10月3日

もう厳密には一昨日の事となるが
shuksさんパグさんが企画運営された
テンダリーズのライブにお邪魔してきた。

場所は高円寺のZat'sという佐世保バーガーが本当に
美味しいお店。

ライブも素晴らしかったし食事も良かった。

そして何よりshuksさんのお取りはからいで
新しく幾人かのオーディオ仲間と知り合う事が出来た。

とても嬉しい。

オーディオ談義をする時間は限られていたが
よっしーのオーディオ熱に再び火を付けるには充分だった。

月並みだが仲間は大切だ。

というか人との出会いは大切だ。

人生なんて、これ全て人の縁である。

更にそして気持ちよく帰路に向かうよっしーの手には
これまたありがたく楽しい物が握られていたのでありました(笑)


10月14日

先日音のご馳走を頂戴してきた。


10月15日

Aさんと知り合えたのは今月初めのライブのお陰である。

相席させて頂き意気投合…
というほど言葉を交わした訳ではないのだが
お互い“ハッとしてグー”(死語!)だったのである。

そこで、というかタイミングが良い時は良い時で
縁結びのshuksさんも驚くスピードで訪問と相成った次第。

さてしかし、このタンノイGRF モニター・シルバー
お部屋の感じを見ると、それだけで“ああ”とおわかりの方も多いだろう。

Aさんのリスニングルームは数年前某誌でも紹介されている。

その時のリスニングルームと、現在のリスニングルームは
場所からして異なるのだが、色調は見事に統一されている。

…というか数年前を基準にすると更に磨きが掛かっている筈だ。

お部屋に見事に調和したGFR…。

それもその筈で、このお部屋自体がGFRを最高の状態で収める
目的で作られたと言っても過言ではない
から凄い。

いや、部屋どころか家自体がGFR+このお部屋を基調にして建てられた感がある。

このGFR、世界有数の幸せ物の一つに違いあるまい。


Aさんのリスニングルームは地下にある。

よっしーなんか、もうこれだけで羨ましくなってしまう。

やはり地下は防音効果が高い。
よって深夜まで大騒ぎしても、まず苦情なんて来ない。

ドアを開けると、“シンっ”と静まりかえった空間が待ち構えている。

おあつらえ向きのコーナーにGFRが居る、
というかGFRの為にコーナーが用意されている。

この部屋にある物はというとGFRとオーディオ装置。

後は椅子が二脚だけである。

“ううううう〜”と思わず心の中で唸ってしまうよっしーであった。


10月17日

さてさて、この様な環境でオーディオライフを満喫されている
Aさんだが、目指すところは「良くも悪くもない音」と仰る。

“良くも悪くも無い…”

これはなかな興味深いポリシーである。

しかし、よっしーはすぐその意味がわかった(気がする)

でも、“どういう意味?”と訊かれると
言葉。特に文章で応えるのは非常に難しい

わかりたかったらAさんにお願いして音を聴かせて貰うしかない。

オーディオの音は、それを出す人を雄弁に語ってくれる。

ただ、同じ装置が、来客が異なるとまた違う音を出してしまう
事も多々あるからこれがまた難しい。

AさんにまずCDを掛けて貰う。

ジョアンジルベルトのin Tokyoでスタート。

…う〜ん…、見事なお手前である。

これがAさんの狙った音なのだろうという音が
初っぱなから出てくるのである。


10月22日

訳あって間が空いてしまいました、ごめんなさい。

Aさん宅訪問記続編です。

さてさて、しかし“良くも悪くもない音”というのは
本当に言葉で伝えるのが難しい…

ひとつ伝えておきたいのは
パッとしない音とは全然意味が違うということ。

Aさんは色々な音楽を愛しているが、
古楽などにも精通されている。

ソフトも気に入った物だけを手元に残されるタイプのご様子。
悪食(あくじき)のよっしーとは大違い?

