5月28日

我が部屋未だ色々調整中。

ただ、だいぶ落ち着いた。

eAR202も“居場所”を確保。
良い感じでブルーライトを光らせてくれている。

スピーカーの真ん中にTV。

最近ではあまり見ないパターン。

でも、大丈夫。

音はTVもその他の家具も無視して広く
深く、時に高く展開する。

立派立派。

…というか今まで気がつかなかった事に気づかされる事も多い。

エンジニアがこれだけ考えていたのね、
これまで気がつかなくてごめんなさい、と
お詫びを入れたい心境です。

これもeAR効果に違いない。


そもそも今回のセッティング変更はeAR来訪で始まったようなもの。

まず、eARのポテンシャルに驚いた。

そして拙宅のCDプレーヤープリアンプに疑いを持った。

だがしかし、それより先にセッティングを弄ってみるべきだと
天の声が囁いた。

これは正解だったようで、CDプレーヤーもプリアンプも
今のところ首にはならず、それどころか仲良くやっている。

当初気になっていたところはどんどん解消していく。

日記はあっちにこっちに飛んでしまうから
ちょっとだけここで整理してみる。

まず“鳴る”“鳴らない”の問題は最初から無かった。

当初から、あっさりと“鳴って”いた(と思う)

ただ、これにはプリ、その他との相性問題はあると思う。
拙宅ではPRA-2000だとまるで駄目だった
(その後追求したらどうだったかはわからない)
SA3はそもそもハイゲインなプリアンプ。
例えばeAR202、及びLS5/9との組み合わせで
ボリューム角9時なんていうともの凄い音圧になってしまう。
(註:CD使用時)

まあ何でも良いが第一音からあっさり“鳴って”しまった。

ただ、どことなくチグハグな感じが(最初は)あった。
例えば力の入り具合がマチマチだったりと言ったような感じ。

そこで、これを機にスピーカーセッティングの見直し
(本当はそれだけじゃなくて、電源の取り方から
ケーブルの引き回しまで随分弄った)


あれこれ模索して(視覚的にも)ベスト
…かどうかはわからないが、かなりベター、位のところまでは追い込めた。

そしてたどり着けたのが今日の日記の冒頭に書いた様な状態。

ミートポイントもかなり合ってきたみたいで
まず申し分無し。

音場という点では過去最高(多分)
広い”“深い”“よくわかる”と三拍子揃っている。


一気に書いてしまおう。

では気になる点は?というと
あまり無い。

しかし、全然無いと言うことはない。

ただ、これを上手く伝えるのは難しい

何故ならソフトによってはこれまでより今の方が
グン”と良くなる物もあるし、
”とちょっと首を傾げてしまう様な物もある。

だからついつい悩んでしまう。

が、これ、実は機械の問題というより
聴き手の姿勢の問題”なのだ。

これまではこれまで”、という態度で臨むべきなのだが
どうしても“これまで”を引きずってしまう
これは人間の悲しき性とでもいうべきか。

もう一つ、現時点で気になるのは
超低音と超高音

物理特性的には今でフラットなのかもしれないが
何せこちらの耳は長い間MOS-FETアンプ
HMA-9500に飼い慣らされてしまっている。

ハイエンドの切れとローエンドのくそ力を
どうしても欲してしまう。
(僕は上手な演出は喜んで受け入れるタチだ)

もっともこれもあくまでも現時点のお話しであって
今後そんなに時間が掛からないで解消してしまう
事なのかもしれない。

長くなってしまったけど、ここまでの一ヶ月の
個人的総括ってヤツでした。


5月29日

変化を恐れては何も出来ない

慎重になりすぎると何も成さずに人生が終わってしまう。

しみじみと、そんな事を考える事が多い昨今。

たかがオーディオだが色々な事を考えさせてくれるものだ。


…などと柄にもない書き出しで始まったが
今日は電源タップのお話し。

写真のタップ、マリンコの重鉄タップ四口用、という物です。

以前掲示板でも話題になったのでご記憶の方も多いでしょう。
虫好きどん太さんから拝借している物。

このタップ、まず手に持つと異常に重い
それもそのはず、重量1.1Kg
その名の通り、鉄の塊でその厚みは1.6oというから
ただ者ではない。

アメリカはマリンコ社の医療用タップ+ベルデンケーブルという
組み合わせ+前記ボディーで成り立っている。

車に例えると、ベンツ、いや、ボルボ
と言いたいが、それどころではない
装甲車、いや、戦車みたいな出で立ちだ。


詳しい蘊蓄は取扱店様のサイトをご覧頂くとして
何とも無骨で頼もしいタップであることは間違いない。

さて、このタップ、拝借してから随分経ってしまう。
(どん太さんごめんなさい。期限延長ありがとうございます)

ずるずると借りている訳ではなく、ちゃんとした事をわかろうと
するからこんな事になってしまう。

いつもの悪癖である。
よっしー君、君は物事ややっこしく考えすぎだよ、
自分で自分に言いたくもなる。
(そんな思いもあって今日の日記の出だしはあんなになった)

しかし、タップ一つだって本当の事を検証しようなんて思うと
大変な事である。
AB比較で、パッと差し替えてはいそれまでよ、となるなら
話しは簡単だが、そんなものでもあるまい

…なんて能書きを言うから話しが長くなる(反省)

今現在、拙宅ではSA3、eAR202、HX-10000、そしてCDプレーヤー
(現時点ではCDP-777ESA。ちょっと前まではCD-10)の
電源をこのマリンコタップから供給して貰っている。

総じてかなり太く、そして柔らかい線を描く、というのが
システム全体の総評なのだが、ここにこのタップが
色濃く影響しているのではないか、というのが
一言でまとめた感想。

多分そんなに外した事は言っていないと思う。

更に詳しく…と考えるなら
異なるタップを三つ用意して
例えばパワーアンプだけをマリンコタップともう一つのタップで
切り替えて、他の機器は三つ目の別のタップに固定して
電源を取る、という方法もある。

そこまでやるか?いや、やる価値はありそうだ、と思う今日この頃。
困ったことに、電源系の影響は、相当なものだからだ。

とにかくこの重鉄タップ、1bタイプで8.800円というのは
信じられない安さだ。
倍の値段でもおかしくないんじゃないの?と思ってしまう
堅牢な作りである。

相性という問題があるから、誰もが同じ物を使って
同じ印象になるとは考えられない。

でも、それこそ長岡先生では無いけれど
真面目に作られた機器(ケーブル類も含まれる)なら
適所を捜せば素晴らしい仕事をしてくれるはずだ。

これだけのタップが、PSE法の関係で今現時点では
買えないというのは、何とも悲しい話しだと思う。

(続く…はず)


5月31日

時の経つのは早い

あっと言う間に時間が過ぎてしまう。

だが、その人の残した物は
時に形を変えながらも残り続けるだろう。

長岡先生の命日に当たる日。

たまたまではあるのだが僕は久しぶりにEPA-100
引っ張り出し、
SP-10MK2+自作積層合板キャビネットのプレーヤーに
載せてアナログを聴いてみる事にした。

スライド式アームベース

良く言えば超合理的

あるいは恐ろしく天の邪鬼な発想?

オーバーハング調整に困る事など無い方式。

考えついたあなたはやっぱり生活の達人でございました。

*6月に続く


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