何か変だ、と思うとすぐにちょっかいを出してしまう。 本当はあんまり慌てずに色々なソフトを色々な条件で 聞き続けてみる方が良いのだが、ついやってしまうのだ、これが。 パワーアンプを換えて疑問符がついたら すぐにプリアンプを疑ってしまうあたりが よっしーらしい安直なところだ。 さあ交換。 SA3からPRA-2000へ。 音はフワッと柔らかく響く。 棘っぽさは消えて、何を聴いても美しいと言えば美しい。 しかし何とも力不足。 スピーカーのコーンがトランポリンになったみたい。 実はこの感じ、6年前にロジャースが初めてウチに来た時の音に そっくりだったのだ。 そうだよ、最初はこんな音だった、とつい懐古モードになってしまった。 …と、まあそんな事はさておいて これはちょっと使えない。
2000年春からロジャースを鳴らしている。 パワーアンプはHMA-9500を使っている期間が一番長い。 当初一年はA-10Vを使ったが、その後はほぼ一貫して9500。 ほぼ固定と言って良い。 プリは初めにPRA-2000。 で、2001年にSA3が来てロジャースの音は激変。 これだ!と思って3年位固定していたが 2004年のある日プリをPRA-2000に戻してみたら SA3の時とさして変わらぬ音が出てしまった。 あれ?と思いつつ取り敢えずSA3をメインホストと決めて また二年間位が過ぎている。 要するにある時期以降ロジャースの音は変化しにくくなってしまっていたのだ。 ところが今回パワーアンプをeARに差し替えてみたら SA3とPRA-2000のキャラクターの違いが滅茶苦茶出る。 それがオーディオというものだよ、と言われると何も言えない。 しかし困惑している場合ではない。 もう一頑張りしたい。 そこで…
PRA-2000で外したので、次はパッシブに行く。 長岡式PC-5だ。 過去に何回か登場しているので詳しい説明は省く。 差し替えて音を出すと、 これはかなりいける感じ。 取り敢えずPRA-2000とは正反対というところか。 パッシブは音が痩せるとか低音が出ないとか 諸説あるが自分の経験ではそんな事は無かった。 今回もそんな事はない。 それどころかPRA-2000では全く力が入らなかったのが PC-5ではスピーカーが変わったかのように鳴る。 この辺り、やっぱりオーディオは面白い。
パッシブだったな、などと思い出しつつ聴く。 SA3→eARで球のプリとデジタルパワーアンプ という流れも面白いものがある。 一方で、プリの代わりにパッシブを使ってしまえば これは又超省電力な組み合わせが出来上がる。 いや、環境庁から表彰状の一枚も貰えそうな組み合わせだ。 ついでにCDもポータブルにして電池駆動にしてしまえば メーターもほとんど回らない勘定になる。 書いている内に是非一度やってみたくなってきた。 真面目な話し、フォノイコはHXがある訳だから セレクターとアッテネーターだけあればシステムは成立する。 これは検討の余地がある。
そうでもない。 (始まってしまった、高望みが…) そこで… (続く)
さて、プリの段の検証が一通り終わったので 次はプレーヤー段の検証。 と言ってもeARが来てからはCDしか聴いていないので イコールCDプレーヤーの検証ということになる。 ここまではCD-10を使ってきた。 それをDV-S10Aに差し替えてみる。 これでどうなる?
なるほどCD-10はこういう音だったのか、とS10Aを聴いて 改めて確認出来た。 そしてS10AはS10Aの音がするものなのだと言うことも これも改めて思った。 当たり前、なのだがこれほどまでにプレーヤーの違いが あっさり出てしまうのも困ったもんだ。 パッシブコントローラー→eARという流れでは CDプレーヤーがまるですっぴんにされてしまう感じ。 両機共良さはあるものの、 さすがにこれは限界なのかと思い知らされる気がした。 残るは777ESAのみなのだがただ今教室に出張中。 持ってくる時間が無い。 しかし、持ってきて、これも駄目、となったら後はない。 とにかくeARは良く言えば小康状態だった、 あるいは悪く言えばマンネリ気味だった「よっしーの部屋」に 風穴を開けてくれた事は間違いない。 こうなれば更に更に色々な事を試してみたい。 …のだが、ただ今時間が圧倒的に不足。 GWなんてものがあるからこーゆー事になる? 嘆いていても始まらないので 何とか時間を見つけて行きたい。 しかし、何やら恐ろしい事が始まってしまった気がする よっしーなのでありました。
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