3月27日

さて、ゴム足を挟んだ音。

冷静に聴いてみてどうか?

これはやっぱり悪くない。

歪み感が無い。
といって間抜けな音じゃない。

クールで澄み切っている感じ。

重心もぐっと低くなる。

最低音の豊かな事はびっくりするくらい。


それではこれが最高なのか?というと
ちょっとひっかかる部分がある。

それはやっぱり踏ん張りが効いていない感じがあること。
特に低音域においてそれがあって、
唯一残念に感じる。

それでも予想よりは遥かに良い結果だったので驚き、
そして考えてしまった。


なのであれこれ考えながらした落書きが↑

…正に落書き以外の何ものでもないので見苦しいのや
馬鹿らしいのはお許しを。

ゴムにも色々あるので、ゴム=柔ら無い物というのは
短絡的考え方だ。
でも、取り敢えず今回のは結構柔らかい。

スピーカーは振動する物。

その六面が全部振動する。

これを取り敢えず自由に振動させてやりたい
スピーカー自体の振動を阻害したくない、と考えると
理想は一つ。スピーカーを浮遊させることだ。

もちろんできっこない相談だ。

では宙吊りは?というとこれは出来る。
しかしあまり上手く行きそうもない。
ウーファーにどんっと信号が入っただけで
ャビネットは後ろに振られてしまう。

結局底面で支える事になる。

ここで、あくまでもスピーカーの自由振動は妨げない方が良い、
と考えるなら、弾性のインシュレーター、あるいはスぺーサーは
悪い物でもない、ということになる。

反対に剛性一本槍の場合を想像してみると
インシュレーター、あるいはスペーサーに載った振動が
何らかのモードでキャビネットに返っていく

キャビネット本来の振動に、別の振動が戻り複合された状態
鳴るわけだ。




ゴムが良くて剛体が駄目、とかそんな話しではない。

剛体だって上手く行くことはあるし、ゴムも色々だ。
故に複合みたいなインシュレーターも出てくる。
いわゆる折衷案だ。

要するに振動が戻るなら戻る
その音がスピーカーの音に載るなら載るで良い。

問題はトータルで出音がどうか?ということになる。

故にインシュレーター、あるいはスペーサーの
素材、形状、重量などが、突き詰めると問題になってくる。

更に言うまでもないが
インシュレーターの下(ボード、あるいはスタンドあるいは床)との
兼ね合いの問題も出てくる。

インシュレーター下の環境とも折り合いを付けていかないといけない
から話しは更にややっこしくなる。

(だからどうした?と言われるとどうもしないが
乗りかかった舟なのでもう少しこの戯言は続きます)

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