中にはSACD裸足のCD(古楽)などというのもあって、
これなど聴かせて頂いた時には鳥肌が立つ思いだった。

AさんのCDプレーヤーはLINNIKEMIという物なのだが
これは音を聴いて、現物を見て、思わず欲しくなる一品だった。

まず、やっぱり音が良い

…いや、もちろんオーディオはシステムトータルで
音が出てくるのだから安易にプレーヤーだけを持ち上げるのは
当然正しくない。

しかし、これはきっとやっぱり相当音が良いのだ。

厚みがあって温もりがあって、それでいて正確

やっぱり音の入り口に、良い物。あるいは信頼のおける物
配備しておく事は大事なのだろうな〜と、
いつも誰かのお下がりで、悪くはないけど決して上級機種ではない
物を使い続けている僕などは、こんな時しみじみと思ってしまう。

Aさんもデジタルプレーヤーには一頃苦労された様で
P-0まで使って納得いかず(以前はスチューダー様を使っていた)
散々悩んだ挙げ句にKEMIにたどり着かれた様だ。

更によっしーの心を奪うのはそのプロポーション

小ぶりでキュート

寸法比なんか最高。

変なところで遠慮して、クローズアップの写真を撮らなかった事が
悔やまれる。

いや、しかし良いプレーヤーです。

で、前半戦のデジタルの章はまだ続くのでありまして
途中PCオーディオも登場…

(続く)


10月25日

さて、PCオーディオ

Aさん愛用のPCはMacでノートタイプ。

これで同じCDをちょっと再生。

なるほど音は違う。

大袈裟にいうと世界が違う。

しかし、この日の場合どこか違和感もある。

何というか、これまでの音がドーピングを受けてしまった
かのような感じとでも言うべきか。

“良くも悪くもない音”はどこかへ消えてしまう。

ということでPCオーディオはちょっとだけ聴いて終わり。

もとより今のAさん宅ではPCはメインではない。

でも、この世界も追求していくと面白いらしい。
ノートPCにインシュレーターを入れるだけでも音が変わるという)

Aさんご自身、現時点ではMacのヘッドフォンアウトから
ポンとケーブルを出した状態なのだが
それ以前はやはりインターフェイス含め色々試されたという。

それら検証の上での現在の状況ということだ。

色々な方のお話しを訊いて、PCオーディオ恐るべしという気もしている。

一方で、やはり製品として一つの形、トーンを持つ
オーディオ製品としてのCDプレーヤーの魅力

捨てがたいというところか。

Aさんの場合は、特に今IKEMIという良き伴侶に
恵まれている状態なのでそちらを主に堪能されている
ご様子。

色々試して混沌とする時期と
いわゆる安定期の間をスイングするのが
オーディオという趣味なのだと思っている。

よっしーのAさん宅訪問は
その意味では安定期の訪問というタイミングみたいだった様で
とっても“美味しい想い”をして帰ってきた訳だ。

だから冒頭において“音のご馳走を頂戴した…”と
書いた次第でございます。はい。

そして次はアナログをお聴かせ頂く…

(続く)


10月28日

のんびりしていたらもう28日ではないか。

ああ、もっと更新したい

なんだかんだ言っても、僕はオーディオ日記を書いている時が
一番和むのである。

さて、Aさんのシステムで、次はアナログ拝聴。

ロクサン]とにZYXエアリー3クリスタル銅

昇圧トランスはJS#381

という組み合わせ。

実はもう一組。トーレンス124T型が並んでいて、
こちらではオルトフォンSPU各種のカートリッジを楽しまれているそうなのだが
この日はこちらはお休み。

ご紹介が遅れたがプリがマランツ#7

そしてメイン・アンプ:マランツ#2 x2。

この組み合わせでお聞かせ頂くアナログの音は、
それはそれは心地よい物だった。

そしてLINN IKEMIで拝聴するCDと
色調が見事に統一されている。

Aさんのお部屋ではデジタルだから、アナログだから
というのは無い様だ。

ZYX社とも馴染みが深い様で
どうも20年以上前のZYXからご愛顧の様子。

古楽が良く、クラッシックがやはり際立って聞こえる。

ただ、僕個人としては一曲だけ掛けて頂いた
ユーミン
が非常に印象的だった。

「14番目の月」からの一曲だったが
実によい。というか嵌る。

思わずAさんにも言ってしまったが
このレコードをこれだけの音質で鳴らした人が
一体何人いるのか?

ちょうどこのアルバムが出た頃はオーディオも
流行の最中。

「14番目の月」は多くのシスコンのターンテーブルに載り
あっちでこっちで掛けられたと思うが
まさかここにこんな良い音が潜んでいたと
気がついた人が何人いたかしら?

それとは別に、この音楽は
きっとAさんにとって、大事な音楽なのだと思った。

自分の好みの世界の物だから
敢えて一曲しか掛けなかったのだと思う。

出し惜しんだのではない。
自らの好みの世界に、来訪者を付き合わせては…
という配慮だろう。

でも次回はもっとたくさんお聴かせ頂きたい(笑)

さて、Aさん宅訪問記もいよいよ大詰め

実はこの後shuksさんもお立ち寄り頂き…


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