3月20日

さて、拝聴。

まずは第一回目のインプレッション。

AT33E初代+LS-12の組み合わせで
ノーマルスーパーLTDと聴かせて頂く。

最初がノーマル

パッと聴いて、「おお、これは33E初代の音だ」
という感じ。

どっどっ”と押し寄せる低域

やや超低域上がりの特性なのでそうなるのだが
はまると気持ちよい♪

そして煌びやかな高域
これもまた、ややハイエンド上がりの特性がそうさせるのだろう。

THE ゴールド、という感じのサウンドなのだが
ここを歪みっぽくなく、綺麗に再生出来ないと
このカートリッジの旨味は消えて、耳につく音という印象だけが
残ってしまう。

慣れ親しんだカートリッジだから当たり前なのだが
今回はアームのチョイスも上手く行って
良い感じの音が出ている。

そして、モスビンさんのリード線的確にそのキャラを
描き出してくれていると思えた。


ノーマルの次に、スーパーを装着した物を拝聴。

もう一つのAT33E+LS-12に交代するのだが
ゼロバランスまでピッタリ一緒とはならないので
改めてバランス等取り直して聴く。

余談だがDV-507というアームは
慣れてしまえばこの辺りの調整も極めて簡単に出来る。
そしてあまりカートリッジを極端には選ばないという美点も持っているので
大変助かるアームの一つだ。

さあ、スーパーに換えると音は?

ノーマルで充分良い感じなので困ってしまうが
(困る事はないか?笑)
スーパーに換えると一段品位が上がる。

この辺り表現が難しいが“大人の音”になると思った。
過度な音の出っ張り引っ込みが無くなっている感じだ。

33Eが高品位カートリッジに変身

いや、それはいささか大袈裟過ぎる言い方だろう。
しかし、感覚としてはそんな感じ。

だが、ノーマルの方が33Eらしさを描いていたとも思える
ある意味ノーマルの方がシンプルストレート?。

勘違いかと思い差し替えてみるが印象は間違っていなかった。


楽しくも悩ましい、ノーマルとスーパー、それぞれの良さ。
スーパーの品格方正な感じに一票を投じつつも
ノーマルの方がカートリッジを的確に伝えている気もする。

だが、悩むよりも…ということでノーマルからLTDに交換。

再び三度アームを調整して、さあ音はどうか?

三種の中ではスーパーとLTDは割と似通った感じというのが
差し替えて最初に感じたところ。

ノーマル自由気ままな三男坊だとすると
スーパーとLTDの兄2人は家督だとかそんな物を背負っている感じで鳴る。

それでも三者の比較で言うと
ノーマルの奔放さを残しつつ、気持ち品位だけ上げたのが
LTD
という感じ。

我が道を行く三男坊(ノーマル)を眺めて生来の生真面目さに
さらに磨きが掛かった次男
(スーパー)。
その2人を横目で見て、エリートコースに乗りながらも
遊び心を忘れない
長男(LTD)のリード線三兄弟?

トータルではLTDに優位性があるかも。

ただ、やはり最初に聴いたノーマルが開放感では秀でている気もする。

勘違いを排除するためまたもやノーマルも聴く。

するとインプレッションは間違っていない事が確かめられる。

こりゃ困った事に3種類、あるいは二種類のリード線を
持って時々差し替えて聴きたいような気持ち
になってくる(汗)

さらに突っ込んだ所を探るには
もっと色々なソフトを聴いて、果ては別のカートリッジでも拝聴しなければ
気が済まないモードに入ってきた。

と言うことでお言葉に甘えてさらにさらに拝聴は続いて参ります。
(続く)


3月22日

閑話休題

何やらいつになく雑然とした感じの教室

荷物がどっさり届く

そうです。二つ目の
アビテックス
(防音室)
登場。
ピアノのレッスンルームの追加です。

まずは床ライナーを設置。

部分的にを立てます。
最初はコーナーから。

床ライナーにガイドがあって
壁はそれに沿って立てられます。

壁と壁は壁の内部に仕込まれた
ロック機能で接続していきます。

ある程度壁が立ったところで
を作ります。
もちろん浮き床なのですが
分割構造になっている
ところがミソ。

はこんな感じ。
今回のは厚床仕様で通常の倍くらいに
なっていますが、必ずしもこの厚さは
必要ないでしょう。
床ライナーと一段目の床板の間に
わずかに隙間が見えると思いますが
これは一段目の床板が、ライナーと
小さなゴム部品で接触しているだけの
構造だからです。
要は既存の床に対して
限りなく点接触に近い形でしか接していない
という
事ですね。

そろそろピアノが用意されます。

ご存じない方のために注釈ですが
グランドピアノの場合脚は取り付け式です。

故にアップライトピアノよりも
搬入が容易な一面があります。

せいの、でグランドピアノ搬入です。
この際天井もある程度載せられています。

いよいよ囲い込みます。
防音ドアが付くと
だいぶそれらしくなります。

最後のパネルが付くと部屋は完成

グランドピアノが見えると
やっぱりレッスン室だなぁ〜
という雰囲気になります。

以前より設置してあるアビテックスが
4.3畳
今回の物は3畳
今のところシンプルにピアノしか納まっていません。
前回の時は夢中になってオーディオ装置など
入れましたが今回は冷静?

いや、ここは業務の場所なので
趣味のオーディオを割り込ますのはちょっと…

といいつつ、音楽ソフトの再生には
装置が欠かせないという事実もあります。

やがて何か納まるでしょう。
アンプは良いとしてスピーカーをどうするか?

経験からして天吊りが好ましいと思っていますが。


3月23日

素敵な103族が二本。


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