6月20日

Pippinさんからまた貴重な画像を頂戴した。

まずModel9のカタログ

#9オリジナルの優美な姿。

美しいカバーで被うと安全性も増す。

この辺り、#9が単に音質だけでなく
日々の使い勝手家庭での収まりの良さをも
きちんと考えられていた事が今更ながら良くわかる。

めくら蓋を外すと各種端子なども見える。

この辺りをきっちり隠す所も憎い、というか時代であろう。

そしてなんと言っても無理矢理でも左右シンメトリーに持っていく(笑)

これが無くっちゃマランツじゃない、とも言われている。
(誰も言っていない?)

とどめに内部画像

何故に三種類

実はこれ全部中身が違う

上から、

オリジナル

レプリカ

キット

…となっている。

オリジナルとレプリカはわかるが
キットとは?

これはModel9Kと呼ばれる物で
推定’80年代中頃にリリースされているという。


ヒューズボックスや直出しの電源コード等外観はオリジナルそっくり

使っている部品もオリジナルに準じたパーツが選ばれており、
人に寄っては復刻版よりもオリジナルに近い音だと評価する人もいるという。

しかし、キット故「素人組立」が多かったのも事実らしく、
市場で評価されていないというのが何とも残念。

もしこれがUSA工場で組み立てられていたら…と思わずにはいられない。

更に、続けるとレプリカも'96年1000台限定で出された後
'98年に200台限定のSEモデルが出ているという。
これは球に選別品を使っている点が'96年物との相違点らしい。

国内には何台あるのか?
オーナーの方はいませんか?


6月28日

それにしても思うのだが
オーディオをやっていてやっぱり困るが時間を要求されるという点だ。

いや、何をやっていたって時間は必要とされるのだが
オーディオは特に”という気がする。

エージングというのもあるし、
その日その時のウオーミングアップという問題もある。

とにかく音楽信号を食べさせてあげなくてはならない。
怠ると大抵ろくなことにならない。

これじゃあどっちが飼い主かわからないなんて思うこともしばしばある。

それでもオーディオはやめられないのだが
僕なんかの場合、本当は
ポンと置いただけでちゃんと鳴れ”とか
家電のくせに馴らし運転なんか要求するな”
という人なので、本来はオーディオに向かない人なのかな?

デジタルアンプに大いなる期待を持つのも
一つにはハンズフリーで行けるかな?という期待もあるからだ。

ただ、今回のeAR1001の例など体験してしまうと
デジタルだからといってそんなに放し飼いには出来ないみたい。

これには大変考えさせられてしまった。

真空管だろうがトランジスターだろうがデジタルだろうが
日頃適当にあしらっておいて、用がある時だけ上手くやってくれ
と言ってもそうは問屋が卸さない

都合のいい女”はやっぱり居ないみたいだ。


6月30日

今回のOFFをもり立ててくれたアンプ達。
記念のスリーショット
(下の画像はShuksさんご提供)

しかし、大きさといいアプローチと言い三者三様だこと…

さてしかし、OFFのお題はアンプだけでなく
ちゃんと隠しネタ?もあった。

写真ではわかりづらいがEMTプレーヤーのテーブルシートが
ちょっと変わっている。

begingSのカーボンアクセサリーの一つ。
アナログターンテーブルシートだ。

詳しいことはリンクを見て頂くとして
問題はその効能

どうやら本当に全体的に明瞭に。
なにより低域の深みは増す様だ。

ちなみにShuksさんもこれをガラードに使用中。

効果の顕著さは今回のEMTの比ではない様だが
これはガラードが正に“ダイレクト”リムドライブ?で
そもそもの振動が多いからではないかと推測される。

と言うことは、それだけ振動系に対して効果が出ているということかも。

なお、アームベース用もあり、
Pippinさんはこれも仕込まれている。

そしてこちらは茶目っ気を出して
AT-33ML/occをEMTシェルにマウントした図。

前回Y31さんの手によりリード線のハンダ付けまで行ったものの
時間切れで音を聴くまでは至らなかった。

今回はとうとう聴けたのだが
当然のことにしっかり33の音がしていた。

こんな体験もなかなかできない。
Pippinさんありがとうございました。


そして三人はN先生のお宅へと向かうのであった。

(続く)


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