こりゃもう立派なビョーキ持ちである。 P−610を使ったスピーカーを作ってみたくて (いや、別に他人が作ったキャビネットでも構わないのですが) しよーがない。 しかし、現実には時間もお金も追いつかない。 いえいえ、僕だってラワン合板の二三枚なら買えますって。 それより問題は設計。 メーカー指定箱サイズでいくか それとも違うアプローチで行くか? 妄想だけはふくらむ。 そして、せめてものストレス解消にステレオ誌の工作特集号などを 改めて眺めては勉強している。 いや、これが本当に今更改めてだが勉強になる。 だから一応有意義な時間を過ごしているとも言える?
P−610の事も進まない内にこのような物まで買い求めてしまった。 「まるごと手作りスピーカーの本」 学研ムックで大人の科学マガジンと銘打たれている。
スピーカー自作の本は珍しくないからだ。 だが、今回はスピーカーユニットその物のキット?が 付属している。 これは珍しい。 一般に言うところのスピーカー自作とは エンクロージャー作製であってユニットは市販の物をどうぞ というのがお決まりのパターンだ。 FOSTEX製の7pユニットキットだ。これは面白い。 是非長男と一緒に作りたいと思って話を持ちかけた。 このような事を通じて“物の仕組み”というものに 興味を持って貰えたら、と思ったからだ。 しかし、反応はというと… いいもん!自分で作るから(爆) いやいや、是非一緒に作りたいと思う。 最新刊なのでこれ以上詳しい事を書くのは止めておきますが 是非皆さんお手にとってご確認を。
…と犬が言っているかどうか知らない。 でも暑そうだな、君は特に…。
部屋を閉め切って音を聴く。 取り敢えずはやりたくない行為だ。 だからなのかどうなのか知らないが この時期オーディオというと工作記事が多くなる。 子供も大人も、夏休みは物作りなのだろうか? そこで、と言って話を無理やり繋げるが(笑) P−610段ボールである。 今日はちょっとだけ音を聴いた。 今回は床置き。 低音がかぶるとかそんな心配も杞憂に終わり これはこれで結構聴ける音である。 こんなのでまともな音が聴けるのか?というと 案外聴ける。 録音の良し悪しなんてもろに出てくる。 録音の新旧は取り敢えず関係ないみたいだ。 P−610って凄い? 段ボールキャビネットもますます快調。 木工をやる体力気力も無い昨今、 この夏は段ボール工作に決定?
…と負け惜しみを言っているが、結局時間がとれなくて 資料を読み返すだけの日々が続いているということ。 しかし、↑のP-610DA/DB/FA/FB用インストラクションブックなんか 薄っぺらいけど本当にブックと呼んで間違いないくらい濃い内容だ。 キャビネット製作の手引きが丁寧に示されている。 楽しくて何度も読み返してしまう。 P-610は標準キャビに始まり標準キャビに終わると言われる。 ただ、そのサイズは高さ635o(袴を入れると685o) 幅325o、奥行き400oとかなり大きい物。 そして床からユニット中心線までが485oということで 床置きにしたらリスナーも床に座って聴かないとならない感じ。 和室には好適? ただ、やっぱり高さは稼ぎたいとなると低めのスタンドが必要かも。 これがよっしーの場合はちょっと困るところかも。 (続く)
…失敗…
失敗…?ではなくて明らかに失敗(爆) やっぱり世の中そう甘くはないということ。 いい加減もいい加減にしないといけません。
これを使ったこと自体は間違いではないと思うが 取り付け方なんかいい加減の極致。 それより何より計算とか真面目にしないとどうにもならない。 (少しはしたつもりだったんだけど…) まずは片側を改造…、とこれは正解だった。 右側のNO改造密閉型と比べて 低音の量感なんか全然増えていない。 ダクトが小さいと見て途中で倍増(二本にしただけ) してみたが意味無し? おまけにダクトからの中高音の洩れはバッチリ? それでも気が楽なのは何しろ段ボールキャビなので 作り直しは容易だから。 それにしてもしょーもない事をやっている。
P−610段ボールバスレフ化?計画はなかなか 愉快な展開を示している。 …というか珍妙なテイストを醸し出しているとも言える(笑) まあバスレフの計算なんて、真面目にやってもなかなか上手くいかない 事が多いくらいらしい。 それをほとんど何も考えずにやればどういう事になるか? 想像に難くない。 取り敢えずポートの長さは切り詰めてみたりしたが そもそも問題はそれ以前の所にあるようだ。 ポート用に用意した紙パイプの内径を図ると (今まで図っていなかったのか!?爆) 直系50oくらい。 これからすると開口が足りない? そろそろ真面目にやり直そうと、さすがに思った。 今日のところは笑い話みたいな事が起きていて、なかなか楽しいので 一応報告しておきます。 まず、普通の状態で聴いている限り バスレフ化した(筈の)物と密閉のままの物とで音質に違いは感じられない。 というか、厳密に言うとラウドネススイッチを入れて聴く限りでは 密閉のままの方が多少量感豊かで張りも感じられる。 ここで、ものは試しとトーンコントロールのBassを思いっ切りブーストしてみる。 すると! …なんとバスレフ化した物よりも密閉のままの物の方が 明らかに低音が豊かに鳴る(!) そして! …逆にトーンコントロールのBassを最大限絞り込んで聴いてみると 密閉のままの物の方が理屈に忠実に“カンカンした”音になるのに 対して バスレフ化した物の方は、この時の方がよっぽど低音感がある 鳴り方になるではないか(汗) これからすると… @明らかに設定が間違っている(爆) Aこんないい加減なポートその他でも、取り敢えず 作動はしている …と言うことでなかなかためになった? いやいや、空気という相手はなかなか面白いヤツだ。 … さてさて、そろそろ人生真面目にやり直そう。 その前に、本日再確認出来た事を付け足すと BJA−S71の豊富なコントロール機能は大変有効だということ。 今回は確信犯的に戯れているから良いのだが 真面目に考えるとエンクロージャーの内容積さえ 極端に外していない場合は アンプのトーンコントロールやラウドネスを使って 補正する方が遥に楽だ。 現在のアンプにはこの様な機能が設けられていないのは 時代の流れというものだろうか。 Cそして、P−610段ボールの音は、 何だかんだ言っても大変好ましいということ。 実に滑らかに、朗々と謳う。 どこか楽器的な鳴り方をするスピーカーで 僕としてはとっても嬉しい。 怖いのはこの先木材でエンクロージャーを作った時 今よりも“明らかに”良い音がするかどうかだ? ま、何事もやってみないとわからない。
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