2月23日

無断外泊をしてしまいました。
どうぞお許しを?

いや、研修旅行で沖縄にお邪魔して参りました。

ま、研修…と言いましても慰安を兼ねる部分がほとんどで
羽を伸ばせました。ありがたや…

と言うことで自由行動日にバイクを借りて
久しぶりのツーリング

レンタルバイクというご商売があるのですね。

で、どうせ借りるなら…
ということでYAMAHAのドラッグスター1100をチョイス。

…は良いのですが最後に大型バイクを運転したのっていつよ
って感じ(汗)

10余年ぶりに乗るのに、いきなりこんなお化けを選んでしまうなんて
お茶目というか無謀というか
(無謀というのだよ、よっしー君…)

帰宅してからスペックを見たら(笑)
乾燥重量262kg
(どーりで重かった…)

全長2405 mm …って8尺かい!

ホイールベースはおおよそ6尺くらいありました
(註、約1800ってこと)

どーりで曲がらないですわ、こりゃ。

パワーは60PS
これ自体はどうってこと無い数字ですが、それを5750 rpmで発生させてしまっている。

最大トルクは8.3 kg・m2500 rpm

…ローギアーに入れてクラッチ繋ぐだけで
思わずドードーとなだめたくなる位の勢いで前にせり出していくのよね。(汗)

なんて、ブツクサ言ってみましたが
久しぶりに乗るバイクは、それは素晴らしいものでした。

ドラッグスター1100。
そこはさすがMade in JAPAN
乗りやすい事この上ない。
真っ直ぐ走っている分には快適

シートも極めて低く、両足べったり。
座り心地も宜しい。

ただ、装備で300kgに迫ろうかという重量と
前記のサイズだから低速でバランス崩そうものなら
修正不可能?
レンタルですからそれは緊張しました(汗)

那覇を基点にトータル200km位の旅だったにも関わらず
帰還したら人間の脚の方がガタガタ(笑)

心地よく疲れたのでありました。

おまけにも一つ画像をパチリ。

わかりやすく傍にタバコのパッケージを置いたから
その巨大さは伝わるでしょう。

県道6号線にあるパーラー?の名物
ジャンプバーガー(ジャンボ、ではない。名称は…だが)

直径25pくらいあろうかというでっかいハンバーガー。

とにかく色々な物がビックサイズな一日でありました。

…ということで「オーディオ日記番外編」は終わり。

明日以降またCD950のお話しに戻ります。

註 最初の画像に写っているのはよっしーでは
ございません。


2月27日

CD950のお話し…を筆頭にCDプレーヤーのお話しに戻る。

今回強く感じた事の第一は機器にとって
音楽信号を食べさせて上げる事の大切さだったが
同様に強く感じたのが、やはりソフトと機器のマッチングだった。

前述の「森のコンサート」などは
やはりCD10で聴く方にちょっとだけ有利さがあった。

だが、これって考えてみると当たり前
装置も長岡系勢揃い、ソフトもいわゆるA級外盤では
上手く行かないはずもない。

CD950の優位性は、やはり音楽ソフト
それもごくごく普通のソフトを聴く時に発揮されたといってよい。

とにかく破綻がないし、どこか清涼感がある。
そして空気みたいな物をよく描く。

メリハリみたいな物はCD10の方が潔く出るが
CD950を拝聴すると、それは強音が弱音を
マスキングしてしまっているからかも?
と疑問が沸いてくる。
つまりCD950の方がソースに忠実なのかもしれない、
ということ。


さて、CD10との比較試聴だけでは不十分と思い
パイオニアのDV-S10Aも引っ張り出す。

これまたエージングに随分時間が掛かったが
暖まった時の音は充分、十二分という感じ。

傾向としてはCD950とDV-S10Aの方が似ている
両者を基準にするとCD10はちょっと特異な感じだ。

もやもやした物までを、CD950やDV-S10は上手く描く。

面白かったのは、さすがに拡散する感じなどはS10が
上手に表すのだが、音の位置の正確さみたいな物は
CD950の方がよりしっかりと描いている感じがすること。

これがCD950本来の能力なのか、あるいはサウンドデンさんの
チューニングによるものなのか?
それはチューンしてある950としていない950を
対比させないとわからないが、恐らくチューンの効果だと想像する。


総じて言えるのは今回拝借したCD950は
想定以上のパフォーマンスを持っているということ。

何故って、考えてみるとCD950は'93年頃の製品で
価格も6万5千円と普及価格帯の中の更に普及価格帯。

デジタルの世界で10年とかの違いは大きい
それでもDV-S10A(20万円クラス)辺りと張り合えるのだから凄い。

(S10AはDVDプレーヤーだから大したことはないという説もあるが
デジタルプレーヤーは基本的には“新しいが勝ち”みたいな
所が多い。過去の名器が存在し辛い世界だ。すくなくともアナログに比べると)

また、CD10なんかは'89年登場と950より古いのだが
価格は一応10万円クラス。
後発とはいえ6万円台でそれと渡り合えるのはやっぱり立派だと思う。


と、今回は一台のCDプレーヤーを拝聴するのに随分時間が
掛かってしまったが、それだけに考えさせられる事が多かった。

年式による違い、価格帯による違い。
三者異なる物を織り交ぜて聴けたのは貴重な機会だったと思う。

途中でバイクの話しなど入ってしまったのだが
CD950は排気量で言うと250CC。いや、350CC位の感じか。

ただ、今回の個体はエンジンをきっちり調整して
足回りに後継車の部品を移植。タイヤなんかも
その時代には無かったと思われる良質な物を宛われている
と言ったフィーリング。

CD10往年の400CCで、そのまんま、という感じ。
DV-S10Aも400CCだけどさすがに高年式という存在か。

どれを選ぶかと言われたら誰だって迷う。
これは好みとシチュエーションで、としか言い様がない。

よっしーは先日沖縄を1100CCで走れて楽しかったが
反面同伴者が借りた250CCを見て羨ましく思える部分も多々あった。
取り回しが軽そうだし、どこへでも気軽に入って行けそうな感じが
良さ気だった。

今回はレンタルだったから滅多に乗れない1100を選んでしまったが
果たして自分が今購入するとしたら1100を選ぶだろうか??

これはきっと選ばない。もっと気軽に下駄代わりに乗れる
物を選ぶだろう。

デジタルプレーヤーも頂点を極めるとなると
とんでもない金額を
張らないと駄目みたいだ。

でも、自分の場合相当なお金持ちになってからでも
そーゆー物は買えない気がする。

もちろん負け惜しみなのだが(爆)そこまでしてはいけません、
と天の声がよっしーには囁く気がする。

もっとさり気なく
サーッと音を出して、来訪者(オーディオマニアでも何でもない人)が
「良い音ですね。やっぱり高いの使っているんでしょ?」
とか訊ねてきた時に、
「え?いや、これそんなには高く無いんですよー」
とかニヤニヤしながら応えられそうな面白さが今回のCD950にはある。

この味わい。ベルギー独特の物なのか?
それとも…?

今となっては知る余地もない。

残念ながらこれだけの事をしてくれたフィリップスも
今ではデジタルプレーヤーを作るなどという
奇特な事はしてくれなくなったみたいだからだ。

ただただ、最後にそれだけを残念に思う。


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