4月26日

kazzさん宅訪問記の途中で長いお休みに入ってしまい
失礼いたしました。

何があったという訳ではないのですが
とにかく実生活の方で疲れてしまって
ネットの方を維持できる自信が無くなってしまったという次第です。

HPも丸5年ということで、そろそろ一旦休止という説もあったのですが
無理をしない範囲で継続してみます。

掲示板も突然封鎖してしまい申し訳ありませんでしたが
とても管理出来る状態になかったので
一旦取り下げてしまったのです。

BBSは無しにするという説もあったのですが
後刻再開予定です。
お時間と事情の許す方はその時にまた覗いてみて頂ければ幸いです。


さてさて、kazzさん宅のティール1.6は今正に“鳴って”いる。

この、“スピーカーが鳴っている”を文章で正確に伝える、
あるいは表現するのはなかなか難しい。

何しろ全てスピーカーは音が出ている限りは
“鳴っている”ことに違いはないのだ。

ただ、まあここで言う“鳴っている”は只単に音が出ている
というのとは意味が違う
のはおわかり頂けよう。


例えばピアノという楽器、
鍵盤をポンと叩けば誰でも音を得ることは出来る。

しかし、それをしてピアノがキチンと鳴っているとは
誰も言わないだろう。

ピアノをちゃんと鳴らすのはなかなか難しい
(プロのお話ではなくて、あくまでも学習者レベルでのお話し)

ちゃんと鳴らすために必要なのはなんかではもちろん無い。

打弦のメカニズムを理解して
必要に応じた打鍵を会得する事。

それが出来ると、ピアノはピアノ全体が謳うように
鳴り始める。

何というか、ピアノがその全身から音を発散してくれる
感じになるし、多種多様な音が変幻自在
ピアノから飛び出してくれるようになる。


これが“言うは易く行うは難し”なのは言うまでもない。
(簡単に出来てしまえば全員ピアニストになれる?)

回りくどい書き方をしたがスピーカーも同じなのではないか?
と最近つくづくそう思う。

適切なミートをしてあげないと
縮こまってみたり肥大気味に鳴ったりと
なかなか良い感じでは鳴らないのはピアノもスピーカーも
一緒なのだと感じている。

ピアノは弾き手のさじ加減でコントロールされるが
スピーカーは何でコントロールされるか?

一つはもちろん駆動系=アンプ。そして更に上流の
プレーヤー類も大事に違いない。

そして、やはりそれを操るのは人間
適切な機器を組み合わせるのも大事だし
セッティングを出すというのももちろん大事。

それらをひっくるめて使いこなしという便利な言葉でかたづけてしまうのには
抵抗もあるが、まあわかりやすい言い方を選ぶと
“使いこなし”に落ち着いてしまうのはご勘弁を。

そして、ソースが大事なのは言うまでもない。

ハードが先かソフトが先かも一概に言えないが
自分が聴きたい物に適した装置組みをするか、
あるいは装置に合うソースを選んでくるか、
どちらかのアプローチでマッチをさせなければならない。

ここでのミスマッチも致命的…というか
あるいは一番肝心なところなのかもしれない。


kazzさん宅のティールは
今現在それらがベストに近い状態で組み合わされているのだと思う。

良いボール(ソース?)が良い投手(アンプ類、そして人間)
によってスイートスポットに投げ込まれ
ティールはそれを計算通り、気持ちよく打ち返してくれている。

そんな図式が思わず頭に浮かんでしまった。


それにしてもティールというスピーカーは
良くできているスピーカーの一つだと思ってしまう。

特にこの1.6サイズが絶妙で日本の家庭のリビングにも
ちょうど良い感じ。

(あ、他のティール聴いた事が無かった。汗)

最初に1.6を見たときに、“これを教室の方に置けたら…”
と思ってしまった。
資金が回って置き場所を与えられたらそれもありかな?
と勝手に妄想している。

やはり僕はスリムなトールボーイが好きみたいだ。
(1.6はトールボーイとは言わないか?)
スタンド不要なのも素敵。

巨大なスピーカーを余所様で体験するのは好きだが
どうしても身近に置こうとは思えない。
スペース貧乏のせいだろう。
これは性分だから仕方ない。


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